つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

だいじなひとたちと。

2007-05-31 | Weblog
昨日はすごい雨&雷でしたね。
雷が大嫌いなので、出発時刻ギリギリまでどきどきしながら部屋で過ごしていたのですが、思い切って出かけてきました。怖かった…。
昼間みたいに明るくなったと思ったらその瞬間に、電車の窓がびりびりと音をたてて揺れるほどの爆発音が…。きゃぁぁ~。助けて~。(ちょっとパニック)
ああ、もう怖いから寝よう…。…危うく寝過ごすところでした。

昨日は私の演劇の師匠に会いに行ってきたのです。
途中から、世界で活躍中のダンサーのZULUさんも合流!
私にとってとっても大事な方々です。

近況の報告などなどしながら久々にホッピーを呑み、焼酎を呑み…。
PECTに居た頃にはホッピーも焼酎も沢山呑んでたのにね。
本日の焼酎は『(黒糖)碧(あお)のしずく 』です。

お店の名前は「湘南茶屋」なんですが、お料理が何だか多国籍。
トルコ料理がお勧めだそうで、カオルマ!とっても美味しかったです!
他にも焼き鳥や、馬刺しや…。
満喫。大満足です。

生きているといろんな人に出会うし、力を貰います。
時々、大事な人のために自分の全てをかけなくてはいけない瞬間もあったりするのだけど。何が一番大事なのか選ばなくちゃいけないことも沢山、なんだけど。

この人たちが居なければ私は芝居を始めていなかったのだし、続けていられなかったのですよ。
今出会えている人たちが居るのは、この人たちとの出会いがちゃんとあったから。
とっても感謝。嬉しくていっぱい呑んだ。
とっても楽しい時間でした。

帰り道すっかり具合が悪くなって東海道線のホームの端っこでふらふらしていたら、「電車が来るからこっちに避けよう、大丈夫?お水買ってこようか?」
と親切なお兄さんが。
しばらく介抱してもらってしまった。
有難うございました。

32歳ひとりぐらし。
すっかり雨が上がってひんやりした空気の中をよっぱらってふらふら歩く。
いいじゃないの。ねぇ。

ばっさり。

2007-05-30 | Weblog
今日もできるところまで書いてみよう日記に挑戦。

なんだか眠れなくて、2時頃にようやく寝た…と思ったら4時に起きた…。
昨日の夜の出来事がそんなに心に影響しているのか?
私の中の時計はいったいどうなっているのかしらん…。

何度か布団の中でうずくまって眠りの波が来るのを待つこと数十分…。
今日は凪でした…。
諦めて本でも読もうかと思ったけれど、思い立ってピラティスとかやってみました。
昔買った本が引越しのときに出てきて久々に思い出したのでした。
そうだ、本にDVDがついていたではないかと思い出してDVDに入れてみたら、何故か画像が出ない。
おおっ…音声CDでした。衝撃。3年くらい気がつかなかったわ…。

さて、スタジオと同じ音声ガイド、ということで写真で完成形を確かめておかなくてもちゃんとわかるのが素晴らしい。
座ってやるのかと思ったら「仰向けになり」とか言われてなんだかばたばたと吊り上げられた魚のようになりながら…チャレンジ。
「はさみで切るように」とかイメージもいろいろと言ってくださるのでわかりやすい。
でも。「息を吸って、息を吐きながら~」と説明は続くんだけど、「息を吐きながらやること」の説明を聞いている間に私は吐ききってしまうわけで、なんだか一人で酸欠の金魚みたいにあわあわぱくぱくしてしまった。
一通りやって終了。
朝ごはん(最近私は梅干を食べすぎる。)&イチゴのヨーグルトを食べて、会社へ。

毎朝大きな公園の中を自転車でサイクリングしながら仕事に行くのですが、今日は公園の入り口の門の真ん中を気持ちよく通りました。
腕の形をした石塔の門は、2本のススキが向かい合うみたいに、両腕が招き入れてくれるような形になっていて、なんだか通るたびに嬉しくなるのでした。
公園はとても広くて競技場や球場もあるし、水辺や銀杏並木もあってお散歩やサイクリングには最高の場所なのです。
引っ越してから「富士山の見える雄大な景色」とか「大きな空に雲が流れていく様子」とか見ることが出来なくなったし、毎朝していた深呼吸が出来ないので、この公園の中を通りながら沢山の木々を見て深呼吸するのが毎日楽しみなのです。
とっても元気になるのです。

と。
公園内でミミズ君と事故。ひき逃げ。
ああ、本当にごめんなさい!!を心で連発。怖くて安否の確認が出来ず。
否である確信があります…。
どうか、成仏してください。本当にごめんなさい!!

で、ようやく職場に到着…。
えー。
朝送られてくるはずの平面図が来ません。(業務連絡)。
というわけでイメージの図面だけはアップしたけれど、正確な図面が描けませんの。ご連絡、お待ちしております。(業務連絡2)

で、夜はやさぐれて(?)髪を切りに行ってきました。
ここ数年ずっと長かったのでね。シェイクスピア終わってから切りたかったけど、何だかばたばたして期を逃していたので。
美容室に行きますと言ってから行くまでに一ヵ月半くらいかかりました…。
本当に申し訳ない…。

今日切ってくれたのは新人のハチくん。
今は修行中でカットモデルを募集していたのでお願いしたのでした。
1月半前に。
そのときは無料だったのだけど、彼は100人のお客様をカットし終えて、ロンドンのヴィダルサスーンのアトリエに留学していたのだとか。
この1月半の間に。(この美容室にはそういう制度があるのだそうですよ)

どうしようかねぇ…と二人で悩むこと数分。
前から切るって決めてたんだから決めておけ! とお思いでしょう…。
すみません。
結局、傷んだ部分は切り落として、すっきり軽く夏へ向かおうじゃないの!
というわけでばっさりいくことにしました。

今まで真っ直ぐストレートを心がけてきたんだけど、ナカヤマさんに「堤さんはふわふわのほうが似合うと思う、というかふわふわのイメージ」といわれたこともあり、髪をデジタルパーマとかでふわふわにして、やわらかい印象にしてみようかな…とかうっすら思っていた……計画とはまるで逆の結果になりました。
伸びてきたら秋か冬ごろからふわふわします。多分。

ハチ君は実は初対面なんだけど一生懸命話をしてくれ、聞いてくれるいい青年でした。
美容師になるための修行の話や、東京と平塚では修行の進み方が違うとかいう話や、留学先でモテた話や、今チョコボールにはまっていて、その道の通に聞いてみたら、その通の人物のお祖父さんが大変詳しい人で、「チョコボールの当たりは、新しい箱の四隅にある4つの中にある確率が高い」という情報を持っていた…などなどいろいろ話してくれて、すっかり話が弾んでしまった。途中、ハチ君が集中しているときには黙って見守ってみたりして。

小松政夫さんを知らないらしいし。若い青年なのです。
なんだかおそろいの髪型になったような。仲良くなれた気がします。

料金は520円。破格すぎやしませんか?と言ったら修行の身なのでとのこと。
カット希望の方はおっしゃってくださいな。今ならハチ君が520円で切ってくれますよ。

長崎屋の地下の食品売り場を徘徊して部屋に戻ってソファーでのんびり。
今日の夕飯は、お昼に食べた手巻きの残りです。
北海道から海の幸が送られてきたので、今日のお昼は手巻きにしてたのでした。
ホタテにカニにイカに…and more...大変美味しゅうございました!

夜、しばらく待っていたんだけど図面を取りに(ていうか、打ち合わせに)いらっしゃらない様子なので、お風呂にゆっくりつかりながら本を読んだり。
先日頂いた薔薇のバスソルト入れてみました。
でも…私には未だ薔薇は無理。いつになったら許されるのかは未定。

ゆっくりゆっくり入って沢山汗をかいたのに、体重は変わらず。
髪を切ったんだから、減っていてもあまり喜びすぎてはいけないと自分に言い聞かせて体重計に乗ったんだけど。無駄でした。そんなもんです。
綺麗になりたいなあと思ったりするのは、部屋に生けてある薔薇の「女性ホルモンの正常化」作用の仕業なんだろうか。

プラスマイナス。

2007-05-29 | Weblog
午前中は事務所でいろいろ作業など。
午後からは知人の会社が新しくお店を出すことになり、その「インテリアのデザインを頼みたい」ということだったので急遽現場を見に行ってきました。
スケルトンの状態の物件。
この状態を活かしたいという希望だったんだけど、コンクリート工事の質があまりよろしくないの。間仕切り壁はCBだし…。
んー、そのままではちょいと無理そう…。

という訳で、限られた予算の中で、頑張って内装工事もやりましょうっていうことになったんだけど、打ち合わせしてる暇がないとのこと。
「移動の車の中と、どこかでちょっとコーヒーのみながら&ケーキが食べたい!」と言うので、私が昔勤めていたカフェに行ってはみたものの…全員パスタを注文。
時間ないんじゃなかったのか!?

さて、打ち合わせと思ったら、その直後から依頼主の電話はとめどなくなり続けて、合間にパスタを食べ、合間に質問を投げかけるといった状態に…。
結局「ごめんなさい!おまかせ!」ということで本日の打ち合わせは終了。

お互いばたばたですわね。
「スピードが欲しいので、明日の夜までにデザインを」とのこと。
依頼主の希望をいくつかと、その土地に求められていると思われることを盛り込んで提案したいものをいくつか…。
次の予定までの移動時間ギリギリまで資料探しをして、スケッチ描きながら電車に乗っていたらそのままぐっすり…。まにあうのかしらん。

昔「30分で回転寿司の内装を考えて」といわれたことがあったけど。
あれに次ぐなぁ。

その後はしずくまちの精算会@またしても茗荷谷! へ。
終わってからまだそんなに経ってないのねぇ。
随分前のことのような気がするけれど。
メンバーと次の公演のことや、いろいろと試してみたいことなどを話したり。
リラックスした様子の皆と少し話しをして、また会いましょうねと約束して別れました。

終わった後は…。
ある人に会いに。
いいニュースと悪いニュース。プラスとマイナス。
ワインと料理はとっても美味しいのに喉を通らない。

ダッシュで終電。
今日も駆け足。んでもって、眠れない。

鯛づくし。

2007-05-28 | Weblog
弟が週末に鯛を釣ってきたとのこと。
で、「お刺身にするには今日が美味しいよ。実家で料理しようか?」というので、久々に一緒に実家へ。
先日全員で劇場に来てくれた家族へのお礼も兼ねて。

今日は母は姪達を連れて出かけていたし、父は仕事から戻っていなかったので兄弟二人で料理しました。

鯛ですが、これまたとても大きな鯛の雄と雌。
早速弟が卸して、それを見て教えてもらいつつ私もやってみました。
やっぱり弟のほうが上手…。
彼は釣りが趣味で、週末に出かけて行っては釣った魚で料理をしているとのこと。
手際よく、綺麗にさばいてゆく様子に感激。
さすがの腕前でございました。
私もとても勉強になりました。

今日のラインナップは
鯛飯、鯛茶漬け
鯛の皮の湯引き(芽ネギとにんにくの細切り、ゆずぽんでいただきます)
鯛のお刺身
アラ汁

鯛づくし!!
普段父はアラ汁に口をつけないんですが、今日は美味しいと言ってくれましたよ。
アラ、ものすごく綺麗に処理しましたからね。
その他も下準備に手をかけただけあって、とても美味しかったです。
あっという間に完食。

美味しい料理と姪達の先日の運動会のビデオ&最近発見された彼女たちの生まれたときのビデオを楽しみながら、久々に一家団欒の時間を過ごしました。

薔薇のちいさなものがたり。

2007-05-27 | Weblog
夕方からはしずくまち♭のフラワーライブ@花よろずへ行ってきました。

5月は薔薇のシーズン、ということで、今日のテーマは薔薇です。
(以下10行は読み飛ばしてOK)
平塚は薔薇の産地なのですよ。
私の友人の家も薔薇の農家でした。
三角形の屋根のガラスのハウスが薔薇のハウスです。
丸いビニールはいちごのハウス。
薔薇のクッキーとかが平塚のお土産として売っています。花びら入り。
ちなみに私は食べたことがありません。お土産に持って行ったことはありますが。
いつか薔薇の香りをまとえるお姉さんになりたいものです。
平塚に昔からある、パイロット万年筆の工場の前にも薔薇が沢山植えられていて、今、前の道には薔薇の甘い香りが一杯に広がっていますよ。
薔薇、いいですよね。私も大好きです。

自分の話はさておき。

そういえば、さっき観たMONETの絵にも薔薇が沢山描かれていました。
MONETは薔薇をとても愛していて、庭に沢山の薔薇を植えたのだそうですよ。

今日は薔薇にまつわる小さな物語を3つと、薔薇をテーマにした曲を演奏するアイリッシュハープとのセッションでした。

「王様と薔薇」♪『トラリーの薔薇』より
「犀」    ♪『犀』より
「薔薇の庭」 ♪『酒と薔薇の日々』より

薔薇にまつわる小さな短編たちはどれもきらきらと素敵でした。
その中の「犀」は、私が憧れている女優さん、泉澤さんの朗読だったのですが…大満足でした。素敵でしたよ、とっても。

そして…美しい音色ですね、ハープ。ひけたら楽しいだろうなぁ。
そういえば、しずくまちの出演者プロフィールに「なりたい楽器はハープ」と書きました。ええ、なりたいですよ。是非。
ハープを弾きながら、昔懐かしい「スナックマーメイドのママ」の一人芝居とかやりたいですね。

薔薇、その美しさから様々なものの象徴としても扱われてきた花ですね。
皇帝ネロやクレオパトラなどの歴史上の人物はもちろん、庶民にも愛され続けて沢山の楽しみ方がされていますね。神話にも沢山出てくるようですよ。
未だ彼らのようにお風呂に入れるとか床に敷き詰めるなんていうことは出来たことがないですが…。

品種改良が繰り替えされて今では沢山の種類がありますね。
私、最近できたお花だろうと思っていたんですが、実は恐竜が居る頃から既に存在していて、アジアのお花だとのこと。初めて知りました。
お花についてこんな知識を学べるのもこのライブの楽しみでもあります。

物語の朗読の後にはハープのミニライブ。
そして最後には花よろずの森本さんから、薔薇の種類や生け方などなどのミニ講座があったりして。短い時間だったけど、白ワインを頂きながら楽しいひとときでした。

今日も帰り際に全員に薔薇のお花をプレゼントして下さったのですが…。
ああ、名前を忘れてしまいました。
薄いピンクに、紫と少しだけ黄緑が入っていて、とても上品な姿をしています。
森本さんに教えていただいたとおりに生けてみました。
10日くらい咲いてくれるそうです。
毎日眺めて元気を貰おうと思います。

楽しみが増えました。

MONET

2007-05-27 | Weblog
行ってきました。
新国立美術館。

黒川さん設計。波打つでっかい虫のような建築物。エントランスは小さな円錐…。
もう、円錐とか三角錐とか大好きなんですね…
フォルムの持つ意味とかって確かにあるんだけど、「ボクントコトドイテナイヨー」(ラーメンズ)ですよ。
なんだか魅力的であるようでとても疲れるような…。
私実は丹下グループの方々、苦手なんです。身体に合いません…。
近未来っぽくて、躍動感があって、希望に溢れたり…っていう風に皆さんには見えるんでしょうか。んー。私には悪趣味にしか見えない~。

さて。
「モネの作品に出会える」という期待を胸に、緊張して会場へ。
音声ガイドを首から下げると、なんとガイドは小泉今日子さんではないですか!
それぞれの絵のガイドのほかに「コイズミのひとり言」なるものもおまけにあるのですよ。楽しい~。
モネと同時代に生きた作曲家の曲も一緒に、ということでバックミュージックにはドビュッシー、サン・サーンスの音楽が…。ピアノやハープの音色を聴きながらすっかり満喫してしまいました。

でもね空間が大問題で…
空調の面では、まず突然床から冷気が…。対流を起こさないためには有効な手段なんだろうか??だけど、至るところに開いている小さな穴からかなり冷たい空気が出ているのです。サンダルの女性や身体が冷えがちな女性や子供たちには大変厳しいものがあり…。
皆結構びっくりしていましたね。
集中力を阻害された(変な日本語)のははじめて。

空間作りに関してはかなり難ありでした。
照明が反射して絵が見づらいものが何点か…。これもとても難しい問題だけど、こんなにストレスに感じたのははじめてかも。
さらに距離の問題。
モネの絵は…近づいてみることが出来ることはもちろんとっても大事なことだけれど(筆の置き方なんて、いつまで観ていても感動してしまうし。)、遠くから眺めたときに発見や感動が多いのですよ。
それがね、空間が狭すぎで十分な距離をとって観ることが出来ないのです。
中には通路と混在して大混雑に…。
ゆっくり絵の前に立つことも許されないなんて~!
絵との大事な出会いなのに~!
主催者はモネの絵を愛してないのか?と思ってしまうくらい。

というわけで、近づいて穴が開くほどじーっと眺めたり、できるだけ全体が見える場所&点で描かれたものが重なって見えるくらいにきちんと距離が取れる場所を探して、眺めて…という具合に悪戦苦闘でした…
いったいどのくらい中に居たんでしょうか…。
もっと合う空間ないのかなぁ…。

さて。絵の話。
モネの描いた絵の年号を見ると、私の生まれる約100年前ということがわかりました。100年のときを経て、ここでこうして出会えることに感動。

モネの描く絵の中には、まぶしいほどの光が溢れています。
絵の具を混ぜるのではなくて、そのままの色を点でのせてゆくことで出来る世界。
その点の鮮明な輝きの連なりが「光に溢れる世界」を作っているのですね。
白も白ではなく、コバルトブルーやばら色を使って表現されたり。
色を点でおいてゆくと、人間の網膜が勝手に色を混ぜ合わせてしまうんだそうです。

目に見えるものをそのままに表現しようと挑戦し続けた彼の作品には同じものを時間や天気ごとに描いた連作があります。
全部書きたいけどあんまり書くとこれから行く人の楽しみが減ってしまうので自粛しますが、はかないものを描き続けた彼の見る目やその瞬間を捉える鋭さには驚くものがあります。

モネの晩年の絵「日本風太鼓橋」はますます生命力に溢れてて無邪気に楽しそうに描いているなあと感じたのですが、ガイドを聞いて驚きました。
その頃モネは、白内障を患ったり病気に苦しんでいたのだそうです。
同じ場所を書いた隣の絵(「日本風太鼓橋」こちらは曇天時のもの?)には…モネの苦しみのようなものが表れていました。
輪郭もぼやけていて闇に溶けています。

目に見える世界を、今までの手法に頼るのではなく、見えるままに徹底的に描こうとしたモネにとっては、微妙な色の変化がわからないということは苦痛だったに違いないですね。
彼がお医者さんにあてて書いた手紙の中の「目の見えない画家は、諦めなければいけないのでしょうか。私はあきらめられない」(すみません、こんなニュアンスです。正確な言葉ではないです)という言葉が心に刺さりました。
最後は、家族を失って絶望の中にいた彼を奮い立たせることになった代表作である「睡蓮」の連作で締めくくられて終わります。
水に移りこむ世界に光を見出した彼の集大成と言えますね。
使われている色も一つ一つが光を放っていて幻想的に世界を織り成すという感じ。
若い頃の作品に比べたら、使われている色がまた魅力的な色ばかりで、色合いも豊かです。
移りこむ世界と、水の中の藻と、水面と…様々な階層がひとつの空間に描かれていて、なんとも夢のような世界です。
モネが提案した、睡蓮のみ飾られた空間、是非一度体験したいですね。

好きな作品は
ゴーディベール婦人(の、スカート。ボリューム感と素材のやわらかさが出てますよ~)、
かささぎ(白い色の描き方と光のまぶしさに感激!是非遠くからも観て!)
漁師小屋(二つの構図の違いと、遠くから観たときの海の表情を観て下さい!)
セーヌ川の朝(やわらかい光に溢れています)
そして、チャリングクロス橋、国会議事堂、積みわら、睡蓮のシリーズ。

実は一番衝撃だったのは、アルジャントゥイユのレガッタという作品で、これは、モネが一瞬で見た映像を描いたものなんですよ。
だから細かい点描なのではなくて、豪快な線などでクロッキーみたいに描かれているんだけど、遠くから見たらものすごくみずみずしく世界が浮かび上がって見えたのですよ。お勧めです。

MONET。
すっかり興奮しちゃった。まだまだ書き足りないけど、やっぱり自粛。
出会えてよかったです。

お散歩~新丸ビル、ミッドタウン、親子丼

2007-05-27 | Weblog
今朝は5時に起きてご飯を食べて片付けてから、お散歩に出かけてきました。

ずーっと行きたかったところにまとめて行っちゃおうツアー。

まず一番目。新丸ビル行ってきました~。
コンセプトデザインはマイケル・ホプキンス&建築設計監理は三菱地所。
エントランスの天井の高さと照明や装飾の美しさにすっかり感激してしまいました。
なんて美しいの~、上質な空気に溢れてるよ~と心を奪われて写真をぱちぱち。
照明が、トラスが、ガラスが…と大興奮状態でした。

中に入っているお店も素敵なお店ばかり。
私は個人的に「日本のご馳走 えん」というお店にはまりまくってしまいましたが…。今日のところは衝動買いを自粛。
更に、お気に入りの「私の部屋」もありました。
そのお店で売っていた麦藁帽子…とっても欲しかったんだけど今日は断念。
一人暮らし。もうしばらくの間は節約しなくちゃ、です。

そしてそのあとは六本木のミッドタウンへ。
昔は防衛庁とかだったような…。すっかり見違えていてびっくり!

ランドスケープも遊び心が満載でランドアートを思わせるようなデザインでした。
デザインはEDAW Inc。久々にわくわくするような空間でした。
建築は巨匠達のコラボレーションです。
商業棟は大好きな隈さん。さすが遊び心が満載。なんだか迷路みたいだけど。
残念ながら安藤さんのところにもいけなかったし、坂倉さん&青木さんの住居棟の方へも行けなかったんだけど、また今度ゆっくり時間をかけてお散歩に行きたいなと思います。
観てみたいお店も沢山だけど、なんだかガイドが見づらくて…一苦労。
レストランめぐりをしても、どこも魅力的なものばっかりで目移りするばかり…。
いいなと思うところは皆長蛇の列…更には、場所代が沢山入っているのでしょうね。食料品の値段が高いのよー。
で、たどり着いたのが「今井屋 茶寮」
比内地鶏が有名らしく、親子丼が一押しのようなので注文してみました!
言葉になりません!!!
ふわとろ卵と炭火で焼いた鳥の風味が絶妙です。
家庭では絶対に真似出来ない味です。
こんなに美味しい親子丼は生まれて初めて!!最高でございました。

いやはや。満喫。
で、駆け足で次なる場所モネ展へ 続く。

大掃除

2007-05-26 | Weblog
今日のお昼ご飯は我が家から歩いて一分半の台湾料理屋さんへ。

台湾料理って身体に良さそうだし、実は気になっていて一度も入ったことなかったんだけど、初挑戦。
お店は奥行きが全然なくて、3階建て。
お座敷なんかもあったりして、なかなか落ち着いて過ごしやすい感じ。
座席も一人でも入りやすい配置になっていて、通ってしまうことになる予感です。

台湾料理ってすこし甘めでまろやかな味という印象があったんですが、台湾屋台風という味付けのものには香辛料がたっぷり入っていて、3分の一の量食べたかどうかというあたりでもうすでに汗だく。
味はもちろん身体にも美味しいという感じ。栄養が染み渡ります。

値段もセットにすると3種類くらいのおかずを選べてご飯とドリンク(ザーサイとかデザートも選べるみたい)で900円。
お気に入りのお店が増えました。

さて。ご飯の後はそのお店から行くと斜め前、私の家から歩いて2分の「長崎屋」へ。
私が小さい頃にはよく行っていたんだけど、売っている物も今では欲しいものがなくて全然行かなくなってしまっていたのね。期待してないって言うかね。

今日は新しく出来たという100円ショップへ。7階建てだっていうのにエレベーターがない。昔からあの建物だからね。
これは予想を大きく裏切って結構な品揃えでした。ちょっと通ってしまうかも。
長崎屋…期待してなかったけど、一階には電気屋さんが入っていて電球は揃いそうだし…。
それから地下に食品売り場があって(知らなかった!)、これまたいろいろ揃っていてびっくり。
見直した。長崎屋。

まあ、途中階には上下で105円の紺色のジャージ(ズボンの裾に紐つき!!)とかがハンガーにかかって前出しされているといった恐るべきセンスのお店ばかりなので用はない気がしますけど…。
帰り道に最寄のマツキヨで買い物をして今日のお出かけは終了。
徒歩3分圏内。
たまにはこんな日もいいか。

で、戻ってきてからはお部屋の大掃除。
今まで手付かずになっていた引越し荷物も片付けて、収めるべきところに収めて…。
ようやく片付きました。廊下が広い~。部屋が明るい~。
お風呂のドアも全開に開くようになりました。
いやぁ、よかったよかった。

夕飯はかい出してきた材料でちゃんちゃんやき。
これまた大変おいしゅうございました。
引っ越してからもうすぐ2ヶ月になるのねぇ。時が経つのは早いなぁ。

西荻窪へ。

2007-05-25 | Weblog
今日は先日「海へのとびら」でご一緒した宮ちあきさんの公演「雨宿り」を観に行ってきました。
本番の一週間後に全く別の作品の本番とは…
精神も身体もいったいどれだけタフなのよ!という感じですが、前回カンパニーを引っ張ってくれた彼女を応援に。

西荻窪の小さいスペース。
作品名の雨宿りにぴったりといえばいいのか、今日のお天気は時々雨がちらついていて、私たちもその空間にようやくたどり着いたのでした。

とあるところから声がかかっての再演ということもあり、劇団関係者が見ることができるのは今日だけということで、客席はほぼ満席。
皆さん常連さんなのか、お客さんもとてもあたたかい空気をつくりだしていました。 

実力のある俳優さんたちがおおらかにあたたかく世界をつくりだしてゆき、ゆっくりと作品に入ってゆくことが出来ました。まぁ…ギャグとか理解できなくておいていかれそうになること数回、でしたけれど。
お話の内容としては、ノスタルジックで、後世に伝えてゆきたい想いの詰まった作品でした。
宮さんは今の宮さんにしか出来ない感じのいい役どころで頑張っていましたよ。

帰り道Kちゃんと西荻窪の定食屋さんでどんぶりご飯を完食。
キャラクターを壊さない程度にやせようかな…という目標はどこへやら。

反省会

2007-05-24 | Weblog
先日の芝居の反省会に行ってきました。
茗荷谷。
この街は相変わらず汚いなあ。
大学もあるというのに、いまいち閑散としているというか中心を持たない感じだし。生命エネルギーを全く感じないのはなんでなんだろう。

反省会で使った場所はこれまた無窓居室の和室。
換気設備なし。殺す気かぁ~!
ああ、文句ばっかりですみません。
でも、ここに来ると人が純粋に求めるはずの「快適」というものへ向かおうという意思というか、欲望みたいなものが皆無に見えるのよね。
そういう感覚が死んでる気がするって言えばいいのかなぁ。
権利さえ奪われている感じ…。
具合が悪くなってくるのです。

さて。反省会では、皆がそれぞれ各分担ごとの報告&反省点をまとめているものが用意されていて、一つ一つ丁寧に話し合ってゆくという感じで進んでゆきました。
運営に関してメンバーが共通の認識を持っていることはとても大事なことだよな、と思う。
次回にはちゃんと活かしてゆけるといいのだけれど。

で…客演としてならば言わずに済む、というのか、言わないでおいてもいいことなのだけれど、私が客演を経て団員になった中で感じたことを思い切ってぶつけてみました。

これがこの先どのように影響してゆくかはわからないけれど、皆が気持ちよく創作に係われる現場を作るためには、どうしても必要なことのような気がする。
どこまで一緒に歩いてゆけるのかはわからないけれど、歩み寄ってゆけたらいいなあ。

なんだか抽象的な日記ですみません。

帰ってきて久々にのんびりした気持ちで床に座りながら、コマネチ大学数学科を観ました。今日のは難しかったなぁ。
「ヒルベルト空間」っていうやつでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E7%A9%BA%E9%96%93

ここで使われるノルムという概念がロシアに渡って「ノルマ」と呼ばれるようになって「しなければならない仕事量」という意味になったんだそうですよ。

中線定理を使えばなんてことないといっていたけれど、全然思いつかなかった…。
法則を発見できたり、解ったときはとても楽しいけれど、それだけじゃなくて、ダンカンさんたちは身体を張って、というか、ひとつひとつ一生懸命検討してゆくんですが、それも本当に楽しいし、ひとつの問題にいくつかの回答方法が出てくるのも面白いのです。
なんだかすっかりはまってしまっている私。

数学って面白いなあ。
今日は難しかったので晴れ晴れというほどではなかったけれど、頭がすっきりして眠ったはずなのに、何故か悪夢を見た。
夢が現実と混同するくらいリアルなのって困ったものだわ。

警察・ソファー・ラーメンズ。なんでもないいちにち

2007-05-23 | Weblog
「何もない一日のことをどこまで書けるか」と前に森田さんに言われたことを思い出しました。
私が…少し前だったら何もないことにしてしまいそうな一日でした。
書いてみることにします。

本番が終了してから部屋を整理もせず&休みもせずに居たら、睡魔に襲われ続けることになってしまった。

仕事中にPCの前で記憶を失い、免許の更新(期限は今日まで。ギリギリに行動しすぎる私)に警察に行けば待合室(?)のソファーで意識を失い…。
っていうかね、警察の免許更新の受付のお姉さんが、対応がすっかり形になっていて、どんな人が来ても同じ音色とリズムで対応をしていて、その声を聞いていたら眠りの世界に引きずりこまれちゃったのよ。
ここが日本でなければ命か財産を失っていたでしょうね。
部屋に戻ってから「名前の変更をし忘れたので良かったらまた警察に来ていただけませんか?」とそのお姉さんから電話があったんだけど…。
そういうことってあるのねぇ。
あんなに形になるほど毎日同じ作業をしているというのに?

それはさておき。
久々に制御不可能になってきたので、今日は「休んでやるぞ」と心に決めました。

部屋に戻ってまず、いらないものを捨ててしまってお風呂にゆっくり入って、そこまでは頑張ろう…と思って掃除していたら、電池が切れたみたいに思考と身体が停止したまま時が過ぎていたりして…
とりあえず玄関に荷物があるととても疲れるし、何か日々の気の流れに支障をきたすような気がして、玄関付近においていた荷物だけは片付けて…志半ばにして久々にソファーでぐっすり寝てしまいました。
(お風呂に入らないと布団には絶対に入れないのでソファーなの)

普段テレビは「F1」とか「コマネチ大学」(深夜にやっている数学番組)とか見る時だけしか電源は入れないのだけど、今日はBGM代わりにつけていたら、どうやらそのまま眠ってしまったみたい…。
遥か彼方の方でヘキサゴンやってたような気がします…。なんか覚えてないけど悪夢を見た気がします。

ものすごい不健康な眠りになってしまった。
代謝が悪くなりそう…と思ったら案の定身体が冷えていました。
まずいものを食べても代謝が落ちてくる…身体は正直だな。
明日は美味しいものを食べてちゃんと取り戻そう。

特に今月は細木数子先生がおっしゃるには「大殺界」だし。
悲観的になっているわけでも、怯えたり諦めたりはしてないけど、こういう時にリズムを崩すと大変なことになるので制御してゆかなくては。

最近どんなに頑張っても5時間以上眠れないので深夜に起きだして、本番が終わったらにしておこうと楽しみにしていた、ラーメンズの3月の公演「TEXT」のDVDを観ました!!
秀逸です。小林賢太郎さん。
TEXTっていう題がついている通り、今回は会話で見せてゆく構成なんですが、一つ一つの短編が最後に繋がってゆく感覚は、推理小説を読み解いているような緊張感があってすっかり集中してしまいました。
パズルが合って行く快感。鳥肌が立ちました。
最後のあれは、銀河鉄道の○だよね???
文学的でさえあるなと感じたり。

そのあと、すぐ寝ればいいのに、ちょっと片付け。
タオルを仕舞っていたら、ピンクのタオルが案外多くて驚きました。
っていうか、私本当に服の量に対してタオルの量が多いなあ。
一度使ったタオルを使えないからだけど。
洗濯物の大半がタオルだわ。
ふと部屋を見渡してみると、先日頂いて飾ってあるお花達もピンクばかりでした。
私の周りに最近ピンク色のものが増えた気がする。
前の家では私の部屋は白とブルーだったのに。
今は白に時々ピンク。
何かの心境の表れなんでしょうかね、周りにこういう色が増えるのは。
生命力が感じられるようになるのはいいことだ。
ようやく眠くなってお風呂で温まって眠ったら、東京シェイクスピアカンパニーの江戸さんと牧野さんに「あんたは役者じゃない」といわれるという恐ろしい夢を見た。
身体がまた冷えちゃうわ。

起きたら花瓶が全部ひっくり返っていた…ひゃ~。
どうやらカサブランカが咲いたらバランスを崩したらしい。
三つの花瓶が共倒れ…大惨事です。
大きな花瓶を買おう。
この部屋に引っ越してからお花を飾らなくなってしまったので。
庭に植えたり、週に一度はお花屋さんに行っていたのに。
お花屋さんを探しに行かねば。 

ひさびさ文芸漫談

2007-05-22 | Weblog
奥泉光さんといとうせいこうさんの文芸漫談のお手伝いに行ってきました。
前回は東京シェイクスピア・カンパニーの本番直前でいけなかったので4ヶ月ぶり。
はじめてお手伝いした頃には100人くらいだったお客様が、今では200人近いのです。
大々的に宣伝しているわけではないので、口コミで広がっているという感じのようですが、この企画すごいと思うのです。
破格の2000円ですしね。

今回の文芸漫談は、
G・ガルシア=マルケス の『予告された殺人の記録』です。
私ラテン文学って全然読んだことないんですが、ちょっと手を出してみようかしら…と思わず思ってしまいました。
自由奔放に様々なイメージを鮮やかに描いてみせるところが魅力のようなのです。
生々しいものも、どこかユーモアに溢れたものに感じられるのだとか。私、生々しいのとか読むとすぐ貧血になっちゃうんですが…。
これを期に挑戦してみようと思います。

お2人とも小説家なので、作家の試みとか戦いみたいなものにものすごく敏感で、「この作家はこういうものとも戦っているからこういう表現になるのだ」「自分ならこうしてしまうのだ」と説明して下さるので、作品だけではなくて、その作家のあり方なんかも理解できて、その作家のほかの作品も読んでゆきたいなと興味をそそられてしまうのです。
ラストは奥泉さんのフルートといとうさんの朗読のセッションでした。
もうお腹一杯という感じ。

シャワーを浴びるように聞いている方やノートを取りながら真剣に聞いていらっしゃる方など楽しみ方はそれぞれですが、次回は9月22日下北沢のタウンホールにて19時から。
作品は夏目漱石の「坊ちゃん」です。
ものすごい王道。

このお2人がどんな風に坊ちゃんをくすくすわかるものに変えてくださるのかとても楽しみです。

飲み会の席では出版関係の方々や芸能関係の方々などがいらして目の前の食事に手をつけるまもなくお話に花が咲いておりました。
ひとつひとつの出会いを大切に誠実にしていかなくてはと改めて思ったりして。

この企画の制作は私の師匠なんですが、今日師匠から9月の北村さんの舞台は予定通りやることになったと聞きました。
「北村和夫演出の朗読会」という形での公演になるのだとか。

「天から北村さんが見ているんだから、堤さんも北村さんのお世話役として参加してね」と言ってくださった。
今回はチラシにもきちんと名前を載せていただいているのです。
大事な舞台、一生懸命やらせていただきます。

ありがとうございました。

2007-05-22 | Weblog
横浜の小さな劇場での公演が終わりました。
「海へのとびら」にご来場頂き、有難うございました。

海の見える人形館に集まる、様々な人たちと人形たちの物語には、沢山の想いがこめられていて、観に来てくださった方々の心にひとつでも残るのもがあったらいいなと思っております。

私はぬいぐるみのカモメを頭に載せて客席に居ることが多かったので、皆様の心の動く瞬間を近くで感じていました。

今回は小さな子供たちも沢山観に来てくれて、時には大笑いしながら、時には身を乗り出して懸命に見てくれていました。
劇場全体にとてもあたたかい空気が満ちていたように思います。

台本をはじめて読んだ時には、あんなにあたたかくて素敵な時間になると想像できていませんでした。
演奏家や照明やプロフェッショナルなスタッフの皆さん、それから当日劇場で見守ってくださった沢山のお客様のお蔭です。
本当に有難うございました。

もしかしたらいつか、あの二羽のカモメの物語がどこかの小さな劇場で上演されるかもしれません。
どうぞお楽しみに。
そしてまたお会いしましょうね。

後片付け。

2007-05-21 | Weblog
朝までのんだくれた後、本当は一度打ちに戻りたかったのだけど、ナカヤマさんのお家で仮眠をとらせていただくことに。
仮眠をとって片付け作業へ。

何日もかけて創ったものがたった数時間で形がなくなってしまったのは寂しいけれど、またこの作品と出会えたらいいなと思う。
すべての材料を片付けて元通りにして、終わった頃にはすっかり日が暮れかけていました。

そのあとはお茶を飲みながら、ミーティングなど。
次回の公演の話が具体的になってきました。
とりあえず、1年間ということでお誘いいただいて折角出会ったのだから、私が考えていることと、しずくまち♭という劇団の進んでいる方向と、どこかできちんとすり合わせていけたらいいなあと思う。
言葉ではお互いにわからない部分を一緒に創作して、その中で共通項を見つけて行けますように。

また精進の日々です。
今度は『DUOTONE』ということで、ピアノの連弾と2人芝居とのセッションです。
小さな短編をいくつか上演します。
どうぞお楽しみに。

帰りの電車の中でメールを打っていたんだけど、途中何度も眠ってしまってひとつのメールに1時間以上もかかってしまった…。
明日からまた仕事、頑張ろう。

ラスト

2007-05-20 | Weblog
今日で最終日。
本当にあっという間でした。
今回とても楽しかったというのもあるかもしれないけれど。
やっぱり、「すきとおるひと」の時は精神的にもヘビーだったしね。
今回は遊び心も満載だし、役者自身が心から楽しんでいるし、その役者の放つハッピーが客席の隅々まで広がっているのを感じられるので、幸せな舞台だなと思えるのです。

お昼の回は伊藤さんのラスト。
伊藤さんの作り出す音楽の美しい流れに乗って心地よく滑ってゆくような印象でした。
私の友人の娘さんたちが一番前の席で一生懸命観てくれて、彼女たちの心が動いてゆくのが感じられました。
彼女たちに助けられることが沢山ありました。
ありがとう。
皆からサインを貰っていたけれど、是非大事にしてくださいね。

夜はラスト。
園田さんは時には引っ張って、時には後押ししてくださいました。
そしてさすが作曲家。その瞬間に音を生み出しているのですよ。
今ここに流れているものにぴったりと合わせて下さるのです。

打ち上げは朝まで。
今回は客演の皆さんにとても沢山力を貰いました。
心から感謝。

もっと沢山皆と話したかったけど。
またお会いしましょう。
それまでお元気で!