何かが起こる。それを表現する。紙の上に再現する。これが言葉の役割です。言葉が最初にあって、それに合わせて出来事が動くことは絶対にありえません。ですから過去を見つめることが、私は小説を書く原点だと思ってます。
先を歩いている人たちが、人知れず落としていったもの、こぼれ落ちたもの、そんなものを拾い集めて、落とした本人さえ、そんなものを自分が持っていたと気づいていないような落とし物を拾い集めて、でもそれが確かにこの世に存在したんだという印を残すために小説の形にしている。そういう気がします。
物語の役割/小川洋子
書くこと。
表現すること。
知的生産といわれる行為。
物語は確かに存在する。
それに気づく視点を有するかどうか。
広大な宇宙に存在する地球のありふれた日常は特別な出来事。
そんな風に感じられること、理解できることは美しいと思う。
先を歩いている人たちが、人知れず落としていったもの、こぼれ落ちたもの、そんなものを拾い集めて、落とした本人さえ、そんなものを自分が持っていたと気づいていないような落とし物を拾い集めて、でもそれが確かにこの世に存在したんだという印を残すために小説の形にしている。そういう気がします。
物語の役割/小川洋子
書くこと。
表現すること。
知的生産といわれる行為。
物語は確かに存在する。
それに気づく視点を有するかどうか。
広大な宇宙に存在する地球のありふれた日常は特別な出来事。
そんな風に感じられること、理解できることは美しいと思う。
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