つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

新しい命

2006-08-31 | Weblog
今日の11時3分。友人から、新しい命が無事に誕生したとの報告がありました。
おめでとう。
でも、とっても大変だったのです。

1871gの女の子。お母さんが妊娠中毒症にを起こして、危険な状態になってしまったため、予定よりずいぶん早くに出てくることになってしまったのでした。
酸素が濃い状態でなければ肺の機能が正常に機能しないのだそうで、今はNICU(新生児集中治療室)に入っているのだとか。でも、頑張って自分で呼吸しているそうです。頑張れ頑張れ!!本当に無事に生まれてきてくれて、良かった。ありがとう。

私も、出産のこととかもね、いろいろ考えたりもするのですが。
母には、「あんたが母親になる創造がつかない」と言われましたが、人生のうちに一度はと思いますよ。
私の周りでも、遅ればせながら、ようやくちらほらと出産するひとが出て来ていますが。みんなとっても大変そう…。つわりで入院したり、なかなか産まれなくて、お母さんの体力が限界になったり…なんて話を聞くと、怖くなりますね。
私の母も、私を生むのに2日かかって、弟が生まれるときには、「どちらかの命しか助からない」というほどの難産だったそうで。その血を引いてるわけなので、心配です。

母に友人の話をしたら、「とにかく無事に産まれてくることが出来るということが、すごいことなのよ。」とのこと。そうか…。
とにかく、今は新しい命が頑張ってくれること、お母さんの無事を祈ります。

大掃除

2006-08-31 | Weblog
今日は、稽古だったのですが。
神経痛がでてしまいました。
あまりに残務が溜まっていたし、整理しなくてはいけないことが沢山あるし…思い切って、おやすみを頂きました。すみません…。
女の人は過労死しないと言われますが、本能的にラインがわかるのでしょうね。出産の痛みも、女性にしか耐えられないそうですし。

で。本当は寝ようかとも思ったのですが。洗面所や台所を磨いてみたり、とにかく全部引っ張り出して大掃除に。
「物は持たぬほうがよし」と心を鬼にしていろいろと捨てたけど、その審査にかけるためにいろんなものを出してきたら、収拾がつかなくなり、深夜までかかりました…。

AERA

2006-08-30 | Weblog
ライブの帰り道、私のアニキ(PECTの先輩)で今は「七里ガ浜オールスターズ」というユニットの主宰、瀧川英次さんの記事が載っている「AERA」を購入。
「考えるけど悩まない、急ぐけど焦らない」稽古場で聞いていた言葉。

負けてられないなー。がんばろう。おう。

ロカビリーナイト

2006-08-30 | Weblog
Project One&Onlyでご一緒した、柳鶴さんの出演する、小野ヤスシ プロデュース「ロカビリーに恋をして」@STAR PINE'S CAFEへ。

「ライブパフォーマンス」ということで、芝居仕立てのライブなのです。
遅れてしまったので(庭に水撒き&ご飯作って&電車で寝過ごした為)、お芝居のほうはほとんど終わってしまっていたのですが…すみません。ライブはたっぷり楽しみました。
小野ヤスシさんの余裕というか、人間力というか。ワルなオヤジに出演者も客席も巻き込まれてしまうのです。出演者たちのパワーと音楽の力に乗せられて、客席も歌ったり踊ったり。私、1人で行ったんですが、大はしゃぎでした。パワーをたくさんもらいました。

ラストには、今日観に来ていた、尾藤イサオさんや加藤茶さんも飛び入り参加して、更に楽しい夜に。ずっと終わらなければいいのになあと思うくらい。
っていうかね、尾藤さんかっこよすぎ。膝を痛めていたそうなのですが、舞台に上がるときは大変そうだったのに、音楽が始まった瞬間忘れてしまったみたいでした。明日は高木ブーさんがいらっしゃるそうですよ。お時間のある方は是非。

次回は、「上海、そして東京の屋根の下で」~J-POPの夜明け/服部良一の世界~というわけで、音楽満載、また楽しい舞台の予感がします。

ロカビリーナイト。素敵な夜でした。

ひさびさ

2006-08-29 | Weblog
早いもので、8月がもうすぐ終わってしまいますね。
本当に29日もあったのかしらと思うほど、あっという間でした。

今日は仕事のあと、しずくまち稽古へ。久々にお腹が痛くなりました。緊張した~。
まだ、全員がそろわないので、劇団員の皆さんと久々に身体を動かしたりなど。
しずくまちの身体訓練は、ピラティスもちょっと入っています。地味なのに効く…。

で、今日は1人エチュード大会に!台本が出来上がるまでは、こうやって毎回エチュード大会なのだそうです。
ひさびさに…やってみましたが。イッセーさんの所で大分度胸がついたのか、緊張はしないでやれたけど…。3分間の時間で組み立てるという点においては…出来なさ過ぎでした。
次回までにまた考えてきてね、ということでした。
日程表を見たら、9月は12日間お休みが取れそうですが、10月は4日間のみ。ひえ~。
頑張っていくぞ~。

ふくぶくろ

2006-08-28 | Weblog
午前中は、通常仕事に。
事務所で伝票の入力なんかしていると、昨日までのことが夢のような気持ちになるのですが。
とにかく、安堵感でいっぱいです。
次の稽古までは、しばらくお休みと思っていたら…。
お昼に「明日からしずくまち稽古に合流できますか?」と連絡があり…。頑張るぞー。
でも、今日のダンスのお稽古はお休みすることにしました。

午後からは、私の分身のようなひとと、箱根へロングドライブに。
青空をゆっくり流れる雲を眺めたり、深呼吸したり、大きな木のベンチに寝転んでみたり。
花の名前を確かめながら歩いたり、木々の間を歩いて、すっかり元気になりました。
久々に、ゆっくりのんびり。
強羅の、田むら銀かつ亭の「豆腐かつ煮」も美味しかった。

で、たくさんのプレゼントの入った福袋をもらいました。
先日益子を旅した時に、いろいろと見つけてくれたのだそう。
心と時間を使って選んでくれたのが何より嬉しかったのでした。
子供の頃に、サンタさんからのクリスマスのプレゼントをあけたときのような気持ち。

いつも、ありがとう。

またいつか。

2006-08-27 | Weblog
最終日。
ようやく迎えられました。

実は、最終日だというのに、本番は19時からになっていて…。無事にバラシが終了できるものかと心配していたのですが。
主宰の方のお友達が沢山残ってくださって助けてくださり…。1時間で終了しました。
奇跡です。
機材のチェックなどして、終了予定時刻には完了。
はー、よかったー。

本当は打ち上げも出ないでおこうと思ったのだけど、愛情の沸いたメンバーと深夜まで。
いろいろな話が聞けて楽しかった。
舞台裏で私が控えているのを見ると、とても安心したと言ってくれました。
やってよかったなあと思う。

出演者の1人から、次のお話もいただいたのですが…。声をかけていただけたのは正直びっくり。いろいろ折り合いがつきましたら、是非。

舞台監督を仕事として生きていくつもりがあるのか?と聞かれたら、まだわからないのですが。

成長中

2006-08-26 | Weblog
役者さんが成長中です。
今回の作品、「それは舞台上でやるべき事なのだろうか?いいのだろうか?」
と、かなりモラルの問題があるのですが。

役者さんが伸びて、場が成立してくると、その過激な状況も、お客さんは笑える状態になったりするんですね。もちろん、今までずっと観てきたお客様や、お友達が多いというものあるかも知れないですが。
お客さんの反応を聞いてはじめて、ああ、ここは笑える場所なんだなと教えられたり。
それでも、私はまだ舞台裏で吐き気と戦っていますが…。

出来るだけはっきりと物を言うように心がけています。
もう、二度と声はかからないかもしれないけど、お客さんの為に仕事します。
さあ、あと1日!

幕が開きました…

2006-08-25 | Weblog
朝から場当たりの予定が、音響さんの入り時間が大幅に遅れてしまい…。
それは、アンケートを刷っていたからなんですが…。お疲れ様です。

とりあえず、時間には限りがあるので、開場の準備等はじめたり。
今回は、仕掛けが多くてプリセットに時間がかかるので、無駄に時間がつかえないのです。頭がフル回転。
音響さんが到着してすぐに場当たりを開始して、予定時刻には終了。
余裕を持たせていた事はいたのだけれど、昨日頑張ってよかったなあと思う。

ゲネでは、美術さんの作ってくれた小道具が上手く機能せず。
本番へ向けて格闘しているようなのだが、間に合うのか??という状況。
結局、開場をおしても仕上がらず、本番中に出来上がったんですけどね…。本当に怖い。

受付も、主宰が制作を兼ねているのだけど、混乱を来たしていて…。もう、これ以上は書きませんが…。もう、この人と2度と関わる事は無いと思います。
私、読みが甘かったわ…。

とりあえず、お客様の出足も遅くて、大幅にお待たせせずに済みましたが。
反省する事がたくさん。自分の動き方も含めて、明日に向けて考え直しです。

仕込み。

2006-08-24 | Weblog
ボスのお家に泊めて頂いたお陰で、元気になりました。
で、早朝にいろいろと仕入れつつ、劇場へ。

舞台監督として一人でははじめてで。
仕掛けの多いこの現場、きちんとできるのか心配だったのですが。
スタッフの方々のいい仕事の数々に支えられて、時間どおりに進んでゆき、最後の大きい仕掛け以外の、ほとんどの場当たりを終了して、早めに解散できました。
奇跡だわ。
今回の照明さんは、PECTがお世話になっていた伊藤さんの仲間の方だということが分かったのですが、若いのにとても信頼できる人で、なんとシュートを1時間であげたのでした…。すごすぎる。

舞台監督に必要なのは、判断力とコミュニケーション能力なんだなあと思う。
私は本当に、足りないことが沢山。

無事

2006-08-23 | Weblog
舞台監督の現場の最終稽古。
スケジュールを組んで、劇場にFAX送信して、装置の追加の仕入れをして、稽古場へ。
ここのところ、全然食べられなかったので、ふらふら。
メロンソーダーとか飲んで血糖値をあげて持ちこたえました…。

今回は、仕掛けが大変だと思っていたら、更に本番中に舞台裏での仕事が満載で…。
とても緊張しましたが無事に終了。
ただ…稽古場の雰囲気がとても悪いのが気にかかる…。大丈夫だろうか。

役者さんには先にあがってもらって、積み込み作業を。
稽古場で結構組んでしまっているので、軽いバラシのような感覚なのですが。
日付けの変わる頃に終了。
今日は、ボスの家に泊めて頂くことに。
さあ、明日が勝負。頑張りましょう。

長距離移動

2006-08-22 | Weblog
予定変更のため、朝一度家に戻ってリセットしてから、両国へ。
今日は、次の舞台監督の現場の稽古を観に行かなくてはいけなくなり…。
今回サポートしてくれている田村さんと装置関係のものを購入して、青砥の稽古場へ。
照明さんと打ち合わせをして、装置の仕掛けの確認&実験をして、取り急ぎ今日は終了。

そこから、下北沢の駅前劇場へ。
今日は観せていただきました。
主演のヤンヤンさんが、かわいらしく華やかで、とても素敵。
みなさんとてもとても上手で、パワフルで、無駄が無い。
月曜と火曜日だけなんて、もったいないなあと思う。
そうね、大人の男の人は、しっかり心をつかまれてしまったのではないかしら。

あっという間にバラシ終わって終電間近。
本当は打上げに誘って頂いたのですが、今日は帰ります。ごめんなさい。
また来年必ずお会いしましょう!!お元気で!

命の電話

2006-08-21 | Weblog
朝、昨日届いた「森田さんのトーク集」を観る。
観ているうちに。涙があふれてしまった。
森田さんの言っていた、「人を信じる」ということが、とても怖くて、嬉しいことだというのを、改めて感じたのでした。

するべきことと、キャラクターを考えながら、クエストへ。
「大事なのは、キャラクター」ということで、もう一度思い出す稽古から。
午前中の稽古では、今まで抜け出せなかった男の子が、初めて掴んで、ある瞬間を思い出して、涙があふれていて…それをみている私まで涙があふれてしまいました。
今回は、じっくり時間をかけて稽古をして、ひとりひとりがきちんと立ち上げる時間があったということもあって、みんなとてもよく理解していて、稽古場もとても温かいし、真剣に人のやっていることを観たり、そこで起っていることを見守って拾おうとしているのが分かる。昨日の本番を終えて、みんなの顔も変わっている。

ああ、そうか。と思う。大切なのは、人物を描くこと。思い出すこと。
自分で考えることではないのです。
だんだん、繋がってきているなと思うけれど、「命の電話をやるんだから、もっとヘビーな状況を思い出せばいいのに」と言われてしばらく考えてしまう。
自分の人生で、どれだけ真剣にその瞬間に向き合えてたんだろうか。

一度稽古を抜けますと言うと、「出なくていい」と言われたのですが。
「戻ってきます」というと、「昨日とは、変えてきたんだろうね。つまんないことを言いやがって。大事なのは、音だよ」とのこと。
その人物が発する、独特の音を探しなさいとのこと。

一度抜け出して、下北沢の劇場へ。
今日からは、本当はこちらで劇団立ち見席の「あばずれ女の子守唄」のお手伝いをする予定になっていたのでした。ワークの日程が変わって、今回は出演はできないと思っていたのですが、みなさんの御協力で、最低限の時間でいいよと言って頂いたのでした。

なんとか、早めに帰らせてもらって、イッセーさんの音楽隊に間に合い…。
本番に。
昨日とは、みんな全然違うものに仕上がっていました。
私たちも昨日と違うものに。でも、たどり着かなくちゃいけなかったところは、もっともっと先にあると感じました。まだまだ、たどり着けない。

優しい時間が沢山流れて、お客さんに支えられて、届いているのを感じました。
とても幸せな瞬間が沢山ありました。
終了後にはみんなで打上げ。遅い時間だったけれど、みんな話し足りない様子でした。
今までとは全然違う、ただ楽しかったでもない、複雑な感情でした。
それから、みんなの力を借りて舞台に立ったこと、お客さんやメンバーが、ずっと見守ってくれていたことに心から感謝をしました。

森田さんに伺うと、私たちのは「命の電話に負けている」とのことでした。
日々、悩みを抱えている人々からの相談の電話を受けている人たちは、その悩みを受け止めてしまうと、自分を保てないから、マニュアルが生まれたわけで。
悩みが深くなければ成立しないのだなと感じていたのだけれど…。
そのマニュアルに負けていると言うのは、私たちが、真剣にその悩みに、悩んでいる人にたどり着けなかったと言うことなのだと思う。

そして、今日もまた…森田オフィスに泊めて頂きました。
温かく迎えて頂いて、飲みながら、話しながら、本当に心から落ち着いた時間を過ごしました。
清子さんに「長女の様にそこにいるね」と笑われてしまったのだけれど、
ものすごく居心地がよくて、ホッとして…。
その温かさは、森田さんと清子さんの力なんだなあと思う。
お世話になりました。ありがとうございました。

アンケートに「作品を見るのではなくて、人間をみるものなんだと分かりました」と描いて下さったお客さまがいたのだそう。本当に素敵なお客さまだなあ。ありがたい。
これからも、ずっと人を描くことにチャレンジしていきたいなと思う。

もう一回。

2006-08-20 | Weblog
朝から稽古。
メンバーと稽古してみるけど、メンバーがOKをくれたキャラクターは多分違うと思う。
皆が気にしているのは、台詞や内容になりつつあるのだけれど、大事な事はそこではない。その人の話し方や、居方なんだけれど。
そんな人物を思い出せない。
でも、何かヒントはないかしらと本をいくつか。

通し稽古では、「違うよ!変えてね。悩んでいる人の音だよ、分かるね」といわれました。分かる、分かるんだけど…。

本番、キャラクターにたどり着けずに沈没。
今回私がやってみた人は、感覚がなさすぎて、きちんと掴めていなかったという事もあるけれど、多分悩みの深さが違うんだろう。もっと追い込まれているものを求められている。

とてもきちんと厳しい目で見てくださったお客様のお陰で、成立するものとしないものの差がはっきりと分かった。とても怖い舞台だったけれど。
森田さんはもう、二度と経験できないかもしれない瞬間だと言っていた。
もう一度、それぞれの作品の意味を聞く。
これがきちんと届けられる事が出来たら、すごい舞台になるはず。

「舞台に上げるということの大切さをもっと皆に伝えたかった。自分で面白いと思ったものでなければ、お客さんは面白くない。」とイッセーさん。
清子さんの「森田も命を削って皆に伝えている」という言葉が心に残る。
私は舐めていたなと思った。演劇も、回りの人達の事も、自分も。
色んな人の心遣いがあって、今こうしてこの場所にいられる事を感じて、自分が情けなくなった。

もっとできるはず。考え直して、明日もう一度挑戦してみよう。
メンバーと打ち合わせ。みんな何かを考えているみたいだった。
もっと真剣に考え直してみよう。苦しいけど、明日までにできる事はやろうと話しました。

帰り道、涙が止まらなくなってしまった。
私の中に人を見つけるしかない。
でも、たくさんの人の悩みをいくつも聞いてきたはずなのに、一人も思い出せないのはなんでなのだろう。私は何て薄情者なんだろう。
何故この演劇の形に引かれてここにいるのかとか、いろいろと考えてみたり。
明日まで、自分と向き合おう。