ほりでぃ・キッチン

たわいもない日常を暮らす中で感じた
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母の呪縛

2015-10-26 17:55:53 | 徒然なるハナシ
「なぜ、その年齢で頑張るのか?」

とは、よく言われる質問。

自分でも、なぜなのか考えてみた。

まず、大きな第一の理由は、
「夢があるから」


夢があるから、学問を始める決意をしたし、
まだまだ、もっともっと学びたいと思う。


そして、自分でも気が付かなかった原動力になっているのは…

母の呪縛。



私は長女だったせいか、親の期待を一身に集め、
特に、母には厳しく育てられてきた。
そのせいか、
親は、わたしを褒めることはなく、
テストで満点をとっても

「ほかにも満点がいただろう?」
と言われて褒められず。

親戚の集まりがあった時、
同い年の従妹は、伯母から
「スケッチ大会で賞をとったよ!」と
みんなに披露されて、みんなに祝福を受けていた。

そのスケッチ大会では、
私は、従妹よりも上の「特選」をとっていたので
「わたしは、特選だったよ!」と言おうと口を開きかけた時、
母がさっと制止した。
「あんたは、言わなくていい!」


どうやら、母は、伯母の機嫌を取るのが先で、
私の自尊心などは、どうでもよかったのだ。


そんなことが、日常茶飯事。
この年齢になるまで、
私は、母には褒められたことがない。


先日、母にそのことを問うてみた。

「なぜ、わたしのことを褒めなかったのか?と。

すると、母は言った。
「自分の子どもを褒めるなんて、愚かなこと以外のなんでもない」。


いまだに、私は母から褒められたことがない。
大学院に合格したことを報告しても
「今さら勉強して、どうするんだ」。

がっかりした。

でも、ひとつわかったことがある。


私は、母にとって、人生のライバルであるということ。


心理学を学び、
実践を重ねていくうちに、
そのことがわかってきた。

母は、私を褒めないのではなく、褒められないのだ。


母は、5人兄弟の末っ子として、
蝶よ花よと育てられていて、
父も、7歳も年下の妻(母)には、好き勝手にやらせていた。
その結果かづおかはわからないが、
母は、自己肯定感の塊のように生きてきて、
自分は常に正しいという思い込みも激しい。

一方、私は、批判精神旺盛で、
両親にも
「間違っていることは、間違っている」と反論する。

母にしてみれば、
唯一、自分に文句を言う「面倒臭い子ども」だったのだ。


今年、母は75歳。


母には悪いが、私は、もうとっくに母を超えた

大学院を卒業し、夢が叶った時、
わたしは、母の呪縛から、完全に解き放たれるだろう。












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