メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

海外ドラマ『ミディアム』ラストシーズン(5~6巻)

2013-09-05 15:44:23 | ドラマ
海外ドラマ『ミディアム』ラストシーズン(5~6巻)

▼あらすじ(ネタバレ注意

#10 別れのことば Blood on the Tracks
ジョーの母の病状が急速に悪化した夢を見たアリソン(脳細胞が悪い奴らでいっぱいになる比喩は斬新
「すぐに会いに行ってくれ」とジョーの亡き父からも頼まれ、ジョーは看病に行く。
弁護士から「遺書の書き換えに応じてくれない」と聞き、理由を尋ねると、
以前、アリソンからブリジットの卒業式までは大丈夫だと言われたことを信じていた。
アリソンは、義母に希望を持たせたくて言ったのをとても後悔する。

ホームからホームレスが転落死する事件が起きる。自殺か他殺か。
アリソンはホームレスが女性をホームに突き落とそうとする夢を見て、予防線が張られる。
女性の転落は未然に防げたが、ある男がホームレスに化けて殺人に関わっている夢を見る。
インシュリンを大量に注射すると心不全に見せかけることができるのか?


#11 人生を成功させる方法 Only Half Lucky
アリソンのダメダメな弟マイケルが線路に投身しようとするのを初老男性が止める夢を見た。
弟に話すと、初老男性は亡き小説家で感銘を受けたのだという。マイケルの仕事の成功ぶりに驚く。
その仕事の面接で、極度に緊張しているマイケルの代わりに死んだ作家がのりうつって面接を受けて合格、
その後も時々のりうつる条件を交わした様子を夢に見たアリソン。
「眠っている間になにか犯罪に巻き込まれたらどうするの?」と責めるが・・・

デヴァロスの市長選では、対抗馬のダルトンが卑劣なCMを流していることに憤慨しやり返すべきだという女性スタッフ。
彼女はブリジットの能力を利用して、ダルトンの弱みを見つけようとする。


#12 夫婦の絆 Labor Pains
数年前、デヴァロスがアリソンを雇っていることがメディアに知られてから、毎日大量のヘルプの手紙が届き、読む暇もないアリソン。
そのうちの1人ジェレミーは、妊娠中の妻が行方不明になっているからすぐに探して欲しいと後をつけ、ついにアリソンを誘拐する。
子どもの学校の面接に行ったはずが連絡がとれなくなり、心配するジョーとデヴァロスら。

一方、マリーはスペルが急に分からなくなり、LD(学習障害)ではないかと担任から精神鑑定を勧められる。
ジョーは待合室で開発中の仕事をしながら行き詰まっていた。

「ストックホルムシンドローム」
精神医学用語の一つで、犯罪被害者が、犯人と一時的に時間や場所を共有することによって、
過度の同情さらには好意等の特別な依存感情を抱くことをいう。


#13 いつかまた会う日まで Me Without You
ジョーはハワイから飛行機で帰る途中、アリソンに電話中、事故が起こり帰らぬ人になった/驚
7年後、検事補となったアリソンは、ある麻薬組織のマフィアのボスの裁判に関わる中、
メキシコに流れ着いて生きていたジョーが、ボスの手下に騙されて麻薬の運び屋をやらされている夢を見る。

アリエルは結婚して妊娠中だし、ブリジットは作家になって、マリーはメガネのまま大学生?!
デヴァロスは市長だし、リーも昇進。41年後のアリソンまで出てきて、あまりの急展開に口があんぐりになってしまった
これはドラマの展開で、本物のデュボアファミリーは皆健康に暮らしているとのこと。よかったv


ラストは、出演者1人ひとりがセットから去っていく様子と、これまでの過去のシーンが走馬灯のように流れてとても粋だった。
こうして見ると子どもたちの成長ぶりがよく分かる。今も俳優として活躍してるのかな?
シーズン7まできたら、きっと出演者同士、本当の家族のようだろうな。
『ブルームーン探偵社』のインタビューでシヴィル・シェパードがゆってたみたく、
その感慨深さ、寂しさは、観客にも計り知れないだろう。

そのラストに流れたのは、なんと!スライの♪IF YOU WANT ME TO STAY


【DVD特典】

メイキング
ネタバレ注意って英語で「SPOILER ALERT」ていうのか?
アリスンの弟マイケル役の俳優は、パトリシアの本当の弟さんだったんだ/驚
これまでは都合がつかなくて別の役者が演じてたらしい(思い出せない・・・

電車ホームで人が突き落とされるシーンでは、どこの鉄道会社からも断られたから、
使ってない車両を使って、駅も作ったってスゴイ!

『ミディアム』を最初に見たのは、ゆうちゅうぶでPILOT版をチェックした時だって思い出した。
赤いマントをはおったアリスンが犬に追いかけられるシーンで印象的だった。


『ミディアム』を振り返って
最初は、スタッフがある番組でアリソン本人を見かけたのがきっかけだった。
超能力者らが集められた特番で、若くて美人な上、さまざまな実績をあげていたアリソン。
夫は真逆のサイエンティストで、3人の娘も能力を受け継いでいるという数奇な人生に興味を持ち、グレンに話をもちかけた。
パトリシアは、最初テレビドラマに出演することをためらったが、アリソン本人を知って快諾。

 
アリソン本人も美人さん。夫ジョーは、本人のほうがイケメンだな

 

アリエルとブリジット役の2人はロシア系?
オーディションで「趣味は泳ぐこととテレビを見ること」て、ハキハキ答えてるブリジットが可笑しいw
パトリシア曰く「ブリジットは、中身は40歳くらいだと思う」て

出演者それぞれが好きなエピソードを挙げて、リーはなぜかブタが喋るエピソードが好きなんだってw
リーもパトリシアも子育てしながらドラマの撮影をしていた思い出とか。
スタッフ「同じクルーは二度と集まらない」


『ミディアム』光と影
ベテランのスタッフにも恵まれていた。照明の使い方などのエピソード。3Dなんて試みもあったんだ/驚
監督はほぼ毎回代わる。フィルムからデジタルへの移行もあった。


スキャロン刑事の素顔

大勢のメインキャラクターの中で彼だけ特別取り上げられてるって、人気があるから?
サイキックにはまったく興味がなかった。アウトドア派でスポーツ好き。美食家!?
可愛い奥様と、たくさんの子どもがいて、みんなお父さんにソックリ

 


世界に広がる『ミディアム』
さまざまな国で放送され、各国の言葉で吹き替えられた。
ドイツ、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、ロシア・・・日本は若い声優さん? 声が高い。
言葉や声優が変わると、違うキャラクターに感じるからフシギ。

パトリシア「自分のドラマは見ないけど、日本語なら面白いかも

グレン「犯罪事件を織り交ぜて誤魔化してるが、本当に見てもらいたいのは夫婦関係なんだ。それが人気の秘訣だと思う」


NG集

ブリジットのしゃっくりとか、車から降りて歩いたら、そのままゴローンて転んじゃうシーンに爆笑×5000
リーはキス魔? こんなに楽しい現場だったんだ。


コメント

NHK大河ドラマ「八重の桜」(31回~35回)

2013-09-04 10:48:25 | ドラマ
NHK大河ドラマ「八重の桜」(31回~35回)
作:山本むつみ テーマ音楽:坂本龍一
語り:草笛光子 出演:綾瀬はるか、西島秀俊、オダギリジョー ほか


▼第31回 離縁のわけ
八重のもとに尚之助から手紙が届いたと喜んだのも束の間、離縁状で驚く。
尚之助は、困窮する斗南藩が寒さと飢えで大勢死んでいくのをみかね、
米の調達に行き、仲買人に騙され、詐欺罪で裁判沙汰となって東京から離れられずにいた。
いつも重要なことを一方的に決めてしまうやり方に憤りを感じる八重。

 

覚馬が生きていたというしらせがやっと家族に届く。「京都で一緒に暮らそう」と手紙がくる。
しかし、時枝との間に娘みねがいると分かり、うらは娘だけ連れてってくれと八重に頼み、自分は会津に戻る決意をする。
二葉もまた新東京に弟・浩と一緒に行ってくれと夫・平馬が頼む。新しい生活をやっていく気力がもうないというのが理由。



時枝と一緒にいるうちに情が移ったか。
それにしても生死も分からないまま信じつづけていたうらにとっては辛いなぁ


▼第32回 兄の見取り図
9年ぶりに覚馬と再会した家族。時枝の代わりに八重が覚馬を背負って、槇村正直(嶋政宏)に引き合わされる。
槇村と覚馬は「京都博覧会」を計画中。日本の誇る文化を世界に披露し、交易で外貨を稼ぐ方針。

 

八重は、これまでの宿敵の長州藩、薩摩藩の人間に憎悪を隠しきれずにいたが、
覚馬の書いた、これからの日本を見据えた書を読み、
覚馬からこれからの日本を立て直すためにも勉強しろと促され、「女紅場」の講師を任される。
「これからは学問が武器だ」

 

通訳として来日している宣教師・新島襄は、山川浩の妹・捨松に会う。

 

「廃藩置県」を推し進める新政府。斗南藩は実質2年しか成立しなかった。
「会津と薩摩はどこか似とると思っとった」と西郷。

 


▼第33回 尚之助との再会
八重は英語も勉強しはじめる。

 
のちに八重も協力した日本の観光書

覚馬が発案し、槇村が決済し、明石が実行するという形で、新しい思想を叶えていこうとするが、
槇村は業務妨害の容疑で捕まり東京に拘留され、覚馬は木戸孝允に直談判する。
「征韓論争」が起こり、西郷、板垣らが参議を辞職。槇村は釈放となる。

八重は、東京にいる尚之助を訪ね、自分も一緒に暮らすと言うが京都に帰りなさいと言われる。
あなたは新しい時を生きる人だ。わたしをガッカリさせないで下さい」


▼第34回 帰ってきた男
万華鏡みたいなopに変わった。みねが急に成長しちゃってたし/驚

 

明治8年。10年ぶりに新島は帰国。耶蘇教(キリスト教)を基にした学校を作る決心をして、覚馬を紹介される。
「これからの日本が間違った方向に行かないために良心をもった人間が必要だ」という覚馬に襄は喜びを隠せない。
覚馬は襄を槇村に引き合わせ、大阪との対抗心を利用して仏教の都・京都にクリスチャン学校建設の許可を得る。
槇村は「その前に嫁をもらえ」と勧める。



その後、襄は覚馬の家の居候となる。眉の傷から、彼が昔、象山のもとでブタの絵を描いていた子だったと知る/驚
(これは脚色か?

山川健次郎(勝地涼)が帰国。エール大学で文学史の学位をとり、日本でもっと学問を究めたいと話す。
(ここで、前髪クネ男が出てくるなんて!爆 幅の広い役者さんなのね/驚


▼第35回 襄のプロポーズ
時尾斉藤一(警視庁に勤務)と結婚して、八重を訪ねてきた。仲人は容保だったと言う。

襄は槇村から「寺からたくさんの嘆願書がきてかなわん。自分で1軒1軒説得しろ」と投げられる。

尚之助は、肺病で入院していたのを抜け出し、「会津戦記」を記している途中、裁判の決着を見ないまま鳥越で亡くなる。
覚馬「尚之助は病気で死んだんでねえ。あの戦争で死んだんだ。ゆっくりと時をかけた戦死だ」

 

再び取り残された思いでいっぱいの八重をピクニックに連れ出し、「亡くなった人たちの声を聞いてみなさい」と説く襄。
「亡くなった人たちはもうどこへも行きません。あなたのそばにいて支えてくれます。
 あなたが幸せであるように。強くあるように」
襄は改めて八重にプロポーズし、八重は承諾する。


さて。ようやく新島襄と結婚した八重。これからまだまだわが道をズンズン突き進んで行く姿が早く見てみたい。
綾瀬はるかは「あさイチ」で話していた通り、幼い頃から老年期にいたるまでを演じるにあたり、
それぞれの年代に合わせて喋るトーンや立ち居振る舞いも気をつけたという。
この時点でまだ30歳かあ! 昔の人は早くからしっかりしてるから年齢が分からなくなる
コメント

月面軟着陸

2013-09-03 18:50:26 | 音楽&ライブ
カウンセリング。
前回のつづき。最近の口ぐせ「面倒臭さ」についてもっとよく考えてみた。
・年齢に伴う体力の減退、パニ障に伴う気力の減退、ポジティブに考えれば、自分の弱さを意識した結果でもある。
・「人生は経験」と思っていて、いろいろやりたいと思ったことを、ある程度もうやり尽くした感がある。
・同じことの繰り返し、同じことを言われることが苦手。→常に新しい経験をしたい。
・一人暮らしで、すべて一瞬ごとに自分で選択し、その責任をとることに疲れを感じている。

カ「前回話した“自分のやり方にこだわる”こととの関係はあるか?」
友だちと出かける時も、一人で町歩き等に行く時も同じ。好奇心・楽しみと体力・気力の疲れとの認識が曖昧。

カ「相手が関わってきた時にかぎるか?」
自分自身にも同様に感じる。日常生活の煩雑さ。同じ失敗の繰り返しなど。

カ「些細な予期せぬハプニングを“刺激”と捉えずに、“負担”と捉えてしまう理由は? いつ頃からか?」
友だちに言われてから気づいたが、たしかに日常的によく言っていることに気づいた。
でも、もっと昔から面倒臭さはあったのかも。意識したか、無意識だったかの違い。
毎日を生きること自体、ある意味、面倒なことだと思う。煩わしいの意味か?

カ「どうやら、些細なことがいちいち負担に感じているようだが、どうしてか?」
うん。もうちょっと深く掘り下げてみようっと。



ランチは大戸屋でミニほっけ定食。美味しかったv



LABIでやっとmicroSDカードリーダーを買ってきた。
前もここで買った気がしたけど、同じロボット型のはなかったから、BUFFALOのシンプルなのをチョイス。
てか、いまどきmicroSDカード使う人はいないのか? しかもWindows7対応だし
さっき試しに画像を移動させたら、ちゃんとパソで読めてホッとした
エプソンの人は「消耗はしません」てゆったけど、電気屋は「消耗します」てキッパリ。
いろんなことが人によって言うことが違うから、最終的には自分の判断、なんでも選択の連続なんだ。

レンタル屋に寄って、家にいったん戻ってから、図書館にも行ったら、朝から夕方まで歩き通しでぐったり。
今日もまた息が苦しい暑さ
ザ・入道雲!て雲が真っ青な空にモクモクたくさんあった。


その他のトピックス。

『モヤさま2』、10月から30分放送時間拡大 心配は冬場の撮れ高?
1時間で気軽に見れるのがいいんじゃないのかねえ


図書館で借りたCDシリーズ。まだまだピチカート・ファイヴシリーズはつづきますv
いろんなタイプの音楽があるってイイ。その時の気分によって似合うピッタリの音が選べるから

月面軟着陸 人類の偉大な一歩/ピチカート・ファイヴ
出ました田島さん! パタパタマンガみたいなライナーには、メンバ3人で宇宙飛行士の格好して遊んでるw
ライブ盤かと思った出だし。ギターぎゅいんぎゅいんで熱量が他のアルバムと違う
ブルースハープが入ったりもして、いわゆるピチカートテイストよりいろんな要素が入ってて面白い。

レディメイドのピチカート・ファイヴ/ピチカート・ファイヴ

フリーダムのピチカート・ファイヴ/ピチカート・ファイヴ

PIZZICATO FIVE TM/ピチカート・ファイヴ
thanks~の名前の中に冷牟田さんもいた/驚

Keep on traveling/真心ブラザーズ
やっと聴きました真心の新譜v
「2355」の♪のりこえるの歌 もあるし、桜井さんの入魂曲♪炎の後半戦 もあり
♪朝がきた にはスカパラから川上さん、欣ちゃん、オッキーも参加してたのね!
今回は意外と?桜井さんの作詞作曲が多いことに気づく。ロック系とマイナーコードが多め?


「lyrics」もアップしました。

コメント

『ハニーが盲導犬になるまで』(国土社)

2013-09-02 19:47:54 | 
『ハニーが盲導犬になるまで』(国土社)
キャロライン・アーノルド/文 リチャード・ヘウェット/写真 常陸宮妃華子/訳

盲導犬は都内でもときどき見かけることがある。電車のホームもちゃんと飼い主さんを誘導して
エスカレーターや改札も通る様子を見るとたのもしいし、お仕事姿もやっぱり可愛くて何度も見てしまう
そんな盲導犬がどんな風に訓練されて、飼い主さんのもとでお手伝いをするようになるのか、
本書は写真と文章で、実際訓練を受けて、引き取られるまでが紹介されている。

翻訳は日本動物福祉協会名誉総裁を務める常陸宮妃華子さま。


【内容抜粋メモ】

ケンネル(犬舎)にいるゴールデンレトリバーのハニーが主人公。
ゴールデンレトリバー、ラブラドール、ジャーマン・シェパードは、
利口で人と一緒に楽しく働くので盲導犬に向いている。主に純血種。

訓練所には、寮があり、目が不自由な人たちが盲導犬とどう暮らすか学ぶ。



子犬は約1ヵ月半、お母さん犬と過ごす。
ケンネルの調理場から監視カメラで母子を見守る。



生後約3ヶ月間、1週間に1度、注意力や学習意欲のテストがある。
金網を張った床を歩いたり、鏡に映る自分を見てどう反応するか見たりなどのテストがある。
用心深すぎたり、怖がる犬はよい盲導犬になれない。
獣医さんとスタッフが、病気の予防接種をしたりして、盲導犬訓練所の犬の世話をする。


生後3ヶ月になるとパピーウォーカーに預けられる。
子犬を育てるのは「4-H」のメンバ。ハニーが1歳3ヶ月になるまで責任をもって世話をする。

「4-H」田舎に住む子供たちに家庭や農場や社会生活の中で実習をさせる教育プログラムのこと。

1ヶ月に1回、子犬クラブに行って子犬の生活について学んだりする。
ハニーに簡単な命令を教えなくてはならない。
仕事や学校に行く時はハニーもいっしょに連れていくことで人社会に慣れさせるのが目的。


緑色のジャケットは、見習いの盲導犬のしるし


あっという間に月日は過ぎて、訓練所に戻って、正式な訓練がはじまる。
健康状態をチェックし、腰の骨のレントゲンも撮る(正しく歩くのに支障がないかどうか
基準に外れれば一般家庭にもらわれる。その時パピーウォーカーが最初にもらう権利がある。
盲導犬になれるのは、候補のわずか半分くらい/驚

とくに性格のいい子は「繁殖犬」になるコもいる。
繁殖期や出産時以外は一般家庭で暮らす。
盲導犬になるコは避妊手術を受ける。


検査に合格したハニーは、訓練士のテリーさんに会った。
「うまくいけば、5~6ヶ月で盲導犬になれるよ」
最初は「おすわり」「待て」など基本的な命令から毎日何時間か訓練する。

テリーさんたちは、いちどに10頭~15頭の世話をする。
1日3回、大きな囲いに出されて自由に運動する。ほかの動物たちとも仲良くなる訓練でもある。


リードをつけた訓練は2~3週間。次は「ハーネス」でのトレーニング開始。
盲導犬は命令なしでは行きたいところが分からない。



訓練の最後は、テリーさんは目隠しをしてハニーと歩く。万一に備えて付き添いの訓練士がつく。
アメリカでは、視覚障害者と認定された16歳以上なら、希望すればだれでも盲導犬を申し込める。


面接で盲導犬と暮らせると認められた人たちが、訓練所にやってくる。
1クラスは16人。約1ヶ月の訓練中は寄宿舎で1部屋に2人ずつ暮らす。

訓練にやってきたアンさんは、最初テリーさんが犬役になって、盲導犬への話しかけ方などを学ぶ。
アンさんは、4日目にテリーさんが選んだハニーと出会った。
それぞれの必要性、希望、性格のマッチングを考慮して組み合わせられる。
生徒は犬とともに働くだけでなく、犬の世話の仕方も学ぶ。

 

講義を聞いたり、バスに乗って町にも出かける。
最初は近くから、徐々に道順も複雑になり、障害物をよけたり、エレベータに乗ったり、階段の昇り降りも学ぶ。

もっとも大切な技術は、安全に道を横断できるか。
ハニーには信号は分からない。ススメの合図があっても、車がきたら横断をやめる。これを「知的な不従順」という。



人と犬のペアは約1ヶ月で厳しい訓練を終え、卒業式は毎月第4土曜日に行われる。
アンのもとにパピーウォーカーのアミーもやって来た。
式が終わるとアンはハニーを家に連れて帰る。

盲導犬の卒業生は、いろんな種類の仕事に就いている。
弁護士、ソーシャルワーカー、新聞記者、ピアノの調律士などなど・・・
多くの盲導犬は、およそ10歳になるまで働く。その後はペットとして飼われたり、パピーウォーカーに引き取られる。


盲導犬についての注意点
・仕事中はハーネスをつけているので、可愛くても飼い主に断りなく触ってはいけない。
・お菓子をあげたりしない。
・ハーネスには絶対に触らない。
・むやみに怖がったり、追い払わない。


【あとがき抜粋メモ】
日本には8つの協会があり、盲導犬の育成・普及をしているが、たくさんの協力・お金がかかるため、850頭しかいない。

日本は、盲導犬も少ないが、希望する人も他国より少ない。知らないのが原因。
日本では18歳以上の全盲、それに近く、社会に参加する意志がある人ならだれでも申し込める。
その後、面接で、犬を大事にでき、共同訓練に耐えられる人が名簿に載り、順番待ちとなる。
法律でどこでも入ったり、乗り物に乗ったりできるのに、拒否されることがある。


【日本の盲導犬・実働数】
全国でもっとも多い順に、東京(67)、北海道(66)、大阪府(48)、埼玉県(44)、神奈川県(38)・・・
ちなみに長野は27。少ないな。



コメント

『ありがとうシンシア 介助犬シンちゃんのおはなし』(講談社)

2013-09-02 19:34:42 | 
『ありがとうシンシア 介助犬シンちゃんのおはなし』(講談社)
小田哲明/写真 山本由花/文

こないだスーパーに入った時、
「他のお客様に対してご迷惑になるので盲導犬は入店お断りしています」て貼り紙を見つけて、
日本の盲導犬に対する意識の低さに哀しくなった。

本書は、その盲導犬より、さらに認知度がまだまだ低い介助犬のお話。
1999年の発行だから、その後状況が変わったことも考えられる。


【内容抜粋メモ】

 

バイクの事故で胸から下と、片腕が不自由な木村さん。
もともとは寂しさを癒してくれるペットとして飼い始めたラブラドールのシンシア。
介助犬の活動を知って感動して手紙を書いた奥さんに
「シンシアも素質があればなれますよ」と言われて、訓練を受けてみようと思った。

1歳になって難しい訓練を開始して、5ヶ月後に晴れて介助犬になったシンシアだったが、
普段から密に接していた奥さんには慣れていても、お父さんの言うことは最初聞いてくれなかったという
それから、木村さんは体調が悪くても、シンシアを散歩に連れていったり、ブラシをかけたりしてコミュニケーションをはかった。

ある日、クツを履こうとして床に落としてしまい、「シンシア、テイク クツ」とコマンドを出しても無視していたシンシア。
でも何度も心をこめて言ったら、本当に困っていることが通じたのか持ってきてくれた。

介助犬に手伝ってもらう時は、動作を英語、モノの名前を日本語で言う。

介助犬になるには、約8ヶ月~1年間かかる。

法律で認められている盲導犬と違い、介助犬はまだ知られていないため、
ペットと同じに思われてお店に入れないことも多い

1998年介助犬を広めようとする「日本介助犬アカデミー」の大会が開催され、
木村さんも講演を依頼されていたため、鉄道会社に申し込み、シンシアが大人しく電車に乗っている様子を見てもらった。
その様子を見て、シンシアは電車に乗ることが認められたが、すべての介助犬が認められているわけではないという。

木村さんらのそうした地道な活動によって、たくさんの新聞やテレビでも取材され、国会でも介助犬がとりあげられるようになった。


<シンちゃんの仕事>
  
新聞をとる/電話器をとる/冷蔵庫からもってくる

 
ドアを開ける/エレベーターのボタンを押す

 
スーパーでは商品をとって膝の上に置く。レジは買ったものをちゃんと受け取ってくれる。


【“介助犬にであったら”高柳友子さんによるあとがき抜粋メモ】
盲導犬が日本に誕生したのは40年以上前。今では830頭以上が活躍している。
一方、介助犬は日本では育成が始まったばかりで、全国でも10頭ほどしかいない。

シンシアのようにモノを拾ったり、押したりという動作を手伝うよう訓練された犬もいるし、
杖のように飼い主を支えたり、歩くのを助ける役目をする犬もいる。

まだ介助犬を訓練する資格や方法が盲導犬ほど決められていないために
店の人に「犬をおいて入ってください」と言われることもまだ多い。
「介助犬は障害者の体の一部だ」ということを知ってほしい。

盲導犬同様に黙って犬をなでたりするのはダメ。ひと声かけること。


【“シンシアとくらして”木村佳友さんによるあとがき抜粋メモ】
介助犬がいない頃は、車イスから落ちたまま、妻が帰るまで床に転がったままということもあった。
「この先自分の人生にはいいことなんか何もない」と考えていた。
でも、シンシアと出会い外出する機会が増え、多くの人と接することで、性格が前向きになった。
木村さんは、在宅勤務でコンピュータプログラマーとして働き、日本介助犬アカデミーの理事として普及活動をしている。

日本介助犬協会

  

コメント

マンモグラフィ数年ぶり/汗

2013-09-02 18:09:59 | 日記
朝からお茶を派手に床にぶちまけて、月曜日がスタートですよ/哀



ランチは、ガストで「サラダうどん」であっさり。ごぼうの天ぷらがのっかってるのが斬新。


四谷メディカルキューブ
来年の甲状腺検査の時にマンモとエコーの予約を入れたんだけれども、
ちょっと気になる症状があったもので、行ってきた。

随分前に友だちが教えてくれて、完全予約制だから、比較的待ち時間も少ないし、
なにより女医さんが丁寧にみてくれるのと、女性用の専用フロアがちゃんと分けられてるってことがステキ。
女性スタッフさんたちのサービスも優しく行き届いているし、とってもいいクリニックでした~!
とってもいい病院を教えてくれてありがとうううう

受付は1F、カルテと診察券を作ってから、診察は6F。
女性専用フロアだから、待合室も女性だけ。若い人も多かったな。

更衣室で上だけ医療用の服に着がえて、待っていたら、初めてきたこと、6Fの密室ってことで、
息が苦しくなってきて、なんだかこの服のまま外に出たくなってきたから、ソラナックス1錠を飲んだ
テレビで竜巻のニュースがずっと流れてて、不安感がさらにアップしたし


まず、診察で触診してから、マンモとエコーをやっぱり撮ることになり、しばらくして呼ばれた。
ブログをさかのぼってみたら、たぶん2008年以降マンモはやってない
「前回ものすごく痛かったんです。なのに撮影に失敗して2度も撮り直したし」てゆったら
「トラウマになっちゃったんですね」て

でも、今回のスタッフさんは手際がよくて、左右斜め、上下の4枚を各1回ずつで撮れたのが不幸中の幸いv
でもやっぱり痛かった


その後は、エコー。こんどは逆食のために真直ぐベッドに寝るのが不安だったけど、
こちらもなんとか短時間で済んで、その場で異常がないことが確認できたから一安心した。

マンモが痛くて負担なら、エコーを毎年やって、マンモは2年に1度でもよい。
(理想はマンモも毎年1回

人間が機械や医療に合わせて負担がかかる方法が早く変わればいいのに。
待たされた挙げ句に、嫌なことを我慢しなきゃならないんじゃ「ピンクリボン運動」とかゆっても二の足踏んじゃう人も多いだろう。


コメント

notes and movies(1996.12~ part1)

2013-09-01 13:53:36 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は緑色のノートからご紹介。
後半はビートルズ関連のものを集中的に観てたみたい。

  

photo1:絵本の中の少女が印象的だったからコピったもの。
photo2:ついにXファイルはサードシーズン突入。
photo3:ジョンの伝記や、ビートルズを総ざらい。

若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『BOWIE the video collection』

出演:デヴィッド・ボウイ ほか
♪Space Odity
レコーディングスタジオで生ギター弾いてるシンプルなつくり。真っ赤なツンツンヘア。

♪John, I'm only dancing
レザージャケットに頬には錨のマーク。ギターはナイル・ロジャースかな?ヘビみたいなダンサーが2人踊ってるとっても妖しい。

♪Jean Genie
ライヴっぽいけどノーアレンジ。モンローっぽい女の子も出てくる。イヤリングに犬の首輪。

♪Life on Mars
やわらかい水色のスーツと合わせた真っ青なシャドー。目の色が違うのを強調してる。人間じゃないな、やっぱこのヒト。

♪Be My Wife
だいぶメイクは落ちたけど、この目と口紅はおばさんみたい。茶ストライプのシャツでギター弾く。

♪Heroes
ノーメイクでチープレザー、細い白い肌に吸い付くようなシャツ、ライトを背に歌うストリート・キッズ風。

♪Boys keep swinging
スーツでキメて、腰振りながら歌う。3人の女装コーラスが皆カツラをとって口紅をぬぐうけど、
3人目の老女は投げキッスを送るのが笑える。

♪Look back in anger
天使のボウイを描くうち、自分の横顔がペイントされちゃう。楽器弾いてるより演劇のほうが合う。

♪DJ
やけっぱちなDJ。町を歩くとなぜかキスしてくるのは男ばっかり。となりの黒人はニコニコしどおし。ガスマスクは笑える。

♪Ashes to Ashes
凝ってる。CDジャケットでも見た美しきピエロと、精神病院の中で病んでるメイジャートム。
鎖につながれてるところなんかそのまま芸術作品になる。

♪Fashion
全然ウケないライヴハウスで歌うボウイ。
町では舞踏会マスクをつけた人々が食べ物を恵んでもらってる。ダンサーも出るけどたいして踊らない。

♪Wild is the Wind
モノクロでミニオーケストラをとり囲んだ渋いつくり。ボウイが七色の声を持ってるっていうコピーもあったっけね。

♪Let's Dance
異国情緒。アジア系の男女がアメリカへきて、道路まで磨かされて、高級給レストランに、ビーチにと夢をはせるけど、
結局赤いパンプスを履き捨て、故国の自然とたわむれる。曲とイメージ違うけど、当時ボウイの考えていたことか?
現地のヒトに囲まれると、ほんと小さいね。

♪China Girl
いきなりラーメンマークに囲まれちゃうのが笑える。これは面白いボウイの一面。当時噂だった彼女かな?
この世界中のファンを酔わせた歌どおりの進行。ボウイがフツーの男にかえって?中国人女性に夢中だったのがすごく伝わってくる。
ストレートなラブシーンばかり。

♪Modern Love
売れに売れてた頃をしのばせるライヴステージ。金のかかった月のセットや華やかな衣装。金髪をより黄色に染めてるボウイ。
大コンサートホールに大バンド。

♪Blue Jean
これが噂のスターと冴えない男を演じて話題になったってやつ!
クラブのスターでアラジンセインスタイル(フェイスペイントがスゴイ)に
うっとりの彼女の横でワインの栓と闘ったり、とちって焦る。メイクでこうも変わるんだね。

♪Loving the Alien
やたら凝ってるけど一貫性なし。真っ青に塗った顔で祈ったり。ラストは感電。

♪Dancing in the Street
スゴイビューティフルなビッグスター2人の組み合わせ!これも話題になったね。
唾もかからんばかりに顔を寄せ合ってシャウトする。おじさんもまだ頑張るぜって感じ。
家路(夜、皆が眠ってからね)我も我もと競って踊るラストはどっちのおしりがキュート?

♪Absolute Beginners
同名の映画のテーマソング。映画シーンをカラー、ミュージッククリップをモノクロのハードボイルドスタイルで。
ティナ・ターナー風ダンサーに導かれ、キスして川に消えるなんてロマンティック。

♪Underground
映画続き。GREAT!今までで一番イイ!緑がかった画面の中で路地裏のマンホールの階段を降り、地下世界を発見するボウイ。
映画でおなじみのキャラクターが続々登場。ホグルやドアノブ、ガラクタ婆さんや、目玉植物。
ボウイが自分をはいでアニメに変身するシーンもびっくり。隠れた名曲。

♪As the world falls down
サントラにも入れなかったの? 再び映画シーンを混ぜ、J.コネリーにもD.レインにも似てるヒロインを使って
妖しい日本人系メイクのボウイのカラーコピーが出てくる。

♪Day in Day out
捨て子の女の子が大人になり盗みに売春、ついには子どもと遊ぶ家を警察に壊されるまで白黒の天使がカメラで撮る。

♪Time will Grawl
ムキムキダンサーにのされるボウイ。ムキムキ女ダンサーが仕返しする。このグループとツアーしてたんじゃなかったっけ、この頃?

♪Never Let me down
ダンスコンテストだが審査はレフリー、みなダラダラと愛し合う。純真な黒人少女と踊るボウイのラスト。

♪Fame '90
ラストをしめるのはコレ。コンサート見に行ったのも6年前?!この映像もスクリーンに流れてた。
あのフシギで早い動き、もしかして手話?あのブロンドダンサーとも噂になったよね?
しっかりした体つきでクルクル回る全く新しいタイプのダンスが魅力的。


『MOTOWN return to the APOLLO』(1985)

出演:ビル・コスビー、ジョージ・マイケル、スモーキー・ロビンソン、リチャード・プライヤー、ドリフターズ、
テンプテーションズ、フォー・トップス、ウィリー・タイラー、メリー・ウェルズ、マーサ・リーブス、スティーヴィー・ワンダー 
デューク・エリントン、ジョー・コッカー、パティ・ラベル、キャブ・キャロウェイ、ボーイ・ジョージ、リトル・リチャード、
ファッツ・ドミノ、ウィルソン・ピケット、ジミー・ランスフォード、ナット・キング・コール、アル・グリーンほか
これはすごい!スペシャル・ナイト・ショー
後のミュージック界に多大な影響を与え、今もなおバリバリ第一線にいるビッグな大スターが一挙に見れるなんて!
アポロって劇場は古風な造りで巨大ホールじゃないけど、高く聳え立つ観客席、広くはないステージには
ビッグスターがアマチュアコンテストで落ちたり、エド・サリバンショーがあったり、今は亡きビッグネームが毎晩ライヴで歌い、
美しいダンサーがダンスを見せ、A train でやってきた観客は盛り上がり、やじも飛ばす。
試練の場、チャンスの場、成功の約束でもあり、音楽の歴史、ソウル、ロック、タップあらゆるエンタテインメントの総結集だった。
50周年パーティは2時間30分たっぷりその素晴らしい1ページ1ページを紹介し、これからの世代にも引き継いでいる。
それをリバイバル世代の私たちがこうして遠く離れた地でともに感動し、興奮できるのは奇跡的。
ラストのS.ワンダーの熱い涙の跡は、モータウン全盛期から現在に至るまでのあらゆる想いを伝えてくれる。


『DARK STAR』(1974)
監督:ジョン・カーペンター 出演:ダン・オバノン ほか
いやあ、思いっきりチープで妖しい映画『FUTURE KILL』なんて予告編の後だし、
前半のどーでもいいような展開でいーかげんに時間のムダかと思ったけど、
どんな映画もラストまで観ないと良さって分かんないもんだね。
まさに'70代のノリでマイナーなファンにはいまだ語り継がれているらしい今作、フシギな余韻を残してくれる。

宇宙をロマンする心は忘れていない男たちの渋い最期といつまでも見飽きない星々の輝き、どこまでも広がる暗闇が美しい。
宇宙日誌やプライベートヴィデオ記録、宇宙船を飛ばすのもかったるいような時代に
かったるく「プレイボーイ」風の雑誌を読んでたり、バカバカしいジョークの中に
バカにできないアイデアや要素が隠れてたりする。


『Earth, Wind & Fire The Eternal Vision』(1992)
♪Serpentine Fire
すごい大所帯。ハデハデ衣装で、みんなブラック。

♪September
これはベストに入ってる。ライトの使い方が'70代してる。

♪Boogie Wonderland
レインボーショールのコーラスガールス。この派手さは米米超える。ステージ上だけどみんな口パク。
ホーンセクショングループも身軽に動き回る。トランペットグルグル回してるよ。ダンスミュージックで「ソウルトレイン」向き。

♪After the love is gone
サビがサザンみたい。桑田さんも影響を受けてるだろうね。ビューティフル・ピーポーによるビューティフル・バラッド。
ワオ!このホーンソロはカッコいい

♪Let me talk
青い宇宙的空間にいろんな国の人々、文化が流れてゆく。ファンキーでごきげんなリズム。

♪Reasons
おや?リードシンガーが寂しく太鼓叩いて、この高いファルセットはこの人の声だったのね。
'80代のかったるい時代、こんな本物のグループがステージに立ってたんだ。

♪System of Survive
今もバリバリなんじゃん。ピカピカドレスからレザーにTシャツと地味になっちゃって、NYかハーレムの風景。
キッズダンサーズがスゴイ。このノリいい!

♪Thinking of You
チャイナタウンで撮ったの?みんなスーツでキメてギャングみたい。ラヴ&ピースの観念は捨ててないかしら?
中国風メイクをグチャグチャに落とすシーン。

♪Evil Roy
アニメや町の道や壁画が動くとってもポップアートだね。

♪Heritage
キング牧師にマルコムXなんかの映像を手前のモニターに映してだいぶカジュアル。
忍びこんだ子どもも歌う!ラップ上手い。

愛の使者みたいだった'70から、メッセージソング、ダンスミュージック、ラップもイケる。
大勢で移動が大変だろうね。でもすごく音の調和がキレイ。


『ツイスター』(1996)
監督:ヤン・デ・ボン 出演:ヘレン・ハント、ビル・バクストン ほか
今やハンディカメラで竜巻の猛威を撮って、TV放送する時代。いろんなパニック映画の中で竜巻はまだだったかもね。
巨大なトルネードが生きているかのように追ってくる! CGによるリアルな映像は自然の脅威を恐ろしくも美しく再現。
家具も一気に窓から飛び出し、車が舞い上げられるこの風の力! 普段忘れてるけど、人なんて自然の前じゃ無力。

途中なぜかブランクがあって、作りがホームドラマ的なのが気になるけど、家族愛でまとめた。
これって別に実際の家族の体験談ってわけじゃないよね。そんな終わり方。
こーゆーの見ると何ごともなく暮らす日々が奇跡に思えてくる。
自然災害なんかいつどこで起きて、巻き込まれるか分からないんだもの。

late info;やっぱ実話を基にした著書の映画化だって。


『好きと言えなくて』(1996)
監督:マイケル・リーマン 出演:ジャニーン・カラファロ、ユマ・サーマン ほか
新手のシンデレラ・ストーリーってとこかな。
まず、こんな正直で優しくて、しかもカッコいい芸術家がいないよね、現実に。
女も男を容姿で見てるのも事実。やっぱ信じらんない。美しいものに惹かれる心情はとめられないもの。
“You can't say No to the Beauty & the Beasts!”David Bowie

「美人だから愛してるんでしょ?」
「いや容姿なんか関係ない。誰も振り返らないような人でも愛すると世界一美人に見える」

でも「声からは美人だと思う」って言ってたよ。
チラシ広告で事実がバレて、おしまいになりそうだけど、犬がキューピッドになって最初からやり直し。
でもまだ答えてないよ「最初から会っていたらチャンスをくれた?」

巻末にはサウンドトラックCDのCM、スザンヌ・ヴェガはじめ、スティングなどビッグアーティストの曲ばかり。
このサントラ商売も映画業界では重要みたいね。
コンプレックスの強いヒロインもなかなかキレイじゃん。背は155cmでもスマートで。
そのスマートな脚を持ってない女の子はどーすればいいのかな。
“最愛の人を捜すのは、砂粒の中の宝石を探すようなものだ”ってディランは言ってる。


『クルーレス』(1994)
監督:エイミー・ヘッカーリング 出演:アリシア・シルバーストーン ほか
日本と米の女子高生事情って同じなのね。メディアのせい? TVは世界を結ぶかも。
これを20年後に見たら恥ずかしいだろーね。なにこの白い靴下!とか、この靴底流行った!とかいってネ。
「クルーレス」はダサイって意味かな? ほかにも「as if!」とか「as F!」とか『ウェインズ・ワールド』系の流行語続出。
「ツインピークスみたく複雑」なんて使える。セックスやドラッグ等、思春期の道徳観もちゃんと入ってる。
ハッピーエンドだけど、ちょっと待って、父親が同じってことは従兄弟みたいなものでしょ、ヤバいんじゃないの?

「見た目じゃなくて心を変えなくちゃ」

メグ・ライアンみたくキュートなアリシアがとっかえひっかえ高校生とは思えないブランドのセクシードレス姿を披露。
若いうちはいーけど30、40になってもCDで買いまくるだけの主婦なんてゾッとしない?
今の高校生も社会に出れば変わるよね? 授業風景もダラけ放題。コメディだから? 半分現実?

「パーティの時ならマリファナもOK」
なんてPTAから攻撃はなかったのかな? 携帯電話もかけまくりだし。
カロリー制限のダイエット食でどーしてこーもパワフルに活動できるのか。

BFゲット法は実用的。
「パーティでは先に声をかけない。楽しそうなフリをして、相手から声をかけさせる。話の途中で抜ける。相手をじらす作戦」
「自分にプレゼントを贈り、いかにモテてるか示す。時にセクシーな服で肌を見せて、その気にさせる」
もろボディコンの服で、ほんとに1枚の布を当ててるのと同じだもんね。あんなカッコいいスタイルなら見せなきゃ損だけど。


『バーチュオシティ』(1995)
監督:ブレット・レオナード 出演:デンゼル・ワシントン ほか
ますます役の幅を広げて絶好調のワシントンがSFに挑戦。
今までこんなルックスも演技力も文句なしのカッコいいブラックヒーローがいたかな?
『バーチャル・ウォーズ2』も公開されて、もっとパワーアップしたCG世界の恐怖を描いたこの監督。
今作はサイコキラーデータのアンドロイドがガラスで複製されるシーンがポイント。

いつもスーツにパリっとキメてるワシントンの、アッパラパーなドレッドヘアスタイルは見物!
この人も結構脱ぎっぷりのイイ俳優の1人。余分な脂肪なんかどこにもない鍛えたスマートボディは見せなきゃ損だものね。
最初の日本料亭のミニスカート着物を履いたウェイトレスは笑える。全員灰色スーツのビジネスマン、同じ顔なのも怖いし。
ピリピリっと画面が乱れなければ現実ソックリなVR。重力もないし、怪我や事故ることもないこの世界。ハマるだろーね。
SFには欠かせない顔となったジェイミー・フレッチャーが科学者役で登場する。


『秘密』(1992)

監督:スティーブン・ギレンホール 出演:ジェレミー・アイアンズ、イーサン・ホーク、ジョン・ハード ほか
今年の締めにふさわしいベスト。同名のイギリス文学の傑作の映画化らしい。
徐々に海に沈む小さな町での暗い記憶はアラン・ポーや、マリー・ルドネを思わせる。ジェレミーの退廃的雰囲気はピッタリ。
16歳のトムとメアリー役の俳優の素晴らしい演技が今作を支える。
J.ハードも脇役で登場。話に現実の生徒が遭遇するフシギな構成。
怪しい老婆に頼み、恐ろしく旧式な方法で堕胎手術するシーンは身の毛がよだつ

「第二次大戦で赤ん坊の死体を片付けて納得するには、これは歴史の物語なんだと思うしかなかった。
 話をするのは家の病気なんだ。いつも悲しい終わり方で、
 父に“ハッピーエンドはないの?”“ない。もしあったら教えてくれ”
 それぞれの教わり方がある。だが君たちはまだ若い。なんでもできるんだ!」

ラストシーンにはハッピーエンドの香りが漂う。


『インディペンデンスデイ』(1996)(劇場にて

監督:ローランド・エメリッヒ 出演:ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマン、ウィル・スミス ほか
7月4日アメリカ独立記念日にUFOが地球侵略を開始。
“人類は反撃する”この予告編だけでSFにハマってる今観なきゃって感じ。

とにかく、ワイドスクリーンいっぱいにはみ出るくらい巨大な宇宙船には、あまりの巨大さに涙が出た。人は大きいものに弱いからね。
好奇心と友好的なイメージも吹き飛ぶ冷淡さと、圧倒的技術力でホワイトハウスを一撃。
NYの高層ビルも吹き飛んで炎が襲いかかるシーンにはもうお手上げ。
ハルマゲドンそのもので人の力など及ばない絶体絶命だったけど、知的生命体にも弱点あり。コンピュータウイルスが鍵か。

宇宙人は『エイリアン』のキャラクターそのもの、足が長いタコ系。
セリフ中にも「今Xファイルの途中だって?」なんてのもあって、ロズウェル事件の解明まである。
もう国同士の戦争なんて目じゃない。ビル扮する大統領の感動ものの演説の通り
「人種問題など超えて、人類生存の権利をかけて戦おう!」

パニック映画の定番は最初フツーの人々のフツーの生活から始まる。
大抵後で助かる一部の人々が描かれるんだけど、そのヒューマンドラマも泣かずにはいられない。
子を守る母と犬が危機一髪トンネルのドアの中に飛び込んで助かるシーンもド迫力。
CG、模型、あらゆる技術と労力の結集だもんね。
これだけ記録的ヒットで大勢を感動させるに見合う労力が必要だってこと。

コメント

notes and movies(1996.12~ part2)

2013-09-01 13:53:35 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『THE X-FILES 3rd SEASON』(1995)
監督:クリス・カーターほか 出演:デイヴィッド・ドゥカヴニー、ジリアン・アンダーソン ほか



【FILE No.301 The Blessing Way】
xmasはX-FILESで過ごそう 前回との続きものながらあんまり間があいたから忘れてたストーリー。
ハッカーが過去のUFO関連情報をキャッチして暗号化されたテープをモルダーに渡し、
彼は宇宙人の死体の山を砂漠の中で発見し、一緒に吹き飛ばされたんだった。

さてサードシーズンに入って脂がのった2人のメインキャラクターと連続性が出て、
「1話でもお楽しみいただけます」ってワケにいかなくなった。
もう6巻まで出て、一気に今回3巻分借りれたのは奇跡的。

なんだか『VR5』を思い出すなあ。この2つのシリーズどっかでつながってるんじゃない?
そのうちどっちかのキャラクターが関連して出てきそう。
軍という強力な力、正義もへったくれもない内部の巨大な壁とFBI捜査官という法と正義の上に立つ1個人との闘い。

「殺すのも当然だ。未来をつくるためにね」

このショッキングなセリフもアメリカ人が国を信用できなくなっている状況を鋭く表すシーン。
サードシーズンも緊迫感に満ち、おもしろくなりそう。単に超常現象の話を超えてる。


【FILE No.302 Paper Clip】
いろんな事がいっぺんに起こりすぎて出血大サービスだね。スキナーもなかなかやるじゃん、惚れ直したよ。
廃坑内のファイルは、アブダクトされ、人体実験を受けた人の記録。スカリーもモルダーの妹も入っていた。
この50年以上の間、あんなに大勢が犠牲になってたなんて。宇宙人って友好的じゃないの?
『コクーン』の知的生命体、愛と親しみに満ちた相手じゃないってこと?
秘密はまだあるらしい。ナホバの証言だけじゃ不十分なのか?
相変わらずひまわりの種を食べてるモルダー。ナホバの回復を祝うプレゼントはその種。


【FILE No.303 D.P.O】
とりあえず政府がらみは一時停止。通常任務?に戻った2人。
ゲームに夢中でハードロック愛好者、何を考えてるのか分かんない危ない青年。日本にもいるぞ。
この俳優『The Wonder Years』で転校生役だった子じゃないか?
『ウェインズワールド』の舌足らずなほうみたいな喋り方で、もろオタク風の役作りが真に迫ってて怖い。


【FILE No.304 Clyde Brackman's Final Repose】
1、2、3シリーズ通して最もウィットに富んでて愛嬌のあるキャラクターだね、このミッシェル・ピコリそっくりなおじさん。
『デッドゾーン』のジョニーは犯人や殺す状況までハッキリ見えたけど、この2人は似てる。
「人の不幸を笑うな」「ひきつってるんだ」w
「まだ分かんないのか?殺人マニアなんだよ」犯人「そっか、それでスッキリした」
「隣りの夫人が死んだ。犬は好きかい? 昨夜はちょっとワルサしたけど、普段はイイ子だ」
コリーは飼い主をちょっとかじっちゃのよね、恐ろしい~
毎日、人の不気味な死に様を観るなんて実際耐えられないだろうね。
こーゆー肩の力が抜けたエピソードもいいな。
TVの中ではなぜかローレル&ハーディの古い映画のシーンが出てくる。
こんなところにもこだわりを感じさせる。


【FILE No.305 The List】
結構込み入った話。死刑囚が恨みを抱いて蘇り、復讐するってのは他にも映画であったね。
今シーズンはなんかスプラッター的描写が多くてリアル。
今作のウジだらけの腐乱死体もとても食事中に見られたもんじゃない
増え続ける犯罪と溢れて限度を超えてる刑務所事情、黒人差別、職務乱行、
今作にもアメリカが現在抱えているたくさんの問題が取り上げられている。
いつも霊的、超自然的な話をすると、科学的論理と冷静さで食ってかかるスカリーを見るモルダーの笑いたそうな表情が見所。


【FILE No.306 2 shy】
今回のキャラクターもかなりキテる。脂肪を補うために女性を襲うファット・ヴァンパイア!
それも手口はパソコン通信。コンピュータ犯罪も大きな問題の根源になりそうね。
ゼリー状にドロドロになった死体なんかゲゲゲ。Xファイルらしい変り種のアイデアの1つであとひきそう。

「死のみが孤独から救ってくれる。彼女らの望むものを与え、必要なものをもらっていただけさ」

襲った売春婦にひっかかれた手の皮がパリパリになってるのをハサミでチョキチョキ切ってるシーンなんかとっても不気味。
これでコードネームが“2 shy”だもんね。
よく知ってるつもりでもしょせん他人。相手がまともかサイコかなんて分かんない。
ましてや文通、パソ通で知り合ったら、いきなり会うより何を考えているか分かる点で安心している盲点をついたんだな。
パソ通で犯人像を流して協力を呼びかけるのは、オウムの時もやったみたいだけど、
結局、隣りに住んでる人も分からなかったらしい。
こんなに急ピッチに犯人を捕まえちゃうのはモルダーらだけだね。


【FILE No.307 Te Walk】
私たち現代人がTVでリアルタイムに見た湾岸戦争はほかの国の他人事。
映画のようにしか思えず記憶から消え去ろうとしているが、その後遺症に悩む人間が大勢いる。
今作はサイキックパワーと結びつけ、それをシャープに描いている問題作。
モルダーとスカリーがキビキビと捜査に徹している。
しかし手足を失くして生き続ける気持ちなんて想像できない!
本当に辛いのは死ぬことではなく、苦しみながら生きながらえること。
「あの戦争で一体何が起こったのか」
兵士ら戦争後遺症に苦しむ人々にとって戦争は生きる限り続いているんだ。


【FILE No.308 Oubliette】
考えてみれば毎週このボリュームで、ハイテンション、ハイクオリティにドラマを撮って放送してるってスゴイね。
今作は問題中の問題。幼児誘拐、虐待と、本当にフシギな他人同士のつながり。
憑依霊の話はよくあるけど、双子でもないのに何なんだろう?
相変わらず行方知れずの妹を想うモルダー。2人の姿が悲しい。


【FILE No.309 Nisei】
あらもう0:30。やっぱ2本観るのはつらいか。やっとXファイルの十八番UFOネタに戻り、
ミスターXや、たしか1か2にも出て情報提供してくれた男も再登場。
宇宙人解剖の丸秘映像って日本でもやったね、こーゆー番組。ビデオにもなったし。
なぜかカンフーを使って片言の日本語なんだよね、いまだに


【FILE No.310 731】
おっともう1:30。早いところ切り上げよう。
エイリアンとヒトの混合種だ! 時間制限ギリギリでミスターXの助っ人、モルダーだけが助かる。


【FILE No.311 Revelations】
今作は宗教色が濃い。いつものパターンをひっくり返してモルダーが否定的でスカリーが信じているほうに回る。
ガーディアン・エンジェルを名乗る俳優のキャラクターは強烈。

「奇跡は本当に起こるのか?」
「ひと巡りすれば真実を見つけられることがある」
「神のメッセージがあっても誰も聞かないとしたら恐ろしいわ」

モルダーに向かって「UFOのことなら何でもとびつくくせに!」というセリフは笑える。
インチキ臭い商売にしてる聖職者が多いからね、今も昔も。


【FILE No.312 War of the Coprophages】
今作はシリーズ中でも異色な作り。FBIだっていつもスーツで銃を構えて走り回っているワケじゃない。
今回は2人のプライベートをちょっと覗けるコメディタッチ。主人公はおぞましいゴキブリ軍だけど。

「UFOは発光性昆虫が正体かも」
「宇宙人は灰色で目の大きいものというのはSFの観すぎ。昆虫型ロボットで偵察させているのかも」

仕事以外でもこの2人がなんだかんだ携帯で話してるのが分かったけど、あんまりロマンスには進展しない。
平凡なパターンに落ちやすいからねドラマは。しかしいろんなシンドロームがあるんだね。
スカリーって物知りっていうより、Xファイルスタッフがかな。

「国民の半数以上がなんらかの精神病をもってる」ていうからストレス社会は人類滅亡の要因にもなり得る。
しかし放射能でも死なない、1匹のメスが50万匹も産むってんだから、宇宙人の心配より、ゴッキの敵のほうが手強いぞ。
ラスト、パソコンを打ちながら、モルダーが珍しくヒマワリの種意外のものを食べているのがとってもフンに似てるのが笑える。芸が細かい!

ところで3rd season の前半は6巻まで。後半は3月ビデオ・リリース。延ばすねえ、FOXの商売上手が!
4シーズン続くのってあり得るかな?
ドゥキャブニーのロマンス映画ビデオを見かけて、彼は他のオファーに忙しいみたい。

コメント

notes and movies(1996.12~ part3)

2013-09-01 13:53:34 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『悪魔のような女』(1996)
監督:ジェレマイア・チェチック 出演:シャロン・ストーン、イザベル・アジャーニ、キャシー・ベイツ ほか
この3人の共演なら!って思った割にフツーのサスペンス。
40年前なら「女性がこのような殺人鬼に!」て驚いたかもしれないけど。
麗しい熟女アジャーニとストーンのレズっぽい関係、競演は見物。
悪女役にもどって、妙にはすっぱなストーン。こんなセクシーでワルい女教師はいないと思うな。
彼女の作品のヒットで次々と出ている「悪女もの」「ラストダンス」他のシリアスものに枠を広げている。
ついでに今作にはイザベルのヌードあり。あんまり意味のないところでだけど。


『12モンキーズ』(1995)

監督:テリー・ギリアム 出演:ブルース・ウィリス、マデリーン・ストウ、ブラッド・ピット ほか

♪I'm hearing they say "how do you do?" but they're really saying "I love you"
 I think to myself "What a wonderful world"

生きてて良かったって思うのは、こーゆーイイ映画を観れた時。新春にして話題作もちきり(本当はスクリーンで観たかった
ギリアム健在。3大スターが見事それぞれのキャラクターにチェスの駒のごとくピッタリとハマって
『スローターハウス5』他を思わせる緻密に練り上げられた脚本+タイムパラドックスを利用したフシギな雰囲気、
ウイルス、動物保護などリアリティ感もある完璧な仕上がり

音楽にもウルさいギリアム。B.ウィリスがラジオから流れるファッツ・ドミノ♪ブルーベリー・ヒル を聴いて
「好きだ、この曲」とうなったりするのにもワケがある。
今作のキャンペーンで来日したそうで、MP情報では『ワンダと~2』も撮られて、
J.クリーズ、M.ペイリンも元気という嬉しいニュースも飛んできている。まだまだ見せてよね。

「ヒトが過去を振り返る時、自分の映画を観ているんだ」
ああ、もっと早く夢の現実化に気づいていれば自分の死も予測できたろうに、
でも同時に2人の自分が存在することはできないというのが通説。
未来は決められているのか?って思うと気が滅入る。

エボラ出血熱、O-157等、次々と発生する目に見えぬ敵。ばい菌は実際、核爆弾より身近な恐怖だ。
話は違うけど、12モンキーズのマークのデザインのカッコよさ。もしかしてギリアムがデザインした?
ブチぎれてるブラピ、女科学者をクールに演じるストウ、
そしてウィリスはアクションスター以上の演技でSFもイケることを証明。戸田奈津子さん訳


『ヴァンパイア・イン・ブルックリン』(1995)
監督:ウェス・クレイブン 出演:エディ・マーフィ ほか
不老不死の強靭なパワーを身につけて大ボケ飛ばすのかと思いきや、案外真面目にパートナー探しのマーフィ版吸血鬼。
下町ブルックリンが舞台なのがミソ。ジャスティス役の俳優がカッコいいし、下僕役が笑いをとってる。
スティーヴィ・ワンダーの主題歌。スキナー長官がチンピラ役! こんな端役は悲しいよ。
耳や手、腕や目がポロってとれちゃう副作用が笑える。
A.バセットがひとりシリアス演技で頑張ってる。
銃で撃たれて「剣で刺されたり、焼かれたりしたけど、撃たれたのは初めてだ、ちょっと痒いね」w
こーゆー笑いをもっと聞きたいんだけどね。


『あなたが寝てる間に・・・』(1995)
監督:ジョン・タートルトープ 出演:サンドラ・ブロック、ビル・プルマン ほか
もうひとつのシンデレラ・ストーリー。映画ではよくある人違いものだけど、やっぱ観ちゃうよね。
『ID4』で完全ブレイクしたプルマンがとにかくイイ。
S.ブロックと組んだもうひとつの『プリティ・ウーマン』。大人の魅力で迫る。しつこくない2.5枚目のヒーローだね。
XMASに観たらとってもあったかくなれる1作
サンドラは美人ながらジーンズやだぶだぶセーターが似合うフツーっぽさがウケてるのかな。
記憶喪失と思い込んで掛け算やアルファベットをおさらいする2枚目の俳優も結構コメディセンスあり。


『アウターリミッツ』
監督:バイロン・ハスキン、レスリー・スティーブン 出演:クリフ・ロバートソン、ロバート・カルプ、ヘンリー・シルヴァ ほか

●VALERIE 23
この間の『サイバー・コンパニオン』の逆版。ロボット技術が進化して、いきつくところは人間に限りなく近い機械人間か。
その次は、ヒト自体が機械になる時代? SFって現実化する可能性大の世界だからフィクションとして片付けられない。
こんな強靭パワーさえもってなければ完璧なパートナーになり得るんじゃないのかな?

●THE NEW BREED
Xファイルに劣らぬアイデアとSFショック。
医学と科学が結びつき、進化しつづけるとスーパー人間ならぬスーパー生物ができあがる
ちょっと病気にかかるくらいでもこの見慣れた姿が一番だよね。
ゴキブリ以上の繁殖力。そんなに宿主をガードしてどーすんの?
内臓がバリケードのような骨ではりめぐらされてる様は冗談に近い。
いろんな恐怖があるね。死ぬに死ねないのも恐怖になり得る。
ついでに顔とスタイルも治してくれたらハッピーエンドなのにw


『Mr. WRONG』(1996)
監督:ニック・キャッスル 出演:ビル・プルマン ほか
人気がブレイクした後って大抵こーゆーシンプルなラブストーリーの主役張るのが定番だね、ハリウッドって。
ま、姿さえクリアに観れればファンは嬉しいワケだけど。ストーリー自体は映画館に行って観るほどじゃない。
プレッシャー言語の増えたうちの親には観て学んでほしいけど。
一生いっしょに暮らせるピッタリの男なんてそうそういないってこと。そーとー割り引いて考えなきゃ結婚なんてものは。

でも、考えようによっちゃ'70ロックの趣味は悪くないし、リッチで、妙な母親さえ無視すれば、
これだけ心底愛してくれる人はいないかも。
超シブイ2枚目を演じるプルマンもイイけど、なんかブッ飛んだコメディのほうが妙にあってる。
たくさんオファーを抱えているだろうけど、もちょっと選んでもいいと思うのは私だけ?


『冷たい月を抱く女』(1993)
監督:ハロルド・ベッカー 出演:ニコール・キッドマン、アレック・ボールドウィン、ビル・プルマン ほか
アレックが主演扱いみたいだけど、実質的にはプルマン主演。さすが戸田さん訳、選ぶ目が違う。
一見何の関連もないレイプ事件と、妻との別居がつながる伏線の張り方、ドンデン返しは巧妙。
ニコールは透明な美しさで、優しい子ども好きな妻と、金銭欲のためなら何でもする悪女の両極端を見事に演じている。
周囲を固める配役も豪華。ヒッチコックのようなキレのある展開。
終わってみれば、ちょっと気をつければバレるウソだって分かるけど「善良な人間ほどバカをみる」
いかにも巻き込まれ型のイイ人タイプのプルマンには適役だね。


『THE BEATLES A HARD DAY'S NIGHT(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)』(1964)

監督:リチャード・レスター 出演:ビートルズ ほか
初めて見た彼らの映画。今作が初出演でまさに人気絶頂。本人らも若いパワーをもて余すほど弾け跳び回っている。
女の子がヒッチコックの『鳥』みたくどこまでも群集で追いかけてくるのはホラーもの
いつでもショーに追われ、ファンに追われ、マネージャーに子どもが叱られるみたく始終命令され、箱から箱へ移動する。
こんな異常なスター生活がフィクションじゃなかったんだろうね。

ジョン「お前暗いぞ」リンゴ「だからドラムやってんだ」

時代感覚のズレからか、なんか妙な箇所がところどころある。
大体耳慣れたヒットばかりだが知らないのはアルバムで聴き直したい。
マネージャーが「外に出るな。女の子に囲まれる」ジョン「囲まれたい」
こんな気分だったのも幸せなこの時だけだったのね。


『ザ・コンタクト』(1993)
●The Contact
監督:ジョナサン・ダービー 出演:ブラッド・ピット ほか
それぞれ30分程度でヒトを感動させる映像を撮るなんてえらい難しい課題だね。
ガスマスクからの視界の狭さ、言葉が通じなくとも世界共通の笑み、戦争は一部の金のためで
ヒトは皆平和を望んでいるものだと改めて思わせる。アカデミー賞ノミネート作。実話に基づく。

●Leslie's Folly
監督:キャサリン・ターナー 出演:アン・アーチャー ほか
舞台劇のよう。女性の立場から女性を描いた、自分のための選択の話。
自分の生活、自由って何かって言われれば説明できない。卵子と精子で子どもはできる。
ひとつの命の尊さにはかわりないけど、産まれて不幸になることだってある。1回きりの人生。エンジョイしたい。

●Partners
監督:ピーター・ウェラー 出演:グリフィン・ダン ほか
クール! 主演の彼『AFTER HOURS』のヒトでしょ? 知る人ぞ知る名作! こちらもオスカーにノミネートされた。
この時間のズレ感といい、シュールな映像も雰囲気出てる。
ちなみにウェラーは医師役でちょい出演。原作の面白さが生かされたってとこかな。


『禁断の惑星』(1956)
監督:フレッド・M・ウィルコックス 出演:ウォルター・ポジョン、レスリー・ニールセン ほか
'56にしてはすごいデキ。クレルという知性を極めた生物が創ったスケールの巨大なシステムは美しい。
UFOがピロピロと飛ぶ模型撮影はエド・ウッド系だが。
L.ニールセンはどこに出てたの? 後々コメディスターになる予感はしなかっただろうな。

「人類も同じ道をたどり、博士の名は残るだろう。人は神になれないのだ」

まだ電話をジリジリやってた'50で小型コードレス電話や手をかざして反応する自動ドア、レーザーも通さない素材など、
イメージの豊富さはJ.ヴェルヌを思わせる。

コメント

notes and movies(1996.12~ part4)

2013-09-01 13:53:33 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part3からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『ジム・キャリーのエースにおまかせ!』(1995)

監督:スティーブ・オーデカーク 出演:ジム・キャリー ほか
ジム・キャリーって一体何で出来てるのかしら 全身をフルに操って下品さもお構いなしのキレまくりな動き。
素顔はフツーの兄ちゃんだけど本当にこんな人がいたら怖い。今やドル箱スターだもんね。
お尻や腕に毒矢を刺されてダラダラに痺れながら「やりすぎだよぉ~」とよろけるシーンは泣くほど笑った!

自然派のわりに戦車で木々なぎ倒してるからね。
サイカーには参った。「サイの出産よ!」て、笑いというより『ザ・フライ』の世界! 一人巻き戻し演技もあり。
と一緒に毛づくろいしたり、カバと一緒に池から顔を出したり、
最近ここまで体張って笑かそーとしてくれるコメディアンいないものね。貴重だわ。
昔懐かしいビヨーンってのびるバネで遊んだり、「怖くなんかないぞぉ~」と松明振り回したり、全くの独壇場。
主演じゃなきゃ周囲食っちゃってダメだろうね。食うといえばライオンと一緒にシマウマを食べるシーンもあり。
部族とラインダンス踊ったり、映写機で影絵遊びも笑える。


『フリントストーン』(1994)
監督:ブライアン・レヴァント 出演:ジョン・グッドマン、エリザベス・パーキンス ほか
WOW! B-52's が主題歌歌ってるって聞いて、観たらBC-52's として出演までしてるなんて嬉しい驚き!
確かに年取って'70の映像と見分けがつかないけど、音楽と声、ノリの良さはバツグン。
そしてピストルズもどきの♪アナーキー・イン・ザ・UKのパロまである。音楽にうるさいわけね。サントラCD再チェック要。

足でひたすら走る車、サソリの芝刈り機、生ゴミを食べる生物ゴミ処理機に犬代わりの恐竜ペット、
書類は石板、サインはノミで打つし、ボーリングで手を乾かすのも動物、類人猿やサルとともに労働、
時に鳥恐竜の襲来があったり、コーラまである。
細かい芸の数々。そーとー予算かかってるゾ。元ネタは知らないけど十分楽しめる。

♪ファンキーな街だよ ペブロック トゥイッチ トゥイッチ 「飲んだらこぐなよ」
このほんの2~3分のコンサートシーンなのに、骨のピアノや木琴、ホーンセクションまであって凝りまくり。
もうシンディ脱退後だよね。ケイトがセクシードレス?でシャウト。フレッドもすっかり原始人ルックでノリまくり。
ライヴじゃ明るいじゃん。このワンフレーズだけでも十分ノレるこのリズム。B-52'sマジック!


『世界で一番好きな人』(1995)
監督:アレクサンドル・アルカディ 出演:ジャン・ユーグ・アングラード ほか
やっぱ仏映には新しい風が吹き始めてる。シンプルで分かりやすく、ハッピーエンディングなハリウッド系の風。
次々と初々しい女優スターも誕生してるし。「現代のアラン・ドロン」ジャンがほっとひと息ついた感じのロマンスストーリー。
見かけによらずアクの強い役者だと思うけど。

このひとは本物のピアニストかな? 12~20歳って変わるからね、女はとくに。
20くらいの歳の差、今や全然問題にならないね。
この世の中心から愛し愛される人を見つけるのは大変。単なる確率じゃない。
さすがに今作では自慢のヌードはなし、その代わりやたら部屋の中ではパンツ一丁が多い


『HELP! 四人はアイドル』(1965)

監督:リチャード・レスター 出演:ビートルズ ほか
なんで彼らの映画は全部ナンセンスコメディなんだ? メンバーの好みか、売り込みに都合がよかったか。2作目はカラー。
ラストは指輪の中でカラコロと動く多重でサイケな感じ。いろいろ試されてた時代だったのね。
のわりに表情や曲のトーンが暗め。スーパースターの疲れや諦めが見えるのは私だけ?

催眠ガスでバタッと倒れる近衛兵、セスナからわざわざタラップによじ上って降りるギャグはMP風で笑う。
クリシュナにハマる予兆か、ニセ宗教家をバカにするシーンがあっても東洋思想が反映してる。
でもこうして聴くと改めてビートルズサウンドの奇抜でシンプルな曲作りの類稀さ、それぞれの声の味の良さに聴き惚れる。
どこまで映画のシチュエーションが実生活に近いか分からない。
4人はいつもこんな四六時中肩寄せ会って仲良くしてたのかしら?


『白い嵐』(1996)

監督:リドリー・スコット 出演:ジェフ・ブリッジス ほか
期待通りの秀作。ハリウッド映画は少なからずキャラクターを英雄化し分かりやすく脚色するものだが、
この真実の物語はこの映画より重い意味をもつドラマがあったことだろう。
海という大自然と対峙して自分と仲間の命を助け合い、守り、また共に成長し、自分を見つけること。
この協調性(人だけでなく自然の一部としても)も今作の大きなメッセージの1つ。ラストの音楽はスティング。
「憎まれても構わない」と言っていたクルーの青年たちの信頼をこれほど得ていたと彼自身思わなかったろう。若手俳優は注目要。


『妄想技師』(1993)
監督:エリック・ギュスタヴソン 出演:ビヨルン・フローベルグ ほか
この宣伝文句とジャケット写真の使い方はうまいね。邦題も本作の内容と違ってても、ま、いっか。
北欧のジャック・ニコルソンといった感じのビヨルンが、女性を手玉にとりながらも、どこか憎めない味が出てる。
成りあがり物語といっても、小さな港町での話。
大自然の中で暮らしながらも人間はどんな小さなコミュニティでも同じだけの愚弄を重ねる。

小説の映画化のせいか、土地柄のせいか、どこか現実離れした設定、背景、構成、映像。
名士が自画像を描かせ得意になるという始まりと終わりのシーンもユーモラス。
ギターの弾き語りで歌う、なぜか英語のラブソングは上手い。この俳優は歌手もやってるんじゃないかな?


『サンドラ・ブロック 恋する泥棒』(1996)
監督:ビル・ベネット 出演:サンドラ・ブロック ほか
案外フツーのロマンスストーリー。
設定が30歳のレジ係と35歳のドロボウの組み合わせってのと、サンドラ・ブロックがヒロインだってこと。
今作の見所はちょっとSTING系のハンサムな相手役。
ズボンを履こうとしてコケたり、釣りで自分の耳を釣ったり、やる事は基本的ギャグだけどなかなかガンバってる。
どこかにいそうなこの2人のカップルが7年たっても変わらないでちょっと焦るのを等身大の演技で見せる。

「証言に立ったら釈放」「FBIはなんでもできる」警察の信用もここまで落ちたか。平然と語られるセリフがコワイ。
これで彼の人生すっかり変わるとはとーてー思えないんだけど、本人も言ってる通り「一晩で人格は変えられない」って。
特にギャンブル好きってのは病気みたいなもんだから、結局このキャラクターのいいところは見た目かな。


『THE BEATLES YELLOW SUBMARINE』(1968)

監督:ジョージ・ダニング
肝心のイラストレーターが不明。声は似てるけど声優。なぜか映画では無機質になるメンバーそれぞれの特徴をよくとらえてる。
サイケな色とMPのT.ギリアムそっくりなコラージュギャグもあり。想像豊かな心の旅。
戦争の悲しみ、歌い愛することこそ全てと子に教えるメッセージも含み、ついでにビートルズソングギャグもさり気なく入ってる。
やっぱりおとぼけリンゴが中心。

もうこの頃は歩調がズレてきてたんだよね。今作はアップルから出した最初で最後の映画なのかしら?
リンゴ「僕にはイマジネーションがないんだ」w
ジョンが相対性理論をぶち始めて、皆「はい、はい」って反応したり。性格が出てるシーンが面白い。
写真と組み合わせた構成もあり。ドラッギーといえなくもない世界。


『キルトに綴る愛』(1995)

監督:ジョセリン・ムーアハウス 出演:ウィノナ・ライダー ほか
新旧の女優、男優とりまぜて映画そのものがあらゆる人生劇を織ったキルトとなる作品。
長い人生の間には喜びと悲しみが織り合っているという意味も含む。
結婚は幸せか否かの大きな疑問の答えは?のまま。ラストはキルトの寓話風。

「結婚は最低だと教えこまれて、混乱してメチャメチャよ!」
「大人になったんだから自分で考えて」ってのはヒドイよ。
フィンにはすでにパーフェクトなフィアンセがいるけど、家庭の幸せを知らずに育った子はそんな初歩の関係作りも困難だ。
そして、それぞれの想いのつづられたキルトが仕上がる。

「結婚して幸せだ。どんなことでも愛があれば切り抜けられる」

女性の監督、仏映だったら結末は違ってたかも。
大切なキルトを土にひきずってちゃダメだよ。壁に飾る用だね。とても日常じゃ使えない。


『レスリー・ニールセンのドラキュラ』(1996)
監督:メル・ブルックス 出演:レスリー・ニールセン ほか
このカツラをつけたマヌケなジャケット写真が一番笑えた(作品観る前に)。
あのM.ブルックスがまだ元気で変わらぬナンセンスユーモアを持ち続けてることが嬉しい限り。
ちゃんと出演もして映画の中じゃ一段と若返って、他の役者に負けない怪演。

巻頭のインタビューでも撮影中のこぼれ話やブーブークッション(まだ流行ってるの?)、
自分の作品も「イイものあり、ブー!てのもあり。2も創りたいね。“ドラキュラ still dead”てタイトルで」
ハ~~~って恐い顔を作って、彼自身がハリウッド・エンタテナーなのよね、根っからの。

案外、内容は元ネタに忠実。白髪がカツラでヨイショって外したり、
ペットのコウモリのフンで転んで「全然へーき」が影は「イタタタ~」。
メルの妻アン・バンクラフトだよね。十字架を売りつけてノドをふるわせて喋る老婆。夫婦で好きだねえ
しかし、ニールセンの人気はとどまることを知らない。本人が一番驚いてるんじゃないかな。彼ならこの先なんでもパロにできそう。

コメント