goo blog サービス終了のお知らせ 

メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

黒猫が家を探して歩く【 Little Kitty, Big City 】@ゲーム実況 トイレットペーパーさん ほか

2024-05-14 12:45:20 | ゲーム
#01【 Little Kitty, Big City 】ネコ! /ᐠ .ᆺ. ᐟ\ノ ネコ!



以前、アフロマスクさんが実況した動画を観た

かわいいネコが街でイタズラ【Little Kitty Big City】@ゲーム実況 アフロマスクさん ほか

ビルの高層階で気持ちよく昼寝をしてたら下に落ちてしまったネコ
カラスの九郎や野良猫の先輩に教えてもらいながら家に帰るのが目的









・光るモノ“キラリ”をカラスにあげると魚と交換
・パンを置いて小鳥がついばみに来たところを襲って羽をとる
・ボールをゴールにいれる

などなど いろんなミニゲームの要素がある
黒猫のカワイイ動きを見てるだけで癒される

町のあちこちに水たまりがあって、近づくだけでギャー!て逃げる
小さい穴を通り抜ける時のおしりもカワイイ










実況#01【ヒューマン フォール フラット(Switch版)】フラフラでグニャグニャでプリプリ。




これもいろんなヒトが1人、または複数で遊ぶ動画を観て
ぐにゃぐにゃっぷりが可笑しくて、何度観ても笑っちゃう

ステージごとに流れるそこはかとないBGMと
皮肉を効かせた操作説明もいい
シンプルながら、プレイヤーごとの楽しみ方が自由にある






#01:Rec '21/04/18【 マルくんの旅 ~出会いと別れの物語~ 】自分に足りない部分を探す、孤独な旅。 ~生ダラ垂れ流し配信アーカイブ~




視聴者の方のコメントにもあったけど、シルヴァスタイン作『ぼくを探しに』に激似
動きは以前、三浦大知くんがプレイした『ブレッドとフレッド』
あれはいったん落ちたら最初からの鬼畜ルールだったけど
これは直前からやり直せるから親切

途中、フクロウや松の木に話しかける

フクロウ:
勇気をもって挑むことは、一時的に自らの立場を危うくするが
そうしなければ、自らを失ってしまうのだ








やっと赤いかけらを見つけて、2人で旅をはじめるが
マルくんは先へ進みたがるのに、かけらは美しい場所に留まりたがる
かけら:ボクは全部見たいんだ







実況#01【Crossing Souls】仲良し5人と不思議な石




家族紹介
父ジョン 元プロ野球選手 ばからしい怪我をして、今は先生をしてる?
母ニコール 小説家だっけ?
スパーキーって犬を飼っていたが亡くなった





1986年 カリフォルニアの小さな町ダジャンガに異変が起きて・・・て『MOTHER』ぽい
ドット絵で部屋から始まる感じとかも似てる

無線で起こされた兄クリス
弟ケビン:ツリーハウスまで来てよ 見せたいものがあるんだ!
クリスはマット、ビッグジョー、チャーリーを誘うと約束









マットは路上でレーザービーム?を発射してる
自分をちょっと浮かせて移動する機械も発明した
町は異変のために電気がおかしくなっている







#01【 El Hijo - A Wild West Tale / エル・イホ (日本語版)】母をたずねて三千マイル




“マカロニ・ウエスタンな世界観 6歳のエル・イホが母を探して旅に出る”

母とエル・イホは父の墓をお参りする
帰ると、なぜか家は放火されている







馬で砂漠を渡り、母は僧侶?にエル・イホを預ける
その後、ならず者?に捕まる









エル・イホは大きな迷路のような僧院から脱出をはかる
働いている大勢の僧侶の目をかいくぐり
子どもたちを喜ばせながら進むのは結構難しい







#01【 Minute of Islands (製品版)/ ミニット・オブ・アイランズ 】カワイイ修理工と奇妙で不気味な旅




“主人公モーが奇妙な島々や地下迷宮を探検するパズルアドベンチャーゲーム”

これまたクセの強いデザインと動き
機械が止まり、4人のモンスター?が倒れている








地上に出るとそこは船上で、海には腐ったクジラが打ち上げられている
黄色い毒の胞子が舞う世紀末的世界







「みんなの故郷を救う」と誓って、ボートに乗り、別の島に行く





機械とぐちゃぐちゃしたものの組み合わせが気持ち悪い・・・/汗
少女がもつステッキの使い勝手も独特




ペンギンが氷上に文明を築く街づくりシミュレーション【United Penguin Kingdom: Huddle up】@実況 コーマさん ほか

2024-05-13 11:01:15 | ゲーム
実況 ペンギンが氷上に文明を築く街づくりシミュレーション【United Penguin Kingdom: Huddle up】@実況 コーマさん




デモ版で前半と後半2本の単発
ビーバーの町づくりを越える可愛さがあるから、もっと観ていたかったなあ

ビーバーが街を作る癒やし系都市開発ゲーム【Timberborn】「たくさんの島々編」@実況コーマさん

ゲーム的には、以前、実況した「Oxygen」と同じで、同じクリエイターさんがつくったそう

ペンギンのヒレでどうやって作るのか、いろんな施設を素早く建設

ときどき、アザラシが食料を奪い、シャチが施設を襲うため
氷の矢をうってやっつける














実況 寓話の世界が舞台の街開発シミュレーション【Fabledom デモ版】




“おとぎ話の世界を舞台にした街作りシミュレーションゲーム”

絵本であらましを紹介 まだ日本語訳はなし
“昔々、あるところに、、、王と女王がプリンスを探検に送りだし、、、”







チャプター1はじまり
家を建てたり、畑でかぼちゃを育てたりして
のんびり暮らしていたけれども、やっぱり冬は過酷









みんなが寒がっていると、サンタさんが木炭をプレゼントしてくれた!
のに、気づかずキャンセルを押してしまったコーマさんw

チャプター2
Giovanniという他国の王?と交渉がはじまる




街にシアターができたけど、女性が1人で演じて、客は板製の書割・・・?
コーマさん:これで幸福度が上がるのか? あの人よりは自分のほうがマシだな的な?(ww






[完結]ニコが来た! / Here Comes Niko!:お友達価格ってこういうこと@実況 トイレットペーパーさん




“主人公ニコがオタマジャクシ株式会社のプロ友だちとして
6つの美しい島々をのんびり冒険する3Dプラットフォームゲーム”







これはどうなの?ってくらいの絵面に最初ひるんだけれども
実際見ると可愛くてクセになりそう

オタマジャクシ株式会社の総括部長 カエルのペッパー:
誰かを助けることは、それ自体が報酬なんだよ

「毛玉シティ」
キリンの車掌さんにお金を払って、電車に乗る
お金6、メール?2、カセットテープ10集めると次の島に行けるっぽい







ニコ:数週間前、家を出なきゃいけなくなった いろんな理由があって
みんな心配してるから帰ってきてと母から電話がある

フードブロガーのブレスリーに蝶を集めてきてと頼まれて
持っていくと、ガツガツ食べはじめる
ニコの表情が意外と豊かなのが面白い









[完結]THE WILD AT HEART / ザ・ワイルド・アット・ハート (日本語版):奇妙なセイレイと深き森。




“『ピクミン』から影響を受けたアクションアドベンチャー
不思議な世界に迷い込んだ2人の子どもが小さく奇妙な生物と協力して旅する”

ウェイクは部屋を片付けて、森に行き、カービーと落ち合うはずが迷ってしまった









小さい精霊?が導いてくれたフシギな世界で
ハイイロコートと呼ばれる奇妙なおじいさんに出会う
あつ森みたく「~おそらく」が口ぐせ?
ハイイロコート:暗闇は悪!じゃよ





輝石をくれて、離れていても会話ができるようになる
ゴミステバという名前の緑の盾団に会うよう言われる





枝のレイ:資源を拾う、壁を壊す、敵を攻撃する、毒ガスに強い
対象に投げるのはピクミンと同じ
回収はカービーが発明した?バキューム



実況#01【Praey for the Gods(EA版)】終わらない冬を終わらせる為




「ワンダと巨像」リスペクトでつくられたそう
セリフなし+とにかく大きな敵を倒す+永遠の冬を終わらせる?

1体目の敵を倒したら、オオカミが運んでくれて
壁にはもうあと4体いると分かる














#01【 Carto / カート (Switch版)】少女の世界はシフトする




主人公のカートは祖母と飛行艇?に乗っていて
地図を切ったり、回したり、くっつけることを学び
飛行艇と雷雲を合わせて、嵐に飛ばされて島に着く









地図を拾って、くっつけていくと、島の人々や家が現れて
シーアナが15歳の成人を迎え、島の伝統にのっとって
二度と戻らない旅に出る

カートも一緒に出て、最初に見つけた島で暮らす





少女名作シリーズ14 母のつばさ K・D・ウィギン 偕成社

2024-05-12 12:32:46 | 
1980年初版・重版 山本藤枝/編著
山下一徳/カバー図案 西村保史郎/カバー絵・口絵・挿絵

「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します


夢中になって一気に読めて、何度も涙し、笑顔になる一冊

以前読んだ『黒い目のレベッカ』のウィギンの作品はどれも品があって、温かいため
ほかの作品も探して読んでみたい

母親の深い慈愛のもとで、純粋に成長する子どもたち
小さな村の人々との交流
地に足つけて生活するってこういうことなんだろうなあ

最後に大金が転がり込むことがなくっても、充分幸せな家庭像だ



【内容抜粋メモ】

登場人物
ケリー家
父 海軍大佐

ナンシー 長女
ギルバート 長男
キャスリーン
ピーター 4歳
料理番のエレン、小間使いのジョアンナ

ジュリア 父の弟の娘 13歳
父アラン 病気で臥せっている

アン おば
アディー 海軍大将 父の親友
ポファム

ハミルトン 外交官 黄色い家の持ち主
ハーモン 黄色い家を管理している

ヘンリー・ロード 哲学博士
オリーブ 長女 絵の才能をもつ
シリル 弟



●父の病
海軍大佐の父が病になり、看病のため、母は4人の子どもを置いて長い旅行に出る
2、3週間の予定が1か月に延びて、子どもたちはいい子でいることに疲れてくる







アンおばさんが父の死のしらせを持ってきて
母が帰ってきた時に泣いて出迎えたらさらに苦しめるだけだと諫める
(そんなこと言っても、幼い子どもたちの悲しみを抑えることはできないよ

母に同行したアディーおじさんは父の親友で
子どもたちが小さい時から親しくしている









ケリー家の収入は、月30ドルの恩給だけになる
節約のために小間使いのジョアンナに暇をやる


●いとこのジュリア
父の弟のアランおじさんは病気で、一緒に仕事をしていたマンソンさんの手紙で
山に転地して静養することになったから、一人娘のジュリアを預かってほしいとのこと

ナンシー:ジュリアって見栄ぼうで、気取り屋で、うぬぼれの強い子よね
パーム・ビーチにいるグラディスというお金持ちの友だちをいつも引き合いに出すのがクセ

それでも5歳で母を亡くし、どこにも行くあてのないことに同情して預かることにする


●黄色い屋根の家
ナンシーはいいアイデアを思いついて母に相談する

5年前、父が元気な頃、メイン州の小さな村ビューラにある家がとても気に入って
お金持ちならすぐに買いたいと言い、家族も大好きになり
ナンシーは記念にバラの苗を植えたことを思い出し、そこで暮らそうと提案

まだ空き家なら貸してもらうようギルバートを使いを出す







父の知人のフィーラー大佐は孫のように迎え入れ
空き家の主人で外交官のハミルトンさんはヨーロッパにいるから
家を管理しているハーモン氏と交渉して、年60ドルという安さで借りることができる


●引っ越し
引っ越した当日、みんながニガテなアンおばさんがジュリアを連れてやって来る
アンおばさんは、村や家が不便で下品だと散々悪口を言って出て行く







ジュリアもビューラはつまらない田舎の村で、ケリー家の貧しさを指摘し
家族にとけこまず、家事も手伝わない







母:うちのような大家内では、“相手を生かして、自分も生きる”ってことを心がけなければならないの

アンおばさんが井戸から台所に水を引くようにと300ドル送ってくれる
気づかないところまで心配してくれて、本根はいい人だと分かる

おばの言う通り、1年で追い出されないよう、5年契約を結ぶことも家族で相談する

ジュリア:
こんな所、仮りの住まいでしょ
社交界に出る時は、ニューヨークやワシントンなどの都会でないと

ナンシー:
ビューラは私たちの村だわ
大人の仲間入りするのも、ビューラの社交界でたくさんよ

ギルバート:
ビューラ中学みたいなくだらない所を卒業しても
なんの肩書にもならない

母:
ここの暮らしを仮りの住まいと考えてほしくない
大切なのは自分の力で船をこぐことなのよ
誰かが動かしてくれると思っては大間違い
私たちはここをできるだけ美しい楽しい家庭にしなければいけないの









●秘密の手紙
母は家の契約延長についてハミルトンさんに手紙を書いてほしいとハーモンさんに頼む
ナンシーは母に内緒で、ハミルトン氏に長い手紙を書く

この家との出会い、たまらなく好きなこと
一家の写真と、バラを世話している自分の写真も添える
ナンシー:着色写真ですから、よくおわかりになるでしょう







玄関広間に貼ろうと思っている壁紙の一部も添える


●口あらそい
村のポファムさんに大工仕事を任せると、とても話し好きで家族は笑いに包まれる

ポファム:
どっちみち、わしらにとっちゃ、あの世へ行くまでに
この世はひとつしかねえんだから、渋い顔して過ごすより
笑って暮らすほうがよかろうと思うんでさ
命をもらったからには、それで、自分のできるだけのことをするわけなんで









●さびしい子たち
ポファムさんの話で、村はずれに建つ灰色の家に住む子どもと博士を知る
動物学の教師をしていた哲学博士ヘンリー・ロード氏は妻を亡くして4年

ポファム:
奥さんを構いつけず、震えあがらせて死なせてしまった
自分の勉強だけが大切で、子どもたちを家に閉じこめている

オリーブは絵を描くのが好きで、主に動物を描いている
弟のシリルがもう少し大きくなったら、遠い所で一緒に住もうと誓う







ナンシーはスイレンの池でオリーブと出会い、友だちになってほしいと頼むと
オリーブも酷い父のことを打ち明ける






父の誕生日に、家族でごちそうと贈り物を用意して
部屋をノックすると、書き物をしている時は邪魔するなと追い返す

どうしてあんな人が父親なのかと母に泣いて訴えると
母は長い間患っていた心臓の病気が悪化して
その後亡くなったのを自分のせいにしている

ナンシー:
私の母は心の中にいくつも部屋を持っていて
そこでいくつもの傷ついた心を温めてあげられる人なの
あなたたちのこともけして捨ててはおかないわ

オリーブとシリスは黄色い家に出入りするうちに少しずつ元気を取り戻す
ロード氏はケリー夫人を村で見かけて、ああいう立派な婦人の家庭なら大丈夫だと考える


●とけゆく氷
キャスリーンはジュリアとケンカした勢いで
アランおじがうちの大金を使い果たしたせいで貧しいのだと責めてしまう

キャスリーン:ごめんなさい 許してもらうためなら、体のどこかを切って血を出してもいいわ
ジュリア:私は父もいないし、この家のお客さまですもの

母:
あなたは特別待遇のお客さまではなくて、家族のひとりです
うちの子どもたちには、永久にお父さんがいないのですよ
正直に言って、私はあなたを守るために、いつもうちの子どもたちを厳しくしています
もう13歳になったのだから、誰からも可愛がられるためにはどうしたらいいかぐらい考えないといけません
今のとろこ、誰もあなたを好きだという人はいません

キャスリーンが必死に握手を求めると、ジュリアはその手にキスをする
ジュリアは今までの私がどんなに悪かったかと気づき、和解する








●素晴らしいニュース
ハミルトン氏からナンシー宛てに手紙が来る

手紙:
子どもの頃に数年、黄色い家で暮らし、母が病死して
空き家のまま30年も経つため、ずっと住んでくれても構わない

母の肖像画を寝室に飾って、好きだったヒナギクとキンポウゲの花を
母の誕生日に供えてくれることが家賃の代わり

中国にいる息子のトムだけが家に愛着があり
見知らぬ人に貸すのを嫌がっていたため、ナンシーの写真を同封して送った
優しいトムは感激したに違いない


●絵のおくりもの
秋の実りを神に感謝するお祭りの日、ケリー家は知人を招いた

オリーブは、ナンシーの肖像画をプレゼントすると
それだけの絵の才能があれば、ボストンの専門家に見てもらい
先生に習ったほうがいいとすすめる

母は絵を持って、ロード氏を訪ねる
いつもなら門前払いするところが、なぜかケリー夫人だけは怒れないロード氏







母:
女は子どもを見れば、その子に何が一番必要か分かります
オリーブは素晴らしい絵の天才を持っている

ロード氏:若い女が芸術だ、仕事だといきりたつのを私は好みません

母:
オリーブの才能はたぶんあなたから授かったと考えます
動物ばかり描くのは、あなたが何年も動物の研究に打ち込んでいるから
どうぞ私の目を信用して、願いをお聞き届けください と涙ながらに頼む








●光はまねく
その夜、黄色い家には大勢が集まり、詩を朗読したり、歌ったりしてにぎやか
子どもを22時に迎えに来るよう言われたロード氏は窓から見て
2人の子がいつものように怯えていないどころか、生き生きしているのに驚く








●2度目の春
グラディス家でジュリアを引き取ると言ってくるが、ジュリアはこの家に置いてくれと頼む
母:あなたはもうずっと前から私の可愛いひなどりですとも







アンおばさんが急に来て、3人の娘たちと母に新しいドレスをプレゼントする

母に自分の近くで住まないかと誘うが断わられ
1人で退屈しのぎに外国旅行へ行くと言って去る







夏休みになると、子どもたちはそれぞれ家の生活費のために動きだす
ナンシーは小説を書いて出版社に送り、ギルバートは郵便配達
キャスリーンとジュリアは納屋で夏季学校を開く

オリーブの17歳の誕生日に、亡き母の遺産を毎月50ドルずつもらえることになり
ボストンで絵の勉強がしたいと父に頼む

ロード氏は南アメリカへ行って、探検隊に加わるよう誘われているから
ケリー家でシリルを預かってもらおうと思う








●7月4日の客
ナンシーらはハミルトン氏との約束を守って、ヒナギクとキンポウゲを肖像に供える

ハミルトン氏はワシントンに転勤することになり、ケリー家を訪ねて
晩御飯を楽しく一緒に過ごす

息子のトムも中国から帰国するから、また一家で暮らせると話すが
ケリー家は家を取られるのではないかと不安になる








●パーティーの日
母はナンシーの17歳の誕生日にビューラ村で社交界デビューさせるために招待状を送る
ポファムさんは納屋をすっかりキレイに改装してくれる

アディーおじさんがはるばる中国から来て
ケリー家が父の死を乗り越えて幸せに暮らしているのを見て涙する

ダンスがはじまると、ロード氏も加わり、ナンシーと踊る









ロード氏:シリルを預かることで、もう一度意見を伺いたい

母:
2人がもう少し大きくなるまでお待ちなさい
でないと、父親なしですますことを覚えてしまいます
それより悪いのは、あなた自身、子どもなしでいられるようになることです

ロード氏:では南アメリカ行きは断りましょう



●最後のバラ
トムが都会風の夜会服を着て現れる
ナンシーが家を取られるのではないかと心配していると知って
そんなことにはならないと約束する

ナンシーはバラの最後の1輪をさしだす







その夜、ベッドでナンシーはトムのことを思い出す

トム:
僕はこのバラにとても憧れていたんです
このバラは植えた少女にそっくりだ

ナンシー:これを大人の気持ちっていうのかしら

その後、アンおばさんが外国旅行の途中で突然、心臓麻痺で亡くなり
毎月5000ドルの収入をケリー家の子どもとジュリアにやり
遺産をぜんぶ母親にやるという書き置きが残してあった



あとがき

ケート・ダグラス・ウィギン
1856年 フィラデルフィア生まれ
法律家の父はケートが3歳の時に亡くなり、母が再婚し、そこで育った

22歳でサンフランシスコにアメリカ西部で最初の私立幼稚園をつくり
妹ノラ・スミスと協力して、保母養成所も運営

25歳で結婚 幼稚園の経営を助けるために自費出版
結婚9年目で夫が死去
67歳で亡くなるまで数多くの作品を書いた

本作の原題は『ケリーかあさんのひなどりたち』

その他
『サニーブルック農場のレベッカ』
『バード家のクリスマス・キャロル』

まれにみるユーモラスな筆致で、さまざまな人物を登場させ
子どもたちが不幸な環境を明るく幸せに変えるありさまをひたむきに書いた


サウス・オブ・ザ・サークル:過去と現在、愛する人への想いと記憶@ゲーム実況 トイレットペーパーさん

2024-05-12 11:12:33 | ゲーム
[完結]South of the Circle / サウス・オブ・ザ・サークル:過去と現在、愛する人への想いと記憶@トイレットペーパーさん
“冷戦の政治的紛争に巻き込まれたケンブリッジ大学の2人の教員
ピーターとクララのラブストーリーを描くナラティブなアドベンチャーゲーム”

こういう温かみのある絵は好み
冷戦の複雑なセリフは半分も分からなかったけど


【内容抜粋メモ】(ネタバレ注意

1964年 南極
セスナが墜落して、パイロットのフロイドは足を骨折
主人公ピーターは助けを求めて、極寒の中を歩きだす







記憶:
列車の中で女性教師クララと出会い、お互いの講義を聞く
過去の記憶と交互に展開していく












ようやく基地に着いたのに、誰もいない
無線でフロイドに連絡すると、基地は攻撃を受けた可能性があるから
すぐに出て、クルマで他の助けを呼びに行ってくれと言われる








記憶:
上司に論文の完成をせっつかれる
ピーターの将来が決まる大事なターニングポイント
雲について?の論文なのに、次第に冷戦の複雑な事情が絡んでくる

クララの友人モリーが原爆反対?のデモをしている
2人もぜひ加わるよう熱く語る









友人2人もピーターが論文で昇進できるはずだとせっつく






クララに論文が行き詰っていることを相談すると協力すると約束
実家のエディンバラは天候のデータをとるにも最適

兄は18歳の時にオートバイ事故で亡くなっていて
コテージには兄の思い出が詰まっていることも話す








ソ連の基地に着くが、ここもからっぽ






記憶:
父母がピーターのことで大ゲンカしているのが寝室まで聞こえる
父はピーターに「男らしくなれ」と強制する
(なるほど、こういう背景も伏線か








父:
お前はあの子を甘やかしすぎるんだ それが問題なんだよ!
俺も学んだ 父に教えられてな
そして今は俺が父親として教えてやる番なんだ



クララはコテージで兄のことを思い出す
父は兄の教育に熱心だったのに、兄が急死すると、その情熱を自分に向けた
兄の事故死はある意味、自分に有利だったと考えていることに良心の呵責を感じている








ピーターはセスナまで戻ると言うが、フロイドは止める
フロイド:お前がやらないと、俺たちは死ぬんだよ!


記憶:
モリーは大学構内で拘束された
ソ連共産党とつながりがあると噂されている

ピーターとクララは放射能がどこから漏れているか調査する
2人はどんどん親密になる








基地にも放射能のマークがあるのを見つける






記憶:
父はボートの漕ぎ方を教えるが、もたつくピーターにいら立つ
父:いつかお前が自分の力で何かができるということを証明しなきゃならない時が来る








クララは映画で男性がヒーローで、女性は料理番くらいな扱いなことに憤慨する

クララ:
女は女権運動の時代から馬の下に身を投げ出すようにして主張を訴えてきた
そのための戦いを始めてくれる男が必要なのよ

モリーの友人であるクララも危うい立場となり
上司はピーターに論文はクララとの共作でなく
助手として名前も省略するよう忠告する











ようやく見つけた船は出てしまった後





クルマを見つけても行くあてもなく絶望していると
フロイドがフレアガンを撃ちあげているのが見えて、助けに向かう

セスナに近づくと酔ったフロイドが銃で撃ち
クルマのエンジンに当たって動かなくなる







やっと無線が通じて、座標を教えると、放射能漏れが発生していて
セスナもその警告範囲内にあると言うが、とにかく救助に向かうと約束する

フロイド:俺はフレアガンなんて撃っていないぞ

銃を持って、近づくと、スノーモービルの燃料が切れて助けを求めるロシア人がいる
ピーターは疲労困憊して倒れ、ロシア人はピーターをセスナまで運ぶ









ロシア人:
助けなど来ない! 俺たちは移動しなきゃならん!
俺はエンジニアだ エンジンなら修理できるかもしれない
ここに核爆弾を投下するカウントダウンをしているんだ

ロシア人が調べると、燃料タンクに穴が開いていて絶望する3人
ロシア人:秘密にはもうウンザリだ ただ家に帰りたいだけなんだよ








ピーターはさっき行ったイギリス基地に燃料があったと思い出し
最後の力を振り絞って取りに行く


記憶:
急にクララとケンカしたシーン
クララ:あなたが何を考えてるのか分からなくなっちゃった








燃料を入れて、セスナが飛び立つ
あまり釈然としないエンディングだったな




Open Roads@ゲーム実況 トイレットペーパーさん

2024-05-11 10:36:16 | ゲーム
[完結]Open Roads:おばあちゃんの遺品を整理していたら気になるものが見つかったので
こういう温かみのある絵とストーリーのゲーム好きだなあ!

【内容抜粋メモ】(ネタバレ注意

登場人物
テス HPの仕事をするのが夢
母 オパール 劇場経営が行き詰っている
父 妻子と別れて西部で一旗上げようとしている
オーガスト 母の妹
祖母 ヘレン
祖父 レオナルド・ランブロス 心臓発作で死去 享年43歳 不動産監査官
テスの親友 フラン
ピエール・ロートレック 謎の男



「ヘレンの死」
16歳のテスは引っ越しの準備をしている
大好きだった祖母ヘレンが亡くなり、母オパールとともに遺品を整理する






旅の模様は逐一、親友フランにガラケーのメールで報告
LINEみたいにやりとりしてたな/驚






祖母は夫を心臓発作で亡くしたが、2人の娘を育て
ペンネームで人生相談のコラムを書いて大人気だった
趣味で陶器もつくる多趣味で自由人







遺品の中に謎の男からのハガキが何枚も見つかり
冒険好きなテスは母の背中を押して
10代の頃に住んでいた別荘を訪ねることにする







母は父と別居中 父は西部で新しい仕事を始めようとしている
テスは父を訪ねるために飛行機のチケットを買ったことを言い出しかねている

母は劇場を経営しているが、ヘレンの介護なども重なり経済的に行き詰っていて
テスと住む家も決まっていない状態







別荘は相当古いが、中にはまだ家族が住んでいた頃の名残がある
母は壊れたバンを改装してもらって、そこで生活していた









バイクを乗り回すカートと付き合うが、ひと夏でフラれた
妹のオーガストは学校でいじめられていて、心の友だちを持っていたことが分かる


「謎の男からのハガキ」

“ヘレン、私をひとりにしないでくれ
すべて君のためにやったことだ
それに、あの子たちは私の子でもある”


謎の“カナダ男”が実父で、ヘレンは浮気していたと分かり
母らしくないと思いながらもショックな姉妹

テスはまた母の背中を押して、カナダ男、ピエール・ロートレックが
30年前に大金で買ったボートの家を訪ねてみようと言い出し
2人はモーテルに泊まる

オーガストが電話で、オパールにテスとともに同居しようと誘って断られたことを話す
オパールは母の介護で苦しかった時期、仕事が忙しいからと
会いにも来なかった妹を許せていないことを明かす


「両親の離婚のわけ」
テスは大事なケータイをモーテルに忘れたことに気づいて
1時間かけて戻るよう母に頼むが、帰りに寄ればいいと言われて怒り
父に会うため飛行機のチケットを買ったと話す

オパール:
離婚は合意の上と言ったけど、私から縁を切ったのよ
あの人は要介護の義母を重荷に思って家を出て
プロのギャンブラーになるって言い出した







「ハウスボート」
国境を越えて、4万ドルの大金でハウスボートを買ったピエールは
ヘレンと子どもたちを呼んで一緒に暮らそうと準備していたが
ヘレンは断ったことが分かる









ヘレン:
あなたはすべて私のためにやったと言いましたが
どれも、あなたがご自分のためにやったことです
人の道から外れた手段でお金を得て
カナダに逃げ、私に相談した時はもう手遅れでした
もうついていけません
娘たちは私の子でもあります
もう1人で大丈夫です

ピエールはお酒におぼれ、毎日カードなどの賭け事をして
大金を使い果たしたと分かる







「最後の手紙」
ポストのカギを見つけて、開けると、中にはピエールの罪を告白文がある






連続盗難事件に監査官として協力し、一部の分け前を得ていたこと
逃亡するために、妻に死亡偽装工作の口裏を合わせてもらったが
罪は自分にあって、妻子は無関係であることを記す レオナルド・ランブロス







ヘレンは浮気をしていたわけではなく
父は心臓発作で亡くなったのでもなかった

オパールは父が車で数時間の所に住んでいながら
子どもたちに会わずにいたことにショックを受けるが
すべては終わったこととして旅は終わる

テス:おばあちゃんは心のどこかでは見つけて欲しかったのかも

オパール:
お父さんに会ってきなさい
向こうの言い分も聞いてくるといいわ








少女名作シリーズ9 天使の花かご シュミット 偕成社

2024-05-10 16:48:18 | 
1972年初版 1981年17刷 谷村まち子/編著
山下一徳/カバー図案 辰巳まさ江/カバー絵・口絵・挿絵

「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します


心正しく生きていれば、神さまが助けてくれるという
いかにも僧侶が書いた宗教的な物語



【内容抜粋メモ】

登場人物
メリー 14歳の少女
ヤコブ 庭づくり、かごづくりを生業とする父
アメリア 伯爵家のお嬢さん
ジュリエット 伯爵家の侍女


●父とむすめ
ドイツの小さな村テルボルグに美しい庭があり
14歳の少女メリーに花束をつくってもらう子どもたち
母は4歳の時に亡くなり、父は庭師とかごづくりを生業としている








●誕生日のプレゼント
近くの森へかごに使う小枝を探しに行き、スズランを摘んでいると
伯爵夫人と娘のアメリアがくる

日ごろ父がお世話になっているお礼にスズランをあげると
アメリアを訪ねに城に遊びに来てと誘う
アメリアはメリーを妹のように感じ、城に一緒に住んでほしいと思っている









アメリアの誕生日に父が編んだかごをプレゼントしようと考え
父はかごにアメリアの頭文字を編みこんであげる

こんなキレイなものを見たことがない、と感激したアメリアは
母に相談して、もう着なくなったドレスをプレゼントする

侍女のジュリエットは、これまでずっとアメリアのおさがりをもらっていたのに
このごろはメリーが独占してしまっていることを妬み、メリーを憎む







父:
こういう立派なものをもらうと、妬む人が出るかもしれない
もっと困るのは、お前の心からつつましさがなくなることだ


●なくなった指輪
アメリアが血相変えてメリーの家に来る
母のダイヤモンドの指輪がなくなり、部屋に1人でいたメリーを疑う

父:人のものを盗めば死刑になるのだよ
メリー:私はとっていないことを神さまの前に誓います







父とアメリアはメリーを信じるが、役人に取り調べられる
指輪の噂は小さな村中に広がり、父娘に同情する


●ろうやの中
メリーは牢に入れられる
神に祈ると、小さな窓から月のあかりが差し込む

メリー:
私にかけられた疑いも月にかかる雲と同じ
いつかはきっと疑いも晴れるでしょう








裁判所では裁判長から責め立てられ、ジュリエットは
メリーが指輪をはめているのを見たとウソの証言をしたため
強情に無罪を訴えるメリーをムチで打つ







裁判長:
指輪がどこにあるか白状すれば罰しないことにしよう
隠し続けるならお父さんまで死刑になるぞ

メリー:
私はウソを言いたくありません
本当のことを言って死刑になるなら、喜んで死にます
でも父は助けてあげてください


●かなしい対面
もう一度詳しく調べたが、メリーを救う事実はなく
裁判長は同情して、父を訪ね、メリーを説得するよう命令する

父:
私はお前を信じている
お前は天国できっと幸せになれるだろう
けしてジュリエットを恨んではいけないよ
わしもすぐに天国に行くから、そこで会うことにしよう







●ほんとうの友だち
伯爵一家もメリーを心配して、裁判官に言って、死刑ではなく感化院に入れ
ヤコブはこの地方から追放とする

アメリアは悲しい思い出の花かごを見るのがツラクて
ジュリエットに見えない所にやってくれと頼む

ジュリエットはメリーがもう城に来れなくなったのを喜び
メリーとヤコブが村を出て行く時、花かごをつき返す
メリーはアメリアにも嫌われたと思う







頼る者もなく、旅するお金もなく歩いていると
ヤコブの友人で猟師のアンソニーと会い、杖と少しの金を渡す
父:神さまがもう私たちに必要なものをお与えくださった


●しんせつな人びと
親子は物乞いをしながら歩き、怒鳴られ、冷たく断られることもあった
父は疲れきって道端で倒れてしまう

メリーは近くの農家に住む老夫婦に助けを求めると
すぐに荷車で運んで、食べ物を与え、まるで夫婦で競争するように親切にしてくれる
老夫婦:困っている時はお互いさまだからね








メリーは裁縫や編み物、農家の仕事を手伝う
回復したヤコブはかごづくりを再開し、おかみさんにもプレゼントする

お礼を言って出て行こうとすると、ずっとこの家にいてもらいたいと頼む老夫婦







●あたらしい生活
おかみさんは村人から新しい注文をとったり、町へ行く時はかごを売ってきてくれる
父とメリーは前と同じ幸せな暮らしを取り戻す

お礼に荒れたままの庭に花木を植えると、春に美しい庭となる

3年目の秋、父は病気がちになる

ヤコブ:
人間も花と同じ、若い時は美しく、誰にも喜ばれるが
しだいに色褪せてしまうものだ
種のように土に埋められるが、また花を咲かせる
私たちの魂も天国によみがえるんだよ

おかみさんが医者を呼ぶが、もうよくならないと言われる
メリーは必ず治ると信じて、夜昼なく看病する










父:
お前はまだ半分も世の中を知らない
私が死んでも、神さまはけしてお前を見捨てはしないだろう

父は形見に祖母からもらった聖書をあげる
真夜中に「天国でまた会おうね」と言ってヤコブは亡くなる

ヤコブはこの地方の人ではないため、教会の墓地ではなく
はずれの2本松の間にお墓をつくって葬られた
牧師は老夫婦にメリーの親になってくれと頼む


●いじわるのブリュエンヌ
老夫婦の息子はブリュエンヌと結婚
美人でお金持ちを自慢にして、老夫婦を邪魔扱いし、夫をバカにする







生前、ヤコブはブリュエンヌと結婚させたら不幸になるとアドバイスしたが
老夫婦:1万フロリンという財産は相当なものじゃありませんか

ヤコブ:
お金をたくさん持つのは、けして幸福なことではないんですよ
私たちの生活に雨は必要ですが、あまり多いと作物をダメにし、川があふれる危険もある
花がミツバチに蜜を吸わせるように、人間も周りの役に立つ人でなくてはいけない
ただ美しいだけではダメなのです

メリーも厄介者と呼ばれ、女中のようにこき使われる
教会の牧師に相談すると、いつか神さまが救う日を待つように言われる


●家なき少女
父の誕生日に思い出の花かごに花をもってお墓に飾る







ブリュエンヌは、小川にさらしておいた上等な麻の布がなくなっているのを
メリーのせいにする
ブリュエンヌ:お前のような泥棒は出ておいき!

メリーは小さな包みをもって、家を出るが、あてもなく、父のお墓に行って泣きふせる


●みつかった指輪
メリー:神さま、どうぞ、私の行くべき道をお教えください

女性に声をかけられて、振り向くとアメリアだった

アメリア:
神さまのお導きですよ
あなたの無実が分かったのです







城の庭の真ん中にあるナシの木が嵐で倒れそうになり伐り倒すと
2人の弟はカササギの巣からダイヤモンドの指輪を見つけた
アンソニー:カササギは光るものが好きで巣に持ちかえる

ジュリエットはウソがバレて、妬みからの仕業と分かり
怒った伯爵はメリー同様、鎖でつなぎ、国から追い払えと命令する







裁判官も事実を知って深く後悔する

裁判官:
無実の人を罪に落としたのは大きな罪です
嵐は神が起こしたものでしょう


●思い出の花かご
伯爵一家はたくさんの人を使ってメリーとヤコブを探した

ある時、用事があって、ある地方に寄り、アメリアは友人と散歩していると
墓地に美しく花が飾られているお墓があると聞いて立ち寄り
あの花かごを見つけて、メリーが松の木農場にいると知る

伯爵一家は、明日、都へ発つため、友人が呼びに行くがメリーが出て行った後
教会の牧師は、父の墓にいるだろうと教えて、メリーと再会することができた

アメリア:これからは私の家族として暮らすのよ

伯爵夫婦は大喜びでメリーを迎え、体にピッタリのドレス一式をプレゼントする
老夫婦にもお礼に行くと泣いて喜ぶ







伯爵はブリュエンヌの憎しみに気づき
メリーたちがもと住んでいた家に住まないかと老夫婦に提案する

ブリュエンヌは老夫婦を厄介払いできると喜ぶが
御者が出発前に伯爵からの手紙を渡し
年に4回、老夫婦の生活費をおさめないと罰金をとるとあり
ブリュエンヌ:私は大損をしてしまった! と地団駄を踏む

その後、お金を預けていた商人が仕事に失敗して、財産をすべてなくし
ショックで病気になる

牧師:
あなたの考え方は間違っていた
いくらお金があっても人間は幸せになれるものじゃない

ブリュエンヌはその後まもなく亡くなる


●かれたバラ
ある日、牧師がメリーを訪ねて、名前は明かせないが
死ぬ前に会いたいという女性がいると頼む

狭い横町の陰気な家を訪ねると、骸骨のように瘠せたジュリエットが寝ている
ジュリエット:死ぬ前にお詫びがしたかった
メリー:ずっと前にすべて許しました







メリーはなんとかジュリエットを助けたいと伯爵夫婦に相談し
病人に必要なものを届けさせるが、ジュリエットは23歳で亡くなる


●故郷へかえったメリー
春になり、伯爵一家はまたテルボルグの城に来る
メリーはみんなに歓迎される

翌朝いちばんに昔の家を訪ねると、老夫婦が幸せに暮らしていて
家の中もそのまま残してある







いつかの裁判官が訪ねて来て、息子のフレデリックが結婚したがっていると頼む
村でも優しく好かれている青年で、メリーは承諾する

伯爵夫人はお祝いにいつかのダイヤモンドの指輪をあげる
思い出の花かごは、メリーの少女時代の記念にいつまでも大切に飾ることにする

父のお墓も新しく建て替え、村の名物の1つとなる








解説

クリストフ・フォン・シュミット(1768~1854)
ドイツのカソリック僧侶で神学者
子どものために書いた『聖書物語』はたくさんの人に読まれている

本書で父のヤコブはメリーに3つのことを教えた
1.神さまを敬うこと
2.人に真心を尽くすこと
3.よく働くこと

人にいつも親切にしていれば、自分が困った時、苦しい時に
必ず誰かが助けてくれる、ということ
そして、自然の美しさをつくった神を崇拝するよう導いた



【SHADOW OF THE TOMB RAIDER(PS4PRO)】ララ・クロフトが覚醒する。@ゲーム実況 トイレットペーパーさん ほか

2024-05-10 16:11:17 | ゲーム
実況#01【SHADOW OF THE TOMB RAIDER(PS4PRO)】ララ・クロフトが覚醒する。@ゲーム実況 トイレットペーパーさん



アンジー主演の『トゥームレイダー』って映画あるけど、ゲームが先なのか/驚
観たのがだいぶ前だから覚えてないのと
シリーズの前作を知らないから途中から感があったけれども
リアルな映像とスリリングなストーリーが楽しめる

いきなりララ・クラフトが墜落寸前の飛行機?の操縦かんを握る場面から
協力者ジョナが乗る後部が取れちゃった!!




「トリニティの記章」
ララは足を怪我して狭い岩の間に挟まっている




遺跡?の写真を撮っていると、足元の機械が反応して崩れる








ララは仮面をかぶって町に潜入して敵の話を聞きだす





実況#01【バウンド:王国の欠片】内面世界で舞い踊り、トラウマの元へ




屋敷の前でクルマが停まり、妊婦が降りて、砂浜を歩く






突然、画面がガラリと変わって
母?:姫よ 怪物が私の王国を破壊しています 行きなさい




斬新なマスクをした女性キャラクターは
トラウマを抱えるヒロインの深層心理の姿で
バレリーナの動きを使ったそうで、歩く姿も、回転もいちいち美しい!





モンスター相手に体育競技のテープを回し始めるけれども敵わず母に報告する




男性と子ども2人がテーブルでチェスをする姿が浮かび上がるが
これがトラウマの一部か?







[完結]ニンジャ・ピザガール:未来のピザはニンジャが運ぶもの




父が誇りをもって焼いたピザをスピーディーに運ぶ娘ジェマ
弟トリスタンはオーディオ担当? 盛り上がると曲調が変わる
時間制限内にスムーズに運べたらランクが上がる







ドアを開けると、ズボンを履いてない人が多くて
「ノーズボン ノーピザ!」とピザを投げ捨てるジェマ






敵対するメガコピザの連中が道中を阻み
スライディングなどでやっつけながら配達する





途中に落ちているアイテムを集めると
落ち込んだジェマを元気づける「やすらぎグッズ」と交換できる
チョコレートなどのお菓子、新しい洋服、などなど





ステージが終わるごとに、家族の名言が出てくる
トリスタン:人に優しくするのは良いことだけど、なんでもしてあげるのは優しさじゃないよ



[完結]スピーキングシミュレーター / Speaking Simulator (日本語版):気ノセイダ。ワタシハ普 通ノ人。




人類征服を目指すAIが人型ロボットを潜入させて
バレないよう舌・唇・アゴを操作してあげるという一風変わったゲーム

ステージ1は人事部課長カレンとレストランでデート
喋るたびに歯が抜けたり、目や舌が飛び出るのはホラー/汗×5000
それに気づかないカレンて・・・???







獲得したポイントで、さらに人間らしくなるためのアプデができる



実況#01【Figment(フィグメント)】Mind of Musical




いきなり家族が交通事故に遭う冒頭は心が痛い…↓↓↓
家族のだれかの悪夢でパズルゲームを解いていくダスティと鳥コンビ







ハードロックのBGMがうるさいのと、ずっと雨空なのが苦手
脳に関する単語がたくさん出てくる



『 逃走中 』のゲームがぶっ飛びすぎてて笑う@実況 キヨ。さん




キャラクリ:名前はビビリバヤシにげひこ

ファンタジー「アーサーと伝説の剣」
お姫さまがオオドラゴンにさらわれて助けるという王道な話





てっきりプレイヤーが剣を抜くのかと思いきや
アーサーがあっさり抜いてしまう ゼルダぽい絵面








大臣は姫が連れ去られたとは思えない苦笑顔




泉が枯れてしまい困っている水の精を助ける




オオゴラゴンの吹いてる炎にさらされながらクエストの指示を出すアーサーww




マージョナの魔法でオオゴラゴンは無害な小さいドラゴンに戻り
アーサーはお姫様だっこして連れ帰る










お金もがっつりもらって、残り時間3分
あと数秒ってところでゲームオーバー!!






少女名作シリーズ2 さすらいの少女 C.ディケンズ 偕成社

2024-05-09 12:06:39 | 
1972年初版 1981年 第16刷 新川和江/編訳
山下一徳/カバー図案 武部本一郎/カバー絵・口絵・挿絵

「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します


これまでオルコットも含めて、どんなに貧しくても最後は報われて幸福になる
ハッピーエンドが多かったから、急な悲劇に悲しくなった

孫娘を幸せにしたいと言いつつ、ギャンブルで全部すってしまうって
賭け事の依存性がコワイ
れっきとした病なんだな

もとはそれなりに身分のある祖父には、ほんとうの経済力はなかったのかも
一緒に旅に出ても、ずっと孫娘に頼りきりだったし

それでも、スピ的に見たら、最初から寿命は決めていて
それぞれに学びとなるような経験をして満足だったとも言える

原作はこの7倍の分量だそう
悲しい終わり方でなかったら読みたいところ



【内容抜粋メモ】

登場人物
ネル
トレント ネルの祖父 骨董店店主
キット 骨董店を手伝う少年
キルプ 金貸し
ブラス弁護士
ミセス・ジャーレイ 蝋人形を見せて旅する女性



●トレント骨董店
ロンドンの裏町にある骨董店を営むトレント老人
孫娘のネルは美しく、素直な少女

ネルのために財産をつくろうとして始めた賭け事にハマって大きな借金をつくり
金貸しのキルプが取り立てに来て、家、店の品、家具もすべて差し押さえる









夜、通いの店員キットの家に泣きながらネルが来る
キルプはキットがトレントが賭け事をしていることを話したとウソをついたため
怒ったトレントはキットを逆恨みしている

キルプはブラス弁護士とともに家のモノを馬車につめこむ
熱を出して寝込んだトレント
熱病が感染らないよう、小僧にタバコをふかせる

キルプ:ネルは大きくなったら、わしのお嫁さんになってもらう







キットは夜中、2階の屋根までのぼり、ネルと話す
自分の家も貧しくて、母との2人暮らしだけれども
ネルと祖父と一緒に暮らそうと言ってくれるが
祖父の誤解がとけずに断るネル







家に買い手がついて、早く立ち退くようせっつくキルプ
ネルは祖父とともに家を出て、旅に出ようと誘う







朝早く2人は家を出て、キットの家とは反対方向に歩きだす
2人がいないことに気づいたキルプは、どこまで行っても探し出すと誓う







ネルが大事にしていた小鳥が殺されそうになるのを助けて
自宅で飼うことにするキット








●旅
町を抜けて野原に着き、ひと休みして、カゴに入れてきたパンと焼肉を食べる






安い宿屋に泊り、翌日も早朝から歩きだす
牛乳を分けてもらおうとしても、どの家も貧しくて気が引ける

ある大家族が2人を快く迎え入れてくれて、泊まっていけと誘うが祖父は断る







馬車が来て、家族から頼まれたからと言って乗せてくれる






●人形つかい
人形芝居をして旅回りしているショートとコドリン
墓で人形のつくろいをしていて、ネルは手伝ってあげると
この村の宿屋で芝居をやるからと誘ってくれる

コドリン:
2人はロンドン中のお尋ね者かもしれない
探している人に渡せば、たんまりお礼がもらえるだろう







翌日、人形つかいは競馬場で芝居を演るからと2人を誘う
コドリンたちは2人を警察に引き渡すつもりかもしれないと感づいて
芝居をしている最中に逃げだす



●村の校長先生
村の校長先生に助けられて、野菜のごった煮をごちそうになり、ひと晩泊る
ネルは一人暮らしの校長先生のために洗濯などしてあげる







校長先生にとてもなついていた男の子が病気になり
ついにダメかもしれないと知らせが来て、駆けつける

少年の祖母:
あなたが勉強しろとおっしゃって、あの子は勉強ばかりして
とうとう病気になってしまいました!
あの孫を楽しみに、この年まで野良仕事に精を出してきましたのに

ネルの励ましを聞いて、喜び、少年は亡くなる
ネル:私は体を大事にして、おじいさまに孝行を尽くそう



●ろう人形
また2人で歩いていると、次の村までは遠いからと馬車に乗せてくれる貴婦人ミセス・ジャーレイ
2台の馬車はベッドや台所まで設備している(今のキャンピングカーみたいな感じなのかな/驚









ミセス・ジャーレイは、世界中から集めた蝋人形をぎっしり詰めて各地で公開している
美しいネルに説明させて、給料を払うから、一緒に馬車で暮らそうと誘ってくれる

町に着くと、ネルに新しいドレスなどを買ってくれる
その町でキルプを見かけてゾッとするネル

キットは小鳥にエサを買うために、馬車の馬の番をする
紳士ガーランドが気前良く銀貨をくれて、来週の月曜日も頼むと言う

キットが約束を守ると、気に入って、家で働いてくれと頼む







●ガーランド氏
紳士はキットに年600ポンドの給料を約束する
キットがネルを心配しているのを見て、探し出してあげたいものだと思う

ガーランド氏の知人がネルとトレントを探していると知りビックリする
知人はネルの顔を知らないため、手がかりがつかめた時はキットに来て欲しいと頼む







休みの日にネルは祖父と野原に散歩に行き、嵐に遭う
『勇敢なる兵士』という酒場に雨宿りに入ると
奥でトランプばくちをしていて、祖父の悪いクセがよみがえり
たちまちなけなしの金をすって、ネルに無心する(!









宿屋も兼ねていて、そこで泊るために、ネルは祖父のためにとっておいた金貨を渡す

トレント:
そんな大金を持っていたら、なぜ出してくれないのだ
そしたら今ごろ、5倍くらいになって戻ったものを

祖父はネルが寝たのを見て、宿のおつりを盗み、また賭け事を始める(!
それも全部すってしまい、賭け事の男たちは、蝋人形の夫人から拝借して
後で黙って返せば分からないと誘惑する

ネルは祖父がミセス・ジャーレイの金庫から盗む前に馬車を降りて出ようと言う
出稼ぎに行く男たちに交じって川を渡り、見知らぬ町に着く

祖父が空腹だと言うので、恥ずかしいのをガマンして
お恵みくださいと言って回るうちに病気になるネル
以前、世話になった校長先生と再会し、近くの宿屋に泊めてもらう







この先の村の教会に附属した小学校の校長になり
牧師さんは2つの家を貸してくれ、ネルと祖父はそこで暮らす











ガーランドは新聞でキルプが溺死したニュースを読む

トレントの弟で、富豪の紳士が行方を探していて
キルプは彼から金をせびろうとして、警察に追われ、テムズ川に落ちて死んだ

ネルのいる村に住む親切なバッチェラーはガーランドの弟で
ネルの話をガーランドに手紙で書いてしらせる

トレントの弟、ガーランド、キットは早速、馬車で村に向かう







初雪が降る深夜に着くと、ネルはおとといの晩亡くなったという
安らかなほほ笑みをたたえて、美しくも気高い死に顔








●天国への旅
トレントは悲しみのあまり、ネルの死を受け入れられず
雨の日も風の日もネルを探して歩きまわる

とうとうネルのお墓を見つけると、家でリュックサックに荷物をつめて戻る

トレント:
さあ、昔のように手を引いて連れて行っておくれ
のどかに広がる牧場が私らのねぐらになる
小鳥のように幸せになるんだって言ってたね

トレントはネルの墓石の前で冷たくなっているのを発見される
その顔には幸せそうなほほ笑みが浮かんでいた

トレントの弟:
兄は今ごろ、優しいネルに手を引かれて旅をしていることでしょう
2人を苦しめるものはもう何ひとつないのです



解説

チャールズ・ディケンズ
1812年 イギリス生まれ
父は海軍の会計書記で、大勢の子どもを抱えて生活は苦しく
チャールズが9歳の時、借金が払えず監獄に入れられた

チャールズは学校を辞めて靴墨工場の小僧となり
『ロビンソン・クルーソー』を書いたデフォーのような小説を書きたいと夢見た
その頃の思い出は『デビッド・カッパーフィールド』に描かれている

15歳で法律事務所の見習い書記になり、新聞記者を経て
23歳から小説を書いて、たちまち有名になった

ディケンズの傑作の1つの本書『骨董店』のほか
『オリバー・ツイスト』『クリスマス・キャロル』など

58歳で死去


少女名作シリーズ7 悲しみの王妃 シュテファン・ツヴァイク 偕成社

2024-05-08 14:45:41 | 
1972年初版 1982年22刷 大庭さち子/編著 山下一徳/カバー図案 辰巳まさ江/カバー絵・口絵・挿絵

「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します


タイトルだけじゃ分からなかったが、マリー・アントワネットの物語だった
自由奔放な少女が王女に生まれて、王妃として贅沢三昧をした日々から
革命で王権をはく奪され、死刑にされるまでが描かれ
少女が読むものとしては少し刺激が強すぎる気もするくらい
後半は人間の残酷さを感じる

都市伝説的にほんとうは家族みんな監獄から脱出して生き延びた説はないのかな?


【内容抜粋メモ】

登場人物

オーストリア
マリア・テレサ オーストリアの女帝
マリー・アントワネット オーストリアの王女
兄ヨーゼフ2世→兄レオボルド→息子フランツ

フランス
ルイ16世 1774年に王となった
王づきの女官長デュバリー夫人
ノアイユ夫人
フェルゼン スウェーデンの青年貴族



●宮殿の王女さま
オーストリアの都ウィーンにあるシェーンブルン宮殿
13歳のマリー・アントワネットと3人の姉はこの宮殿で生まれた

父は亡く、母マリア・テレサが皇帝
マリー・アントワネットが14歳になり、フランスの皇太子の妃になると告げ
フランス語もピアノも稽古をなまけていることを嘆く






●王家のあらそい
オーストリアのハプスブルク家とフランスのブルボン家は、何百年も争い続けてきたため
戦争をやめて、仲良くするため、両方の外交官が集まって相談した

1766年
マリア・テレサのお気に入りの外交官カウニッツと
ルイ15世に信用されているショアズールらは
ルイ15世の孫の皇太子とマリー・アントワネットを結婚させようと決めた

1769年
結婚式は来年のイースター祭に挙げる、と決まる







マリア・テレサはマリー・アントワネットのダンスの教師として
ウィーンに来ていたフランスの劇団の役者をつけるが
旅回りの役者を先生にすることに反対し、教育はフランスでやるとして
ベルモンという神父がつく

そのころのフランスの宮殿では、婦人は心が優しく、姿が美しければ尊敬され
勉強して学問を身につけていると嫌われた







●おわかれ
長い戦争で国のお金をムダに使っていたが
両国は結婚式を立派にしようとさらに金をかけた

1770年
ガラス張りの馬車2台を先頭に、46台の馬車が宮殿をめざす
マリア・テレサは、細々とした心得を書いて、マリー・アントワネットに渡す







国境に流れるライン川にある無人島に急ごしらえで建てた建物の中で
お引渡しの式が行われた

オーストリアの着物はすべて脱がされ、フランスの洋服に着替え
お付きの者も離されて、1人でフランスに旅立つ

コンピエーヌの森を抜け、宮殿で初めてフランス王と会う
皇太子は頭が鈍く、姿はぶかっこうで、退屈そうに黙っている

5月13日
ベルサイユ宮殿のルイ14世寺院で本当の結婚式が行われた
一般の国民も庭に入り、花火があげられる予定だったがひどい嵐となる



●ベルサイユ宮殿
ルイ14世:私は王だ 王は神である と言って建てたのがベルサイユ宮殿
ルイ15世には14世ほどの力はなく、魔物の巣のように乱れていた

皇太子はいつも不機嫌で、狩りや野あそびにふけっている

宮殿には2つの派閥があり、1つはルイ15世の3人の娘
アデレード、ビクトア、ソフィー
もう1つは、王づきの女官長デュバリー夫人で政治まで口を出している

身分の高い婦人には話しかけることができない決まりだから
デュバリー夫人に言葉をかけないという芝居をしよう
とマリー・アントワネットを誘う3人の娘








●みじかいことば
どんな会でもデュバリー夫人を無視するマリー・アントワネットに怒り、ルイ15世に訴え
ノアイユ夫人は、フランスに来ているオーストリアのメルシー大使に相談
大使はマリア・テレサに手紙を書いて知らせ、母がひどく怒っていると伝える









マリー・アントワネットが夫人に話しかけようとすると
アデレードが帰る時間だと言って連れて行く
これがオーストリアとフランスの問題まで広がる(ばかばかしいな・・・







プロシアのフリードリッヒ大王と、ロシアのカザリン女帝から
ポーランドを3国で分けようと相談を受けていたマリア・テレサは
総理大臣カウニッツや、息子ヨーゼフ2世に言われて条約を結ぶ

新年を祝う式の日、マリー・アントワネットはデュバリー夫人に
「今日はベルサイユは、大変な人ですこと」と言葉をかける



●パリの女王
馬車で2時間ほどの都パリに行かせてほしいと頼み、1773年と決める
チュイルリー宮殿のバルコニーに立ち、20万の人々の歓迎を受けて感動するマリー・アントワネット








マリーはたびたびお忍びでパリを訪れ、オペラ座、仮装舞踏会など夜の遊び場に通う

オーストリアの音楽の天才グルックが新しい歌劇をパリで披露したいから
協力してほしいとメルシー大使から頼まれる

フランスではオーストリアの音楽は野蛮だとして
フランスの舞台にかけるのを嫌っていたが
マリーは「イヒゲーニェ」をかけて大成功させる



●王妃のかんむり
1774年 ルイ15世は狩りの途中で天然痘にかかる
5月10日 死去 ルイ16世19歳、マリー18歳で王妃となる







マリーの散財はさらに進み、かけ事まで始める
マリー:私は退屈がいちばん怖い
フランスの上流階級はみんなそう思っていた







ベルサイユ宮殿が窮屈になり、トリアノン宮殿を模様替えして10年住む
ここで使ったお金は165万リーブル

周囲は王妃のご機嫌をとり、騙してお金を巻き上げようとする人ばかり
口うるさいメルシー大使、ベルモン神父、ノアイユ夫人も出入りが禁じられる

代わりに莫大な金を手に入れたのはボリニャック夫人
マリーの信用を得て、40万リーブルを騙し取り
夫を公爵にし、父に年金を渡し、兄は海軍大佐、姉を女官にする
毎年50万リーブルがボリニャックに流れていた



●母となる
兄ヨーゼフ2世がパリに2か月ほど滞在して周る
ヨーゼフ2世からの手紙には
「あなたが心を改めなければ、今に恐ろしい革命が起きるでしょう」と書かれていた

1年後、マリーは王女を産む
フランスは王女は王の位を継ぐことはできない
マリア・テレサはそれを心配しながら1780年に死去







翌年、王子が誕生
ルイ16世は「皇太子が生まれたんだよ」と涙した

マリーはふたたびトリアノン宮殿に入り浸り
3人の娘、ノアイユ夫人、辞任させられた大臣らが憤慨する

イギリスでは国王を名ばかりにして国民が政治を行い
アメリカは独立して、新しい国をつくり、民主主義が広まり
フランス国民も「我々も王と同じように幸せに暮らしていいはずだ」と思う



●首飾り事件
カンバン夫人は宝石商のベーマーが、数か月前
王妃が買ったダイヤの首飾りの代金を払ってほしいと言ってきた

160万リーブルという高い値段で、バロア夫人が関わっている
マリー:名前も聞いたことありません

ロアン大司教は、贅沢な遊び好きで有名
総理大臣になる野望を持つがマリーに嫌われているため
バロア夫人に仲を取り持ってくれと頼んだ

バロア夫人は王妃が会うとウソをつき、替え玉を使って王妃のニセの手紙を渡した
高価なダイヤの首飾りを買うようしむけ、手に入れると売って大儲けした

証拠となる手紙は、マリーが読まずに焼いてしまったため
ロアンが支払うと言っても聞かず、罪を着せる







1786年、高等法院での裁判でロアン大司教は無罪、バロア夫人は牢に入れられる

大蔵大臣は、ルイ16世が王になって12年間で12億5000リーブルの借金ができたと発表
フランス国民:その日のパンも食べられないのは、王妃が贅沢をしているからだ

マリーは反省し、トリアノン宮殿に行かず倹約したが、遅かった



●火の手があがる
1789年
貴族:バスチーユ監獄が壊され、隊長の首を槍にさしてパリの町中を練り歩いている 革命です!

王は初めて三部会を開く
第一部貴族と第二部僧侶は第三部国民と争い
国民は自分たちで国民議会を開き、民主憲法をつくると宣言

王は怒ってバスチーユの牢獄を王の軍隊で固めて国民を脅そうとしたが
2万の群衆がバスチーユに集まり、隊長を殺した

10月5日 国民の大軍がベルサイユ宮殿におしかける
王と王妃を革命軍の本部があるパリへ閉じこめようと計画

王ら家族は馬車でパリに向かい、150年も空き家だったチュイルリー宮殿に入れられる
皇太子は当時5歳







妹思いの兄ヨーゼフ2世も亡く、オーストリア王は次の兄レオボルド
マリーはスウェーデンの青年貴族フェルゼンに助けを求める

王らは粗末な服に着替えて変装し、近衛兵に護られて、裏出口から出る
フェルゼンは初めて馬車を走らせて2時間遅れたことが運命を分けた
ボンデーの森で落ち合う約束でフェルゼンを帰らせる







シャロンに着き、次の村でショアズールが騎兵隊を連れて待っている手はずだったが
着くのが遅かったために引き払ってしまった

マリー:バーレンヌへ行けば騎兵隊が待っているはず
バーレンヌで止められ、村の宿屋に入れられる

国民議会は王に代わって政治をとり、王一家はパリへ送り返され
王の権利をはく奪し、新しい憲法をつくった



●宮殿から牢獄へ
革命軍はオーストリアに戦争をしかける
マリーは兄レオボルド皇帝に手紙を書いて戦争をしないよう頼むが
手紙が着く前にレオボルドは病死

跡を継いだのは、息子のフランツで、フランスと戦争を始める
マリーは革命軍の秘密をオーストリア大使にしらせる



●名ばかりの王
国民議会の中心となったジロンド党はマリーをスパイとして王一家を捕える
国民軍がパリまで迫り、王一家を物置のような部屋に閉じこめる

国民議会と、パリにできた市会「コンミューン」は
王一家をタンブル牢獄へ移すと決める



●1月21日の朝
オーストリア軍はフランスの革命軍を破る
革命に反対した貴族2000人が殺された

王という名を取り上げ、フランス共和国となる
王は2階から1階へ移され、死刑が言い渡される







ルイ16世:あすの朝、また会おうね と子どもたちに別れを告げ
1月21日の朝、死刑に処された



●窓にすがって
フェルゼンもフランスから追い出され、スウェーデンに帰った
王妃と子どもを脱獄させるため、レピトルに頼むが厳しい取り調べを怖れて手を引く

何度も脱獄計画が失敗し、共和政府の役人はマリーから子どもを引き離す







たった1つのあかりとりの窓から、中庭で遊ぶ
9歳の皇太子の姿が見えるのを心の支えとするマリー
38歳になり、頬はこけ、髪は白くなった









マリーは子どもと別れて、未亡人カペーと名前を変えられ
門を入ったら生きて出られないと言われる
コンシェルジュリー監獄に移される

ロザリーという娘がマリーの世話係をする







●死刑のいいわたし
監獄長官はマリーを憐れみ、王女と皇太子の様子を毎日しらせる
ルイ16世を死刑にしたことでイギリスが憤慨

フランス国内ではジャコバン党がジロンド党を倒して政治権力を握り
反対した人々をみな断頭台に送ったため、後に「フランス革命の恐怖時代」と呼ばれる

1793年10月12日
マリーは裁判にかけられ、死刑を言い渡される








●広場の断頭台
マリーは白いガウンを着て、帽子で白髪を隠し
上等の黒しゅすのハイヒールを履いて身なりを整える

髪をばっさり切り落とされ、馬車に乗せられる
マリー(私が死ぬことで子どもたちが助かるなら、私は喜んで死のう







断頭台のそばには自由の女神像が置いてある
首を落とされたマリーの死骸は手押し車に乗せられて運び去られた

広場に押し掛けた人々は「共和国ばんざい!」と叫ぶ



解説

シュテファン・ツバイク
1881年 オーストリアのウィーン生まれ

第二次世界大戦中、ツバイクはイギリスに亡命
次にアメリカに逃れ、1945年リオデジャネイロの別荘で夫人とともに自死(なぜ???

本作の原題は『マリー・アントワネット』ツバイクの傑作と言われる
ツバイクが一番力を入れて書いたのは本作のような伝記作品

王妃を温かい同情と理解で描いた


中世オープンワールドクラフトSLG【Bellwright】@ゲーム実況 コーマさん ほか

2024-05-07 11:02:38 | ゲーム
優秀なAI村人と共に街を発展させる中世オープンワールドクラフトSLG【Bellwright】@実況 コーマさん




中世を舞台にした『ミディーバルダイナスティ』ぽいゲーム

Medieval Dynasty

最初の家をつくったら、木を1本ずつ組み立ててた/驚
近くの村の村長と話して、クエストをこなして信用を得ないといけない
道中で出会った人をスカウトすると、一緒に働いてくれる










マナーロードつづき

【Manor Lords】注目の超美麗 中世街作りシミュレーションゲームは没入感が凄まじい

住宅レベルなどを上げたりして、ようやく居留地レベルアップに成功/祝




いろんな職業の人たちが動いているのをのんびり見ているだけでも楽しいし
牛、ラバ、ヒツジなどの動物たちもカワイイ









しょっちゅう略奪者が盗みに来て、戦闘するにはすごい遠い問題
コーマさん:リモート略奪はやめて/汗

鉄の防具で固めた「ジューシャ(従者)5」を結成
その後、なぜか従者だけが家を失くして、冬に外で寒がる謎の現象が起きるw









別の領主が近隣の国をどんどん占領するのを防ぐためにも戦闘が必要だけど
冬の準備もろもろしてて、武器が揃わないまま戦ったら完全敗北!
100人もの死者が出た上、町をムダに焼かれて去って行った↓↓↓









兄者さんも初見でプレイしてた!

【中世街づくり】兄者の「MANOR LORDS|マナー・ロード」【2BRO.】




複雑なルールを読んですぐに理解するのは難しいよね
冬が来る前にあっさり最初からやり直すって決断速っ!驚







この日が誕生日だったみたい
おめでとうございます!!


ハヤトさんもメンバー限定の生配信でプレイしてた

【公開収録】中世の領主になって村づくりするゲーム『 Manor Lords 』

雑談中に流れてたアニメがカワイイ
森に隕石衝突? ハヤトさんがパラシュートで落下して
ハヤトス犬と一緒に歩く繰り返し











【完璧なポーズを決めるGW】弟者の「Perfect Poses / 完璧なポーズ」【2BRO.】




GWらしいゆるゲー 「Only Up!」にポーズを組み合わせた感じ
階段を登ると、向こうからポーズの型が迫ってきて
同じポーズをきめて抜けて、上へ進む
ちょっとでも型に当たると落下して地上からやり直しが厳しい











#01【 Planet of Lana / プラネット・オブ・ラナ 】これは命の躍動する、美しい星の物語@実況 トイレットペーパーさん




ラナは親友?の少年と一緒に遊んでいると
空から侵略者?がおりてきて、村人を全員さらっていく急展開





右へ進むと、まっくろくろすけみたいな子が罠にハマり
助けてあげると、その子も助けてくれる
道中にいるまっくろくろすけ大に襲われたらアウト







#01【 Harold Halibut / ハロルド ハリバット 】ストップモーションアニメ風のSFアドベンチャー




手作りの人形を動かして撮ったって聞いてビックリなほどなめらかな動きだけど
1人1人のキャラクターのクセが強い+深海の圧に苦しくなって1話でリタイア/汗
ストーリーの先は気になった

人々はなぜか深海都市に住んでいて、交通手段は“チューブ”






チューブカードに残金がないまま無賃乗車したと注意されるハロルド
「罰金が払えないなら、誰か立て替えてくれる人を連れてこないといけませんね」









ハロルドは教授の部屋を掃除したり、魚にエサをやる雑務をしている