メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

notes and movies(1996.12~ part5)

2013-09-01 13:53:32 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part4からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『キッズ』(1995)
監督:ラリー・クラーク 出演:レオ・フィッツパトリック ほか
このほとんど実写の記録フィルムに近い撮り方はスゴイ! 彼らは俳優? だったら名優だね。
N.Y.は昔から危険、退廃地帯だった気がするけど、そーじゃない。
'60のフリーセックス&ドラッグの時代だって、一応信念があってのことだったけど、この子らは単なるバカ。
恵まれた環境の中でただ堕落してる。それも親から子、兄から弟へちゃんと受け継がれてるシステムが恐い。
実際こんなに低脳な連中見た事ないな。
脚のない男に寄付しても障害者への軽蔑は変わらないし、地下鉄で歌う男を褒めても本当に耳には入っていない。
彼らが数人次世代に生き残れたとして、まともな考えをもつ大人になれるのかしら?

テリーは自称バージンキラー「病気もなくて純粋だから」て言うけど、自分の未熟さを女にバカにされたくないからじゃない?
女子と男子の話の食い違いが面白い。死ぬことも彼らにとっちゃゲームの1シーンでどーでもいーって感じ。
この究極の病は生まれるべくして生まれてきた必要悪なのね。
彼らのあり余る力と好奇心を満たすものは、性の快楽、ドラッグの恍惚感の他に何があるかしら?


『魅せられて』(1996)
監督:ベルナルド・ベルトルッチ 出演:リブ・タイラー ほか
油絵の中みたいな美しいイタリアの自然、その解放された異国では違う自分を見て、何かできそうな気がしてくる。
多くの名作を撮り続けるベルトルッチの中に、こんなにみずみずしい感覚とロマンティックな世界があったのか。
今作でブレイクしたリブの少女と女性の間をさまよう美しさはイタリアの自然もかすむ。
深く沈みこむような女性ヴォーカルのブルースがイイ。音楽にも凝ってる

ベルトルッチはリブの魅力を最大限撮りたかったのね。それは成功してる。絵描きとモデルの関係はよくきく話。
こんな場所で一度時間を忘れて過ごしてみたいね。土地の人は都市に憧れ、都市に住むものは自然に憧れる。
今作はこんな素晴らしいエキゾチックな場所にトリップさせてくれる映像だけでも観る価値あり。


『ラストダンス』(1996)

監督:ブルース・ペレスフォード 出演:シャロン・ストーン、ロブ・モロー ほか
人が人を裁くことの難しさ。「死には死の償いを」被害者は当然戻らないから残された者の悲しみの軽減のためか。
「人は変われるけど、許されない罪もあるのよ。許す側も変わらなきゃならないの」
ドラッグ中毒状態での無計画殺人に権力の圧力も絡むこの微妙な死刑執行問題に真向から取り組んだとても考えさせられる作品。
死刑囚に恩赦を与える知事に申請書を書く「恩赦課」なんて仕事もあるのね。
ラストはベルトルッチ『シェルタリングスカイ』を思い出させた。静かで荘厳な余韻を残す。

始まりもアーティスティックで目が吸い込まれた。
少女が草原でたわむれるモノクロ写真の連続のような美しくノスタルジックなもの。
どんな残酷な犯罪を犯した者も子どもの頃は同じ無垢な心を持っていたんだ。
ここでも異常犯罪の多くが幼児期の環境、ドラッグとの深い関連性を示唆している。
人の過去はどんなに細かく記載したとしてもファイルにすべて書きまとめることなどできない。
でも、このシステムがある以上、私も一生檻の中で暮らすくらいなら死んでフリーになるほうを選ぶかもなあ。
地獄へ落ちるような非行少女がここまで変わり、死の恐怖が愛する者が見守るだけで克服される。
人の一生はなんて長く、あらゆる道のりがあって、人の心ってなんて不思議なものだろう。


『ジキル&ハイド』(1996)
監督:スティーブン・フリアーズ 出演:ジュリア・ロバーツ、ジョン・マルコヴィッチ ほか
こうしてホラーや浪漫の古典が次々リアルに映画化され息を吹き込まれてゆくのはとても楽しい。
マルコヴィッチは甘いマスクじゃないけどヘビのような妖しい魅力があるフシギな俳優だね。
ジュリアも今作では大口の笑顔なし。幼児虐待の過去をもつ古風ながら狂気を秘めた役柄を見事演じ切ってる。
こんな初春の雨の日にピッタリな作品。原作が読みたい。たしか「人には善と悪が潜んでいる」っていったんじゃなかった?
中世を見事によみがえらせたセット、衣装、生活環境も興味深い。

主人と召使の遊びなんてほとんど公然と行われてた時代に、
異常に抑圧的、繊細に描かれる誘惑、欲望の描写がかえってエロティック。
ジョンの長いヘビのような舌もCG合成かと思えるほど
同じ『宝島』の作者とは思えないね。舞台はロンドンっぽい感じになってる。
画面全体の湿った暗さが古典ホラーのクラシックさを際立たせる。
売春宿の気の強い女主人役のグレン・クローズはハマリ役。
こんな身分の差の激しいおそろしく野蛮で不便な時代だったのね。今から数百年経てば今の生活も同じように見えるかもしれない。


『誘う女』(1995)

監督:ガス・ヴァン・サント 出演:ニコール・キッドマン、マット・ディロン ほか
おもしろい。悪女ものというより映画がノンストップで巨大化するTV産業を茶化し、皮肉り、警告してる。メディアのパワー全体にかな。

「TVに出るべき。他人に見られなきゃ何もする意味がない。TVに出ると成長する」

彼女も被害者の1人。どーして結婚したのかな。キャリアへの夢とガッツも十分あるのに。
騒いだ割に深層心理まで掘り下げなかったのね。スキャンダル記事はそんなもの。
あっけらかんとして完璧自分をコントロールしてる(狂気を除いて)スザーンは小気味いい。
化粧ひとつで随分イメージ変わるね。いかにもキャリア願望に燃えてる女の感じが出てる。M.デュロンも懐かしい。
♪スージーキュー ♪Season of the witch ほか'70代音楽の使い方もいい。♪All by myself なんてサイコーだね。

一気に有名になるには地道な努力より悪事をやらかすほうが早いってか。名声に正気を失う『サンセット大通り』の女優みたい。
「チャンスはどこにでもある。でも自分からつかまないとすぐ他の人に巡ってしまう」という彼女の持論は正しかったんだ。
ニコールの妖精のような美しさはただ見とれるばかり。


『READY STEADY GO! THE BEATLES』(1986)

出演:ビートルズ ほか
'66か?この番組がなんで'86になって出たか主旨がよく分からんけどピーク時の彼らを知る上で興味深い。
すべて口パクでメンバ自身それをパロりながら、設定はソウルトレイン風、
周囲でファンが踊る、はずが、いつのまにかいつものパターンにおちいってる話。
いろいろ機転のきいた応答で有名だったらしいけど案外フツーに答えてる。

「髪は本物?カツラ?」「本物のカツラさ(ジョージ)」「モバ?」「モバでもロッカーでもない。モッカーさ(リンゴ)」
「クツのサイズは?」みんなに聞いて「ジョンは?」「42だ(ポール)」w

ジョンは自分の本の宣伝。メンバの似顔絵にヒゲとか描いてBUY MY BOOK!
しきりに顔を作るジョン。有名になってもTVが珍しい子どもみたいなのがおかしい。
「キレイな歯ね。盗みをして傷ができたの見せて」「君のも見せて(ジョン)」

ラスト♪イエスタディ が流れてモノクロの英国の様々なスナップがなぜかすごく叙情的。
寄り添うカップルに一人で火の前に立つ男、遊ぶ子どもたち。
♪レット・イット・ビー が流れてエンディングなのがちょっと悲しい。

「眉は剃って整えてるの?」「いや、そのままだよ(ポール)」
ファンが足元から舐めるようにメンバを見つめてるのは恐い

「いつも違う答えが返ってくるけど、ビートルズのバンド名の由来は?」
「思いつきだ(ジョン)」「前のバンド名は?」「クオリーメンさ」恥ずかしそうに言うジョンの表情は印象的で意外。
「指輪はいくつもってるの?」「600以上(リンゴ)」
「ブレスレットに何て書いてある?」「リッチーへ。本名なんだ秘密だけど愛するママより(リンゴ)」

♪ミスター・ポストマン がかかる中、ポールがファンの手紙攻めにあってる。
すごいアイドルってイメージがあったけど、もう物事の分かってる年だったんだよね。
パブリックイメージに合わせる毎日ってどんなだったかしら?
「BBと1000ドルどっちを選ぶ?」「BB(ポール)」「1000ドル(ジョン)」「両方(ジョージ)」
「相対性理論をどう思う?」て意地悪Qには
「What?(リンゴ)」「What's that(ジョージ)」「I like that(ジョンがメモを見ながら真面目に答える)」
こんなギャグ『ウェインズ・ワールド』でもやったね。


『HISTORY OF THE BEATLES』

出演:ビートルズ ほか
こちらもコンセプト的にはあやしいけど歴史に沿って集めた貴重フィルムばかり。
日本語訳がないからせっかくのコメントも意味が分からず残念。
♪ヘイ・ジュード のレコーディング風景で始まり、ライブで終わる。他に♪Dizzy Miss Lizzy 等も入ってる。

英国民栄誉賞を受賞し、ジョン「I went Wow!」、リンゴ「映画も撮るし、米にも行く。Hello Ed」
エド・サリバンショーで歌うシーン。そしてメインは巨大スタジアムが崩れそうなほどファンに埋め尽くされたライヴ。
前座のダンサーが間をつないで「We want BEATLES!」ファンは待ちきれない。メンバはヘリでNY見物?
ジョン「こんなにビルがひしめきあってるところはほかにないね。スゴイよ」

エドの紹介で姿が現れると、ファン1人1人がありったけで叫ぶから集団ヒステリー状態。
曲紹介なんか聞いてなくてポールもジョンも少々呆れ気味。
おどけ者のジョンが意味不明語で喋ってる、グランドに走り出るファンにブーイング。リンゴ♪Act Naturally

次は日本での武道館ライブ!これだけで1本ビデオ出てるけどね。
「盛大な声援お願いします」と司会者がわざわざ頼んだけど、比較的曲を静かに聴いてるから偉いよね。
♪イエスタデイ なんてポールの甘い声がよく響いてるもの。英語の通じない国でしか静かに聞いてもらえないなんて皮肉。
リンゴがマリファナでもやってるように恍惚として煙草をふかしてる。
メンバの表情が次第に冷めた病的なものに変わっていく過程はいつ見ても悲しくなる。

噂のマジカル・ミステリー・ツアーのフィルム。♪I'm the Warus 前にエリックバージョン観てるからね
ジョンが白い帽子をかぶって「I'm egg-man」と歌ってても変な気がしない。
♪Strawberry Fields Forever では逆回転を利用したドラッギーな絵。
♪Fool on the Hill はポールが文字通り丘(というより山かな)の上に立ち、日が沈むのを見てる。
ジョージは座禅して、いかにも宗教色の濃いイメージに変身。

♪Revolution では長髪に丸メガネのスタイルを確立したジョンがシャウト、エレキギターをかき鳴らす。
大勢のファンに押されそうなほど取り囲まれての♪Hey Jude
不思議とどんなに絶叫に囲まれていても彼らの立つスペースは狭いながら聖なる砦のようで
音も声もアルバムに近い完成された演奏をキープしてる。
リンゴが上品な騎馬兵みたいな格好で大砲を撃つと、いろいろ壊れる音がしてコソコソ逃げるショートフィルムがあるw 俳優向いてるね。


『ジョン・レノンの僕の戦争』(1967)

監督:リチャード・レスター 出演:ジョン・レノン ほか
この主演の人が監督・脚本も兼ねているのかな。ザ・フーのボーカルに似てる。
若いパワーから出るメッセージ、手づくり感覚なナンセンスコメディの中に実写も混ぜて、こりゃー冗談じゃないぜって気にさせる。
ジョンは、この作品中でかけた丸メガネがその先もトレードマークになった。
普段からのまんまって感じ。ジョンはすでに彼のフィルムの主人公を演じていたから。
それにしても英のギャグは奥が深いのか、単に外れてるのか理解に苦しむ。なんとも空しいブラックな終わり方。

♪また会いましょう って最初のクラシックな曲は、P.セラーズの戦争コメディを思い出させる。
『未来世紀ブラジル』の♪BRAZIL といいブラックユーモアにオールディーズってピッタリ合うね、なぜか。
戦争がどれだけバカバカしものか、これを見れば一目瞭然。しかし地球のどこかで必ず銃声がしてるのは一体どーいうワケ


『IMAGINE THE FILM』(1972)



♪Imagine
雨っぽい日、ジョンとヨーコが真っ白で崇高にさえ見える家に入り、ピアノで弾き語り。

♪Clipple inside
ジョンを間近で写真撮影するカメラマンとヨーコとホームパーティのフィルム。なんとA.ウォホルまでいる!交流あったのね。

♪Jelous Guy
黒ずくめで霊柩車みたいのに乗ってボート遊び。

♪Fly
いかにもヨーコの作品。真っ白なチェスをする2人。スカートをずり上げるヨーコに駒を口に入れちゃうジョンが笑える。

♪?
思うにヨーコって男性的な顔だね。スタイルがイイイ。ジョンに内緒話して、
ジョンが仏像に話してニッとほほえむシーンはイイ。砂浜にJOHN LOVES。

♪I don't want to be a soldier
兵隊っぽい格好のジョン。聴診器で道や木、慰霊碑の音をきく。泣くノーメイクのヨーコはなんか老けて見える。

♪?
ヨーコと一緒に出てくる有名人がアステア! ジャニスに出た番組の司会者とか。♪Power to the people デモに参加。
本のサイン会。歌詞の紙見ながらのレコーディング風景。♪Gimme Some Truth 粘土人形とテーブル囲む前衛アートは楽しいね。

♪Oh, my love
日本庭園で仲のいい2人。いつも手をつないで長いキスシーン。

♪How do you sleep?
また退廃的ムード。ヨーコのファッションはいつも過激。
ロールシャッハの絵がコウモリみたく空を飛んでる。

♪How
また舟遊び。すごい毛皮。"NO FUR"には参加しなかったのかな? 別の女性も登場。

♪Oh Yoko
入浴シーン。撮影シーン。「ジョン!」「ヨーコ!」とすれ違うw スネークマンショーのパロだよ


『いつか晴れた日に』(1995)

監督:アン・リー 出演:エマ・トンプソン、ケイト・ウィンスレット、ヒュー・グラント、アラン・リックマン ほか
原作のジェーン・オースティンはどんな女流小説家?
トンプソンは本当にイイ女優だな。『ハワーズエンド』系の作品が好みらしい。
結婚するしか選択肢がなく、金がなければ縁もない。冷たい時代。
でもあふれる緑とゆったりした時間の流れは、今は映画と本の中だけ。

いつもの早口の喋りですっかりベテランの風格がついてきたグラントほかキャスティングも素晴らしい。
またこの邦題も成功例のひとつ。直接内容と関係なくても、この作品の雰囲気が十分出てる。
始終ティーを飲み「お天気の話でもしなさい」といった紳士淑女のマナーが大切だった古き良きイギリスの美しい部分と
貧富の差を気にする上流階級の傲慢さも見事に描かれている。
グラントと1つしか違わないのにエマのほがずっと大人に見えるのがとってもフシギ。

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notes and movies(1996.12~ part6)

2013-09-01 13:53:31 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part5からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『ハイヤー・ラーニング』(1995)

監督:ジョン・シングルトン 出演:ジェニファー・コネリー ほか
「高等教育(ハイヤー・ラーニング)って一体何なんだ?」生徒は「職につき、高給をとるため」「そーいうシステムなんだ」
学校はその国のミニチュアだ。この学校は、多民族国家アメリカをすでに形作っている。

「校内も決して安全じゃない」

レイプ、人種差別、暴力、不公正な世の中をすでに模倣している。
個人の自由を尊重する育ち方の彼らを寮生活させること自体ムリって感じ。

TVで作家のおじいちゃんが言ってた「人は死によってしか反省しない」て、まさにこの通り。
「苦しみなしに進歩はない」本の中の偉人の言葉に救われる。教育の真の意味はそこにあるのか?

自分についての選択も人に頼ろうとするのは、私たち現代っ子の悪癖だ。
自分の思想を持つのも高等教育の意味。でも社会に出る準備、チャンスをつかむ前に人生を終えるなんて、これ以上悲惨な運命ってアリ?
完全に集団ヒステリーだね。殺された彼女の血を吐きながらの絶叫は絶望的。教育を真向から弾劾した超問題作。

正しい教えは正しい行動と思想に導く。
「人はすべて罪をもって生まれる」なんて信じない。生まれた時は差別や偏見など思いもつかないまっさらな状態なのだから。
ラストのメッセージは「unlearn」(学んだことを捨てよ」


『リービング・ラスベガス』(1995)

監督:マイク・フィッギス 出演:ニコラス・ケイジ、エリザベス・シュー ほか
ここまで酒にこだわる心境って何だ? 最初は心の隙間を埋めるため、あとは平常心を保つためか。
アル中も病気のうちだっていうものね。単に堕落の問題じゃなく。
キッチンドランカーを描いた『男が女を愛する時』『酒とバラの日々』ほかは、愛が命と魂を普通のレールに戻したけど、
彼はすでに死神にとりつかれていた。
「原作者は映画化が決まった2週間後に自殺」目的は果たされたようだ。死ななきゃ名が売れない世の中のほうが曲がってる。

同じ人間の中にこんな凶暴さが隠れているのが信じがたい。どうして動物以下のこんな犯罪行為ができるのか?!
STINGが♪A very thought of you を高らかに歌う。T.ウェイツじゃあまり警鐘にはならないほどハマりすぎるものね
シャンペンのように輝く主演者、スタッフらのクレジットが印象的。

人はどこまで堕落できるのか。ヴェガスもひとつの街でしかないのに。ここでは何でも「アリ」だ。
彼を愛していながらまだ仕事をした理由は何か。アル中と同じく売春も抜けられない罠か。
集団レイプした一見まともそうな連中より、この2人のほうがよっぽど人間的で「イイひと」なのに。
いったんこのレールから外れたら外は迷路で1人じゃ帰れないんだな。


『禁断症状』(1994)
監督:ドン・ボイド 出演:エイミー・アービング ほか
いろんな心の病があるものね。金に困って盗むならまだ筋が通ってるけど、
ありあまる金持ちが盗みで解放感を感じるなんて、理解できない世界。
食べて吐くのも同じ原理。心の隙間って何をしでかすか分からない。
余分な脂肪などどこにもない体でいて、なお太るのが恐い「拒食症」は深刻。
チョコをむさぼり食べたり、皿をつつき回して1口入れただけでトイレで指を喉につっこんで吐いてるなんて異常そのもの。
お酒だけで動いて考えられるなんて車みたい。


『ビューティフル・ガールズ』(1996)
監督:テッド・デミ 出演:マット・ディロン、ナタリー・ポートマン、ティモシー・ハットン ほか
20代後半、人生先の選択を迫られる微妙な時期を恋のさやてを通して繊細に描いた作品。
ティーンのナタリーが看板張って、期待通り「隣りの女の子」役でも十分ほかを食ってるからすごいね。
「君はこれから何か素晴らしいことをする。イイ女になるよ」私たちも10年後の彼女が楽しみ。
ハットンは36、ディロンは32で29の同級生を演じてる。この顔合わせはホット。
タイプは逆でも2人ともアウトサイダーな魅力をもつ。ハットンのような俳優と同時代に歳をとれるって嬉しいね。
♪Sweet Caroline が郷愁を誘う。雪に仲間にバーで飲みながらピアノで歌うって『ディア・ハンター』を思い出す。

窓越しのマーティとの会話「ロミオとジュリエットの逆版ね」「連絡をとりあおう。これから先君が何をするのか楽しみなんだ」
スケート場での会話もよかった。
「5年したら18。そしたら付き合えるわ」
「5年したら君は変わって僕を忘れる。大人になってプーを必要としなくなったクリスみたいにね。プーにはなりたくないよ」

別れ際の友人の言葉「ここじゃ季節しか変わらないよ」そんな郷里が必要なんだな。都会でやっていくには。
まだ20年、それもやっと大人になって数年でこの先何十年死ぬまでのパートナーを見つけ、仕事を見つけるなんてムリだよ。
それにちぢれパーマともみあげがキュートなハットンにセールスマンは似合わない。“Stay be cool, forever.”


『恋する惑星』(1994)

監督:ウォン・カーウァイ 出演:トニー・レオン、フェイ・ウォン ほか
'90の感覚がよく出てる。さわやかな風が吹きぬけてゆく。香港映画は完璧変わった。ウォン作品の他のも要チェック。
主題歌がまたイイ! 透明でキレイな歌声は作品を引きたて耳の奥で響く

「ジョギングをして体中の水分を蒸発させる。涙もだ」「男は夜明けが大切だ」
「この街のどこかに未来の恋人がいるかもしれない」「2人の距離は0.1ミリ。彼女は別の男に恋をした」
「タオルが泣いてる。まだ多感なのが嬉しい」とか雑巾やシャツにも真面目に話しかけるトニーが笑えて、この変さがまたイイ。

シロクマのぬいぐるみを黄色いトラネコに変えられても「遊びすぎるな、白い毛が黄色だぞ」
新しく変えた石鹸にも「ヤケ食いするな。自信をもつんだ」て、全部、結局、自分を励ましてるんだよね。

「行き先が分からないんだ」「再発行してあげる」まるでマンガの世界。映画はこんな夢物語が実現する。
やたらデカイ音で流される♪California Dreamin' 広東語?香港語?日本語、英語が混ざる香港の雑踏が伝わってくる。


『陽のあたる教室』(1995)

監督:スティーブン・ヘレク 出演:リチャード・ドレイファス ほか
これ映画館で観たら涙と鼻水攻めに遭ってたよ
1人の音楽教師の30年間と'70~'90までの激動の米史を見事に融合させた完璧なストーリー構成と脚本。
レン・バリー♪1-2-3、ジョン♪イマジン、R.チャールズ♪I got a woman ほかの名曲、
ニクソン、ケネディ、キング牧師、ジミ・ヘンらの実写の混ぜかたが絶妙。

とくに'80ジョンの銃殺のニュースがどれほど世界中の1人1人にショックを与えたか、
当時を生きてた人も、今改めて知る私たちもリアルタイムのごとく再体験できる。
人生は出会いと別れのドラマだね。ガーシュインのメロディも心に沁みる


『サム★サフィ』(1992)
監督:ヴィルジニ・テヴネ 出演:オーレ・アッテカ ほか
日仏合作か。もっとポップで過激な内容かと思ったらフツーに戻ろうって話。
完璧フツーじゃない“フツーもどき”てとこかな。こんないい加減な娘がお役所試験受かって職につけちゃうんだから、
お国全体がとってもゆるーーーーいのが分かる。
ま、この映画はオーレさんのとにかくデッカイ胸を鑑賞する、ひたすらそんな映画。
ラスト、ケーキや果物をモンスターのごとく口に運ぶ赤ちゃんのたくましい生命力のカットがスゴイ。

「あなたたちは遅れてて、無責任よ!」

キャピキャピゆってる娘さんには、「そっか真面目に働こう」って気にさせるかも知れないけど、
平凡な結婚、子どもを出産、'70の革命を無駄にしてまた元の木阿弥に戻るってわけ?
エイズ問題が解決するまですこし大人しくしてるのは得策だけど。


『心の地図』(1993)

監督:ヴィンセント・ウォード 出演:ジェイソン・スコット・リー ほか

「俺の地図は死の地図だ。祖母、戦友、ドレスデンの。これを見れば結局迷ってると気づくだけ」

4つの大国合作による壮大なドラマ。英×独との戦争で廃墟と化した美しいドレスデンの町。
ケストナーはこのことを言っていたんだ。まさかこの通り1人の指揮官のフラレた復讐心で決められたんじゃないと思うけど。
爆風で裸になり、叫ぶ少女「クリスマスみたいだ」「どうしてこんなことに」
ディランの♪戦争の親玉、や、♪しょせん我々も歩兵の駒にすぎない って歌詞を思い出す。

「貧しくてバカで醜くて、なにかというとハーフだとさげすまれる」'30ならなおさら差別が公だったのかも。
「白人は食人鬼だ。彼らと生きていくことはできない」2人だけの特別な関係は『嵐が丘』のようで時として理解しがたい。
「運は自分で作るものだと悟った」と言いつつ、自分が疫病神だと信じきっていた。彼自身は戦争も生き延び、運はよかったはず。

「本当に苦しいのは、自分のことより愛する者の苦しみを見ることだ」


『デッドマン・ウォーキング』(1995)

監督:ティム・ロビンス 出演:スーザン・サランドン、ショーン・ペン ほか
ティムの才能は本物。文句なしの傑作。
心情を代弁するB.スプリングスティーンの渋い歌声は本作の感動を引き立てる
最初はシスターとともになんの潜在意識もなく観客はどちらかといえば死刑反対の視点に置かれているが、
ラストでまさに胸のムカつく犯罪の様子と死にゆく顔のオーバーラップで完全に個人個人の判断に任せられる。
信仰、良心、公平心、罪と償い、人の命の価値、「死刑」問題は言葉や理性だけでは解きがたい難しいものだ。


『アンダーグラウンド』(1995)

監督:エミール・クストリッツァ 出演:ミキ・マノイロヴィチ ほか
時期尚早ながら'97の最高傑作はこれに決まり。なんとも可笑しく、哀しい歴史絵巻。
退廃美が現実とドラマをミックスし、記録フィルムもまじえて戦争の愚かさ、愛国心、平和と命を愛する心をひしひしと訴える。
喧騒なホーンバンドの陽気な音色が耳の奥に響く
水中で仲間が再会するシーンの美しさは絶句もの。
「許してくれ」「許すが忘れんぞ」「昔、こんな国があった。この物語は終わらない」
私たちももしかしたら一部の者の欲のため、より平和な外界から騙されて遮断されているかもしれない。

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notes and movies(1996.12~ part7)

2013-09-01 13:53:30 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part6からのつづきで、このノートのラスト。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『ロングタイム・コンパニオン』(1990)

監督:ノーマン・ルネ 出演:キャンベル・スコット ほか
今や老若男女問わず猛威をふるうエイズが'80最初は同性愛者の乱れた性生活、ドラッグが原因の感染病、がんだと発表され、
世界中に知られるまでにあらゆる憶測が飛び交い、恐怖を倍増させていた経緯が分かる。
最も恐怖に怯え、真正面から向かっていたのは、ほかでもないゲイたちだったんだ。
「人類はまだ進化の途上にある」性の区別なく愛し合う偏見のない世界。
エイズという大きな壁を乗り越えたら、そんな夢のように自由で解放された世界が待っているだろうか?

「疲れた。去かせてくれ」「分かってる。楽にしろよ」“let go”ていう言葉の優しさが胸に沁みる。
俳優ハワードは、最初ゲイ役はその後のイメージも固定され、役がつかなくなると心配したが、
結局その通りとなり、ゲイを援助するボランティア活動に入る。

葬儀を出す、アパートを借りる、そんなフツーのことが同性愛者というだけで断られる。
'89、皆が集まった海辺で再び抱き合うシーンは感動する。
幻から醒め「治療法が見つからなくても、僕はその時生きていたいんだ(I just wannna be there.)」


『Daryl Hall & John Oates The Liberty Concert』(1985)
♪? ちょっとダリルのもみあげトサカヘアがコワイ
♪? ダリルがギター。自由の女神と海。NYビル街をのぞむ野外ステージの眺めはサイコー

♪Rich Girl
キーボードのブルースっぽい始まりがイイ。スゴイ人数。この客をつかむのは難しい。

♪Say it so
このセットも巨大。シンプルな鉄骨組み立て。曲ごとにダリルはピック投げてる。

♪? やっと温まってきて、汗だくになってのこの曲はカッコイイ。
♪? ジョンのリード・ヴォーカルってのもあるのね。ダリルのインナー面白い。2人のアカペラ競演のラスト。
♪? 2人がシャウトしてノリのイイ曲。
♪? すっかり夜。野球のスタジアムも映る。ちょっとレゲエの入ったギタリスト陶酔状態。客とのコール&レスポンスもサイコー

♪Man Eater
これだけ響けばホーンも気持ちいいよね。ダリルは高低音どちらも出せて歌上手い。

♪? 野外コンサートは夕方から夜への移り変わり方も楽しい
夜のほうが断然盛り上がる。掛け声が映えるこの曲。ライヴはアドリブやアレンジも面白いんだよね。
♪? バンドの醍醐味が出てる。このバンドは音楽がスポーツに近い。アンコールもガンバル、ガンバル。

♪Summertime
こりゃE.W&Fの?セットの女神の上だけに炎がともる。最後にカバーでくるとは。
銀色にのびてゆく花火。まさに夏祭り!“Thank you NewJersey, NY city, We love America!”

ジャケットにザ・バンド、Tボーン・ウォーカーなんて書いてあるから出てるのかと勘違い。紛らわしいな。
クイーンほど厚みのある音じゃないにせよ、後半は客もノリノリで巨大野外コンサートは大成功。
女神が現れる気球?も飛んじゃって、女神像はキレイに改築できたのかな?


『プリティ・リーグ』(1992)
監督:ペニー・マーシャル 出演:マドンナ、トム・ハンクス ほか
野球が男のスポーツだってイメージが変わった。この時代に体を鍛えて泥まみれでアザを作り、
声張り上げて、ハードなロードに出たプロ女子リーグ選手がいたのか。でも“かつて”てことは今はもうないわけ?
どっかでまたキッチンに戻ったのかな。そりゃ淋しい。
宣伝のため「野球の間に編み物します」なんて冗談、当時ならやりそーなノリ。
花も人情も根性もある、女のスポーツものもイイ!

音楽がまたイイ 最初がC.キングで、ラストはマドンナ。J.テイラーほかが飾る。
マドンナの才能と並々ならぬ努力に脱帽。息抜きのクラブシーンでは激しいダンスも披露。J.デイヴィスとともに本作のメインだ。
かつての人気バッターでアル中から膝を痛めて女子リーグの監督で復活するジミー役のトムもイイ味出てる。
夫ボブ役でビル・プルマンもちょい役ながらいつもの優男を公演。


『ニクソン』(1995)
監督:オリバー・ストーン 出演:アンソニー・ホプキンス ほか
とことん社会派のストーン作品は、ドラマとしての娯楽性より真実を追う記録フィルム、あくまで社会の弾劾が目的と見える。
『JFK』に続き激動の時代を治めたもう1人の大統領(大統領シリーズでも目指してるのかな)。
彼自身と有名なウォーター・ゲイト事件、そしてアメリカを理解するテキストになればと思ったけど難しすぎる。
セリフの多さと速さ、複雑さは『JFK』にも劣らない。機密に欺瞞、隠し事が本職のヒトたちの話だからなおさら。

「私はいつでも爆弾を落とす権利がある」

米大統領は世界平和と秩序を握ってる、そんなに偉いと思ってるのかしら。
ベトナム戦争終結も再選の票稼ぎとしか思えない。嫌われてることを始終気にしてたみたいなのはよく分かったけど、
ケネディというヒーローの死から人々は政治、政治家、大統領さえも信じられなくなった。
「政治家が世界を変えられる」なんてのは妄想に過ぎない。昔も今も世の中を変えてきたのは民衆で、
戦争で金を作り、平和への足を引っ張ってきたのが政治家。
とくに強欲な者ばかりを集めた政界をまとめて良い方向へ導くなんて到底ムリな話。
政治屋だけにあまり同情もわかない話。政治屋がいなきゃ国の借金もなくなり、もっと平和にスムーズになると思うけど。


『愛に囚われて』(1994)
監督:アンジェラ・ポープ 出演:ティム・ロス ほか
同じプリズンものでも『ラストダンス』『デッドマンウォーキング』と違い
情状酌量によって成立する甘く危険なラヴロマンスに徹している。
女流監督だと情感豊かに描かれるから『フォールームズ』でおちゃらけてたロスも格子ごしの熱い視線が魅力的。
時間はかかりそうだけど、この禁断の愛は実りそうなハッピーエンディング?

ロスのイイ人そうなルックスでとても凶暴な囚人とは思えないからフツーのロマンスとして見れる。
歯医者ってのも親密な関係を連想させる職業の1つかもって気づいた。
ムショに女医はマズイでしょう。若くて、美人ならなおさら飛んで火に入る夏の虫状態。
相手がロスじゃなきゃ、とっくにセクハラで訴えてるところ
原題“captive”=捕虜の意。囚人として、そして愛に囚われたって意味だね。
J.オーモンドの純真な美しさが映える。2人ともイギリスなまりだね。


『THE X-FILES 3rd SEASON』

監督:クリス・カーターほか 出演:デイヴィッド・ドゥカヴニー、ジリアン・アンダーソン ほか

【FILE No.313 Syzygy】
さてお待たせのファイナルに向けての後半。
今作は反目するモルダーとスカリーのドラマとしては興味深いけど、超常現象としてはインパクトが弱い。
ガールフレンドも、ノリが『クルーレス』ソックリ。
一方、スカリーはシャーリー・マクレーン的美人刑事ホワイトとモルダーの仲を嫉妬。
ホワイトもモーレツアタックする様子はまるで憑かれてたよう。
ウォッカにアイス?を混ぜて飲んでるモルダーや、ブツブツ文句をいいタバコをふかすスカリーも珍しいシーン。
このシリーズの主題からしてこの2人の間柄はこれ以上進みようがないけど、
後半にくるに従ってプライベートシーンに重きを置いてるみたい。


【FILE No.314 Grotesque】
これぞ本髄。前半と同じ悪魔をテーマとしてもこうも作りが違う。「狂気は心の中にある」てことと、犯人はすぐ分かっちゃったけど。
撮りの鋭さ、緊迫感が違う。『羊たちの沈黙』を思わせる。FBIものの深層心理捜査によるシリアルキラーとりものの火付け役だからね。
「同一化しているうちに悪魔がとりついた」て『沙粧妙子の事件簿』と同じパターンだね。
狂気に憑かれたように捜査にのめりこむモルダーの姿が描かれる。犯人役はシリーズ通しても5つ指に入る強烈キャラ!


【FILE No.315 Piper Maru】
得意のUFOもの。真相に近づくほど2人は危険の渦中にハマる。
目の色が黒くドロンて変わる無表情なエイリアンがなんともブキミでイイ。


【FILE No.316 Apocrypha】
315のつづき。キャンサーマン含め今までのキャラクター総結集って感じ。ミスターXはいないけど。
キャンサーマンもひとつの駒でしかない。本当のボスは一体誰か?
「墓からの死者の声が良心だ」
軽油を媒体として人体から人体へ乗り移るエイリアンか、これは初耳のアイデア。
いつも思うけど、2人の使うライトの光は一直線の強い光、FBI専用?てワケでもないだろうけど、
暗闇捜査シーンでの効果バツグンアイテムの1つ。


【FILE No.317 Pusher】
だんだん国際色豊かになってる。前作は香港で、今回は日本。広告欄にOSU=押すって日本語。
サイコは武士道の達人。しっかし'90になってまだアメリカ人が忍者の話とは恐れいったね!
メディアは両国間で断絶してるのか???
2人が面と向かって殺し合い寸前となり、S「Fight Him!」このシーンの緊迫感がイイ。
それにしても犯人がスーパーで見る雑誌の表紙はどー見ても2ndに出たモンスター!w


【FILE No.318 Teso Dos Bichos】
Xファイルにもペットブームか? モルダーの捜査はいつも人が気にしないことから始めるけど
「ネズミを追おう」「ネコを追おう」て臨機応変なだけかも。今回のテーマは呪い。
毒を飲んだネズミを食べたネコを食べたイヌ・・・マザーグースの言葉遊びじゃない。
最近ネコがネズミをとらなくなったけど、もともとイヌはネコを食べたりしないじゃない? 他国の食性は知らないが。
思うに呪いとゆーよりブードゥー教祖みたいなあの儀式のボスが、ネズミの多いのを知ってて毒をまいたんじゃないかな、
と、なぞなぞの答えを見つけるのがこのドラマの面白味のひとつでもある。目が豹ソックリだったから。






【読書感想メモ】
「エリック・ザ・バイキング」テリー・ジョーンズ著
「THE VIOLIN」Robert Thomas Allen
「THE PAGEMASTER」DAVID KIRSCHNER & ERNIE CONTRERAS
「二年間の休暇」ジュール・ヴェルヌ著(大好き!
「モンスター図鑑 ドラキュラ」ジム・パイプ編
「モンスター図鑑 フランケンシュタイン」スティーヴ・パーカー編
「ジョン・レノン 愛こそはすべて」Tony Bradman
「ドリトル先生アフリカゆき」by Hugh Lofling
「わたしが子どもだったころ」by Erich Kastner
「小さな男の子の旅」by Erich Kastner


【歌詞をメモした曲】
♪ALONE AGAIN(NATURALLY)/GILBERT O'SULLIVAN
♪HI-DE-HO/CAROL KING


【イベントメモ】
・池袋サンシャイン国際水族館、サンシャインプラネタリウム
「世界のオートマタ展」@Bunkamuraザ・ミュージアム

  

photo1:オートマタの精巧さにびっくり。
photo2:ヘール・ボップ彗星が来たらしい
photo3:『インディペンデンス・デイ』の宇宙船のデカさに震えるほど感動した。
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