つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

最終日。

2007-06-17 | Weblog
お昼の稽古は千駄木。
ジリジリするん…。
梅雨はいったいどこに行っちゃったのー。
心地よく日差しはまぶしいけれど、身体のバランスが崩れちゃいます。

配役が決まっているチームはそれぞれ稽古。
今日はイトーさんとオンナゴコロや嫉妬についていろいろ話した。
全然違うタイプの女優さんなんだけど、彼女は本当に魅力的だなぁ、と思う。
ちょっとだらしなくて、ちょっと賢くて大胆で。
あたしが男の人だったら興味持つもん。

今日はワークも最終日。
発表会をやりました。
私たちはずーっと廊下で別の台本の稽古をしていたので、どんな仕上がりになったのか全然わからないでいたのですが。

3組ともとても良かったです。というとちょっとひどいか。
女性2組のアルマジロの「アルちゃん」は同じ人がやったのだけど、相手役が変わると着地点も随分と違ったりして、興味深かったです。やわらかい女優さんというのはやっぱり魅力的だなぁと思う。
ふたりのオオハシさんも全然別のアプローチでしたが、とってもキュートでしたよ。その人が作品やキャラクターの何をどう愛してくれたのか、ということなんだけど。

不本意な結果になったという人も居たけれど、自分で思うものと人が感じるものはまた違うしね。自分で出来たと思っているときよりも、不安でドキドキの中でやっているほうがきちんと仕事ができていたりするものだよな、と思う。
男優2人組のほうは、また違ったニュアンスの空気が終始流れていて、そしてどの「オオハシとアルマジロ」よりもピュアで、想像力をかき立てられました。
いや、面白すぎて泣きましたよ、私は。
あんなにピュアなものっていうのは…関野三幸という役者の持っている力によるところが大きいのだけど、やっぱり女の子には出せないのじゃないかなぁ、と思った。貴重な役者だなあ。

そうそう。それから今日改めて思った大事なこと。
「沈黙」がお互いを助けて、認めあうことになるのだなぁ、と改めて思ったのでした。
お互いの存在を認めるということは目で見て触れて確かめ合うことだけではないんだなぁ、と。
勉強になりました。

またどこかでお会いしましょうね。