つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

あっという間。

2007-01-31 | Weblog
あっという間に1月も終わってしまうのですね。
時がたつのは早いものです。
稽古も始まって20日です。
今日は、装置案が発表されました。
シンプルだけれど、奥行きがあって素敵な舞台になりそう。

オープニングから出来るところまでの立ち稽古をやってみました。
大人数が舞台に集合するシーンを中心にやっていったのですが、迫力ある感じになりそうです。華やかなシーンになりそうです。

私も仕事が盛りだくさんなので、流れを掴んでゆかなくては。
忙しいけれどばたばたとしないように…若々しく可愛らしく。
優雅な身のこなしが課題です。
動けていても、品がなくなってはいけないので…。

稽古のあとは明日から始まる「楽園」という小劇場へ。
明日から始まる杮落とし公演に舞台監督と制作のボスが赤割っているので折込をさせてもらいに行ってきました。
で、通し稽古をみせていただきました!

役者さんがね、素晴らしいのですよ。
技術があって、楽しんでいて、何より素敵に年を重ねられている方々が作り出す空気が…なんていうのかな、重厚といえばいいのかなうまく言葉が見つからないけど、素敵な時間が流れているなと感じました。
まだチケットはあるそうなので、興味のある方は是非足を運んでみてくださいね。

空間としては、小ぢんまりとしているけれど、落ち着いていて良い空間です。
受付関係が明日からどのように展開するのかしらと少し心配もあるけれど。
杮落としということで、劇場の方々もきっと手探りなのでしょうね。
監督も制作さんもプロフェッショナルなお仕事で支えてくれると思います。
成功をお祈りしています。
ボスたちとコーヒーを飲みながらいろいろと話しました。
しかし、下北沢はドトールがなくなってしまってから気軽にコーヒーを飲めるところがなくなっちゃったなぁ。

最終読み

2007-01-30 | Weblog
今日は最初から最後まで通しで読みました。
今日で読みの稽古は終了。
このテンポとリズムをしっかり叩き込んで、立ち稽古では流れを生かしながら進めてゆきます。
最初に読んだときよりも、テンポも良いし、理解度が上がってきているので、風景が立ち上がる場面もいくつか。
明日からの立ち稽古が楽しみです。

今日は稽古のあとにしずくまちの稽古へ。
来週末のフラワーライブの通し稽古をやっていました。
今回のフラワーライブは、ウクレレとピアニカと打楽器の演奏にのせてお送りします。男性3人の楽隊なのに、やわらかく優しい空気が流れていました。

朗読は、お花にまつわる短編を3つ。
ああ、いいなあ。この世界観が大好きだなぁと思う。
個人的にはフリージアのお話が大好き。
細かい描写がとてもうまいのは、ナカヤマさんはやはり流石だなぁと思う。

あたしもこんな風に物語を読めるようになるのが夢。
物語を書けるようになるのも夢。

次回の5月の舞台の企画書と装置の図面を頂きました。
今回…初めての役どころに挑戦します。きっとびっくりしていただけると思います。そして、メンバーを聞いて改めてびっくり。
とっても楽しい稽古場になりそうです。楽しみ!

帰り道劇団員と楽隊の方と一緒にご飯に。
終電があってあまりゆっくり出来なかったのだけれど、準劇団員として家族のように迎えてくださいました。
今の稽古の報告をして、実は今、若い娘になるのに苦労していると話したら、あなたは何か面白いものを見つけたときに目の輝きが違うし、そういうときには本当に小学生のような若さを感じるので、そういう気持ちで望んだらどう?と言っていただきました。
ありがとうございます。
わくわくドキドキハッピーを沢山入れて頑張ってみようと思います。

立ち上がってゆきますよ。

2007-01-29 | Weblog
今日からは半立ち稽古に入りました。
先輩たちはやっぱりさすがで、身のこなしや、醸し出している空気が作品を立ち上げてきています。
空間が立ち上がるなぁ。すごい。

私たちのシーンも、立ってやってみて、ちょっとテンポも上がってきた感覚がありました。もっと身体に馴染ませていかなくては。
もっとダイナミックに台詞を展開できるようにという目標はまだまだあるけれど、共演者のお姫様(藤井さん)ともようやくお互いの呼吸が感じられるようになってきた感じです。

後半は、歩き方の練習や、発声、感情のリレーゲームや、じゃんけん&追いかけっこなどなど、役者力が試されるメニュー。
初めてのメニューが沢山だったけれど、脳と心の刺激になりました。
チームの共通言語を作る材料が満載でした。
というか、私瞬発力が衰えてるわ…。むむむ。おかげで罰ゲームをやることになり、モノ真似…イッセーさんの「プーちゃん」をやりました…。

今日は力をつけるために焼肉を食べましょう。そうしましょう。

胸が一杯なんです。

2007-01-28 | Weblog
今日はワークショップ発表2日目。
会場に着いたところで、雄三さんが「バーのシーンをこの前のキャラクターでやってよ。わかるね?」とのこと。日曜日だけの参加の私にもチャンスがあるとは…感謝。
代役で立ってくれていた方に詳細を聞いて、なんとなく把握したものの…。
そのあと稽古場で試させてもらいました。
空気がきちんと全員で作れるといいのだけど…少々全員の理解度が不安でもあり。
同じ空気を作るためには同じくらいの集中力が必要だったりして。
うまくいきますように。

さて、本番前の稽古では、昨日の本番を抜けて更に進化、または大きく壊して全く違うシーンに発展したりと波乱万丈の展開。
「特技をやってみよう」ということで、さまざまなシーンでそれぞれが特技を披露して、それを芝居の中にどんどん組み込んでいきます。
ずいぶんとボリュームが増えて楽しいシーンになりました。
でも、本番直前の稽古での大幅変更…みんなの緊張が一気に高まって、みんなパニックになっていましたよ。
でも、緊張感があったほうがいいしね。何が出るかはお楽しみ。

私は、イッセーさんの本番を見せていただきました。
イッセーさん、やっぱりすごいなぁ。舞台上で生きているなぁ。
人物が鮮やかな彩りに溢れているって言えばいいのかなぁ。
底力みたいなものを感じました。

私たちの本番は、いろんな人に助けられた本番でした。
神奈川のメンバーも駆けつけて客席の最前列の真ん中で応援してくれていて、心強かったし、私自身も空気の流れを掴もうと集中して観てました。
結果はといえば。
2日目特有の落ち方をした…というととても単純だけど、みんなの中にいろんな感情が渦巻いているようでした。
昨日の本番に比べたらアイディアも満載のはず。
でもそういう作為が全部自分の期待と逆に働いたことを受け止められずにいるような複雑な感じです。
無心で一生懸命やったときの方が力があったのですね。
自分の参加している作品(?)の方向性とか意味を理解できているかどうかがとても大きいのだけど。きちんと理解していれば、そのシーンは格段に良くなるはずだものね。
こういう結果が出なければ気がつかないことが沢山あって、そういう意味では1日目が楽しくて、2日目は考える材料が沢山得られたというのはいいワークショップに成ったのではないかしらと思いました。
私は一回しか出来なかったけど。

台詞術に関してはずば抜けていたつくばの皆は、言葉で伝えることに終始してしまいがちだったのですが、きっと次に繋がるような気がします。
今までの常連さんも新しい分野に挑戦して、今まで見たことが無い人になっていたり。今回突然掴んで上昇してしまった人もいたし。
こういう瞬間にちゃんと向き合えることは大事だし、嬉しいことだなと思う。

今回は前回よりもつくばの色が出ていたような気がします。
なんていうんだろう。言葉の音色とか間合いとか、わかりやすいところだと方言とかもだけど。
出てくる言葉や、共感する部分がね、やっぱり違うなと思うんです。
今回は、ああ、私よその人だわって強く感じましたね。
そして、そのまちには本当にいろんな人が居て。
びっくりするようなものを沢山持っていて。
清子さんが「みんなが一人として同じじゃないと気付かされるってことはとても素敵なことで、感動する」と言っていたけれど、私もそう思う。

終わってから自己紹介と感想などをまわしたのだけど、私は今回は明確な言葉にならなかった。参加した時間の短さも在るのかもしれないけれど、いろんなことが私の中に起こったことは事実です。
それが何なのかを把握するにはもう少し時間が必要かもしれません。

大人しそうな人が芸人だったり、芝居やってそうな人が事務の人だったり、お母さん役やってた人は中学生だったり!
相変わらず終わってからのこの時間はびっくりするようなことが沢山。
いろんな人のいろんな言葉をきいて、ああそうだな、とかいろいろと身を任せて聞きました。
またいつかどこかでお会いできたらいいですね。

帰りの電車の中で共演者の人と話しをしていて、私は、空気が上がっていないときは台詞の内容にこだわるのではなくて、キャラクターに戻りますと話をした。
それが正しいのかどうか分からないけど、上ずって伝えたい台詞を言うよりは、タイミングははずさないようにしつつ、濃いキャラクターで居ることに集中します。
それで勝手に言うことを思いついたりしてきたので…。
キャラクターに助けられているのでしょうね。

またいつかどこかでチャンレンジしたいなあ。

集中稽古!?

2007-01-27 | Weblog
稽古三昧の日々は続いております。
平塚→東京→つくばの毎日も大分慣れてきました。
今日はワークショップは発表会ですが、シェイクスピアの稽古に。

今日は後半を読んでみました。
みんなの成長を感じます。遠くに来たなぁ。
目標はもっともっと先だけどね。
江戸さんも、「霧の中にいたようだったけど、見えてきましたね」と言っていました。
今日はワークに行かずに稽古に参加している私のためにと、集中稽古をしてくださいました。1シーンを何度も。
「もっとたっぷり、もっと大きく遊んで弾んでいいよ」と言われるのですが、出しているつもりでもなかなか…。
共演の井出さんにパワーをもらって、必死に返しているうちに、ちょっとだけ流れが入ってきた気がします。

もっと空気を大きくダイナミックに動かせるようになりたいな。
言葉も明確に届けられるようになりたいな。
今日の収穫は、高い声も出るようになりつつあること。
昨日と今日の発声の効果でしょうか。苦しくないです。
もっともっとボリュームが出るように支えられるようになりたいのですが。
焦らずやろう…。

立ち稽古に入る前にシェイクスピア作品とその時代のものを沢山観ておかなくてはというわけで、夜は十二夜を観ました。
なんて素敵な物語なんでしょうか。
この作品とから騒ぎはハッピーな物語で人気がありますよね。
最初のほうのシーンはちょっと…必要ないんじゃないかしらと思う部分も沢山あったんですけど。
参考になる人物を発見しました。ふふふ。
これがどう影響するかは、お楽しみに。

劇団のDM作業なども無事に完了。
寝ないですんだらいいのになぁ。

自主稽古

2007-01-26 | Weblog
今日は江戸さんが衣装の布地を買いに行くとのことで、自主稽古でした。
私たちのチームは牧野さんが見てくださいました。

「もう一度台本を丁寧に小説を読むようにして読んでみるように」と言われました。冷静に自分の出している音が不自然な言い方になっていないか確認をとのこと。
私はいくつか節のようになっているのだそうです。ううむ。なるほど…。

各場所ではパートごとにあわせたり、エチュードをやったりゲームをやったりしていました。
私は立って共演者とあわせてみたりしたのですが、やっぱり立ってやった方が身体と繋がりやすくて楽だなと感じました。
牧野さんが「フネさんのようなのは、あなたは動けるから動いていくうちに解消されると思う」と言ってくださいましたが…どうなるでしょうか。

後半は、発生の自主稽古に。
声の出し方を共演の女優さんに聞いてみたり。彼女はボイストレーニングに通っていて、アナウンサー修行もしてきたとのことで、いろいろ丁寧に教えてくれました。感謝。
で、今日はリハーサル室で前室があったので、そこで一人で籠もって発声練習をしてました。
帰り道、牧野さんが「喉が弱い人は気をつけて稽古しないとね」とプロポリスの飴をいくつかくださいました。ありがとうございました。すごく喉にしびれるような刺激があったんだけど、効きそう。

そのあとはワークへ。
各チームの組み合わせが決定しました。
今回は全員出ます。
森田さんとイッセーさんは、なんという体力なんだろうか、と思う。

確かに、舞台に上がってお客さんの厳しくて優しい力に支えられることは、大事な経験だし、みんながしたほうがいいと思う。
今まではできる人しか舞台に残れなかったのでね。
それでいいと思える人と思えない人が居たことは確かなんだけど。
全員で舞台に上がれるということで、みんなの中にも士気が高まっているのを感じます。中には何度も出ている人がやっぱりいて、大活躍をみせています。
今回は、場面設定を噂話をするおばちゃんたちが解説してくれます。
「あの人何とかなんだってよぉ。」
「あらやだぁ」
とか言うような。
舞台上の沈黙している人たちの関係がおばちゃんの噂話で知れ渡ると、なんだか緊張感溢れる関係に見えてきたり。空気がずっと濃くなるのを感じますね。

できるできないじゃないのです。
今回は、自分の得意なこと、見つけた人物で、全然関係ないことをしゃべっていて良いのです。それを拾い上げて、雄三さんが関係性を見つけていきます。
関係ないことをやっている人たちが舞台上にいるだけなのに、雄三さんの魔法で見る見るうちに優しくて愛しいシーンになりそうな欠片が。
台詞の全部を決めるわけではなくて、方向性とヒントが沢山出たところで今日は終了。さて、明日の本番お客さんの力を借りて、それから今から今晩と明日の稽古でどのくらい成長してゆくのか。
明日の本番は見ることができないけれど、日曜日楽しみにしていよう。

最高の瞬間に出会いました。

2007-01-25 | Weblog
「から騒ぎ」ようやく観ました。
近くのビデオ屋さんで借りられていてめぐり合えず、牧野さんにお借りしました。

とても楽しい作品だなぁと改めて。
アメリカ映画なので、ちょっとベタだよねぇと思うところも沢山あるんですけど、全体に流れるハッピーで開放的な空気はとても参考になりました。
身のこなしとかいろいろ参考にしようと思っていたのは、まぁ…。
この映画よりも今度の舞台はもっとずっと上品で、作品自体も面白いですよ。絶対。
言葉ももっともっと届くものになっているし。
そういう意味では、参考になる作品をもっと探さないとだなぁ。

(キアヌ氏はカッコいいね。あの人が王子かと思ったら、ドン・ジョン様とは。危険で色っぽくていいなぁ~。去りのシーンが微妙だけど…)

さて。
今日の稽古は前半の通し読みでした。
前回の通し読みに比べたらはるかにテンポもアップしているし、皆も感覚が台詞に乗っていて、ぐっと心に届くようになってきている手応えがありました。
私は表現もボリュームも、もっと大きくやらないと届かない感じですが。

もう一ヶ月くらい稽古しているように感じているのですが、まだ2週間なんですね…。なんだか不思議。

本日もつくばへ。
連日の稽古を経て、今回はイッセーさんが組み合わせを考えたんです。
これがまた、並んで座っただけで何かを物語るような、笑ってしまうような組み合わせ。
この組み合わせから何が生まれてくるのかは誰も分からないのです。
でも、強力なこの組み合わせ…。事件が起こりそうな予感です。

今日は本番の日(土曜日)はシェイクスピアの稽古でこちらに出られないので、組み合わせには入らないつもりだったのだけど、やってみたらと言われて入ってみました。
東京組の伏見さんとワーク初参加のお姉さんとの3人組。

最初の音で空気が動きました。
明確に感覚があるときには、きちんと届くのだなと改めて思う。
特別なことは何も言ってないのに。
音色と感覚とタイミングで観ている皆がついてきてくれているのを感じました。

今回初めて絡んだ同じ東京組の伏見さんは変貌を遂げていて、お互いに空気を楽しんでいた気がします。もう一人のワーク初参加のお姉さんはすっかり緊張してたけど、3人で空気が作れていて、ほんとに楽しかったな。

雄三さんが「伏見行け!園子行け!!」とかいう言い方をしているときは空気がきちんと流れて動いているとき。雄三さんも楽しそうでした。多分。
こんな風に楽しい稽古はやっぱりいいなぁ。
この一瞬をもう一回繰り返すことは出来ないし、多分もう二度とない瞬間なんだけど。だからこそ、最高の瞬間でした。

雄三さんに「君たち、恐ろしい人になったね。」と言われたけれど、それは最高のほめ言葉ですね。
そして今日生まれたこのキャラクターは、この先も私の中に生きてくれそうです。

問題は山積みだ。

2007-01-24 | Weblog
今日は、前半に他のチームの集中稽古とのことで、1時間遅く集合でした。
なので、その時間を利用して病院へ。
アレルギーの薬をもらって百人力。すごい威力です。あっという間に回復してきましたよ。後もう少し。

稽古へ。
私の相手役の方は先週末まで本番でいなかったので、久々に合わせてみました。
リズムは良いのだけれど、あとはもっと娘らしさと、若々しさを。
あと台詞をもっと余裕を持ってくるくるとまわせるようにねとのこと。
それから…私の音色は随分と落ち着いているように聞こえるのだそうです。
鼻声も手伝って、サザエさんのフネさんに非常に似ていると言われました。
それはいかん…。
あとは原因はいくつか今日思い当たったので、次の稽古には治してゆこうと思う。

この稽古をやっているとどうしてもイタリアンが食べたくなって、今日は共演者の川久保さんとパスタを食べに。大変美味しゅうございました&楽しゅうございました。
彼女はとてもチャーミングな役者さんで、このカンパニーにはかれこれ10年参加しているとのこと。彼女の台詞術と声の通り方はやはり訓練されたものだなと感じます。
客観的な意見も聞かせてくれるので、心強い味方なのです。

イッセー尾形ワークへ。
今日も人物を丁寧に探しています。
ここを丁寧に積み上げてゆかないと、組み立てていったときに見失ってしまうのですね。
大きく作り過ぎず、物まねをするのでもなく、思い出して感覚を大事にたぐり寄せていく稽古。

キャラクターの歩き方等もやってみたりしています。
身近な存在(両親とか)の歩き方から始まって、キャラクターへ。
今日はちょっと進化して、
身体と心は別々の人物を思い浮かべながら登場していって、
少し歩いてリズムが出来てきたら、リズムに合わないようなことを話しながら進んで行き、
登場人物が増えていき、グループの最期に来た人は、関係性の分かる一言を言うという流れを作りながらやってみました。

なかなか難しい。
イッセーさんはみんなを徹底的に不安な状況に立たせようとしている。
でも、その不安の中で不安定なものを抱えたままでいることは大事なことなのですね。
表現しようとしないことが何よりも一番大事。
場面を設定してその流れに沿っていくということは意味がないのです。
その不安定な瞬間に生まれるものだけを探すのですね。
私はちょっと感覚が薄れてしまって駄目でした。難しかったな。

帰り道、清子さんにまたまた途中まで載せて頂いているのですが、この先のいろいろな企画を聞きました。予定を開けておこうと思う。その企画乗った!!

長い一日。

2007-01-23 | Weblog
花粉症がひどい…。
鼻や目だけじゃなくて、顔がかゆい…。恐るべし花粉。

朝、劇場を下見に行ってきました。
実は萬スタジオに行くのは初めてなんですが、重みがあっていいボリュームだなと感じました。
ただし、楽屋までの道のりが長い長い階段なので、忘れ物は厳禁…。
江戸さんも会場でイメージが膨らんだみたいで、いくつか試してみました。
走り回って汗だく…。でも、距離感がつかめたので、行って良かったな。

そのあと稽古に。

夕方MOMOの「7の椅子」の現場に行って折り込み作業に。
亜希ねぇさんや皆さんに挨拶をしてきたのですが、7の椅子の人たちは若い集団だけどとてもきちんとしているなと思う。
何がと聞かれるとうまく表現できないのだけど、演劇の育ちがいい感じ。
やっぱりうまくいえないけど、空気が違うなあと。
なんとか観にいきたいけど…いけるだろうか。

そこからつくばへ。
今日からイッセー尾形とフツーの人々の稽古です。
清子さんに、「まぁ。よくきたもんだ」と笑われたけど。
各地のレポートを読んで知ってはいたのですが、前半は今までと同様に輪になってやる森田さんの稽古で、後半はイッセーさんを中心に身体を動かしてゆく稽古に。
身体の形の持つメッセージとか、何も言わないけれど、並んでいる人たちの間に漂う雰囲気が何故だかおかしくて笑ってしまう。
自分の中に沸いてきたものや、相手との間にあるものを楽しんでねとのこと。
前半の森田さんの稽古はやっぱり、嫌いな人、ぶっとい人を丁寧に探す稽古。
今日が初日だけど、もう小さな波が起きている感じ。

つくばの皆さんは、去年もそう感じたけれど、非常に理解度が高いのです。
ちんぷんかんぷんになっちゃう人が居ないのね。
それはやっぱりこの土地の人の知能の高さなんだろうと思うのだけど。
今まで参加していたメンバーが、新しいメンバーをちゃんと引っ張れているし。
今回はきっと去年よりもすごいところに行けるでしょう。
とても楽しみ。

全員集合

2007-01-22 | Weblog
今日から榎本さんが合流です。
今日は榎本さんに、それぞれのキャラクターでご挨拶や自己紹介や、留守にしていた間のご報告などなどしてみました。
難しかったなぁ。
キャラクターが確立してないと出来ないものだし。

榎本さんは、シェイクスピアの世界を熟知されている方だし、座っていてもその空気が伝わってきてとても素敵。
榎本さんの品の良さと聡明さが、私にもちょっとは欲しい。
課題になっている、「娘らしさ」のために、榎本さんを沢山見よう。

そのあとダンスのレッスンへ。
身体を動かしつつ、自分のイメージと身体の距離とか、問題を知ることができるし、メンテナンスのような気持ちで通っているのです。もちろんダンスが大好きだからというのもありますけど。
振り付けを覚えたり、基本のバーレッスンなどをやると、頭が活性化される気がすします。先生も「頭の体操のために」と、同じことは繰り返さずに、パターンを変えて下さるのです。なかなかついていけないですけど…。
ピラティスを基本にしたトレーニングでは、あちらこちらで悲鳴が上がっていますが、綺麗に立ち振る舞うことが出来るためには、頑張るべし。

今日も新しい振りの部分に入りました。
今回の振り付け、かっこいいですよ。
出演者はオーディションになるかもとのこと。
大人の雰囲気が出せるようにならなくちゃ。

一日机に向かう

2007-01-21 | Weblog
今日は読もうと思っていた本をまとめて読んだり、お知らせのお手紙を書いたりなど。久々に一日机に向かっていました。

今回の作品は沢山の人、いろんな年齢の人に観ていただきたいので、いつもはご案内しない方々にもお手紙を書きました。
もうすぐお手元に届くと思いますので、どうぞ楽しみにしていてくださいね。

シェイクスピアの夜

2007-01-20 | Weblog
今日は朝から宿題になっていた映画を観たり。
私たちの今の感覚では理解しがたいものがあるのだけれど、こういう世界で、こういう風に捉えられていたのね、とふむふむ…。
もっといろいろその時代のものを観てみようと思う。

しかし。
やっぱり、女心というものなのか…なんと言えばいいかわからないけど、簡単に手が触れちゃったりするより、伝えられない想いを胸に秘めながらゆっくりはぐくんでいく恋とか…いいなあ。奥ゆかしさと品って必要よねぇ。
残念ながらちっとも持ち合わせてなかったけど。
何にも知らなかった頃に戻ってやり直したい~。
大事よねぇ。と今更そんな恋がしたいものだと思ってみたり。
そんな話はさておき。

夕方から横浜の山手にあるベーリックホールへ行ってきました。
久々に元町を歩いたりして。素敵なまちだなぁ元町。
美味しいお店も沢山あるし、かわいいものも沢山あるし…。
ああ、もっとゆっくりのんびり来たかったなあと思う。

で、山手の丘へ。
今日は東京シェイクスピア・カンパニーの朗読会があったのです。
この企画は「シェイクスピアを遊ぶ」という企画で、シェイクスピアの作品の各場面の抜粋朗読をリュートの生演奏と共に味わうというもの。
シェイクスピア学者の江戸さんの解説と、楽しいお話も交えつつ、上質な時間を過ごしました。
今日の作品は、「リア王」(グロスター転落の場面)と、「ハムレット」(父の死の物語)です。
結構ヘビーな組み合わせですね。
ベーリックホールの落ち着いた上品な空間とリュートの音色が世界観を引き立たせていて、更に今日の作品の空気を表すように、窓の外は氷雨が降っていたりして。

シェイクスピアの作品のある場面をとりあげて、「このように解釈されて、このように演出されているものが一般的だが、実はそうではないのだ」、とか。
「このように描かれているものが多いけれど、例えばこういう人物であったなら、大きく解釈も世界も変わっていくのだ」という江戸さんの解説の後、その部分をそれぞれのパターンで読んでくださいました。
それぞれ全然違う世界が立ち現れてきて、会場は驚きと感動に溢れているという感じでした。シェイクスピアを愛してやまないお客様もそうでない方にも、刺激的な時間だったのではないかしら。

終わってからは、美味しいチーズなどなどとホットワイン、インドのレモンティ(すごく美味しかった!)を頂きながら懇談会がありました。
お客様と少しお話をしたのですが、「シェイクスピアを読んでいて知っていると思っていましたが、まだまだだと思いました」とのこと。
今日のお話を聞いて、よりいっそう作品の世界の広がりを実感できたような気がします。楽しいひと時でした。

次回予告。
2/3 18:30~20:30
言葉によってつくられる恋
「空騒ぎ」(耳から生まれた恋)
「十二夜」(手紙から生まれた恋)

2/11 17:30~19:30
言葉によって動いた歴史・シェイクスピアの言葉で遊ぶ
「ジュリアス・シーザー」(ブルータスとアントニーの弁論術・実験)
「リチャード三世」(言葉巧みな殺戮者・実験)

場所はベーリックホールにて。
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/park/berick.html
各回2000円で、ドリンクつきです。

宜しければ是非、おいでくださいね。

知れば知るほど…

2007-01-19 | Weblog
本日も本読み。
それぞれのキャラクターの出身地が、キャラクターに大きく影響している(意味がある)ということで、それぞれの出身地と時代背景の説明がありました。
多少疑問の残る設定ではあるのだけれど、(そんな遠いところの人がそうやってここまで来たんだ、とかね。大雑把な部分も多々あるのです。)
それぞれのキャラクターの役割と繋がりに驚き。
奥深いなあ。深く知れば知るほど、シェイクスピアって天才だわと思う。
キャラクターそれぞれが生きているなあ。

さて。私は音色をもうちょっと探ってみてほしいと宿題が出ました。
自然に読めているけど、もうちょっと若返りをとのこと。

今週末は2連休なので、21日から合流する榎本さんに、キャラクターで自己紹介が出来るように考えてくること&観る映画などなど、宿題が出て本日は終了。
有意義な二日間にしなくちゃ。やること満載だわ。

まだまだ丁寧に。

2007-01-18 | Weblog
今日も本読みです。
みんな台詞が入ってきてはいるのですが、まだまだ丁寧に丁寧に。
役が立ち上がってきている人の台詞が少し変わってきたり。
きっとこの先もどんどん生まれ変わっていくんだろうなあ。

私も、もっとダイナミックに、もっと楽しく弾んでと言われました。
もっともっと出していかなくちゃ、です。

私の相手役の方は非常に味のある役者さんで、今回は胸をかりるというか、受け止めてもらっている感じなのですが(ぶつかり稽古のようです)、この方はなんと私の大学の先輩だったのです。そして、私の親友とも顔見知り。

最初にこの方の出演が決まっていて、相手役を探していた江戸さんが偶然私を見つけて、私にはイタリアの太陽の雰囲気がある(のだそうです)し、二人が並んだらとてもいいと思う、と誘ってくださったんですが。
すごい偶然でしょ。運命の出会いですよ、これは。
江戸さんの想像力に負けないように創っていけたら良いですね。
よろしくお願いします。

で、サギまがいの現場へ。
今日はスタッフ作業&観せていただきました。
ダンカンさんの作品は、コミカルな流れの中にずしっとシュールなものが流れていて私は大好きなんですが、今回も。
東京サギまがいを観るといつも、劇団っていいなあと心から思ってしまうのですよ。コンビネーションも抜群だし、重鎮が居て、若手が居て。あったかいものが伝わってきるような気がします。

まだ日曜日までやっていますし、当日券もありますので、どうぞ会場に足を運んでみてくださいね!!

追記。
公演毎につくられるオリジナルTシャツもお勧めです。
今回も素敵なデザインですよ。(あ、画像のせようと思ってたのに洗濯しちゃいました…またそのうちに…)

考えないと。

2007-01-17 | Weblog
今日も本読みです。

今日はつかさまりさんが稽古場にいらっしゃいました。
つかささんの声はとても澄んでいて、美しいです。
で、急遽代読みをしてくださったんですが、初見でも完璧でした…。さすが…。
江戸さんは、「台詞をきちんとリズム良く読んでいけば、自然に感情が動いてくるはず」と言っていましたが、そのためにはやっぱり技術が必要なのです。

それから、エチュードをやってみました。
ある役者さんが、それぞれの役に挨拶をしていって会話してゆくというもの。
難しかった。
でも、役それぞれの関係性を確認するには、よいきっかけになったと思う。
まだまだ考えること沢山あるわ…。

帰り道、共演の方に、私のやる役のマーガレットは、「イタリアの太陽の恵みの陽気さを表していて、その空気はずっと舞台上に流れているのよ。楽しい役だよ。」と言っていただきました。頑張ります。
台詞を自由に考えてよいといわれている部分もあるし、小道具などもやりたいものを提示してねと言われています。
考えなくちゃ!

稽古の後は東京サギまがいの現場へ折込に。
前回一緒にお仕事させてもらったメンバーがそろっていて、久々に楽しくおしゃべりしました。
1200枚。一人ではちょっと疲れる枚数だけど、関係者の分も含めて皆でわいわい折り込んできました。
明日は受付のお手伝い。楽しみ。