9月8日に始まったウエストサイド物語も、既に3ヶ月が経ちました。
当初の楽日ということでチケットを取っていたのですが、気付けば1月20日までの延長が決まり、さらにアンコール公演まで行うことに。
はぐらかされた感があるものの、キャストが大幅に変更されたこともあり、どのような舞台となるか楽しみにしていました。
開演前、更新されているであろうプログラムを購入し座席で開くと、前回はリハーサル写真が掲載されていたページが本公演のものに差し替えられていました。
さらにキャストのページを見て、驚きました。
A3より一回り小さい紙が二つ折りになり、28名もの役者が紹介されています。
さらに、追補として1名。
合計29名もの方が追加されています。
スタート時に51名の方が掲載されていたので、実に6割近い数字となります。
その中には、リフ役として荒川 努さん、マリア役に高木美果さん、アニタ役に増本 藍さん、ベルナルド役に望月龍平さんが。
高木さんと増本さんは既に舞台に立たれましたが、残りの2方はいつ登場されるものか。
ともかく、今日の目的は、マリアで舞台に立つ高木美果さん。
樋口さんの後アニタを演じている団 こと葉さん。
やっと初見となる、鈴木涼太さんの3名。
他にも初見の方は多いのですが、さすがに多すぎて追いきれません。
まずは、団さん。
キャッツのディミータでなかなかの迫力の歌声を聴いていたので、ダンスと併せて楽しみにしていました。
肌の色がかなり褐色なのが気になるものの、姉御肌の雰囲気で好演されています。
ただ樋口さんのアニタがとても素晴らしかっただけに、その印象が拭いきれないのが辛いです。
3月のオペラ座以来となる鈴木涼太さんは、阿久津さんよりも温厚なトニーという印象を受けました。
ハイトーンはやや辛そうな時があったものの、歌声は素晴らしいですね。
マリアやトゥナイトは、聴き入ってしまいます。
初見の高木さんは、JCSのマグダラのマリア以来です。
1幕では、まだ少し堅さが残るような気がしました。
台詞に少しだけ気になるところがあったものの、一般の方は気付かない程度かと思います。
母音法の四季の発声が、幸いしている部分も大きいのかと思います。
歌声は言うまでもなく、素晴らしいです。
もっとも、鈴木涼太さんとのデュエットシーンを観ていると、オペラの屋上で2人のデュエットを聴きたかったという思いも。
この2人、いる場所が違うのではという気もしてきます。
今日の舞台を観ていて感じたことの一つが、高木さんのマリアと木村花代さんのマリアが似ている点。
ラストシーンなどは、私の中では花代さんの演技がダブっていました。
他に方には、どう映ったのか興味があります。
トニーの遺体が運ばれ、ベイビー・ジョンがマリアの頭にショールをかけたとき、右の頬を伝う涙が印象的でした。
四季劇場 秋 | 2007年12月9日 |
ジェット団 | |
リフ | 松島勇気 |
トニー | 鈴木涼太 |
アクション | 西尾健治 |
A-ラブ | 大塚道人 |
ベイビー・ジョーン | 厂原時也 |
スノーボーイ | 澤村明仁 |
ビッグ・ディール | 萩原隆匡 |
ディーゼール | キム スホ |
ジーター | 川口雄二 |
グラジェラ | 恒川 愛 |
ヴェルマ | 村上 智 |
クラリス | 井上あゆみ |
ポーリン | 蒼井 蘭 |
ミニー | 王 雪菲 |
エニイ・ボディズ | 木村仁美 |
シャーク団 | |
マリア | 高木美果 |
アニタ | 団 こと葉 |
ロザリア | 鈴木由佳乃 |
コンスェーロ | 村上絵里子 |
テレシタ | 高橋亜衣 |
フランシスカ | 大口朋子 |
エステラ | 榊原央絵 |
マルガリータ | 室井 優 |
ベルナルド | 加藤敬二 |
チノ | 玉城 任 |
ぺぺ | 齋藤 翔 |
インディオ | 神谷 凌 |
アンクシャス | イ ギドン |
ファノ | 内御堂 真 |
ニブルス | 佐藤雅昭 |
おとなたち(The Adults) | |
ドッグ | 立岡 晃 |
シュランク | 牧野公昭 |
クラプキ | 荒木 勝 |
グラッド・ハンド | 川口雄二 |
第2幕第1場 | |
ソプラノ・ソロ | 久保田彩佳 |
コンダクター | 河合尚市 |