メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

ドラマ『分身』(2012)

2018-05-13 12:22:29 | ドラマ
ドラマ『分身』(2012)

原作:東野圭吾
監督:永田琴

出演:
長澤まさみ 氏家鞠子
佐野史郎 氏家清 父
鈴木砂羽 氏家静恵 母

臼田あさ美 下条めぐみ 親友

ダンカン 井川孝之 叔父
藤吉久美子 井川久美子 叔母
荒井萌 井川香 娘

小林双葉
手塚理美 小林志保 母

勝地涼 滝沢裕介 元バンドメンバ

伊武雅刀 伊原駿策 外務大臣
中村育二 大道庸平 秘書
矢島健一 藤村昭二郎 教授
嶋田久作 梅津正芳 教授
モロ師岡 笠原良則 教授
ほか



ドラマ『変身』(2014)

これが観たくて、思わず「ビデオパス」の「見放題プラン」に入ってしまったが
後で気づいたら、もう観ていた やってもーた まあ、他にも観たいのがあるからいっか

これまでは「auポイント」で観ていたけれども、「見放題プラン」でしか観られないものもあり
月額600円弱ならまあいいか、と

レンタルビデオ屋に通っていた頃は、安くても5本で1000円+交通量(+ポスト返却なら1袋100円
だから、ドラマ、映画を好きな時に好きなだけ観たいなら、全然安い

初回加入なら1ヶ月無料
支払いは、月々の電話料に加算 新たにクレカの登録をしないで済むのも、私の中ではメリット高い

「見放題プラン」に入れば、毎月500P入るとかなんとかで早速入っていた
最近、また映画、ドラマに興味を持ち始めてきたから
いろいろ観て、使わなくなったら解約しよう

ちなみに、今作が全5話完結なのも、時間のない現代人には有り難い
大体1クール全10話、11話とかになると、1話45分でもけっこう負担

「東野圭吾さん作品まとめ」に追加


あらすじ(ネタバレ注意

第一話 閉ざされた記憶
教会で祈る氏家鞠子を訪ねる女性のシーンから


【冬休み】

ミッション系の寄宿制の中学で学ぶ子どもの頃のマリコ



シスター:自分を正しく愛せない人に、他人を愛することは出来ません

自分を愛せないマ 父母に全然似てないため
本当に両親の子なのかずっと悩んでいる



冬休みで自宅に帰ると喜んで迎える両親 マは何不自由なく育てられた
函館の病院で勤めている病理専門医・清と主婦の静恵

(父親が佐野さんでドキっとした いやいや、彼は冬彦さんではない

なぜかお茶を淹れる手元が震えてる母親 泣いているのを見てしまうマ
その夜、家は全焼 マだけ外にいて助かる(お茶になにか入れたんだ
父は助かるが、母は家の中で亡くなる


【9年後 札幌】



マは叔父・井川孝之、叔母・久美子夫婦のもとで暮らし、ケースワーカーになる夢がある
夫婦には一人娘・香がいる

児童相談所の実習で、あるシングルマザーの家庭を訪ねるマ
手脚をガムテで縛られ、男性に殴られた傷が酷い少年タクミを助ける 赤ちゃんもいる





タクミ:ママはボクのこと嫌いなの?


マが母に嫌われているのではと思い始めたのは小学校5年生の頃
時々疎ましい眼で見ているママ
人からも両親ともに全然似てないとよく言われる

店と亡き祖母の部屋をリフォームするという孝之

祖母に悩みを打ち明けたことを思い出す

祖母:
マリコはシズエの子どもに間違いない
9月の暑い日、産気づいて難産で何時間も待ったら泣き声がしたの

親友・下条めぐみ:戸籍を見てみれば? もしよその子なら養女って書いてあるから

役所に行って調べると、「長女」と書いてあってホッとするマ


【現在】

震災から10ヶ月
テレビでマにソックリな女性を見てショックを受けるキヨシ
伊原駿策大臣も同じ番組を見て、ショックで倒れる






【札幌福祉大学】

レポートを提出して、あとは国家試験を受けるのみのマ
父、学生、教師にも「テレビに出てた?」と聞かれ
そんなに似てる人がいるのかと気になる

家に父が来て、国家試験の前に、留学してみはどうかといきなり勧める
父:オースラリアは児童福祉の先進国だから行くなら早いほうがいい



寄宿舎に入るよう勧めたのは父だった
マの好きなレモン漬けを渡して、見送る時も泣いていた母



祖母と母の遺品が見つかる
時刻表に赤丸がしてある 札幌⇔東京間
地図には世田谷赤堤という地名

今でも仲良しのメグミに電話して聞く
メ:誰かに会いに行ったんじゃないの?
マ:火事と同じ12月なの



火事の時、警官に事情を聞かれる父
自殺ではないかという刑事だが、断固否定する父


【葬儀の日】

父:助けられなくてすまない と母の遺影に謝る

マ:
自殺したんでしょ ハーブティーで眠くなったことなんで刑事に言わなかったの?
私のこと嫌いで死んだんでしょ

父:
忘れなさい けして自殺じゃない 事故だった
悲しいことは胸の奥にしまいこんでけして扉を開けないことだ

それからずっと扉を閉じたままだったマ

マは実習で会ったタクミと話そうとするが黙っている



マ:
お姉ちゃんも小さい頃、ママに嫌われてたんだよ
でもなぜか分かんないまま死んじゃって、忘れようと思ったけどそれじゃいけないよね
レモン漬けをあげると笑うタクミ


両親の古い写真を見つけるが、父の横の女性の顔は塗り潰されていて、叔父に聞く
母は亡くなる前に何度か一人で東京に来ていたと分かる



メグミに明日東京に行って調べると電話する
マ:協力してほしい 私は誰の子か知りたいの

入院している伊原はテレビ局から番組のテープを取り寄せ、小林双葉を見て、大笑いする



渋谷へ来るマ

同じ番組を見ている元バンドメンバの滝沢裕介


第二話 母との約束
フタバの母・小林志保は看護師・夜勤シフト
フには父のことは一切話していない



チャリティライヴで歌うフ(まさみちゃん歌上手い!
急いで聴きに行くユ この時のインタビューがニュースに流れた





男性から「アマチュアバンドの対決番組に出てみないか」と聞かれる
「バンド名を変えたほうがいい」と言われたが
「四つ葉のクローバー」という名にこだわるフ
ユウスケはバンド活動は大卒までと決めて、酒屋に就職してバンドをやめた

ユ:お母さん、テレビとか嫌がってなかったっけ?


夜の病院の見回りをしていたシホも番組を見てしまう

翌朝、様子がおかしいシホ
夜勤中にキヨシからシホに電話がある 「ご無沙汰しております」



プロデューサーのOKが出て番組出演が決まり、浮かれて帰ったフに
シホ:二度とテレビに出ないって約束してくれる?


帝都大学に来るマ
ふと座った噴水が古い写真と同じ場所と分かる
メ:マのお父さん、この女性と不倫してて、お母さんは知りたくて赤堤に来たんじゃない?



メはキヨシの影響で医学を目指したため、梅津正芳教授を紹介する
梅津とキヨシは同じ大学で親しかった

(嶋田久作さんが明るい教授役てちと怖い



父の半生記を書いてプレゼントしたいからいろいろ調べているとウソをつくマら
父は優秀で、体外受精で有名な久能教授に可愛がられ、後継者として見られていたが
クノウの研究は革新的過ぎて、函館に移った



当時の医学部には女性が少なかったから、他の大学のサークルと交流が盛んで
父はハイキング同好会に入っていた 合同ハイキングが流行ってた

メのテニス仲間・笠原良則教授にも聞くと、当時の同好会の名簿を見てみると言う
笠原:君、どっかで会ったことある?




フは、大学で健康状態とか、妊娠したことあるかなどを根掘り葉掘り聞いてた奴がいたと言われ不審に思う

マはバンドマンに声をかけられてフと間違えられる
メはそのテレビ番組をパソに送ってと頼む

フが家に帰ると、見知らぬ男性が母を訪ねているが頑なに断るシホを見て誰か聞くと
シホ:大学でお世話になってた人
フ:もしかしてパパだったりして 何も教えてもらってないから

シホ:フタバにはフツーに働いて、フツーに結婚してほしいの

フ:
フツーってなによ! 夢もっちゃいけないってこと?
私が人前に出るとなにかよくないことでも起きるの?

シホ:そうだって言ったら諦めてくれる?

部屋で泣いているシホを見てしまうフ

子どもの頃を思い出す
父がいないとイジメられていた

フ:パパがいないと“ちゃんとしてない”と言われた
シホ:みんなフが自由だから羨ましいだけなんだから

その時も同じように泣いていた母


伊原は秘書・大道にフを探すよう指示していて、見つけたと聞いて喜ぶ
伊原:この国の未来のためだ

メはパソでマと番組で喋るフを見て、ホクロの位置も同じで驚く



メ:
一卵性双生児じゃないかな
不倫相手が片方を引き取って育てたとしたら
もう一人に会えばハッキリするんじゃない?


フはユの家で飲んで酔っている

フ:
私はママに反対されても絶対テレビに出る
親の言う通りに生きるなんて出来ないし



フはユとひと晩過ごし、母から何度も電話着信がある

シホは自転車に乗り、後ろから来たクルマに轢かれる

マとメはフの家を訪ねるが、すれ違って気づかない

警察から電話があり、シホが交通事故に遭ったと聞いて病院に駆けつけるフ



第三話 失われた写真
シホはもう亡くなっている



伊原は退院し、記者に囲まれ、急にキョウコという女性と再婚すると言うのがテレビで映る



家で一人泣くフ 刑事が来て母は轢き逃げではないかという
刑事:心当たりは? 最近変わったことは?



事故の前日、大学で世話になった男が来たと話す
叔父からシホが北斗医大にいたことを聞く

フ:私のお父さんて誰? 全部教えて 母の死と関係してるんじゃない?

叔父:
祖母は働きたかったが、嫁いだのが農家の長男で
家事、畑仕事で一生終わった姿を見て育ったシホは
大学卒業しても研究室に残って頑張ってた

大学卒業して帰省した時はもう妊娠していて、お金を貸してくれと言って、父親のことは何も言わなかった
後に教授が来てシホの居所を聞いたがけっこう年配の人だった
半年後、子どもを連れて帰省したが、シホの相手は亡くなったと思うことにしたんだ


マが家に帰ると、父は東京の切符を持っていたと話す叔父

函館の父の家に行き、いないのを確認して部屋中を調べるマ
バッグにフの通う東和大学の資料がある
家に電話がかかり、父が戻り、急いで隠れるマ

父:
殺したのか? 例の計画なら藤村だけで十分だろ
あの子の体には何の異常も出ていない
今後、なにかあれば私はすぐに手を引く!

刑事:
目撃者が見つからない限り、シホを轢いた犯人は分からない
訪ねてきたのは北斗医大の藤村教授だがアリバイはある


ユが心配して家に来る
フ:私がテレビに出たから 私のせいなんだママが死んだの



母親の遺品整理を手伝うユは、古いスクラップブックに載ってる伊原を見つける
父親ソックリの息子は、わずか9歳で免疫不全で亡くなっていると知る






フに藤村から電話がくる
前日にシホと会ったこと、大学にいた頃親しかったと言う

藤村:
力になれることがあれば何でも言ってください
次の日曜に北海道にいらっしゃいませんか?

藤村のそばには大道がいる
大道:先生はこの研究のためにこの大学に援助を続けてきたんです
藤村:分かってます もう失敗が許されないことも
大道:氏家も必ず協力してくれます




メからまた東京来てと言われる
名簿に赤堤に住んでる清水ヒロヒサはキヨシと同期
父は山歩会に入ってて、ヒロヒサは亡くなり、奥さんから話を聞く

妻:
氏家さんは、山歩会で出会った女性にプロポーズしようとしてたけど
ライバルがいて、恋は成就しなかった

アルバムを見せてくれるが、写真がないページがたくさんあることに気づく







父が恋した相手は阿部晶子と分かる

メ:マの母は写真をはがして持っていった
マ:フに会えば、なにか分かるかも

マは藤村に会って、どう産まれてきたか知ろうと思うとユに話す
ヤバクないか?と心配するユ

ユはマを見て驚き、部屋に入れる
フもレモンが好きだと知るマ

ユ:
音楽に夢中になって留年した 今、藤村教授に会いに行った
あいつもお母さんに似てなかった 轢き逃げで亡くなった

父が「殺したのか?」と電話で話してたことを思い出し
マ:私はフも危ないと思います 早くフさんに知らせて!
電話は通じない ユは北海道に行くという

メ:
フは1歳年上 一卵性双生児じゃなく、体外受精かもしれない
体外受精による一卵性双生児ならいろいろ説明がつく
別々の子宮に入れて、片方を凍結すれば時期がズラせる
阿部晶子さんが代理母かもしれない





(複雑すぎる・・・なぜ、わざわざそんなことを



第四話 鞠子と双葉
藤村に会うフ



藤村:
昔はウニは体外受精の研究材料の主流でした(驚
シホさんは研究助手で女性の社会的活躍を望んで
働きながら子どもが生めるような社会になればいいと取り組んでいた
久能教授の下にシホ、自分、氏家らがついた

だが、シホさんに子どもが出来てやめた 父は分からないが想像はつきます
久能教授を慕っていたから教授以外考えられない
久能教授は交通事故で15年前に亡くなったが
DNA鑑定でハッキリする 真実を確認しませんか?

承諾するフ

ユは電話でマと会ったと話す
写メを見て驚き、事情を聞くがとにかく検査を受けるというフ


【北斗医大】
伊原が寄付した木がある
研究室にはブキミな標本ばかり
キメラの絵まである



マウスにヒトの耳を移植して遊んでいると笑う藤村
早速フの血液を採取し、貧血気味だから防止のクスリを打つという
そこに氏家が入ってくる

フは危険を感じて窓から逃げ、ユがクルマで来て一緒に逃げる
フ:伊原って政治家も絡んでるかも
ユ:なにか大きな力が動いてる わけ分かんない研究が行われてて、フの体が必要なんだよ

フに体外受精、代理母の話をすると余計に混乱するフ


氏家らが集まる
マの写真を見て笑う藤村 2人いることをみんな知らなかった



ユが外に出るとフはクルマを降りて去る


フが北海道に行くとカオリにマに間違われて井川家に来る
マの部屋を見せてもらう

叔父:あんた、マの何を調べてる?
フ:母は亡くなり、父は誰か分からない


メは笠原教授が晶子の写真を持っているという
見ると、32年前なのにマとソックリ



マ:
母が顔を塗り潰したのは私とソックリだったから
母はプライドが高く、父に聞くのが怖かった
父がかつて愛した人だと悟って、父は母を利用して、
自分が愛する人の子どもを手に入れたと知った
私は父を一生憎む!


公園で一人泣くマに晶子のことを話す藤村
晶子は同じ山歩会のタカヒロと結婚した
タカヒロはハードワークで40歳ほどで病死した

メが梅津と話している声を聞くマ

メ:
今は法律で禁じられているけれども、久能教授が実際に実験していた
彼女は間違いなくクローンです!

ショックでうろたえるマに気づき、「核移植」の説明をするメ



メ:
白いネズミの核に黒いネズミの核を入れると、黒いネズミに成長するばかりでなく
核を提供したネズミと瓜二つになる それがクローン



梅津:
久能教授と氏家は哺乳類で研究をしているという噂が流れ
倫理的に許されないと攻撃されて北斗医大に移った

マ:
これ以上、何も聞きたくない!
やっぱりお母さんは自殺したのよ 全部ウソだと分かった
幸せな家庭も、優しい夫も、娘もニセモノだと分かったから
なにもかも燃やして死んだ
私の人生も全部ニセモノだった
私は神の意思に背いて生まれた ただのニセモノ


氏家にマはクローンだろうと問い詰める藤村
伊原が大喜びで来る

伊原:
時間がない 病におかされ、いつ再発するか分からない
私には子どもを作る能力がない
だから神さまにもう一度背いてみようと思う
そのためなら何だってしますよ


フはマに電話する
フ:はじめまして 今札幌にいるんだ 私たち会ってみない
マ:いいですね 寄宿舎の聖堂で会う約束をする2人





マが教会で祈っているとフが来る
互いに自己紹介してまじまじ見つめ合う






最終話 母性の奇跡
フ:なんか懐かしい気がする 私のパパはあなたのパパと同じなのかな

マ:
私たちには父親も母親もいないの
私たちはこの人の遺伝子をコピーして作られたクローンなの
晶子の写真を見せる

フ:
この人のコピー・・・ あなたの父の身勝手で生まれたわけ?
あなたに会うんじゃなかった

マ:逃げても解決にならない 晶子さんに会って聞いてみない?

マはメに電話して晶子の住所を教えてと頼む
メ:あなたはニセモノなんかじゃないと思う マリコという人間はあなたしかいないんだから

羽田行きの便に乗った情報が氏家にも入り、晶子のところに行くのではと推測する


高城家に着くと、これまたソックリな女性がいる!



(まさみちゃん、一人3役って大変! それぞれキャラクターは違うし 晶子さん若すぎない?



ア:
やっぱり若いわねえ テレビを観るまでは知らなかった
落ち着いてよく考えたら、あの時のことしか考えられない

大学卒業してすぐタカヒロと結婚したが子どもがなかった
夫婦で検査をしたら、自分が妊娠しにくいと分かった

日本でもやっと珍しくなくなってきた体外受精を提案された
北斗大学は最先端だからと聞いて、主人が氏家さんに連絡した

採卵を受けたが妊娠出来なかった
諦めて20年以上経ち、主人も亡くなった

テレビを見て、氏家さんに電話すると、翌日家に来た
私の細胞を勝手にクローン研究材料にしていた

助手の女性が実験台になると言った(それがフの母シホ
最初は中絶する約束だったが、その前に失踪した 母性が生まれたのね

もう1つの細胞は誰も気にしなかった
彼らは別のクローン研究に没頭していたから(伊原のこと

私は騙されてあなたたちのような化け物を作らされた被害者なんです 本当に気味が悪い
唯一の救いは私のコピーである以上、あなたたちも子どもは授からないことよ



フ:やっぱり私たちただのコピーなんだ 生きてる価値なんかないんだよ

マ:
フのお母さんは、クローンだと知ってて生んで、大切に育てた
私の母はなにも知らなかったからショックで一家心中しようとした
私は母にさえ愛されてなかった 生きてる価値なんかないよ

そこに藤村らが来て「素晴らしい!」とまた笑う
藤村:あなたたちに人助けをしてもらいたい
フ:伊原のことかよ
2人は捕らわれる 氏家も来るが何も出来ない



ラボに入れられ、喜ぶ伊原
藤村:もうヒトシくんのようなことにはなりません サンプルが2人もいるんだ
大道に後で口封じを命令する伊原





連絡が取れなくなったと心配するメとユ
メ:警察に言っても取り合ってくれるかな 握り潰されてるかも

ユ:
伊原は北斗大学と関係が深い 彼はなかなか子どもが出来ず
やっと授かった子どもは彼に瓜二つだったが、9歳の時に免疫不全で亡くなった

メ:伊原は自分のクローンを作るために、マとフが利用するつもりだ
ユ:フはモルモットじゃない! 北斗医大に行きます
メ:私も行く


マは採血される
マ:人助けるって何をするんですか? 協力できません
助手:あなたのデータが取れなければ、もう一人から取りますが

フの体は実験に適さないと分かり、驚く藤村ら

フの部屋に手紙が来て、部屋を抜け出す

氏家はマに卵子を提供してほしいと説明し、10分だけ2人にしてほしいと藤村らに頼む

氏家:
お母さんと結婚した時、晶子さんのことが忘れられずにいた
その頃、子どもが出来ないことを両方の親から責められていて
お母さんは体外受精の話に乗り気になってしまって

最初は通常にやるつもりだったが、お母さんはすでに排卵してることに気づいた
その時、思いついてはいけないことを思いついてしまった
凍結卵を誰にも内緒に着床させた







しばらくは幸せの絶頂にいた お母さんも何ひとつ疑っていなかった
だが成長するにつれ、マリコの顔が自分に似てないことに悩み始めた

お父さんもマリコを見てると心が乱れた
時々、マリコのことを娘として見ていない自分が怖かった
だから悩んだ挙句、寄宿舎を勧めた



お母さんは一度でもマリコを疎ましく思ったことはない
マリコに知られたくなかったんだ
札幌に見送った時も泣きはらした顔でいた

だから晶子さんの写真を見つけた時のショックは尋常じゃなかったと思う
一人で東京に行き、私が晶子さんを愛していたことを知った
それで体外受精に気づき、道連れにして死のうとしたんだろう

マリコを家の外に出して助けたのはお母さんなんだ(そうだと思った
たとえ遺伝子がつながっていなくても、お母さんはマリコのお母さんだった



氏家は「逃げなさい! 君の分身が待ってる」と小窓を開ける
下ではロープを持ったフがいる

「ビルの至る所にニトロを仕掛けた」と藤村らにボタンを見せ
マとフがビルから離れたのを見て、ボタンを押す父
フ:前に進むんだよマリコ!





マ:
そもそも自分の生が間違っていないと言い切れる人間がいるのだろうか
自分が誰かの分身でないと言い切れる人間がいるのだろうかとも思う
誰もかれも自分の分身を求めているから、みんな孤独なんだ

ユらが助けに来る


その後、マは小林家から勤めに出る
フはユとバンド活動を再開する
メは医学の道を進み、伊原は辞職へ追い込まれる

マのもとにフからメール

フ:
私、ユの赤ちゃんを妊娠したよ(だからクローン実験から外されたのか
今になってママの気持ちが分かる気がする
私、ほんとに生きてるって感じだよ

それを見て、喜ぶマ


コメント

ベルナール・ビュフェと丸木位里・俊 ほか@アートシーン

2018-05-13 11:58:09 | アート&イベント
開館45周年記念展 絵画と想像力 ベルナール・ビュフェと丸木位里・俊@ベルナール・ビュフェ美術館
会期: 2018年3月17日(土)~6月12日(火)
主催: ベルナール・ビュフェ美術館

ビュフェは好きな作家の一人 今回、紹介されたのはさらに陰鬱な感じだったけど
丸木位里・俊さんは、数年前に知って、この組み合わせはとても興味深い

「1945年 黒の黙示録 香月泰男 丸木位里・俊 川田喜久治」@日曜美術館

『ふたりの画家 丸木位里・丸木俊の世界』(晶文社)

本橋成一写真展 ふたりの画家 丸木位里・丸木俊の世界@アートシーン

「本橋成一さんまとめ」


《原爆の図 第3部 水》(右隻)



















キリストの受難:笞刑 1951 ビュフェ







苦しむキリストと、彼に鞭のようなものを向ける男、悲しむ者の顔がすべて同じに描かれ
圧力をかける者とかけられる者の境界線がどこにあるか問うている


チャペック兄弟と子どもの世界@松濤美術館



会期:2018年4月7日(土)~2018年5月27日(日)
特別展期間中:午前10時~午後6時(金曜のみ午後8時まで)

“20世紀初頭から活躍した、中欧チェコの芸術家、兄ヨゼフ・チャペック(1887-1945)と弟カレル・チャペック(1890-1938)の兄弟。
 ヨゼフはキュビスムの画家として数々の作品を発表し、それにとどまらずカレルの著書の装丁を手がけ、また自身も多くの著作を遺しました。

 また、カレルは文筆家として、第二次世界大戦前の不安定な社会において、多くの新聞記事、戯曲、旅行記、批評などを発表しました。
 二人は戯曲などを多数共同制作し、中でも1920年発表の戯曲『R.U.R.』の創作にあたり、
 「ロボット」という言葉を生み出したことで知られています。

 二人は子どもをテーマにした作品も多く発表しています。
 ヨゼフが挿絵を手がけた童話『長い長いお医者さんの話』、
 カレルが愛犬「ダーシェンカ」を写真とイラストで紹介した本など、日本でも有名な作品が挙げられます。”







松濤美術館はいつもいい企画をやるなあ
先日、切手でも観た「ダーシェンカ」とリンクした可愛い絵

「切手では仲良しー犬と猿」展@切手の博物館 ほか(2018.3.25)


東京の原風景~夭折(ようせつ)の絵師・井上安治が描いた明治@日曜美術館



井上安治(ウィキ参照
“井上 安治(いのうえ やすじ、元治元年(1864年) - 明治22年(1889年)9月14日)は、明治時代前期の浮世絵師、版画家。
 名前はやすはると読むとする説もある。本名は安次郎。作品によっては安次、安二、安二郎、安はると署名し、探景とも号した。
 小林清親の一番弟子とされ、短命であったが光線画に優品を残した。”


以前、どこかで観て、インスタに上げたかも→here
静かな風情を感じるステキな絵ばかり








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