熱き専門学校理事長の仕事

「日本一学生を幸せに出来る専門学校を創る」という夢に向かって奮闘する経営者のひとり言

愚直な支援

2011年04月15日 07時42分39秒 | 仕事日記
いつもとは違った雰囲気で新年度を迎えたが、講師の先生、職員たちのおかげで極めて

順調に新年度のスターティングワークショップが実施されている。

本当に素晴らしい人たちによって学校が成り立っていることをあらためて痛感し、感謝の

気持ちでいっぱいになる。

新年度の通常の業務と同時並行で、大震災の被災地域の学生たち全員に対する個別ヒアリ

ングも行われている。

、、、

学園として被災地域の学生たちをどう支援するか?

真摯に議論を繰り返し、方針といくつかの具体策を決めた。

大方針は、

「学生たちが卒業するまで安心して学べるよう学校として出来る最大限の支援をする」

ということ。

この方針に沿って、一人ひとりの状況をしっかりとヒアリングし、一人ひとりの状況に合った

支援をしたいと思っている。

、、、

被災地域の友人と電話で話したが、「いわゆるお役所が定めるような基準で判断しないで

欲しい」と言われた。

例えば、良く目にするが、支援金支給の基準を自宅全壊には100%、半壊50%、一部

損壊20%等と定める方式だ。

多くの被災者に対して効率良く支援をするために、ある程度の基準を定めることは致し方ない

かも知れない。

でも、言うまでもなく、そういう基準に照らしても、一つずつ状況はまったく違うし、半壊

や一部損壊でも全壊と同じという家屋も少なくない。

うちの学校の場合、被災地域の対象学生が限られるので、そういった杓子定規なやり方では

なく、一人ひとりとしっかり対話をしながら丁寧に支援を決めて行くことにした。

、、、

すでにいろんな学校が支援策を発表しているが、

真摯に支援を決める学校もあれば、いかにも、次年度の学生募集で他校を出し抜こうという

考えが垣間見える学校もある。

こういうときに、その学校の経営理念や教育理念といった根本が問われると思う。

学校としての真価が問われ、真贋がはっきりするのではないだろうか。

、、、

一人ひとりとの対話による支援策の決定と言っても、判断はとても難しい。

それでも、免罪符のような基準を振りかざすより、面談と判定審査は複数の人たちとやるが、

最終的には責任者(小生)が責任を持って判断し、実行する方式を選んだ。

その際の考え方として、

支援は愚直で良い

と思っている。

(これは支援の基本を協議しているときに、うちの本部局長Kさんが言った言葉。もちろん

小生もまったくの同感。)

、、、

単純に支援策のヒアリングをするだけではなく、被災地地域出身の学生たちに対する心の

ケアも受け持つことになる。

よって、一人ひとりのヒアリングにはとても時間がかかるが、それでも、支援の哲学にそって

丹念に状況を聴き、出来ることを実行していく。

うちの学校が被災地域の方々から今まで受けてきた大きな恩に少しでも応えるために、

うちらしい愚直な支援を精一杯やらせてもらおうと思う。

そして学生たちの教育環境と機会の確保にベストを尽くし、未来の日本の復興のために、

専門学校としての本分を全うしたい。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Cavo)
2011-04-15 09:45:25
日デの卒業生ということを誇りに思います。
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時代 (大将☆)
2011-04-16 05:56:48
先代理事長の時代なら障害がありすぎて出来なかった事が今は出来るようになった・・・牛歩ながら確実に前に進んでいる証です^^
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Cavoさん、ありがとうございます! (song20)
2011-04-16 08:22:34
Cavoさん、すっかりご無沙汰しています。
暖かいコメント、ありがとうございます。
まっすぐにベストを尽くしたいと思います。

ありがとうございました
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大将☆さん、ありがとうございます(^^) (song20)
2011-04-16 08:24:35
大将☆さん、コメントありがとうございます。
先代の理事長の哲学を継ぎ、かつ自分で考えて責任を持つことが大事だと考えています。
今後も、牛歩の歩みでも、前に進みます。

引き続き、ご支援ください(^^)。

ありがとうございました
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