人の成長とバックボーン

日曜日の話。

学校説明会を終えて、職員有志たちによる月一の勉強会をやった。

（この勉強会については、１１月６日の日記を参照）

今回の課題図書は、

藤巻幸夫『自分ブランドで勝負しろ！』インデックス・コミュニケーションズ

この本がまた、とっーてもいい！

共感できる部分、反省する部分、ともに入り混じって、今の自分と照らして夢中に

なって読んだ。

多くの気づきがあったが、長くなるので内容は割愛しよう（笑）。

、、、

藤巻氏といえば、元伊勢丹、バーニーズで、カリスマバイヤーと呼ばれ、現在は

老舗靴下メーカー「福助」の社長を務める人。

以前、うちの学校でも講演をしていただいたことがある。

（うちが主催じゃなかったが）。

とてもパワフル、情熱の塊のような方。

とにかく熱い！

やけどするくらい熱い！

この人が１００℃の高温サウナだったら、小生なんて４５℃くらいのお風呂に過ぎ

ない！

（たとえが変か？　小生だって、少しは熱いと自負しているので。笑）

そう、

小生が大好きなタイプの人だ（笑）。

、、、

今回は事前に、報告者である熱血広報マンＴ・Ｔ氏の提案で、「ライフライン

分析」、「憧れている人」、「今、会いたい人」、「価値観カード」なるもの

を記入し、全員がそれを発表した。

これがとても面白かった。

（出かしたぞ！Ｔ・Ｔ！、と思いっきり、ローキックを入れてあげたくなった。

小生のローキックは愛情表現の一つである。破壊力も抜群（？）。といっても学

生時代の話で今は当然、そんなことはしない。）

、、、

お互いを深く理解するという意味でも、感じることが多かった。

「ライフライン分析」は巷の勉強会でも行われているものだが、今まで歩んでき

た道を振り返って、横軸を年数、縦軸を＋、－とし、曲線を描き、高い時、低い

時がどんな状態で何を感じたかを客観的に振り返るもの。

人は誰しも、様々な経験をベースにして、今の人格やものの考え方が形成されて

いる。

各自の発表を聞いて、胸が熱くなったり、なるほどーと頷いたり、だからこの人

はいまこんなに笑顔で頑張れるんだーと気づかされたり、、、

（書けばこれまたキリがない。笑）。

誠実に歩んできた人生の過程に善し悪しなどない、と思う。

ただ、こうしたバックボーンは、とても大切だと思う。

当然、すごいことを成し遂げた人、一流の人は皆、すごいバックボーンを持って

いる。

バックボーンで最も大事なことは、ある経験を通じて得た気づき、そしてものの

考え方。

そしてそれが、様々な試練を乗り越えるエネルギーに変わり、形になる、と思う。

こういった人たちは、失敗すらエネルギーにする。

（いや失敗を糧に成功したのだから、そもそも失敗とも思ってないかも。藤巻さ

んは本の中で「失敗は敗北ではない」とも言っている。共感！）

最近、現実に会った人たちや、本で読んだ人たちから少しでも学び取ろうとして

いるのが、この考え方の共通項、そして習慣だ。

表現や性格は違っても、共通項はとても多い、ということに気づかされる。

（えっ？小生のバックボーン？ 同年代の中では、相当変わった経験をしてきた

とは思うけど、、、秘密、です。笑）

、、、

こう思った。

数年後、数十年後の自分のビジョン（なりたい姿）を明確に描き、そのビジョン

に向かって一心不乱に努力し、大きな仕事を成し遂げる、、、。

そしてその時に、また振り返り、「これが出来たのは、あの時（まさに今だ！）

、こういった経験をして、こういったことに気づき、こんなに努力したか

らだ！」、と胸を張って言えるように頑張りたい！

これに尽きるだろう。

、、、

最後に。

藤巻氏の本の２１６ページの一節。今日はこれで、締めよう。

「最後に私の大好きな名優、チャップリンのエピソードを紹介したい。彼は晩年

のインタビューで、自分の作品でもっとも好きなものは何かと問われ、

『次の作品です』と答えたという。－－－身震いしたくならないだろうか？」