助ぶ六゛

楽しかったこと、おいしかったもの、忘れられないこと

ささやかに乾杯

2005年12月04日 | 助六のおいしかった
先週の金曜日、半休を取って目黒区美術館で開催中のチャールズ&レイ・イームズ展と、東京オペラシティアートギャラリーで開催中のシュテファン・バルケンホール展を見に行ってきた。
イームズ展のほうでは、数々のプロダクツやアート作品を通じて、夫妻が戦中戦後の「アメリカ」のイメージを担っていたことに気づかされた。同時代のわがニッポンで、果たしてどれだけの人が同じことをなしえただろうか?
バルケンホール展のほうは予備知識が全くなしの状態で行ったのだが、とても楽しい空間だった。天然木を素材として、彫像やレリーフを作っている人なのだけど、木の加工のいい加減さと淡い色彩に作家本人の温かみを感じて、笑えた。

展覧会のはしごが済んで、新宿で夕飯を食べることに。
ちょうどこの日、僕が会社の社内試験に受かったこともあって、ささやかに乾杯をしようということになった。
乾杯といったらワインでしょ。
そこで、最初にwaza新宿に向かったのだが、あいにくの満席。次に新宿NOWAビルのキッキリッキに向かったが、なんとその日は全席貸し切り。
しかたがなしにふと振り返ると、遠くに「あんこう鍋」の文字が。こっこれだ……。
というわけで、郷土料理くらわんかであんこう鍋パーティーをすることにした。
店内はとても広く、仲居さん風に着物を着たおねいさん(?)たちがきびきびと動いている。
われわれが通されたのはカウンター席。迷わずにあんこう鍋2人前と、それに合いそうな白ワインをチョイスした。
カウンターの中ではデコに似たおにいさん(?)が天ぷらを揚げたりしている。気さくなお兄さんで、われわれがあんこう鍋の具材を煮る順番が分からないと言ったら、仕事の手を止めて教えてくれた。

素敵な芸術作品に、おいしいあんこう鍋と白ワイン。暖かい部屋と気さくな店員さんとよく笑う彼女。なんだかとても幸せ気分な一日だった。

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1 コメント

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この日は笛漫画もでたしね。 (レオ)
2005-12-06 00:54:19
助さんとのはじめての展覧会ハシゴだったけど、どちらもいい展示で楽しかった。

とくにバルケンホールの赤いキャミの水前寺清子風の立像のあったあの空間にはクラッときたね。



また助さんと一緒にいい作品に出会えますように。

自分もいい作品つくれますように。

美味しいものいっぱい食べられますように。

デコっぽいひとにたくさん会えますように。
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