「イッセー尾形・太宰治を読む!書く!創る!@シアター1010」へ向けての稽古。
出演するかどうかは出来次第、ということなのですが。
稽古時間も短いのでどう組み立つか探りながら。
太宰の愛し方や作品の作り方から、私たちの人生の駄目だしまで。
個人の苦しみに終始している私たちは、本当は楽になる方法を知っているのに、それをしない。
方法って言うのは、つまり「やめる」っていうことなんだけど、
諦められずにこだわって抜けられなくなっている、その繰り返しの中で生きている。
点に執着をして全体を見なくなってゆく。
目をそらしたり、面倒だからと関わらずにいることに目を向けることが大切。
見て見ない振りをしてきたものに目を向けることがモノを創る人として大切なこと。
まじめな人は、関わらずに居ることの理由をつくるために、まじめで居るのだ。
革命を起こしなさい。と。森田さん。
稽古では、「行き場の無い恋愛をしている人」を思い出して、
その人の話し方や、話を聞いた場所などの詳細を思い出したり。
ラブレターをその人が書くとしたら…を考えてみたり。
なかなか難しい。もうひとつ、ジャンプする為に必要な気がする。
恋愛が子供に戻ることにつながったみたいに、
笑い飛ばせるような、もう一つ距離がとれるようなものが必要な気がする。
疲れきった顔をしたメンバーに森田さんがご馳走して下さった。
今までの私と今の私の違いについて考える。
今までは、芝居は本当にむいてないからやめた方がいいんじゃないか、とか
何度も考えては、続けてきたのだけれど、
今は純粋に楽しい。
人と出会えることも、稽古で怖いところに飛び込んでみることも、舞台の上に居ることも。
こだわったり、捕われていないことで今、すごく自由にいられている。
今まで一杯無駄な荷物を自分に課していたのだな、と思う。
今日荷物が何だったのかがとてもすっきりと分かった。
ラブレターが皆書ける様になったら出てもいいよ。とのこと。
挑戦してみます。
***
で、今日はOne&Onlyの稽古日だったのですが、間に合わず。
稽古の内容を教えて頂いたのですが、おお、こちらも進んでおります。
役者っていう自覚を持ちつつ、自分を育てていきたいな、と思い直しました。おす。