メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

notes and movies(1997.3~ part1)

2013-09-14 10:17:29 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は薄いグレーのノートからご紹介。引き続きXファイルズの3rdシーズン、ビートルズの映像関連あり。

  

photo1:この時に初めて東京タワー蝋人形館に行ったんだ。
photo2:トリックアートもあったんだね。
photo3:帰省した時に行った池田万寿夫美術館。

若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『The World's Greatest Artists Sing LENNON a tribute』(1991)

マイケル・ダグラスが司会。とにかく豪華。

♪Imagin/Elton John
いきなりエルトンのイマジン。野外での大観衆を前に騎兵スタイル(なんとピアノ模様)でピアノをたたく。

♪Ticket to Ride/Nataly Cole
スローテンポでブルージーに歌われる。若く初々しいレノン、ビートルズの記録フィルム。

♪I feel fine/Wet Wet Wet
ダーティなリズムに様変わり、エルヴィス風、ちょっと待って、J.コッカー混ざってないか? アレンジ比べだね。

♪Eight Days a Week/Lou Grahn
知らない人。素直に原曲を演奏。

♪You're got a hide your love away/Terence Trent D'arby
力強いシャウトでゴスペル風に。この曲自体エキゾティックだからね。皆の合唱がいい。オーケストラ。

♪P.S. I love you /Love me do/Paul McCartney
ソロになったポールの歌初めて。本家が最新の音で若者がブルースなのが面白い。

♪Back in the USSR/Billy Joel
なぜかこれだけヴィデオクリップみたい。暴れまくるロックオヤジ。ピアノからジャンプ。騎兵隊歩き。ファンも乱れまくり!

♪Nowhere Man/Randy Travis
カントリーのヒトだよね。アコースティックでの静かな弾き語り。再び合唱となる。夜景もドラマティック。

♪Isolation/Joe Coocker
YES!彼にピッタリの選曲。ブルージーなコッカー節。

♪Cold Turkey/Lenny Kravitz
皆選曲うまいね。エレキ(オーソドックスな色)「僕には生涯2人のパートナーがいた。1人はポール、もう1人はヨーコ」(ジョン

♪Ballad of John and Yoko/Dave Edwins
ヴィデオ『イマジン』『ベッドイン』ほかからの引用。原曲に近い。

♪Don't let me down/Hall & Oats
アコースティックトリオで登場。分からなかった。でもこのハイで流れる歌声はダリル・ホール。再び『イマジン』からヴィデオ。

♪Power to the People/Al Green
リトル・スティーヴィみたい。歌詞くらい覚えてこいよ

♪Come Together/Michael Jackson
ワオ!やっぱ彼は人間じゃないわ。タイトなリズムですっかり自分のものにしてる。
これもVC。中性的でセクシーで危険なステージそのものがショウで芸術。

♪Working Class Hero/Cindy Lauper
黒いショートヘア。黒いロングドレスと思ったらパンタロン。
ファッショナブルでシンプルなリズムに乗ったシンディのシャウト。インディアン民族音楽風。ワオ!

♪Fame '90/David Bowie
こりゃもろソロツアーの時のヴィデオ。手話風ダンスが楽しい。

♪Give Peace a Chance/John Lennon & Ono Yoko
『ベッドイン』から。心臓の鼓動のようなドラム。仲間を囲んでの合唱。ヨーコも若くてカワイイ。

♪imagin/John Lennon
『イマジン』から「こんな歌が生まれ、必ず世界平和に貢献するだろうとジョンは確信していました」と現在のヨーコのインタビュー。

♪I call your name/Ringo Star
ハワイのパンクみたいになっちゃったリンゴがドラムたたきながら、彼らしいシンプルでイージーなロック。

♪Help/U2
バラッドになったヘルプ。一番ライヴらしい演奏。

♪Help/Kylie Minoque
こちらは健康エクササイズ風のヘルプ。重なっちゃうのは構成的にマズいんじゃない?
ラップにノッてスーパーモデルのダイエットヴィデオか。

♪Help/Roy Orbison
またヘルプ。あやしい日系人のギターだけ。セットもなし。

♪Let it be/Ray Charls
こーゆーカバーはお得意のレイ。レコーディング室を使って、このままアルバムにできそうなワン・ショット。

♪Dear Prudence/Shean Ono Lennon
あらら、元YMOのあのヒトとレコーディング日本でしたのね。父と比べちゃ悪いけど稚拙ながらテクノポップ風に可愛く歌う。
ヨーコがプロデュース?スゴイ家族に生まれちゃったね。髪はレノン、目と口許はヨーコ似かな。

ラストは皆そろってステージにて♪イマジン ヨーコの大きなピースサインでエンド。
きっとこのヴィデオは何時間にも渡ったコンサートのほんの一部だろうな。
全体がどう盛り上がったのか、あまりこぢんまりまとまってて伝わってこない。
しかし、これだけ豪華スターが集まって見せてくれるのは、やっぱジョンの功績あってのこと。
J.ハリソンがいないのはスケジュール都合のせい? 撮られたのは'90のこと。happy birthday 50, John.


『怖がる人々』(1994)
監督:和田誠 出演:真田広之、原田美枝子、小林薫、萩原流行、黒木瞳 ほか
なんだかんだで結構引きこまれて面白かった。原作者のスタイルがよく出てるドラマというより舞台を観てるような、
セリフが妙に小説の文語体。フランンキー堺、レオナルド熊、奇しくも2人共故人となったが、今作で生き生きと演じてる姿はフシギ。
ラスト、撮影風景と役者紹介に素顔もチラッと見える。小林薫と美枝子さんで今度大人の恋愛撮ったら観てみたいな。

●1話 出演:真田広之、原田美枝子、佐野史郎 ほか
エレベーターに居合わせた女。「バッグの中にはバラバラになった子どもが入ってるの。これから見せ付けるために」
あるかもしれない身近な恐怖。

●2話 出演:フランンキー堺、マルセ太郎 ほか
(ストーリー説明のみ)

●3話「乗越駅の刑罰」原作:筒井康隆 出演:萩原流行 ほか
ネコのスープ責め、これは胸がムカつく。中身は饅頭だってタネ明かしだけど。言葉遊びのようなセリフ。不条理な雰囲気が彼の味出てる。

●4話「火焔 つつじ」原作:平山蘆花 出演:小林薫、黒木瞳 ほか
小林薫のふんどし姿。狭く古びた宿屋の部屋がノスタルジックで艶っぽい。
雨の夜、傘もない男と女が同じ宿まで油紙?!で雨をしのぎ、
暑さで雨戸を開け、何かに驚いて「ワケは朝。何かおもしろい話をして下さいな」
生霊の仕業?なぜ、だれかは判然としないけど、そこがまた妖しくてイイ。

●5話「五郎八航空」原作:筒井康隆 出演:石黒賢、レオナルド熊 ほか
分かんないものよね、運命は。ま、あのおばちゃん、自分の可愛い子どもまで連れて乗っけてるくらいだから、
乗り心地は最悪でも結構安全だったのかも。


『THE X-FILES 3rd SEASON』(1995)
監督:クリス・カーターほか 出演:デイヴィッド・ドゥカヴニー、ジリアン・アンダーソン ほか

【FILE No.319 Hell Money】
なんとも怒りのこみ上げる話。『Year of the Dragon』の世界。
「死は次の入口にすぎない。希望を与えていたまでだ」「一生牢屋に入ってることね」
とスカリーのセリフは効いたが、賭けをした人々は皆黙秘。
日本じゃ先祖霊を慰めるためのお盆、本家中国じゃ悪霊をなだめる意味なのね。
根深い米の中の異国、チャイナタウン。問題を問いかける作品。


【FILE No.320 Jose Chung's From Outer Space】

コレはイイ! コレだけのヴィデオ欲しいね。次から次へ怒涛の如く押し寄せるおいしいUFO情報にスカリーやモルダーまでも変身?
それとも今までのアブダクトは“マニュアル”を吹き込まれた政府の仕業? これはラストの重大なタネ明かしのキーになるかも。
『ツインピークス』のスタッフならではの遊びがたくさんちりばめられてる快心の一作。矢追純一の世界。
ジッパーのエイリアン変身キットが欲しい! もう一度見たくなる。「これは夢だ」ってつぶやいてるタバコ吸ってるエイリアンが可愛いw


【FILE No.321 Avatar】
今作はスキナー副長官のプライベートにスポット。
そういや彼のファイーストネームがウォルターだってことも彼自身のことも全然不明だったからね。
前回の暗殺未遂といい、今回といいXファイル課遮断のための工作の手がスキナー個人にまでのびてる。
事件は一応解決したが、なぜ女とホテルに行ったかその「突飛なワケ」とやらは?のまま。
老女は守護霊か。これでモルダーらとの絆はまあまあ強まったっはず。美しい妻との仲も戻ったし。
結婚写真の髪がフサフサなのが笑っちゃう。本当ツルツルだけど、彼はそれが似合う男優の1人。
ソフトなベッドシーンや「沈黙は金」モットー等彼らしいキャラが見える一作。

【FILE No.322 Quagmire】
ネッシーか!死角だったね、この題材。ま、食いちぎられ方からしてはじめにワニを連想してもおかしくなかったけど。
湖での死者が続出。足だけのに「半分は食って、半分は後のため保存用かい?」
湖名物ビッグブルーなる首長竜の仕業か? お土産屋のオヤジも恐竜の足跡を付けてる時に襲われてとってもマヌケ。
スカリー「謎の怪物はどこにでもいるわ。人々が信じる限りね」
どこまでもクールなスカリーは本当にモルダーのベストパートナー。


【FILE No.323 Wetwired】
サブリミナル効果を軸としてモルダーとスカリーの対決再び。
ミスターXがキャンサーマンの部下の1人だったという新事実。これは幻覚じゃない。
あんな部品ひとつ取り付けるだけで洗脳されたら怖い。ヴィデオの多いウチも危ないかな。


【More Secrets of The X-Files】
Xファイルの新たな秘密とゆーより1~3シーズンまでの紹介。'93から始まり最初はマイナーファンだけだったのが
今や韓国、フランス、スペイン他世界各国の言葉にかえて人気シリーズとしてグローブ賞も受賞するほどになった。
こんなスゴイ番組なのよ、と人物紹介、UFO関連の大筋を説明。
このナレーターがスキナー役のミッチ・ピレッジとは気づかなかった。
インタビューシーンはほんのちょっと。クリス・カーターとD.ドゥキャブニー、ジュリアン・アンダーソンの3人。

今回の重要情報としては、なんと第4シーズンまであるってこと こりゃ前代未聞の快挙。
世界中のレンタルショップにXファイルシリーズだけでも20~30本並ぶんだから! そーとーな儲けだな。
スカリーいわく「モルダーとスカリーの信頼関係はもっと強くなる」とのこと。more mysterys be continued.

サントラCDに入ってると思われるテーマ曲のアレンジ、Xファイルに影響されたアーティストの一部が流れる。
エルヴィス・コステロ with Brian Eno か。なんとなく分かる。
おっとラストにカーターの日本向けメッセージ。各国用に撮ったのかもね。
今撮影中ってことはまたヴィデオ化、日本に届くには待たされそう。
彼の最新作『ミレニアム』(同名のSF映画があったな)の紹介もアリ。
主演は『エイリアン3』のロボット役。シリアル・キラーのサイコ系か。好きなんだね。


『ユリシーズの瞳』(1995)

監督:テオ・アンゲロブロス 出演:ハーヴェイ・カイテル ほか

「魂でさえ自分を知るには魂をのぞきこむ」プラトン

「私が戻る時は他人の服を着、他人の名を名乗り、唐突に戻るだろう。君が私を見て自分の夫でないと言ったら印を見せよう。
 身体の印、愛の印を。2人して昔の部屋へ登り、何度も抱き合い、愛の声を上げ、その合間に旅の話をしよう。
 次の夜も次の夜も人間の旅の全てを。終わりなき物語りを語り続けよう」

ロード・ムーヴィの巨匠V.ヴェンンダースが「映画史100年で最高傑作」と賛辞したのも分かる。
主演H.カイテルも「人生で最も素晴らしい作品となった」
これは映画を愛する者への魂歌。戦争で愛する者を失くした者への魂歌だ。

女が歌いながら服を全て川で洗っている。唐突だけど何でもないこの日常的な風景が戦時中と対比して美しい。
死んだ夫の服を着せ、抱擁する。ラストの美しい詩はこの女のことをうたったのか?
無駄な説明の代わりに美しい自然で全てを語らせる。時間経過も1カットで過去、現在が流れてゆく。


『ケーブルガイ』(1996)
監督:ベン・スティラー 出演:ジム・キャリー、マシュー・ブロデリック ほか
最近流行りのストーカーものをJ.キャリーが演るとコメディと同じオーヴァーアクトで恐怖にも通じると判明。
今んとこ『エースベンチェラ』でブレイク以来、彼の主演作に外れナシ。
サイココメディ?の奥にTVで育つコミュニケーション不足の世代の歪みをキョーレツに訴えてる。
なにせ子の親もTV世代。チャンネル溢れるアメリカは中毒はより深刻。

この撮影中もさぞ楽しかったろう。本番フィルムの中でも突然BGMを歌いだすキャリーにマジで笑いたそうなマシュー。
今作の意図のもう1つはTVで映画が全て観れちゃう時代到来の映画界の危機脱出作戦でもある。
TVが切れて本を楽しそうに読み始める男。本当は映画館に出かけてほしいんだろう。

コメント

notes and movies(1997.3~ part2)

2013-09-14 10:17:28 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。

『欲望の翼』(1991)
監督:ウォン・カーウェイ 出演:レスリー・チャン、カリーナ・ル、アンディ・ラウ、トニー・レオン、マギー・チャン ほか
『恋する惑星』がひたすら無垢であっけらかんとしたシンプルラブストーリーなのに対して、
こちらは感情的なドラマ、群像劇で4人の男女の話が自由に飛び火していく構成の他はフツー。
監督のインタビューが巻末にあって「'90の若手スターをできるだけ集めて若者を撮りたかった。
2も考えているが、1だけでも素晴らしい経験となった」とのこと。
確かにこのキャスティングは豪華。刻々と変わる香港を撮り続けるつもりかも。

「死ぬ直前、何を見るか知りたいから目は閉じない。人生は短いんだ。お前も今から考えとけ」

死ぬ間際まであんなに冷静に考えて話すことなんて可能だろうか? そしてラストに出てくるトニー・レオンは何者?
サービスショットか、また別の枝分かれした話なのか?
『さらば、わが愛/覇王別姫』の時と全く違う男っぽい中に色っぽさが漂うレスリーの魅力が作品を引っ張る。いきなりのタンゴダンスはビックリ。

♪捜してる間は畏れを知らない ずっとそんな風な愛だった
 今まではそれでよかった でも今は本当に疲れ果てて
 ただ笑いながら酔って 酔いつづけていたい
 時は正直で嘘をつかない
 惑わすのはこの心 もう輝きも失せた
 別れる時 涙をひとつぶ落とす
 その後でまた会えるのか
 もうそれっきり背を向けてしまうのか

どこか甲斐バンドっぽいサウンドがイイ。


『ELTON JOHN LIVE IN AUSTRALIA featuring the elton john band』(1986)
1.埋葬 2.ちっぽけな町 3.ロケットマン 4.あばずれさんのお帰り 5.ダニエル 6.ソング・フォー・ユー
7.ブルー・アイズ 8.ブルースはお好き? 9.ベニー&ジェッツ 10.サッド・ソングス 11.I'm still standing

1,2.CGアニメのかっこいい始まり。大バンドでハードロック系。太い声。

3.風邪ひいてる?それともライヴ用? もろもろ楽器を妖しげに叩くこの男性どっかで見たぞ。とってもいいよね。
  初めてピアノ弾いて歌うところ見た。いや2度目か。ジャジーなリズムでやっぱ上手いね。ホーンも効いてる。

4.客は座ったまま。バンドの平均年齢も高いし。ちゃんとヴィデオ用にカメラへのアクションもあり。

5.いつ聴いてもキレイな曲。大ステージだけど音はシンプルな作り。UFOの中ってセットかな。

6.ピアノの椅子に座ってシャウト。この曲も誰が歌っても名曲。

7.流れるフレーズがキレイな静かなバラッド。

8.派手なのはコスチュームだけで、やっぱ基本的に彼は物静かなヒトかも。

9.椅子が傾いているのを発見。リズムに合わせたライトショー。どこか懐かしいイイ曲。
 2種類のリズムの組み合わせは楽しい。やっと中央のスタンドマイクへ。コール&レスポンス。こりゃ驚いた!寝たまま弾いてる!

アンコールに応えて自由なナンバーを次から次へ。その姿は現代のモーツァルト。
長いソロの後、元に戻すか! ホワイトピアノの上に寝て、立ち上がり「未知との遭遇」のメロディ♪

10.1ステージでそーとー手が疲れるだろうね。頭も暑そう。汗だく。

11.一部は立ってるね。しかし大きなホールであっさりしたラスト。ビッグアーティストの貫禄かな。

VOL.2の宣伝も入ってる。もろモーツァルト風スタイルでホクロがキュート。
1本57minずつで8,000円で売っちゃうのがスゴイ。とにかくハードなロックオヤジ、ビリー・ジョエルとまた違ったノリだね。
動きといえば歌いながら横を見るか、歩く程度。エルトンのステージの本髄は洗練されたメロディにあるみたい。


『john & yoko all we are saying is give peace a chance』

これが有名なbed-in。映画より面白い記録フィルム。彼らの生活、思想そのものがドラマだからね。ひと言ひと言がためになる。
元々ジョンの中にも真実を求める心はあったろうけど、ここまで彼を政治的活動にのめり込ませたのはヨーコの活動力と思想だと思うな、やっぱ。
それに、ここまで世界相手に、味方も敵も合わせてこんなに大勢に発信できたのは、
ジョンがヨーコ、ヨーコがジョンという最良のパートナー、ベターハーフを見つけたからだ。
「1つの頭より2つのほうがより良い考えを生む」ってそのまま証明してる。

ジョン「僕とヨーコみたいに、皆一緒に暮らせると思うよ」って簡単で難しい。
こんなに同じ考えをもって、男女として愛し合って、同志として、夫婦として、友だち、人間として
付き合えるパートナーとめぐり合えることは私には奇跡にしか思えない。

とにかく今作での2人のメッセージは「自分自身、人々の心を変えることが世界平和に結びついていてゆく」
この言葉と映像はストレートに私の心に届いたのは間違いない。
p.s.京子って娘もいたのね。♪Happy Xmas でいってたのは彼女のことだったんだ。


『ELTON JOHN LIVE IN AUSTRALIA featuring the melbourne symphony orchestra』(1986)
1.sixty years 2.君は護りの天使 3.驚きのお話 4.悲しみのバラード 5.the king must died 6.Take me to the pilot
7.罪人にあわれみを 8.僕の瞳に小さな太陽 9.風の中の火のように 10.布教本部を焼き落せ 11.Your Song 12.土曜の夜は僕の生きがい

1.うわ、何だこの人数!ステージ落ちそう。このメンバーでロックもイケルの?

2.ハープの音ってピアノにも似てる。やっぱ声がアルバムと随分違う。

3.やっぱ皆クラシック調バラッドでいくのかな。

4.おっと、レイさんだっけ?オーケストラにも溶け込んでる。SF映画のギャングみたいなメガネは同じ。完全に世界に入ってる。

5.ピアノを白に選んだのはライトで何色にも楽しめるからかな。
  あら、やっぱオーケストラの前にいつものバンドメンバがいる。バックコーラスが派手で声量負けちゃう。

6.この曲好き。やっとロックフィーリング。ジョンてイギリス人だよね? 英国訛りが全然ないのがフシギ。
  ちゃんと管弦楽器も溶け込んで、ジョンも指揮者に合わせているのがスゴイ。バンドも一応正装してるぞ。この指揮者もノリノリ。

7.UFOの下のバースデーケーキみたいなセットがオリエンタル風。

8.まだまだ覚えてる曲少ないなあ。時々客をにらみつけるのがクセみたいね。

9.この太めな体、どーやら衣装じゃない。N.ジーンってマリリンの本名だっけ?

10.ヘンなタイトル。Burned up the Bishop スピードアップして盛り上げ。

11.そしてこの名曲。鉄琴、フルート、バイオリンもよく合う。シャウトするアレンジがいい。

12.ジョンのダンスはいただけないね ピアノにかかった長いテープをひきながら急いでとり払ってる。
   でも次から次へとふりかかる。上からふる風船。まだこーゆー演出アリか? 次は紙ふぶき。風船蹴りながらの退場。

こちらにはVOL.1のCMあり。


『愛のめぐりあい』(1995)
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ 出演:ジョン・マルコヴィッチ、ソフィー・マルソー ほか
とっても官能的な作品。ラブシーンがハードなだけじゃ“官能的”とは言えない。
この宣伝ポスターが4つの愛の形を短く的を得た言葉で表していたのが惹かれた。
U2とブライアン・イーノの♪Your Blue Room がピッタリ。
他にV.モリソンが使われて音楽通のヴェンダースらしい。戸田さんはフランス語もイケる?!

ポスターでは『純粋すぎる愛』マルコヴィッチが映画監督の役で進行も務める。
ロードムーヴィの巨匠ヴェンダースは、Jの口を借りて言う。
「監督は1本撮り終えるとすぐ次の構想を練り始める。映像の裏に真実に近いものがあり、その裏に絶対的な真実があるはずなんだ」
でも監督も傍観者の1人であって、本当のドラマを作り出しているのは日々の私たちのフツーの生活なんだな。
p.s.なんとチラッとマストロヤンニ、ジャンヌ・モローの共演シーンあり。可愛いお年寄りになったね


『素顔のままで』(1996)
監督:アンドリュー・バーグマン 出演:デミ・ムーア ほか
元FBIでなく元FBI秘書でしょ。
「ストリップも立派な仕事よ」といっても子どものためという母性愛の言い訳でちゃんとフォローされてる。
R指定でないのはD.ムーアのヌードというより鍛えられたアスレチックなボディと
『ショウガール』より生々しく感じられないダンスシーンのせい。
ま、今作の見所は作品の半分を占めるストリップシーン。ストーリーはありがちでコミカルな味付け少々。でもコレ戸田印。
母親となって(そう見えないけど)母親役も板についているデミ。『ゴースト』とは180度違った汚れ役とはいっても
『ディスクロージャー』の時よりずっと清純な役かも。
どのみちギャラ13億円なら美しいボディで踊るくらいお安い御用じゃないかな。使い道は決めたかしら?


『スリープ・ウィズ・ミー』(1994)

監督:ロリー・ケリー 出演:エリック・ストルツ、メグ・ティリー ほか
久々メグ・ティリーの主演が嬉しい。ウェインズ・ワールドの2人も言ってた「She's real babe」内輪でも秘かな人気?
タランティーノのアイデアとは思えないほど血みどろシーン全くナシな作品。ポスターの3人のショットは美しい。
三角関係ものでこうドキドキさせるのって結構難しいのに、やっぱ主演の3人と余計な展開を一切省いたシンプルさが決め手。

断然面白いのはタランティーノが話す『トップガン』分析!
「映画史上最高の脚本だ!」と褒めながら、「アイスマンのゲイの仲間と異性愛者の教官の間で揺れる男の話」で
「もろ男ファッションで“ストレートに戻りなさい”って誘う」けど「ラストはアイスマンが“俺の後ろ(ケツ)についてこい”
 主人公が“いや俺の後ろ(ケツ)についてこい」延々憑かれたように話すTが笑える。

「夫婦にはたまに犬のクソを踏むようなことが起こるんだ」
「科学の進歩で300年も長生きできるとして、世代を追うごとにバカになる一方だ。寿命が延びても人間余計せかせか生きるんだ」

Tがセリフで言うように「恋愛ものかなんてどーでもいい。真に訴えてることが何かを知りたい」ラストの友のセリフが結論かしら?
一夫一婦制は難しい。互いに愛し合っていることが一番貞節を守って協調していける。
当たり前だけど、別れないためにはそれが最重要条件なんだな。途中のサイレントのクリップみたいなのが新鮮。


『戦火の勇気』(1996)

監督:エドワード・ズウィック 出演:デンゼル・ワシントン、メグ・ライアン ほか
2大スターの共演で話題イチ押しだった今作は期待どおりの秀作。
まだ記憶に新しい湾岸戦争が過去の一部として葬られようとする時、
戦場に向かい生と死のギリギリで戦った兵士のドラマと、軍のあり方を糾弾する。
何より証言により変わる大尉の見方、真実を探す推理的構成が見所。

「この手紙は死を意味する。怖いのは死よりも両親と娘に会えないこと。命を預けてくれている部下の期待を裏切ること」
「軍は真実を語るべきだ。国のために死んだ仲間のために」


『Dearフレンズ』(1995)
監督:レスリー・リンカー・グラッター 出演:デミ・ムーア、クリスティーナ・リッチ、メアリー・グリフィス ほか

「辛い思い出から逃げても過去を受け入れなければ前進はない。トマス・ウルフと違ってわたしは故郷に帰って幸せを見つけた」

映画館に観に行きたいと思ってたけど、すぐヴィデオになるね。女の子版『スタンド・バイ・ミー』ってとこかな。
デミとグリフィス2大スター女優を使ってるけど、主役は子役たち。
思い出の中に田舎町におきた惨殺事件のスパイスが効いてる。

「随分時間を無駄にした。いいことも悪いことも人を育てるんだ。人生から逃げちゃいけない」

なんだか日本の未来も見えてきた感じ。『キャスパー』のリッチが大人になってあんなに太っちゃったのはなぜ?
屋根裏で「一生仲間を助け合おう」と誓いを守ったように「木の家で会おう」と誓い合う25年後の4人。
ベトナム帰還兵の青年との会話もポイント。

「親は嘘つきだ。信じられるのは自分だけ。ラッキーならね」
「大人がつねに正しいとは限らない」'70の若者が知った真実の1つがコレ。
「TVドラマの家族もどっか壊れてる。完璧な家族なんていない」

♪All Right Now/FREE、♪Knock three times、Jackson 5等々が散りばめられてる。

「10代には過去も未来もない。ただその時に生きてる。成長すると信じることを忘れる。それが現実だ」
自分の少女時代もついよみがえってくる作品。


『愛を奏でて』(1992)
監督:マーサ・クーリッジ 出演:ビル・プルマン、ホリー・ハンター、ジュリアン・サンズ ほか
まだまだ隠れていたビル・プルマン助演作品の1つ。自然に囲まれて三世代が一緒に暮らす楽園生活にもたくさんの問題がある。

「自然の中で神と対話していた。彼女が神を訪ねなくても、神のほうから彼女を訪ねるだろうと確信している」という牧師の言葉が美しい。

Bがとことんいいヒトで、やりがいある仕事も辞めて孤島に住み、妻子を愛するばかりか
姑に小姑と義理の祖母まで全員愛してくれてるんだからスゴイ。
1人っ子の時代、1人で2人も老人を介護する時代もすぐそこにきている。個人主義のアメリカでもこれは重大な問題だ。
小作りでキュートなホリーと、しっかりした包容力があるプルマンのカップリングがイイ。
ジュリアン・サンズもまだ前髪フサフサしててカッコいいし。
ありそでなさそ、なさそでありそなこんな大家族の物語り。原作はルアンヌ・ライス。

コメント

notes and movies(1997.3~ part3)

2013-09-14 10:17:27 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『沈黙の女』(1995)
監督:クロード・シャブロル 出演:イザベル・ユペール ほか
なるほど話は英米的サスペンスだけど、それを仏監督が撮るって珍しい。
なにも殺さなくても・・・衝動的に見えるけど、奥には貧富の差、法の矛盾等、昔からの確執が背景になっている。
これを観たら上流階級は家事くらい自分でやろうって思うかしら?
ベビーシッターもルームメイトも危険とリスクがつきものって映画もあることだし。ラストの種明かしが鋭い。

ちょっとやりすぎだったけど、大穴あいた服を出す家も悪い。
裕福な者が貧しい者を蔑み、ほどこしてやってるって態度がみえみえで、神父も横柄。
結局、悪事は裁かれるっていう勧善懲悪の形をとっているけど、衛星放送で見れるTV持ってて、
今時、声なんかの雑音入っちゃう録音の仕方はしないでしょう。
原作の時代が古いか、たまたまこの家族がそうするしかなかったのか。3人の大女優の競演も見所。


『金曜日の別荘で』(1991)
監督:マウロ・ボロニーニ 出演:ジュリアン・サンズ ほか
エロティックさと荒削りな感じがイタリア映画してるけど、案外、奥は深いのかも。
“愛してるけど浮気は必要”ってゆー昔ながらの夫たちの立場を妻に代えて、
2人とも同じ行動をとってるにも関わらず、なぜか妻のほうが奔放で冷酷なイメージに作られ、そう映るのは男の監督だからか。
実話がモデルなら、暴力的な性倒錯者はルキノ・ヴィスコンティ? 彼はゲイだと思ってたけど。
『ニキータ』でも注目されたチョキー・カリョが助演。ピアノの腕前は本物っぽい。この曲好きなんだけどタイトルは?

「彼女の裸を見ても肉感的に感じられない」これがそもそもの原因じゃん。
本作の見所はJ.パクラの美しさもかすみそうなJ.サンズの美形ぶり。まさにイギリス貴公子の1人。
妻を愛しながら愛せない、憎みたくとも憎めない、現代的っていっちゃ現代的なモラトリアム青年だけど、
悩める美形を演じて野生的なカリョと好対照な文学インテリさを漂わせている。

「君が出ていく時より、戻ってくる時のほうが怖い」

愛人のもとへ出かける時のパクラのファッションに注目。やっぱ赤って黒と同じく誘惑の色なのね。
ここまで真っ赤になって外を歩くにはそうとう勇気と自信が要るけど。


『BOB MARLEY TIME WILL TELL』

単なるライヴビデオだと思ってたら大違い。短い中にマーリーのエッセンスが溢れている。
彼の短く太く生きた足跡をレゲエとともにたどる。『JANIS』に匹敵するミュージックビデオ。
彼がしきりに唱える「ラスタマン」とは? 「宗教をもたない」といっても神に心酔してる。
レゲエが世界で認められた、まさに'70後半、パンクの連中が聴いたってゆーからフシギ。
ぶっといドレッドヘア。手描きのアニメがサイケ。

「白人の父と黒人の母のハーフだが、自分には人種差別はない」
「教育を受けたらバカになってた」
「レゲエは詩が重要だ。詩を理解しても、その状況までは体験できない」
「焼き払われるのは家じゃない。人々の顔の上の何かだ」
「レゲエはラスタの人々が生んだ躍動なんだ」
「レゲエは自分たちのことを歌う」ラップと同じだね。

♪One cup of coffee、♪Conerete Jungle、♪Curfew/Burnin' & Lootin'、♪Them Belly Full、♪Lion of Judah、
♪Forever loving Jah(彼のライブは教会だ)、♪I shot the sheriff(このシャウトは泣けるね)

「僕は借りに来たんじゃない。征服しにきた。僕の家は頭の中、恋人は想いの中にある」

♪Lively up yourself(客もハーブでstone状態)
「野望はない。人々がともに生きること、それが唯一の願いだ」

♪So much trouble、♪War
「人種に区別や階級をつける考えが永遠に消えないかぎり戦争は続く
「俺は音楽を武器に単身闘う革命家だ」

♪Revolution
「職を牛耳っているのは政治家なのに、彼らのために若者が戦うなんて胸がムカつく」 '76狙撃される。

♪Ambushin the night
「誰も死ななくて良かったよ。政治がらみだったみたいだが原因は分からない」 その後亡命。

♪Running Away
「俺の命は人々の命だ」

♪Jammin(魔術的なパフォーマンスがスゴイ! カラフルなファッションもキュート。
♪No Woman no cry(この曲も感動的)

「俺は覚えてる。トレンチタウンの政府の庭でトウモロコシがゆを作った。これからはそれをお前と分けよう」
「ハーブは植物で治療薬だ」手巻きタバコかドラッグだろうね。サッカーのできるミュージシャンてのもスゴイ。

♪Could you be loved
「僕はいつか歌うのをやめアフリカに帰る。ジョークじゃなく」

♪Exodus、♪Africa Unite
「何と素晴らしいのか、私と私が調和して共に生きる」

♪Zimbabwe
「政治は分からないが、権利なら知っている。この命だ」

♪Redemption Song
夭逝のスターには必ずこの手の質問がある。「死ぬ前にメッセージ」
「いつでも正しい道と間違った道がある。正しい助言に従えばいい。
 なぜなら僕が皆の心に宿って語りかけるからだ」(自信に満ち溢れている

♪Coming in from the cold
ニューヨークセントラルパークで倒れ、過労か腫瘍かとニュースになる。
「僕は元気で'81にはロードに戻る。この声は本物のボブだよ」

空を突き抜けるように飛ぶ鷹のシーンは美しい。運ばれる棺。'81.5.21キングストンでの葬儀には大勢のファンが集まる。
「俺は死の遣いじゃない。命の子だ」
このコール&レスポンスを桑田はコピーしてたのか。マーリー'45.2.6生、'81.5.11没 36歳 若すぎるよ。
レノンより若くて確かがんだったと思ったけど、彼もまた'70に生きて散った1人なのか。
この編み上げのカラフルな帽子はジャマイカ国旗の色か。


『夷撫悶汰(いヴもんた)レイト・ショー ~長距離歌手の孤独 in jazz cafe~』

出演:桑田佳祐 ほか
♪As times goes by
クラブに集まるメンバーと車をぶつけてフラフラ入ってくる桑田。そっかみゆきみたいな一人芝居はムリだもんね。
ナレーションがちょっと渋いラジオドラマのノリ。メガネとコートだと本当にサラリーマンみたい。

♪It's a only paper moon
アメリカのクラブって設定? コテコテの日本人でセーラーはない。小倉のタップ。

♪Blue Moon
桑田のジャズもイケル。客は戸惑ってる様子。英詩となれない状況のせいか。

♪My Funny Valentine
ナレーターも桑田か。イスから転げる基本ギャグ。

♪Round Midnight
雷鳴にホーン。やっぱこの渋いジャケットといい、トム・ウェイツ狙ってるんじゃないかな。

♪Mack the Knife
まさにスタンンダードばかり。ダンスもあり。

♪Lullaby of Birdland
あーこの曲もイイよね。歌ってる時は素に戻ってる。普段から酔ったみたいだから。

♪Misty
このナレーションて、午前0時からのラジオ番組にソックリ。ベスト・オブ・ベストな選曲の数々。

♪Cheek to Cheek
吐きそうになるイヴ。イスをわざと倒すのも全部台本どおりやってるんだろうね。

♪You'd be so nice to come home to
Telが鳴り続け、客にも渡す。

♪Smoke gets in your eyes
カウンターから煙。スローモーションで消防隊が来る。

♪Star Dust
ずっと歌い続けなのね。

♪Night and Day
第二幕は夢の中。オーケストラをバックにスターのイヴが華やかなショー。

♪Lover come back to me
黒猫みたいなダンシングガールズ。ブロードウェイ風。金かけてるね。

♪Satin Doll
赤いドレスのダンサーと緊張の面持ちで踊る桑田。

♪Puttin' on the Ritz
「キャバレー」狙ってるけどポルノ女優か?踊りヘタだな

♪Hello, Dolly!
カンカン帽で「みんなのってるかい~?」はちょっとマヌケw

♪Play a simple melody
小倉さんも歌う。今回大活躍だね。こーゆーアレンジも桑田がしたのかな?イントロがサザンっぽい。

♪L-O-V-E
青ドレスのバレエガールズ登場。NHKの歌番化してきた。

♪I could have danced all night
次はキャンディーズか。

♪There's no business like Show Business
フレンチカンカン娘。ドラムのおやじやるねぇ。

♪Dream
あービールCMでやってる!ズリームってやつ。エラらのパネルが映し出されるラストはイヴ。

♪Pretend
やらわかな鉄琴?の音が心地いい。

♪Santa Claus is coming to town
クリスマスイブの設定か。12月収録だからか。ステキな夜のすごし方だよね。

♪White Christmas
原宿のライトアップかな?

♪Take the 'A' Train
アンコール「ダー」もやって桑田に戻ってる。階段までたたき続けるドラムソロ。ドリフみたいなオチ。「やっぱヒロシがいいや」w

♪Unforgetable
真面目な挨拶で締めくくり。「クリスマスショーは4年目。形になるまで続けたい」とのこと。楽しみだね。


『イル・ポスティーノ』(1995)

監督:マイケル・ラドフォード 出演:フィリップ・ノワレ、マッシモ・トロイージ ほか

「そしてその年、私を探して詩が訪れた。冬か河かどこから来たか、いつ来たのか分からない。
 声でも言葉でも静寂でもなかったが、私が呼ばれた道から夜の四方に伸びた枝から
 不意に人から、火の中から、またひとりになる時、顔のない私にそれは触れた」(パブロ・ネルーダ)

単に詩人の力を借りて恋を成就する話かと思ったら、今作はもっともっと深い意味を語りかける。
言葉が使い方次第でどれほど美しく人の心に響き渡るか、田舎の自然のひとつひとつがどれほど美しいか、
そして権利のために闘うということ。
マリオは最初、頭の悪いナマケモノのように見えるが、無知のまま搾取される貧しい人々の生活を疑い、沈黙していたのだ。
ラスト、美しすぎるほどの波と岩に囲まれた砂浜にたたずむPのシーンがなんとも悲しい。

「どうしたら詩人になれる?」「海岸を歩きなさい」

こんなに素晴らしい俳優が亡くなったなんて信じられない。残念なこと。


『さよならモンペール』(1991)

監督:ジェラール・ロジェ 出演:ジェラール・ド・パルデュー、マリー・ジラン ほか
『花嫁のパパ』してる父と娘のヴァカンス。ひと夏の出来事をコミカルに感傷的に描いた。
とりわけ感傷的なラストのバラードがジンと心に染みる。

♪いいんだ お前が愛してくれてると知ってるから なぜ涙目で見つめてたのかい? いいのさ

こんなパパほしいね。アメリカ版リメイクのほうもチェック要!
Vが「再婚して子どもを作ればいいじゃない、私なんか嫌いなのよ」と泣き、
父が「愛してる。私のお姫さまだ」って言うシーンもイイ。
それを観て人々がまた誤解のまなざしで見てるのが笑える。
私にゃこーゆーあるべきイニシエーション体験をいまだにせずにいるのはなぜだろうってしみじみ思っちゃった。


『ミッション・インポッシブル』(1996)

監督:ブライアン・デ・パルマ 出演:トム・クルーズ、ジョン・ヴォイド ほか
豪華キャスティングと新たな味付けでよみがえった「スパイ大作戦」か。
「君たちが逮捕されても関与しない。このテープは終了後自動的に消滅する」プスプスプス・・・ってのそーいや流行ったね。
見所はスパイのプロの仕事ぶりと次々飛び出す魔法のようなスパイグッズの数々。
しかも続編がありそうな思わせぶりのラスト。毎回こんなキャスティングで観れたらスゴイよ。
最近、鳴かず飛ばずだったT.クルーズも第一線復帰。今作のタランティーノ分析も気になるw
誰にでも変装できるとはいえ、カツラとメイク顔は不自然、ミエミエだぞ。
冴えまくりのヒーローはおいしい役だね。これらスパイグッズは実際もあるんだろうな。
ドラマなら面白いが、現実と思うと空恐ろしい。


『フロント・ページ』(1974)
監督:ビリー・ワイルダー 出演:ジャック・レモン、ウォルター・マッソー ほか
ワーイ! ずっと見たかったJ.レモン作品が、ここについに放映。TBSはなかなかイイセンスある
しかも、ビリー・ワイルダー、ウォルター・マッソーの強力3人組による、
レモン当時49歳(ずっと若く見える)、熟年期にさしかかる作品。
のちに大女優となるスーザン・サランドンとの共演とはビックリ。
新聞業界のハードワークな内情と、脱走事件というホットニュースと、再婚の旅立ちに揺れる主人公を
コミカルかつ風刺的に描く。レモンとマッソーの息はピッタリ。まさにベストパートナーだね。

記者、ジャーナリストは一種の病気だってことだね。情報をいち早く人々に報せるっていう。
でも部数を売るために真実を誇張し、歪めるのはエスカレートしすぎ。
マッソーはジャーナリスト志願だったとか。
今作で苦労せずして編集長になれたから演劇選んで正解だったかも?
ストーリーの面白味がポイントで、いつもの巻き込まれ型のレモンの喜劇演技は抑え気味なのがファンとしては残念。
でも、額に汗してタイプをモーレツにたたく姿は記事に命賭けてる記者そのものって感じ。


『理由なき反抗』(1955)

監督:ニコラス・レイ 出演:ジェームス・ディーン、ナタリー・ウッド、デニス・ホッパー ほか
しばらくぶりに観た映画はこの有名なジミー主演の青春映画。
とにかく彼の代表作は3本しかないがどれも逸品ばかり。凝縮された中に最高の演技の数々。
彼の動き、表情、セリフの言い回しは、1シーンも見逃せない。
死後、彼を語り続けるD.ホッパーは、『ジャイアンツ』でも共演。
ジミーは永遠に青年のままだけどホッパーはいまや大俳優か。高校生役にしちゃちょっと皆老け気味

'50代は不良っていっても、随分見た目はキチッとしてて筋が通ってたのね。
理由なき反抗といえど、言葉では表せない理由が山ほどある青年期。
親=大人社会のひずみが少年犯罪へと結びつくまでを繊細に描く。
夜明けをバックにしたプラネタリウムのエンディングが目に残る。

「世界は夜終わるのかい?」「いや夜明けさ」

エプロン姿の父親、今じゃ「男も料理すべし」だけど、父親の威厳も息子にゃ必要なのかな。
娘に無関心の父、Pはみなしご同然。やっぱ家庭環境が子どもに影響するってことね。
ちなみにアップシーンでのナタリーとジミーのキスシーンはすごい絵になる。
「やわらかい唇ね」「僕はキュートだから」
彼がもてなかったはずない。自分という俳優の動かし方、見え方をよく知っていて、工夫してた人なんじゃないかな。


『WATER WOLRD』(1995)
監督:ケヴィン・レイノルズ 出演:ケビン・コスナー、デニス・ホッパー ほか
大がかりなセットにアクション、CG効果、特殊撮影を駆使したいかにもハリウッド的娯楽作品。
陸を海に変えた『マッドマックス』ってとこ。
髪も心もとないコスナーが熟年俳優の意地を見せてスタローンばりのアクションに駆けずり回る汚れ役に奮闘してるのに対して、
ホッパーは板についた悪役で20も若返ったように生き生き動き回っているのがイイ。
地球温暖化が進んだ結果の人間の末路。近未来SFもどんどん現実化して、夢物語として楽しめなくなった。
海底都市にひきずり込まれてゆく静かなシーンはヴェルヌの世界のようで圧巻。

ドライランドの撮影地は友だち情報によるとグアム島。まるでこの間読んだ「神秘の島」を思わせる景観。
しかし突然変異の魚人間とは!? 耳の後ろのエラがヒラヒラとか、足の指の間の水かきなんてキュート。
いつまでも水の中でいるにはとても便利ね。

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notes and movies(1997.3~ part4)

2013-09-14 10:17:26 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part3からのつづきで、この薄いグレーのノートのラスト。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。

『海底2万マイル』(1954)
原作:ジュール・ヴェルヌ 監督:リチャード・フレイシャー
出演:カーク・ダグラス、ジェイムズ・メイソン ほか
長編大作の映画化作品にちょっと期待しちゃったけど、やっぱ完全映画化はいくらなんでもムリだよな。
かなりピックアップしたつなぎ合わせと変更があるけど、これだけ映像化しただけでもスゴイってとこかな。
ネモ船長も全能と神秘の人である原作に比べてかなり人間的で自分からよく喋っちゃう、フツーの船長って感じ。
若き頃のダグラスが生き生きと海の男を演じている。

巨大イカはエド・ウッドのよりはずっと動きがいい。実は途中はもう寝てたけど
氷山に閉じ込められて危機一髪逃れるハイライトもないし、海中トンネルも出てこない。
2万里の旅すら描かれない代わりといってはなんだけど、おどけ者のアシカの芸や、
ダグラスのギター弾き語りがあって、娯楽の色が濃い。
他にもヴェルヌの映画化は『80日間世界一周』以外あるのかな? SFものが観たいな。『地底旅行』とか。


『アナベルの愛し方』(1991)
監督:フランチェスカ・コメンチーニ 出演:ジャン・クロード・アデリン ほか

「あなたは透明なガラスのよう。もろくて頑丈な」「ガラスに絵を描いて別れる時割ろう、目的は、何もない」

怖いくらいに人がいて、そのくせ皆淋しい顔をしている。
何も受け入れようとしない。パリという街を恋人の男になぞらえる。
私の大好きなインディゴ・ブルーの空と時間、街も映画も人物もみな透明で、静かに、時に温かく、冷たく、
観た後は誰かに抱きしめてもらいたくなるような作品。

フランス映画らしい恋愛以外何もない単純なストーリーだが、人の数だけ様々なロマンスもあるわけだからネタは尽きない。
一見平凡でおとなしいアナベル役の女優のすみずみまでじっくり撮っている。
都会の中で迷い、不安と孤独、焦燥感など感じながら、自ら網に捕われた虫のように留まり、夢を追い続けること、
ともに生きるパートナーを探しつづけること、そんな根本的テーマを描く。
パリのあらゆる顔を舞台にとらえているのも見逃せない。


『恋の選択』(1993)

監督:シャーロット・ブランドストーム 出演:クリストファー・ウォーケン、キャロル・ブーケ、ジョナサン・プライス ほか
今回唯一の掘り出し物といったら、ウォーケンが豪華共演者と出演しているこの作品。
'93って『ニック・オブ・タイム』より前か。それにしても1作毎に若返ってる感じ。
最初はありがちな不倫の三角関係ものから、現代でもまだ成立しない、働くデキル女と、
嫉妬して女をキッチン以外に出そうとしない夫たちの話へと惹いていく。

結局のところ、彼女みたいな女性は結婚しないでも仕事、経済力、恋を両立できるんじゃない?
ブーケみたいに完璧、絵に描いたような美しいボディ、ルックスまでそろってたらなおのこと。
イギリスとスペインロケの異国風景が物語りを飾る。

「電話してもいいかい?」「わたしから電話するわ」

受け身から抜け出して、自立して、自立した自分を自覚し、維持させることって難しい。
ケイトはどっちの男を選んだのか、選ばなかったのか。
『人形の家』のノラのその後のごとく気になるけど、やっぱり夫婦って難しそう。
愛するパートナーは同時にいちばんいぢかなライバルでもある。
常に優位と劣位のバランスをとっていなきゃならないなんて!

ま、単純にウォーケンファンとしては、彼の得意な歌を鼻歌で聴けて、踊りはタンゴシーンで見れて嬉しい。
ラニングシーンでは、やっぱあのスーツの似合う体は鍛えてるんだろうなと妙に納得。
久々彼の望んでた“銃をもたないボス役”じゃない、かっこいい社長ぶり(ユーモア部分も含めて)が堪能できて満足。
ブーケとのドッキリラブシーンもオマケ。ヴァンパイア映画の新作もとっても観たい。


『ジェームス・ディーン The First American Teenager』(1975)

出演:デニス・ホッパー、コーリー・アレン(バズ役)、レスリー・キャロン、サル・ミネオ(プレトン役)、
ナタリー・ウッド、ケネス・ケンドール(彫刻家) ほか
3本の映画の抜粋も多いがプライベートシーンと証言は興味深い。
「親密にならないと一体感をもてない人なの」噂は少ないのね、けっこうモテたろうに。
「アドリブが多いのは読書障害のせいだ」ジャック・ラーソン(俳優)
「傷ついたフリを僕は信じない」サミー・デイヴィスJr.!
「死後でこんな嫉妬を抱かせるのは2人しかいない。モンローとジミーだ」

マーロン・ブランドを敬愛してたとは驚き。
「パーティにブランドはスーツ、ジミーは彼の『乱暴者』の完全なコピーで来た。
 1年後“ブランドと会ったか?”“いや、口もきいてくれない”」
「人々が彼に共感してた部分を彼自身は嫌ってサイコリストにかかってたくらいだ」
『ジャイアンツ』撮影時、リズとの初共演に緊張し「4000人の前で小便すれば怖いものなし」
もっとTVドラマ映像を公開すればいいのにな。



【読書感想メモ】
「マルクス・ラジオ」監訳/いとうせいこう
「飛ぶ教室」Erich Kastner著
「神秘の島」ジュール・ヴェルヌ著
「人形の家」ヘンリク・イプセン著
「エミールと探偵たち」Erich Kastner著
「ニルスのふしぎな旅」セルマ・ラーゲルレーヴ著


【歌詞をメモした曲】
♪THERE'S A PLACE/Lennon & MacCartney


【イベントメモ】
「東京タワー」蝋人形館、トリックアートギャラリー、水族館、増上寺
「池田満寿夫美術館」「興福寺」「旧横田家住宅」@長野

  

photo4:ミュージカル『ドリームエンジェル』@お台場エンジェルシアター シルクドソレイユ系だな。
photo5:ムンク展@世田谷美術館
photo6:ジュール・ヴェルヌの『神秘の島』に感動。

追。
この年、ロバート・ミッチャム、ジェームズ・スチュアートが亡くなった記事もあった。

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『セイジ-陸の魚-』(2012)

2013-09-14 10:05:55 | 映画
『セイジ-陸の魚-』(2012)
原作:辻内智貴 監督:伊勢谷友介
出演:西島秀俊、森山未來、裕木奈江、津川雅彦 ほか

西島秀俊さん出演作でチェックしてみた。
旬の俳優らを使って、なぜかもっと荒廃した暴力映画かなにかかと思って観たら全然違って、フシギな余韻が残る。
監督の伊勢谷さんて、こないだ見たドラマ『白洲次郎』で主演してた人だ/驚

▼story
「僕」は、内定をもらった夏休みの間、「長い散歩」と称する自転車の旅に出る。
そこで出会った男に連れられて、山間のバー「HOUSE475」で働くことになってしまった。
バーのオーナー翔子に想いを抱きつつ、雇われ店長のセイジの影にも惹かれてゆく。
平凡な町に連続殺人事件が起こり、盲目のゲン爺と孫りつ子のもとにも突然不幸が訪れる・・・



セイジ「食わなきゃ死んじゃうか。めんどくせーなぁ」
僕「食わなきゃ死んじゃいます、だから働くんです!」

みんな同じ思いで働いてんのかなぁ?

森山くんの20年後を演じてる二階堂智さんて、たしかに似てるかも/驚
動物愛護団体の男性職員役、宮川一朗太さんのウソくさい笑顔が素晴らしい
新井浩文さんのリーゼントも最近見慣れないカールっぷりがすごい。

イノシシが害獣として銃殺されていることに反対して署名をお願いしますと言われて、
「ヒトが多すぎるだけだ」って言うセイジのセリフに一理あると思った。

「いつのまにかニンゲンは地球にとって、がん細胞みたいになっちまった。
 セイジには物事が見えすぎるんだろう。だから自分の無力さに気づき、その先には絶望しかない。
 わしらみたいなニンゲンはある意味、鈍感だからやっていられる。
 鈍感さは絶望を緩和してくれる鎮痛剤なのかもしれん」(ゲン爺

「セイジは陸の魚なの
 この世に1人でも不幸なニンゲンがいたら、自分は幸せにはなれないって考えてるのかもしれない。
 だから、いつも寂しさや悲しさで胸をいっぱいにしてる。
 この世で生きることを諦めてしまった生き物」(翔子

妻との別居、恋人との別れ、バンドを辞めてサラリーマンになったり、生きることの難しさを抱えたヒトたちばかり。
セイジはその後どうなったんだろうか? なにも語られないからいいのか。

西島さんのワイルドさがハンパない。
鍛え上げられたストイックな身体と、静かな表情のギャップが魅力なのかな。
作品選びも、ほかとちょっと違う気がする。


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『スタートレック Deep Space Nine』(1993~1999)

2013-09-14 09:49:36 | ドラマ
『スタートレック Deep Space Nine』(1993~1999)
出演:エイヴリー・ブルックス、ルネ・オーベルジョノワ ほか

●『宇宙大作戦』(通称TOS)1966年から1969年まで全3シーズン
●劇場映画版『スタートレック』(通称TMP)1979年から1986年にかけて4作
●『新スタートレック』(略称TNG)1987年から1994年にかけて全7シーズン。TOSの続編。
●『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』(略称DS9)1993年から1999年
●『スタートレック:ヴォイジャー』(通称VOYまたはVGR)1995年から2001年
●『スタートレック:エンタープライズ』(略称ENT)全98話。

今読んでる本に名前が出てきて、前から気になっていたシリーズだったからレンタル屋で探したらこれだけだった。
てっきりカーク船長らが出てくるのかと思いきや、スタートレックはとんでもない長編シリーズなんだな/驚
このDVDは、第3シリーズで、その中でも抜粋した3話入りで3本あっただけ。

話が唐突に始まって、登場人物も多いし、ワケが分からない専門用語がフツーに飛び交っているから波に乗るまで時間がかかるけど、
宇宙にハマってる今見ると、宇宙ステーションほかの映像がリアルでワクワクするし、
なんといっても様々な姿形の宇宙人が出てきて、メイクとは思えない独創性とフィット感にビックリ/驚×5000
しかも皆、英語で喋ってるしw


DVDのメニュー画面からしてかっちょいい!

「ホログラム」「ワームホール」「プラズマ」などなどセリフを書くほうも、覚える役者も大変だろうな!
それにこんなに宇宙を行き来できる技術を持ちながら、まだ暴力的で、酒飲みがいる世界って全然変わってないじゃん

【THE WAY OF THE WARRIOR】
 
流動体生物の捕獲のシミュレートからはじまる。保安主任オドーは流動体生物だが、今は連邦任務についている。
シップ内に「クリンゴン人」が大勢乗り込んで、不穏な空気が流れる。
シスコ司令官は、クリンゴン人のボスと話し合いを望むが、好戦的な人種で決裂。
そこで、退任しようとしていたクリンゴン人で元エンタープライズ号乗組員だったウォーフ少佐を抜擢する(やたらといい声!



量子爆弾、光子魚雷だの武器はどんどん拡大する一方なんだ・・・


【THE VISITOR】
この話は感動した/涙
シスコの妻は戦いで亡くなっていて、一人息子ジェイクは祖父母に預けっぱなしだって話してたけど、
ここでは寡作な作家として出てくる。たった2作しか書かなかった理由を聞きにやってきた小説家志望の女性に語る。
シスコは、ジェイクが18歳の時、亜空間?の事故で死んだと思っていたが、1年後に戻ってきた!
別の次元に囚われていると分かり、時間構造を修正しようと試みるが、またすぐ消えてしまう。

ジェイクが結婚して7年目、小説家として認められた時にも父が現れ、結婚と仕事が順調なのを喜ぶが、
ジェイクは、再び父と会いたくて大学で亜空間を夢中で学び、妻とも別れてしまう。

これが、複数の次元ってやつかあ!

 
ネリス。ベイジョー人の副司令官兼連絡将校/ダックス。トリル人の科学士官

【HIPPOCRATIC OATH】

医師のベシアと、技術主任のオブライエンは、見知らぬ星に不時着し、戦士として知られるジェム・ハダー人の捕虜となる。
彼らはホワイトと呼ばれるドラッグがないと生きていけないが、上官が以前この星に不時着した際、
ホワイトなしで36日間も生き延びたため、再びこの地に戻って、部下を使って実験し、革命を起こそうとしていた。
その熱意に触れ、ベシアは「これは画期的だ!かれらは古代からの倫理を変えようとしているんだ」と協力しようとするが、
オブライエンの望みは脱出することのみだった。

 
金に目がないクワーク。フェレンギ人のバー経営者/情報屋のエリム。カーデシア人の洋服店経営。

船内では、ウォーフが犯罪者が野放しにされていることでオドーを責め、
シスコから「やり方は違うが有能だ」と言われても納得がいかない。



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