昭和52年初版 昭和53年5刷
松本零士の短編作を網羅したいと思ったけれども
自身でも作品中でほのめかしているとおり
戦闘機、戦車、潜水艦などが描きたいだけな感じがする
戦争兵器に興味がないと、読んでも小難しいばかりで
あまり好みじゃないことが分かった
話は別の人が書いて、松本さんは絵だけという話もあるし
以前、YouTubeで見た動画で
この頃は「汚いものの中にこそ真実がある」みたいな流れがあって
主人公も冴えなくて、経済格差が大きい世界の底辺に住む者の
心が沈むストーリーが多い
・神回 岡田斗司夫・超近未来を語る・ホワイト革命 汚いものに真実があるのか?きれいなものこそ真実か?
読んでいる先から話が頭から飛んでしまい
後に思い出すこともない気もするけど一応メモする
■パニック・ワールド
敷井隆が道で堂々と立小便している冒頭からして汚い・・・/汗
次のページに急に出て来る頭部を撃たれた死体の絵も汚い・・・
あとはひたすら核爆弾を積んだ爆撃機やらの兵器三昧
風化荘の隣りは豪華な邸宅
隣りに北野由紀が引っ越してきて積極的にタカシを誘う
邸宅の主・練馬重工(また出た)の田無は留守番をしてほしいと
破格のアルバイト代を出す
トイレが広すぎて便秘になる
ユキはわけも分からず銃殺される
ユキ:
早く東京を離れて 明日になれば戦争が始まるわ
第三次世界大戦! この東京で水爆が爆発する
昨日死んだ男からフィルムを預かったはず
12時には爆発するため、都民に避難命令が下るが
みんな笑って信じない
田無も自宅に戻り、タカシは時間給しかもらえずにふて寝すると
ユキそっくりな妹ミレイが来る
ミレイ:
パニック・シンジケートのテストは終わった
今度騒ぎが起きたら、本気で逃げたほうがいいわよ
風化荘の前に水爆があり
B-29に乗っていたアメリカ兵が調査しに来る
爆撃で娘を亡くした管理人がいきなり刺し殺す
タカシ:
おいどんは絶対動かんばい
みんな逃げれ
東京はパニックとなり
田無はまたタカシに留守番のアルバイトを頼んでヘリで逃げる
ミレイ:
パニック・シンジケートはドサクサでお金を儲ける団体よ
戦争でも起これば一番儲かるわ
ミレイも撃ち殺される
街に出るとタカシ1人で
牛乳をタダで飲んだり
もらったアルバイト代を土に埋めたりしているが
時限爆弾は止まっている
パニック・シンジケート:1日延期する
タカシ:バンザーイ! あと24時間はお山の大将ばい
いろんな国の軍が爆弾を調べに来る
ミレイが持っていたトランジスタラジオそっくりな感応装置を
タカシから奪ってスイッチを押すが普通のラジオだった
電気屋から持ち出したのがホンモノと分かる
自分の部屋に戻り、便秘がなおり
あとひと晩は好きに過ごせると知って喜ぶタカシ
タカシ:
今夜ひとばん、みんなの命を抱いて寝るもんね
おいどん、しあわせ
■夜行都市のミライ
昼間でも暗い地域で暮らす貧乏な足立
明るいのははるか上のほうの上級市民だけ
部屋の中に生えるキノコを食べて空腹を満たす(!汗
さらに下層から命からがら上がってきたミライが
ひと晩泊めてくれと頼む
ミライ:
母さんが死ぬ前に一度、赤い花を見たいって
花は上の所にしかないし、花盗人は死刑
2人で上の世界まで来て、レストランの花をもらうが造花
ミライは地下に残して1人で花を盗み、電気にしびれたり
上級市民から、人前で裸になって四つ這いになれと言われて
その通りにするが、結局撃たれる
部屋まで戻り、ミライを家まで送ろうとすると
これ以上こないでと頼まれる
こっそり覗くと、母というのはウソで恋人にあげるためだった
アダチ:
いいよ おれは力いっぱいやったんだ
君らには未来ってものがないのかもしれないものね・・・
髪に隠れたキレイな目がのぞく
■黒死鳥4444
どこの国のものかも分からない戦闘機と潜水艦が
日本の領空、領海内に入り、核爆弾を積んでいるために
爆破するわけにもいかず困る
そばにある川端大出版で働く2人は
追撃している戦闘機に乗る総司の兄弟
顔にこんなキャプテンハーロック的な
分かりやすい傷跡がある人はいないよな
上官:乗員は正体がバレるようなことはしないだろう
戦闘機と同様、謎の4444と書かれた潜水艦から
奇襲部隊がきて、戦争状態になる
出版社も巻き添えに爆破されるが兄弟は逃げる
射殺されても、言葉で国が分かるためひと言も喋らない
武器を調べるとあらゆる国の兵器
上官は相手の要望を飲んで、このまま帰らせるため
総司に護衛を命令する
総司:
おれたちはなんのために毎日、空中パトロールをやってるんですか
侵略者が来たら命を賭けて戦うためではないんですか?
総司も撃ち落とされる
核ミサイルを持った国や持たない国やらいっぱい地球上にあるけど
どこの国がいちばん幸福なんだろうなあ
死んだ総司にいさんが今頃神さまに会って
教えてもらっているのかもしれないよ
■黄色い兎
板金工業所
いつもミスばかりして、「バカバカ」言われている足立
美人の広田だけが優しく接してくれて
足立はアクセサリーを買って、広田の引き出しに入れる
広田は結婚を控えているが、既婚の工場長と不倫している
社員は部品を横流ししてるし
上司は同級生から20億円も借金している
それを喋られると困るからと、手のひらを返して好待遇にする
喋るつもりはなかったが、これも1つの才能だったと気づいて
1人でほくそ笑むブキミな終わり方
兎の耳はなぜ長い
弱いながら強敵から身を守るために
食われないためなのだ
暴力の時代は終わった
最後に笑うのは無力な黄色い兎かもしれない
松本零士の短編作を網羅したいと思ったけれども
自身でも作品中でほのめかしているとおり
戦闘機、戦車、潜水艦などが描きたいだけな感じがする
戦争兵器に興味がないと、読んでも小難しいばかりで
あまり好みじゃないことが分かった
話は別の人が書いて、松本さんは絵だけという話もあるし
以前、YouTubeで見た動画で
この頃は「汚いものの中にこそ真実がある」みたいな流れがあって
主人公も冴えなくて、経済格差が大きい世界の底辺に住む者の
心が沈むストーリーが多い
・神回 岡田斗司夫・超近未来を語る・ホワイト革命 汚いものに真実があるのか?きれいなものこそ真実か?
読んでいる先から話が頭から飛んでしまい
後に思い出すこともない気もするけど一応メモする
■パニック・ワールド
敷井隆が道で堂々と立小便している冒頭からして汚い・・・/汗
次のページに急に出て来る頭部を撃たれた死体の絵も汚い・・・
あとはひたすら核爆弾を積んだ爆撃機やらの兵器三昧
風化荘の隣りは豪華な邸宅
隣りに北野由紀が引っ越してきて積極的にタカシを誘う
邸宅の主・練馬重工(また出た)の田無は留守番をしてほしいと
破格のアルバイト代を出す
トイレが広すぎて便秘になる
ユキはわけも分からず銃殺される
ユキ:
早く東京を離れて 明日になれば戦争が始まるわ
第三次世界大戦! この東京で水爆が爆発する
昨日死んだ男からフィルムを預かったはず
12時には爆発するため、都民に避難命令が下るが
みんな笑って信じない
田無も自宅に戻り、タカシは時間給しかもらえずにふて寝すると
ユキそっくりな妹ミレイが来る
ミレイ:
パニック・シンジケートのテストは終わった
今度騒ぎが起きたら、本気で逃げたほうがいいわよ
風化荘の前に水爆があり
B-29に乗っていたアメリカ兵が調査しに来る
爆撃で娘を亡くした管理人がいきなり刺し殺す
タカシ:
おいどんは絶対動かんばい
みんな逃げれ
東京はパニックとなり
田無はまたタカシに留守番のアルバイトを頼んでヘリで逃げる
ミレイ:
パニック・シンジケートはドサクサでお金を儲ける団体よ
戦争でも起これば一番儲かるわ
ミレイも撃ち殺される
街に出るとタカシ1人で
牛乳をタダで飲んだり
もらったアルバイト代を土に埋めたりしているが
時限爆弾は止まっている
パニック・シンジケート:1日延期する
タカシ:バンザーイ! あと24時間はお山の大将ばい
いろんな国の軍が爆弾を調べに来る
ミレイが持っていたトランジスタラジオそっくりな感応装置を
タカシから奪ってスイッチを押すが普通のラジオだった
電気屋から持ち出したのがホンモノと分かる
自分の部屋に戻り、便秘がなおり
あとひと晩は好きに過ごせると知って喜ぶタカシ
タカシ:
今夜ひとばん、みんなの命を抱いて寝るもんね
おいどん、しあわせ
■夜行都市のミライ
昼間でも暗い地域で暮らす貧乏な足立
明るいのははるか上のほうの上級市民だけ
部屋の中に生えるキノコを食べて空腹を満たす(!汗
さらに下層から命からがら上がってきたミライが
ひと晩泊めてくれと頼む
ミライ:
母さんが死ぬ前に一度、赤い花を見たいって
花は上の所にしかないし、花盗人は死刑
2人で上の世界まで来て、レストランの花をもらうが造花
ミライは地下に残して1人で花を盗み、電気にしびれたり
上級市民から、人前で裸になって四つ這いになれと言われて
その通りにするが、結局撃たれる
部屋まで戻り、ミライを家まで送ろうとすると
これ以上こないでと頼まれる
こっそり覗くと、母というのはウソで恋人にあげるためだった
アダチ:
いいよ おれは力いっぱいやったんだ
君らには未来ってものがないのかもしれないものね・・・
髪に隠れたキレイな目がのぞく
■黒死鳥4444
どこの国のものかも分からない戦闘機と潜水艦が
日本の領空、領海内に入り、核爆弾を積んでいるために
爆破するわけにもいかず困る
そばにある川端大出版で働く2人は
追撃している戦闘機に乗る総司の兄弟
顔にこんなキャプテンハーロック的な
分かりやすい傷跡がある人はいないよな
上官:乗員は正体がバレるようなことはしないだろう
戦闘機と同様、謎の4444と書かれた潜水艦から
奇襲部隊がきて、戦争状態になる
出版社も巻き添えに爆破されるが兄弟は逃げる
射殺されても、言葉で国が分かるためひと言も喋らない
武器を調べるとあらゆる国の兵器
上官は相手の要望を飲んで、このまま帰らせるため
総司に護衛を命令する
総司:
おれたちはなんのために毎日、空中パトロールをやってるんですか
侵略者が来たら命を賭けて戦うためではないんですか?
総司も撃ち落とされる
核ミサイルを持った国や持たない国やらいっぱい地球上にあるけど
どこの国がいちばん幸福なんだろうなあ
死んだ総司にいさんが今頃神さまに会って
教えてもらっているのかもしれないよ
■黄色い兎
板金工業所
いつもミスばかりして、「バカバカ」言われている足立
美人の広田だけが優しく接してくれて
足立はアクセサリーを買って、広田の引き出しに入れる
広田は結婚を控えているが、既婚の工場長と不倫している
社員は部品を横流ししてるし
上司は同級生から20億円も借金している
それを喋られると困るからと、手のひらを返して好待遇にする
喋るつもりはなかったが、これも1つの才能だったと気づいて
1人でほくそ笑むブキミな終わり方
兎の耳はなぜ長い
弱いながら強敵から身を守るために
食われないためなのだ
暴力の時代は終わった
最後に笑うのは無力な黄色い兎かもしれない
少年漫画にしては、内容が大人ですよね
昭和の湿度みたいなものも感じます
子どもの頃に読んだマンガや本、観た映画などを
年月を経て鑑賞するたびに再発見があるのも楽しいですね