魔法の弾丸

自己に対する選択毒性

clock gene

2007-12-19 21:31:41 | Weblog
時計遺伝子が生物には存在する。

Clock・Baml→時計が進む

Per・Cry・DEC1/2→時計が遅くなる





これらの遺伝子から合成されるタンパク質が概日リズムを形成する。
生物時計は視交叉上核(SCN)の中枢時計と全身に存在する各細胞の末梢時計に分けられる。


中枢時計は交感神経/副交感神経のスイッチの切り替えを、
末梢時計は細胞内の様々な生化学反応の同調を司っている。




生化学の教授の講義内容だった。


キレイな実験データとその解釈。

決して講義が上手いとはいえないが、僕には数多くのメッセージが存在する講義だと思った。



前に、

時間という概念は、生物が存在しなければ、存在しない。

と書いたことがあった。




この講義を聴いて、

時間という概念は、遺伝子の中にすでに内在されているものだ。

と思った。


核酸の塩基配列にすぎないゲノムには、人間が、言葉が、追いつくことができない
多くものが内在されているのだろうか…





時間という言葉や哲学では言い尽くされた概念さえも
分子の動きで説明できること。



生きるということの分子生物学的な証明。

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