子供の虐待死と無能な支援制度

内閣法制局長官を国会から締め出す
　　　　　『国会法改正』に反対です！！


『法の番人』と言われる内閣法制局の意見を聞こうとしない国会運営を可能にする
政権が提出の『国会法の改正』に断固反対です！！



　皆さーん、おはようございま～す^^　　　　　　　　

今日は飛びっきり寒いですね＞＜　ＰＣデスクの足元が冷え冷えです
さて..今日は昨日から頭に来て(いつものことですが..)湯気が昇りっぱなしのお話

です。またまた７歳の子供が虐待死しました。小さな子供だからと言って命の重さ
が大人より軽い筈がない！！　ところが殺した相手が『実の親』となると何故か？

『気の毒に..』『そんな親を持って生まれたのが気の毒だ..』程度で済んでしまう。
虐待死とは、なんだろうか？　

『虐待(ぎゃくたい)とは、自分の保護下にある者(ヒト、動物等)に対し、長期間に
わたって暴力をふるったり、世話をしない、いやがらせや無視をするなどの行為を
行うことを言う。一言に虐待といっても対象や種類は様々である。』(Wikipedia)

虐待することによって『死』に至らしめることが『虐待死』であり、児童虐待とは、
子供・未成年者に対する虐待である。

この７歳の子供は、どのようにして親から虐待され死んでしまったのだろうか？？

（引用始まり）
東京都江戸川区のアパートで長男に暴行を加えたとして、電気工岡本健二（３１）、
妻の無職千草（２２）の両容疑者が傷害容疑で逮捕された事件で、搬送先の病院で
死亡した同区立松本小１年岡本海渡君（７）の全身にやけどなどの古い傷が残って
いたことが警視庁小岩署の調べでわかった。
（引用終わり）　(１月２５日　読売新聞)


日常的に行われていたと推測される虐待の痕..　尚且つ、この子はＳＯＳも発して
いた。時系列で追ってみましょう。

●江戸川区子ども家庭支援センターによると、昨年９月、同区内の歯科医から
「海渡君の顔や両足などにあざがある」と通報があった。　歯科医は、「『パパに
ぶたれた。ママは見ていて何も言わなかった』と話した」などと説明し、同センタ
ーはこの内容をただちに松本小に伝えたという。（１月２６日　読売新聞）

●昨年１２月中に３回、担任教諭が家庭訪問したが、父親には会わず母親にも虐待
の有無を聞いていなかった。

死亡した小学１年の長男への傷害容疑で東京都江戸川区の両親が逮捕された事件で、
死亡した岡本海渡君(７)が通う区立松本小学校が２５日、記者会見し、海渡君は、
担任の男性教諭(２８)が家庭訪問であざを確認した昨年９月以降も欠席が相次ぎ、
同１０月には「頭痛」を理由に１１日間連続で休んでいたことを明らかにした。

小原サナヘ校長(６０)は、１１日間連続の欠席について「親から欠席の連絡が毎日
あり、家庭訪問時に父親が『二度と暴行しない』と約束したので疑わなかったが、
これだけ続くのはおかしいと当時も思った」と説明。（１月２５日　共同通信）

●逮捕容疑は、２３日午後８時から約１時間、自宅アパートで、長男で同区立松本
小１年の海渡（かいと）君を正座させて顔を数回平手打ちしたり、両足を数回けり、
けがをさせたとしている。両容疑者は「ご飯を食べるのが遅いので、しつけのため
やった」と容疑を認めているという。暴行後、海渡君がぐったりしたため、千草容
疑者が１１９番した。海渡君は救急車で病院に運ばれたが、２４日午前７時ごろに
死亡した。


歯科医からの虐待の通報を受けた『区役所』と『江戸川区子ども家庭支援センター』
『江戸川区子ども家庭支援センター』から報告を受けた『江戸川区立松本小学校』、
そして海渡君の担任である『男性教諭(２８)』..

歯科医に海渡君は『パパにぶたれた。ママは見ていて何も言わなかった』とＳＯＳ
を発している。そしてその情報は多くの大人たちと支援組織に届けられた筈である。

にも関わらず..この岡本海渡君(７)は、２４日虐待により死亡してしまったのです。

これだけの情報がありながら、何故この岡本海渡君(７)は死ななければならなかっ
たのでしょうか？？　

これだけの情報を得ていながら..岡本海渡君の死を防げなかったこの人達は、記者
会見でそれぞれの言い訳を並べていた。共通するのは『悪いのは、私じゃない！』

誰も悪くないなら..何故？岡本海渡君は７歳という短い人生を閉じなければならな
かったのだろうか？？　運が悪いから？？　悪い親を持ったからだろうか？？

どんな支援制度も学校(教師)も、そこで働く人が子供の健康と安全を第一に考えて
仕事をしようとしなければ、救える子供も救えないだろう！　記者会見で頭を下げ

神妙な顔をしてテレビカメラに映ったところで、あなた達の罪が軽減されることは
ないのです。少なくとも私は許さないです。岡本海渡君の命を救えなかった責任の

一端は『あなた達にある！』。そして子供の命が消える度に『もう二度と繰り返さ
ない』の反省は、次に活かされることが無い！！　犠牲者が出る度に、私は社会の

無力を感じてしまうのです。
忘れてならないのは、またしても『ご近所の無関心』です。　噂話..他人の悪口は

今でも花盛りなのに『子供の虐待』にだけは気が付かない..（振りをしている？）
もっと子供に対して関心を持ちませんか？？　

過干渉になってはいけないが、子供たちを“そっと見守る”大人たちの一人になり
ませんか？？　

こんな事件が起きる度に『この子は、どんな思いで最後を迎えたのか？』と思い..
胸が苦しくなります。　子供の命も大人の命も重さは同じです。

馬鹿で凶暴な親を持った子供は、命の危険に晒されながら、虐待されて大人になら
なければならないのだろうか？？　　

『江戸川区子ども家庭支援センター』って何の為にある組織なのだろうか？？

どんな制度も、そこで働く職員が熱意を持って仕事をしようとしなければ何の支援
にもならないと言うことです。何人の子供が死んだから“襟を正す”のだろうか？

皆さんも自分の家族だけなく、周りの子供たちにも関心を持って下さい。

虐待の可能性がある子供がいたら..　最寄の地方公教団体（出先機関）、警察所、
何処でもいいから連絡して下さい。（面倒がイヤなら、匿名でも..）

児童虐待と同時に気になるのが『ペットの虐待』です。

『動物虐待：ペットのいる児童虐待の見られる家庭では、その６割に動物虐待行為
(内３割は被虐待児によるもの)が見られるとする統計もあり、兎角世間から気付か
れ難い児童虐待行為のシグナルとして、これに注目する向きがある。』
（フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』より）

幼児も児童も大人も動物も、どんな命も大切にする心を育てたいと思いませんか？
その延長沿線上に『高齢者』を敬う心もあるのではないでしょうか？

岡本海渡君のご冥福を心よりお祈り致します。


はっと..お昼になってしまいましたね。最後までお読み頂き、有難うございました。
今日も元気で　ファイト！！