魔法の弾丸

自己に対する選択毒性

弱音 愚痴 最低 

2012-03-09 23:02:10 | Weblog


今ここで諦めてしまうと
福岡から出てきた自分の人生を否定することになる。



大学時代の努力も、犠牲にした自由な時間も、大切な人への想いも
約10年間の思いの集積の結果が、現在の自分の環境だと思うと切なくなる…



自分が本当に望んでいた世界なのか?

自分が本当にやりかったことなのか?

誰かのために何かを成し遂げているのか?



福岡の友人たちは、


帰ってこい


というのです。



だけれど、


僕は負けたまま、逃げ帰るのか?

いつまでも彼らに劣等感を抱きながら、地元で生活するのか?

彼らに苦しさ、寂しさを理解してもらいたいだけじゃないのか?





もう一人では答えが出せなくなっているのです…

助けて


















これから

2012-03-06 21:03:27 | Weblog

何を信じればいい?


何も知らなくて迷いの無かったあの頃と比較すると
随分と現実にまみれてしまったように思います。



人間の営みである以上、その全てが真実であるということは有り得ない。
充分に理解しているのですが、その方法にあまりに切なくなるのです。


かつて僕が憧れていたものは、今では何だったかすら思い出せないのです。




ここでは見失うことが多すぎるのです…




幸福のあまり死にたくなるような

2012-03-04 09:23:01 | Weblog
読書の感想です。


「あなたは私に、どっちを浴びせてもいいと思っている。私はあなたのものだから、いつもで好きな方を無自覚に浴びせる。たとえば他の女の人を寝てきたあとでも、あなたは私にうんと甘い言葉を吐ける」

達哉は反論しようと口をひらきかけたが、「ちがうの」と和佐子が先に言葉を継いだ。

「ちがうの。他の人たちのことを責めてるんじゃないの。でも私には、あなたの舌打ちと愛の言葉の区別がつかなくなっちゃったの。だってどこに違いがあるの?想像してみて。
両方侮辱に聞こえるだけじゃないのよ。両方あなたの本心だって知ってるの」


金平糖の降るところ/江国香織



評価はイマイチなコメントが多かったのですが、江国ワールド全開の恋愛作品だったと思います。いつもの感じで安心できた。良かった。体の細胞たちが喜んでいました。


409ラドクリフ、きらきらひかるに続く位置づけの作品だったと思います。


愛についての考察
新たな愛のかたちの追求


江国香織は、恋愛を心底信じきっていると思うのです。
この世の中では恋愛がどうしても必要である。なければ生きていくことが出来ないほどに。

確かに彼女が描く恋愛はとても贅沢で、登場人物は容姿端麗で、関係性は透明すぎるけれど、どんなかたちの恋愛であれ、人間には愛こそすべてと思わせるだけの文章力があるのです。


僕は江国作品に登場する魅力的な要素を一切持ち合わせていません。
容姿も、性格も、センスも。

だけれど、江国作品を福音として味わうことが出来るというそれだけで幸福なのかもしれません(女性っぽい?)


寂しすぎるから、

僕は江国作品を好む女性を探しているのです