メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

ピロリ菌除菌

2013-09-20 23:55:55 | 日記
前回、内視鏡検査をしたクリニックに行ってきた。
麻酔明けに聞いた説明を全然覚えてないから、もう一度聞いたら、
逆流性食道炎の弁は閉じた感じになっててビックリ。治らないって言われたのに。
でも、どのみち「慢性胃炎」で、ピロリ菌もいるから除去しないと胃がんになる確率が高まるとのこと

ピロリ菌除菌方法
1.3種類の錠剤を12時間ごとに1回、1日2回、1週間服用する→ピロリ菌の6~7割が除去される。
2.呼気検査を受けて、有無を確認。
3.まだいるようなら、別の3種類の錠剤を12時間ごとに1回、1日2回、もう1週間服用する。
4.呼気検査を受けて、有無を確認。
5.まだいたらもう一度クスリを飲む。

100%に近くなるまで飲むってことだけど、2回目までのクスリは保険診療内で、3度目からは自己負担だから、
このクリニックでは1万ちょいする。高いなぁ・・・
副作用として下痢、口(唾液)の中が苦くなり、知覚過敏のような状態になるヒトもいる→クスリを飲み終えれば止まる

逆食は収まってるのに、なぜまだムカムカするのか聞いたら、
何も問題がないヒトの胃液は透明だが、私のは黄色くて、原因は「胆汁」が胃に逆流しているから。
肝臓でつくられた胆汁は、ほんとうなら十二指腸に下がるべきなのに、胃に逆流する理由は胃腸のはたらきが弱いから。
それもクスリでなんとかなるとかなんとか? でも今回はそのクスリは出なかった。

以前、テレビでやってた「ガード」も聞いたら、それもそれほどひどくない。
健康なヒトの胃壁は、血管がキレイにクリアに見えるが、わたしの画像を見たら、ぼんやりしてて、見えないところもある。
多少の逆流はあるが、気にするほどではない。

てことで、強いクスリに対する抵抗力が弱いから心配だけど、とにかく飲むことにした。飲み忘れに注意しないと

追。土曜の朝初めて飲んだけど、錠剤がデカい、しかも1回分の数が多いし。
抗生物質をこんなに体にとりこんで大丈夫なのか?て考えはじめたら、心拍数があがってきたから考えないことにした。はぁ・・・


その他のトピックス。

能年玲奈ちゃんがあさイチに登場!
 
よく考えて喋ろうとするから、とっても時間がかかって、生放送だからイノッチらが必死にフォローしてるのが目立った
「極度の人見知り」だって言うけど、「モデルになって雑誌に載りたい」と思って自分から応募して、高校の時に上京したなど、
「好きなことに関しては積極的だ」ていう面は意外。けっこうお笑い好きみたいだし。
なんだか、サケ友ちゃんに似てるかもw


宇宙ニュースのレポーターに大江アナ復活
 
以前は大江アナだったんだ/驚 てことは、狩野アナはこの番組と「モヤさま」を引き継いだのか。


みやじくんが完全復活/祝

活動休止を発表した野音で再びライヴをやって、大勢のファンに迎え入れられたそうな。
これからもロック魂聴かせておくれよ、えぶりばでー!←意味が通じてない


『夢と狂気の王国』

ジブリの製作風景を若手女性監督が撮った映画が11月16日に公開。
以前『もののけ姫』の製作風景を撮った『「もののけ姫」はこうして生まれた。』を3時間×3本くらいの長編で見たけど、
またあのくらい濃い内容かな?

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『神との対話3 宇宙になる自分になる』(その4)

2013-09-20 21:36:04 | 
『神との対話3 宇宙になる自分になる』(サンマーク出版)
ニール・ドナルド・ウォルシュ/著

その1はこちら。
その2はこちら。
その3はこちら。
今度は、化学物質、高度に進化した文明や存在などについて取り上げていて、これまでの復習とまとめになっている。

【内容抜粋メモ】(途中、文がつながっていないように見えるのは、わたしがひっかかったところのみのメモなためです
前回にひきつづき、便宜上、高度に進化した存在(highly evolved being)をHEBと呼ぶ。


■18 考え方を変えなければ、行動は変化しない
A:
HEBは、すべてのヒトとすべてを分け合う。窮乏する者は誰もいない。
国家や文化は、たまたまその場所にいたからといって、「資源を所有」しているとは考えない。
星の群れそのものが「システム」だと理解されている。

生態系(エコシステム)よりもっと大きい。すべての種の相互関係のことだよ。

N:「種のシステム(スピーシー・システム)」ですか?
A:
バックミンスター・フラーの言う「ノウスフィア」かな。

種のシステムを傷つけない。それが個々の存在を大切にすることだ。
あなたがたは、大半の種のニーズより、たったひとつ、人類の欲求を優先させると主張している。
しかも、その種のすべてのメンバーのためではなく、ほんのひと握りの豊かな権力者のためだ。

エスタブリッシュメント=社会的に確立した制度や体制。または、それを代表する支配階級・組織。

真実は時として不快なものだ。
あなたがたの方向を誤らせるのは「メディア」ではなく、そこで伝えられるメッセージだよ。
メディアを非難するのはやめなさい。いつか、あなた自身が別のメッセージを伝えるために利用するかもしれない。

ニーズのすべてが、同じでも平等でもないことも分かっている。

種はべつの種に依存して生きている。
ヒトは呼吸して二酸化炭素を吐き出す。樹木はそれを吸収して酸素をつくる。
地球の大気のバランスを維持している「アマゾンの熱帯雨林」にかわる植物の酸素工場をつくるには2、3000年かかる(
森を切り倒すのは、家畜を飼うため、その家畜を殺して食べるためだ。
先住民は家畜を育てるほうが所得が増えると言われた。土地の生産性が上がるとね。


人類は長い間「何かをする」というレベルで問題を解決しようとしてきたが、あまりうまくいかなかった。
真の変化はつねに「どういう存在であるか」というレベルで起こるからだ。
地球上では何世紀も、同じ原則的な問題にぶつかってきた。“地球は支配的な種が搾取するためにある”というのがいい例だ。
何かをしても大した変化が起こらないことは確かだね。考え方を変えなければ、行動は変化しない。

すべてについて沈黙しているのをやめなさい。声をあげなさい。問題を提起しなさい。

どうして「大麻」を栽培して紙を作らないのか?
日刊紙、紙コップや紙箱、ペーパータオルなどなど作るためにどれほど多くの木々が切り倒されているか。
大麻は安く栽培でき、製紙、ロープ、長持ちする衣服、地球で最も効果的な薬品さえできる。
だが、ほとんどどこでも栽培可能なこの植物に転換すると、大勢のヒトが莫大な損失をこうむる。
「常識」が「貪欲」に押し潰されることを示すほんの一例だ。

あなたがこの場所にいるのは、この場所を癒すためだ。ほかに、ここにいる理由は何もない。


Q:HEBの社会の指針となる基本的な原則とは何ですか?
A:
第一は、わたしたちはすべて一体だ、ということだ。
第二は、一体の中ですべてが関連している、ということだ。
HEBはひとつにまとまって暮らし、お互いの関係性を深く意識している。


Q:個人的な所有はないってことですか?
A:
あなたがたの言葉でいえば「貴重な収蔵品」が近いかもしれない。HEBは所有者ではなく管理者だ。
人類社会はHEBから見ると「所有の強迫観念」と呼んでいるよ。

HEB社会では、いわゆる「企業」が利益のために土地から収奪することは決して許されない。
企業の所有者や働く人々の生活の質を悪化させることが明白だからだ。


一部のHEBは永遠に生きる。肉体にとどまろうと思う間、ずっと生きている。
だから、自分の行動の長期的な結果を体験するのがふつうだ。

彼らは大気も水も土地も汚さない。土地に化学物質を注ぎこんだりしない。
植物や動物を化学物質漬けにして、体内にとりこんだりしない。
HEBは決して動物を食べない(アミと同じだ
あなたがたさえその気になれば、あなたがたの身体は無限に「長もち」するようにできている。
人間の「心配」「ストレス」「憎悪」「激怒」「嫉妬」という概念がどんなものかHEBは理解できない。

Q:わたしたちは「自分から有毒物質を摂取」しているんですか?
A:
そういうヒトもいる。あなたがたは毒物を食べ、飲み、吸っているヒトもいる。


高度に進化した社会には「恥」も「罪悪感」もない。
「恥」や「罪悪感」は、外部から押しつけられるものだから。
赤ん坊は「トイレの習慣」を恥じるだろうか? 教えられるまでは、恥ずかしいとは思わない。

高度に進化した文化では、能力がないと分かったことをしろとは言われない。


Q:結局は「自己保存」なんですね、地球と同じに!
A:
唯一違うのは「自己」の意味だ。
あなたがたは自分、自分の家族、自分のコミュニティと言う。
HEBは自分、家族、コミュニティと言う。ひとつしかない。そこが肝心だ。
HEBの言葉には「所有格」は存在しない。「わたしの車」ではなく「わたしがいま使っている車」になる
「わたしのパートナー」ではなく「パートナー」になる。

「子育て」
自身が生命の基本を学んでいる最中の者から生命の基本を学べとは言われない。

HEBは「競争」しない。誰かが「勝利」し、誰かが「敗北」するスポーツやゲームを考案しない


あなたがたの社会では、たとえ分かち合っても、稀少なものの価格は上昇する。
自分が「所有」しているものを分かち合うなら、見返りに豊かになろうとする。
HEBとヒトの唯一の違いは「豊かさ」の意味だ。HEBは「利潤」など必要とせず、すべてを自由に無料で分かち合い
それで「豊か」になったと感じる。その思いが利潤だ。

Q:わたしたちは、それを「共産主義」と呼びますね。
A:
あなたがたは、他を犠牲にして進むことを許さないシステムを頭から否定する。

Q:その人が役に立つことを何もしていなくても、ですか?
A:
共通の善とは生命だ。あなたがたが生きていれば、それで共通の善に貢献している。
あなたがたが物質的なかたちをとった、それだけで充分なのだ。
わたしはそれ以上の何も望まず、何も必要としない。

「善」は対極がなければ、経験的に存在できない。だから、あなたがたは「悪」も創造した。
悪は善とは逆の動き、生命の対極でもある。そこで、あなたがたは「死」を創り出した。
「悪(evil)」を逆に綴ると「生命(live)」になる。
あなたがたの言葉には、知らずしらずのうちに、秘密の智恵が織り込まれているね。


■19 そうであるかのように、行動しなさい
A:
ほかの星にはさまざまな生物がいる(やったね
ほんの少し違うだけで、ヒトにそっくりな生物もいるよ。

あなたがたの文化でいうような「旅行」は、高度に進化した文化にはない。
いつでも、どこでも好きなところに「存在」できる。
宇宙というマトリックスの中を通過するのではなく、「飛び越えて」いく。


あなたがたの社会でいう「作業」という概念はほとんどのHEBには存在しない。
仕事は遂行され、活動も行われるが、純粋に自己の最高の表現としてしたいことをする、というのが基本だ。
(食うため、生活のために働くことも必要じゃないんだな

あなたがたのいう「肉体労働」は、HEBには最も名誉ある仕事であることが多い。
HEBにとっては「労働」ではなく、「高度な自己表現」だ。
「単調で骨が折れる」仕事や、「時間外労働」「プレッシャー」といったあなたがたが自分で創り出す経験を、彼らは選ばない。
「成功」という概念自体がHEBには異質だ。だから「失敗」も存在しない。

HEBは社会にとってほんとうに価値あることを充分に理解し、心から評価し、感謝することを通じて達成感を味わう。
達成とは「価値を実現」することで、「名声」や「富」を得ることではない。

HEBはつねに「あるがまま」を見て「役に立つ」ことをする。人類はめったにそうしないね。
ヒトの労働の文化のように「静かな絶望」の暮らしもない。「貧乏人」も「窮乏」もない。
(「静かな絶望」か・・・うまく言い得ているな

「不足だ」「足りない」というヒトの意識、それが、すべての「不安」「プレッシャー」「競争」「嫉妬」
「怒り」「葛藤」「殺し合い」の根本原因だ。


「そうであるかのように、行動しなさい」
すべてがひとつであるかのように行動しなさい。

世界の人口の5/1が、資源の5/4を消費している。
恵まれた少数が無思慮に消費しなければ、すべてのヒトにいきわたるだけ充分にあるんだよ。
すべてのヒトが資源を賢く使えば、小数が無思慮に消費するよりずっと少ない使用量で済むだろう。
資源を使うのはいいが、「濫用」してはいけない。

地球で新たな変化の力が強まっている。これまでの思考システム全体が捨てられかけている。
統治システム、経済政策が見直され、霊的な真実が再検討されている。
あなたがたは、目覚めかけている種なのだ。

ここで話したことのほとんどは、あなたがたの種が古代文明と呼ばれるころに経験したことだ。
今度は、個人のエゴと進んだ技術が社会を破壊するとは限らない。あなたが変化を起こすことができる。


HEBは集落で暮らしている。「都市」「国家」という考え方はもうやめてしまった。
「都市」は大きくなりすぎて、集落の目的にそぐわなくなり、逆効果になった。
都市は人々が集まるコミュニティじゃなく、「孤独な群衆」をつくりだした。

何が自分のためか分かっていないヒトが多いからだよ。大都市に集まれば、問題が解決すると思っている。
ほんとは問題を創り出しているだけなのに。
後退を進歩ととりちがえるのは、原始的な社会の特徴だ。

だが、小さな「意図的」なコミュニティの再創造が増えている。
あなたがたはうまくやれるよ。ただ「観察力」を鍛えればいい。


HEBは「国家主義」が彼らの指針となる「わたしたちは一体だ」という最初の原則に反していると気づいた。
彼らは、それぞれの国家に結集するのを拒否する。彼らは神のもとでの単純なひとつの国家を信じている。
「適者生存」の種は自滅しかけている。それは「プロセス」を「原則」と呼んだためだと「観察」しなくてはいけない。
進化とはプロセスだ。コントロールできるプロセスだ。

シンプルなのは野蛮で、複雑なほうが高度に進歩していると思うのは原始的な文化の特徴だ。
システムが「複雑」になればなるほど、デザインはシンプルになる。シンプルさが優雅の極致だ。

たとえば、高度に進化した統治システムには、事実上、自治以外は存在しない。


■20 子どもはヒトの行動を見て真似るものだ
Q:ETはいつか私たちを救うために地球に現れるんでしょうか?
A:
そんな介入をすれば、あなたがたはいま隷属している神々の代わりに彼らを神として隷属するだろう。

Q:イエス、ブッダ、クリシュナ、モーセ、ババジ、サイババ、ヨガナンダはHEBのひとりなんですか?
A:
そのとおり。ほかにもたくさんいる。あなたがたはみな「宇宙人」だよ。
あなたがたをつくりあげている「遺伝子」が意図的にこの星に置かれたのだ。
生物学的な偶然のプロセスで組み合わされたのではない。計画があったのだ。大きなことが進行している。

わたしに話しかけようとする時、あなたがたはどこを見てきた?
N:上です。空を見上げます

A:
わたしが「ひと」でないとしたら、宇宙の力、エネルギー、存在するすべてだとしたら? 集合だとしたら?

Q:イエスは地球で生まれたが、宇宙人の血をひいているとおっしゃるんですか? 無原罪懐胎を信じるひともいますね。
A:
天の領域は、あなた自身の奥深くにある領域でもある。なぜなら、天はあなたの内にあるから。
あなたがたの限られた語彙では説明しきれないし、あなたがたのいまの概念のレベルでは理解できないことだ。
わたしは、高度に進化した存在を「エイリアン」とは呼ばない。地上にはエイリアンはいない。
すべての霊が「地上のものではない」。すべての魂は別の領域から来て、身体に宿る。

イエスは「わたしは道であり、生命である。わたしについてきなさい」と言った。
彼に従属するという意味で言ったのではない。彼の手本にならって、神と一体になるという意味で言ったのだ。

高度に進化した文化では、自分がコントロールしきれない要素や状況から身を守るため、
あるいは「階級」や名誉を表す飾りとして身につけるためでなければ、衣服を着る必要を感じない。
HEBにとっては裸体ほどキレイなものはないから。
もっと見栄えよくするため、魅力的にするために、何かをまとうなんて思いも及ばない(わんこ、にゃんこらと同じだ

「建物」「家」と呼ぶ箱の中に住むというのも理解できない。
HEBは自然の環境の中で暮らす。環境を創造し、コントロールし、行き届いた管理をしているから(刺す虫もいないんじゃないかなぁ?
あなたがたは環境に支えられていることを理解していない。

HEBの第一レベルの伝達手段は、あなたがたが「感情」と呼ぶものだ。彼らは誰も感情を隠さない。
感情を隠しておいて、誰も分かってくれないと文句を言うなんて理解できない。
感情は魂の言葉だ。HEB社会ではコミュニケーションの目的はお互いの真実を知ることだ。
だから、HEBには「嘘」という概念がどうしても理解できない。
記憶にないほどはるかな昔に、音声でコミュニケーションをしていた頃、真実でないものは役に立たないと学んだ。
地球では、社会の大半は「秘密」を基盤にできあがっている。

ヒトとHEBの文化の違いは次の2つ。
1.充分に観察する。
2.真実を伝えあう。


HEB社会には「倫理的な戒め」はない。
何が「正しい」か「間違っているか」ではなく、何が「役に立つ」か、何が「ためになるか」というだけだ。
何が適切なふるまいで、何が適切でないかは、自分だけが決めて、判定する。
あなたがたは、それが「役に立たない」かでなく「不適切」だと想像するから「間違っている」と言う。

ヒトの社会では、正直に気持ちを表すことは「間違っている」とされる。
HEBは他者から「振動」を受け取るから、感情は簡単に伝わる。他者の思考や経験を感じとれる(じゃあ嘘もつけないわけだ
あなたがたが言うような「言葉」が発音されることはほとんどない。

感情、欲求、情報を伝えるのにどこまで「言葉」を必要とするかで進化を測れる。何千年も前には、それがふつうだった。
あなたがたは、原始的な発声=「騒音」を使ってコミュニケーションするところまで後退した。
深い愛があれば、事実上、言葉は必要ない。多くの言葉を使うほど、相手を思いやる時間が少なくなる。
コミュニケーションが難しいというのは、愛が充分に存在しないしるしだよ。


集落が都市、州、国家に組織されることはなく、お互いに平等に交流している。政府、法律もない。
つまるところ3つの規範にいきつく。認識、誠実、責任だ。
「所有」「損失」という考え方は、HEB社会にはない。


Q:誰かがHEBの生命をおびやかしても紛争にならないんですか?
A:
彼はただ、身体から抜け出す。愛し合う者同士が新しく生み出す子どもとして戻ってくる。
HEB社会では、新しく創造された子どもは最も尊重される。生まれた子どもの成長の機会は比類がないから。
物質的な身体をすべてであるものに喜んで返し「リサイクル」してもらう。

成熟したHEBが「役立たない」ような「ありのまま」をつくりだすことはめったにない。
最後に、修正、救済、癒しの手段をとることで、結果に対する責任をとる機会を与えられる。
彼らは決して「拒否」しない。


HEB社会には「学校制度」はない。
子どもたちは生みの親でなく年長者に育てられるが、両親は好きなだけ子どもたちと一緒に時間を過ごす
自分で「カリキュラム」を決め、習得したい技能を自分で選ぶ。
だから高い動機をもっているし、迅速に容易に楽しく習得できる。

手本になる「おとな」の行動を通じて、しみ通るように身につく。
子どもはヒトの行動を見て真似るものだと理解している。
突然荒れる子どもたちと番組の関係を否定するなんて考えられない。


ヒト社会では、保険システムがじつは病気治療システムであるのを見ていながら、病気予防にさかれるのは資金の1割で、
9割がシステムに使われ、利潤追求が健康な食事法や暮らし方についての教育の改善を阻んでいることを否定している。
あなたの目的が健康で長生きすることなら、死んだ肉を食べ、発がん性のあるタバコを吸い、
神経をマヒさせ、頭脳を焼きこがす液体を飲むことは役に立たない。

あなたの目的が、暴力や怒りを知らない子どもを育てることなら、
暴力と怒りを生々しく描くテレビの前に何年も置いておくことは役に立たない。

動機がすべてだ。目的が結果を決定する。人生はあなたの意図にしたがって進む。
心の底では、あなたがたは何かが間違っていると感じている。
自分の行動の矛盾に気づき、もうやめようと思っている。
充足の時はすぐそこに来ている。


■21 すべてにおいて「原因」になりなさい
Q:わたしたちの世界は、ほんとうに危機に瀕しているんでしょうか?
A:
その可能性を本気で考えないかぎり、避けることはできないだろう。
抵抗すれば、相手は強くなる。しっかりと受けとめた時にだけ、相手が消える可能性がある。

あなたの脳は、知の源泉ではない。データの処理装置に過ぎない。脳は五感と呼ばれる受容器を通じてデータをとりこむ。
思いきった発想をしてごらん。あなたがたは「どちらか」だと考えている。だが「どちらも」と考えたほうがいいかもしれないよ。
真の明晰さは、本人が気づく気になった時にだけ訪れる。

神はすべてが創造されるプロセスであり、自身の体験だ。
「存在」はものではなく、プロセスだろう。
プロセスは観察できるし、知ることができるし、予測もできる。観察すればするほど、知れば知るほど、予測できるようになる。

すべてはエネルギー(energy)であり、動き(motion)だ。地球では、それをまとめて「感情(e-motion)と言うね。

あなたがたはこの世でもべつの世でも、やめようと思うまでは自分を罰するという選択をするかもしれない。
だが、わたしは罰しない。


『小さな魂と太陽』のたとえ話にはつづきがある。

「どんな神の一部になるか、好きなものを選んでいいよ」とわたしは小さな魂に言った。
「それじゃ、わたしは赦しを選びます。その部分を体験したいんです」と小さな魂は言った。
だが少々問題があった。誰もすべて完璧な愛で赦す相手がいなかったから。

その時、ひとつの魂が群衆から進み出た。
「わたしはあなたの次の物質的な人生に出かけて、何かをするから、それをあなたが赦せばいい。
 わたしがあなたを襲い、暴力をふるう時、想像しうるかぎり最悪のことをする時、
 その瞬間にほんとうのわたしを思い出してほしい」
「忘れませんとも! 今と同じように完璧なあなたを見ます。いつも思い出します」と小さな魂は約束した。


神があなたを見る目で自分を見れば、微笑みたくてたまらなくなるだろう
あなたも進化のスピードを速めたいのなら、もっともっと観察することだ。
自身を出来事として観察しなさい。あなたがたはそれぞれの「瞬間」のプロセスの産物だ。

生命はそれ自身のプロセスで解決する。
すべての智恵が教えているのは、プロセスを信頼しなさいということだ。それは神への信頼でもある。
これは自身を信頼することでもある。あなたは神だから。わたしたちはすべて一体なのだ。

あなたは至高の存在だ。その意味で誰ひとり、あなたに「こういう存在になりなさい」と言うことはできない。
世界はある状況を与えることはできるが、その状況が何を意味するか決めるのはあなた自身だ。

ニールさんは1980年に「幽体離脱」を経験している。
N:わたしが出来事に意味をつけ加えて、重要なもの(matters)にしてるんだ。

「回転」それがすべての生命の基本運動だ。生命エネルギーは回転する。

HEBは、目の前の自分の世界に「否定形」がなくても、自分たちの文明がいかに「肯定形」かを知っている。
実は、HEBが対立要素を探そうとする時、目を向ける場所のひとつが地球だ(やれやれ動物園の檻にいる気分だ

あなたがたは、ほんとうの自分を経験するのに、対立する要素を創造する必要はない。

N:自分の内を見つめろということですね。
A:
いや、言葉通り「見上げる」。星空を見てごらん。相対性の場を観察してごらん。
すると、よそではものごとがどうなっているかが分かり、そういう対立要素にてらせば、今ここでほんとうの自分が思い出せる。


あなたがたは、自分の過去を観察している。
星を見上げる時、それは何百光年、何百万光年も昔の星だ。

Q:ふたりの「わたし」ですか? いっぺんに2つの場所にいる自分が見えるっておっしゃるんですか?
A:
もちろん。多くの「自己」の間に距離があるから、それぞれのアイデンティティを「時間の中の瞬間」に経験することができるのだ。
だから、あなたが思い出す「過去」、見る「未来」は、存在する「いま」にすぎない。

あなたがたはつねに「過去」を見ている。たったいま、目の前を見ている時も同じだ。
現在を見ることは不可能だ。現在は「起こり」、その光が受容器である目に届く。
目は脳に信号を送り、脳はデータにてらし合わせて何を見ているかを教える。
だが、それは、目の前にあるものではない。あなたが「見ていると思っているもの」にすぎない。
あなたがたが見たと思うものについて考え、何と呼ぶか決めている間に
「いま」起こっていることは先へ進んで待っている。

いつか時間と空間は同じものだとあなたにも分かるだろう。その時、すべてはたったいま、ここで起こっていることに気づくだろう。
(眉村卓さんのSF小説みたい!


このイメージに対する個人的な解釈が「想像(imagination)」と呼ばれる。
あなたは、その想像を使ってすべてを創り出す。なぜなら、あなたの想像は双方向に働くからだ。

あなたは、エネルギーを解釈するだけでなく、創造する。
想像とは精神の機能で、精神はあなたの3つの部分の1つだ。
精神がなにか想像すると、それは物質的なかたちをとりはじめる。
長く想像するほど、大勢が想像するほど、確固とした物質的なかたちになり、
エネルギーがやがて光となって爆発して、「現実」と呼ばれるものに変える。
あなたがたはそのイメージを「見て」、それが何であるかを決める。こうしてサイクルが続く。これが「プロセス」だ


問題は意識的に適用するか、無意識に適用するか、それだけだ。
自分がプロセスの「結果」になるか、「原因」になるか。すべてにおいて「原因」になりなさい。
新しく理解したことを意識的に適用するいちばんいい方法は、自分の経験の結果でなく、原因になることだ。

この対話を通じて、3つの基本的な智恵は、
1.わたしたちはすべて一体である。
2.すべては充分であり、足りないものは何もない。
3.しなければならないことは、何もない。ただ、ありのままのわたしでいればいい。


あなたが最初に「幸福」であれば、幸福だから何かをすることになる。
幸福になりたいから何かをするという古いパラダイムとは逆だ。
幸福に、賢明に、愛になりたくても、「行為」によって「存在」に行き着くことはできない。

ここに神聖なる二分法がある。「そこへ行き着く」道は「そこにいる」ことだ。
幸福になりたいか? では、幸福でいなさい。
賢明になりたいか? では賢明でいなさい。
が欲しいか? では愛になりなさい。

原罪ではなく、原祝福を信じる人々、ヒトは本質的に善だという人々は、
神はしたいことをさせる自然法を創造したと主張し、ヒトの法でも同じことをしようとする。

「真実」「喜び」「愛」この3つは入れ替えることができる。
残っている問題はただ1つ。わたしが語りかけているのは誰かではなく、耳を傾けるのは誰か、だ。
わたしたちはふたたび1つになった。良きかな。



【ニールさんによるあとがき抜粋メモ】
この3部作を送り出すのに6年かかり、そのうち4年間は3冊目のために費やされた。

これからの数年間に行われる決定が、その後何十年もの方向を決定するだろう。
子どもたちに何を教えるべきか? 金をどう使うべきか? 環境をどう扱うべきか?
指導者たちに何を望むべきか? 健康な暮らしとは何か? どうやって、愛することを学ぶべきか?
こうした非常に個人的な選択の効果が集積して、科学者ルパート・シェルドレイクが言う「変容の場」ができるだろう。

ニールさんが挙げた「世界を変える本」(日本語版があるもののみ)
・『聖なるヴィジョン』ジェームズ・レッドフィールド著
・『発達心理学』マイケル・ラーナー著
・『エコロジカル・ダイエット』ジョン・ロビンズ著

これらはすべてどの内容もあまり似通っているので、著者たちが相談して書いたかと思うくらいだが、
驚異的なほどレベルの高い「共時性」(シンクロニシティー。虫の知らせのような、意味のある偶然の一致)だろう。

3部作が呼びかけている活動を積極的、精力的に行っている3つの組織と、草の根の市民運動。
・使者(The Emissaries)
・ナチュラル・ロー・パーティ(The Natural Law Party)
・積極的解決策キャンペーン

それぞれのコミュミティで共同創造を始める場合、次のように自問してほしい。
1.いま、何を創造したいという情熱をもっているか? わたしの「活力源」はどこにあるか?
2.わたしのニーズは何か? 次の一歩を踏み出す障害となっているのは何か?
3.ヒトと自由に分かち合いたいと思う資源(リソース)は何か?
4.わたしの人生、仕事、世界で、すでに役立っていることは何か?

いま、みなさんもわたしも、ほんとうの自分について抱く最も偉大なヴィジョンの、最も壮大なヴァージョンにしたがって、
自身をふたたび新たに創造するチャンスを与えられている。
わたしたちには人生を変え、世界をほんとうに変えるチャンスがある。

「世界をありのままに見て、“どうしてこうなんだ?”と問いかけるヒトがいる。
 そして、ありえる世界を描いて、“どうしてこうならないんだ、こうなるはずじゃないか?”と問いかけるヒトがいる」
(ジョージ・バーナード・ショー)


【訳者あとがき抜粋メモ】
「わたしにとって」の生命、宇宙とは何か。それはすべてわたしの中にある。
そして、ありのままで過不足のないものなのだ、それがこの対話で神から送られたメッセージだと、訳者は受け取りました。

こうありたいという自分、それはつねに変わっていくでしょう。
ひとつの目的に到達したとき、見えてくるのは次の目的であり、この旅に終わりはないからです。

もうひとつ、とくに心に残っている言葉は「思考をコントロールし、方向づけすることが、最高のかたちの祈り」だということです。
思いをかけて慈しんでやると、とくべつな肥料を与えなくても種子の発芽が促進される、という研究があるそうです。
植物でさえヒトの思いに反応するのだとすれば、ヒト同士で心が通じ合わないはずはありません。

どうか、読者のみなさまも生きて迷い、悩み、考えるプロセスを充分にご堪能くださいますように。



とうとう、この3部作を読み終えてしまった。
ニールさんの著書はほかにもあるから、次はそれを読めばいい、と思っていたけど、
神との直接的?な対話はこの3部作のみで、ほかはニールさん自身が書いた本なんだな。
それを知ったら、「またいつでも話せるよ」と言ってはいたけど、やっぱりぽっかり穴があいたような気持がした。

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