魔法の弾丸

自己に対する選択毒性

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

2009-07-05 09:11:57 | Weblog
綾波レイが素敵だった。

部分を切り取り、順序を変え、新たに加え、つなぎ合わせる。
こうして既に存在するものから、未知の作品をクリエイトする。



私は書き直しについては、常に我慢強い人間でありつづけてきたが、その当時はとくに、書き直しが楽しみでならなかった。時間はとられたが、ちっとも苦痛ではなかった。今自分が抱えている短編なり詩なりを、一刻も早く仕上げてしまいたいとは思わなかった。それを仕上げてしまったら、また次のものにかかるための新たな時間を、そして新たな信念を、どこからかかき集めてこなくてはならなかった。だから私はひととおり書き上げた作品をじつに丹念に書き直した。私は自分の作品を、嫌になるくらい長いあいだ自分の手元に置いて、いじくりまわし、こっちを書き直し、あっちを付け加え、はたまた削り取った。

ファイアズ(炎)/レイモンド・カーヴァー




サイエンスの方法論は、文学やアニメーションにも通じる。