ほりでぃ・キッチン

たわいもない日常を暮らす中で感じた
たわいもない事を綴ります。
*サイト内のテキスト&画像の無断使用厳禁

奨学金 狂想曲

2011-01-24 17:20:26 | オカネのハナシ
それは、やっと、子ども達のアパート探しも終わり、
やれやれ…と思っていた矢先の出来事だった。

事の発端は、
赤いスタンプが、
ひときわ物々しさを醸し出している一枚のハガキ。


「保護者の方へ 大切なお知らせ」


送り主は、息子の通う大学。


ぺリぺリと保護シールをはがす。
メガネをかけ直し、細かい文字を読む………………
………………………………………………………………
………………………………………………………………
………………………………………………………………


御子息様が、来年度の奨学金申請用紙を
まだ取りにお見えになっていません。
この書類を取りに来ない場合、来年度の奨学金を受けることはできません。
保護者様からも一度ご確認をお願い
いたします。
配布期限は1月21日です



はぁーーーー!!
なんですとぉぉぉぉおおおおおおお!!


ハガキが届いたのが
1月20日。
もう、明日ではないかぁぁぁああああああああああああ!!!!!


もちろん、すぐに学校に電話。
しかし、もうすでに窓口は業務終了しており、
器械のアナウンスが流れるばかり。
では、次は息子だ!と、すぐに電話。
幸い、すぐに繋がり「何~??」と、すっとぼけた声。

「何~じゃない!!奨学金の書類の配布、明日までだってよ!!」

それでも息子はのんびり。
「明日はバイトだから大学行けない」などとのたまうを、
一喝!

「ばかたれーーー!!
奨学金がなかったら、あんたは即自主退学じゃぁぁぁああああああ!!」


喉から血が出るかと思いました。
頭の血管が切れるかと思いました。
買ったばかりのiphoneが壊れるかと思いました。

息子は、自分の鼓膜が破けるかと思ったそうです…


それから、しこたま息子を叱り飛ばし、
いかに我が家にとって奨学金が大事なものか、
得々としつこく話して、
息子に、バイトを替わってくれる人を探させる。

「バイトの交代、見つかった!」

の電話が入るまでの1時間が半日にも感じられ…。


とりあえず、
「明日の朝、一番で学校へ行け。そして、書類をゲットしたら
すぐに電話しろ!」と怒鳴りつけて、その日は終了。

しかし、
本当に間に合うのか不安で不安で、
その夜は眠れませんでした。

そして、朝8時。
すぐに息子に電話。
しかし、まだ寝ぼけ気味の声。

「ばかもの!さっさと学校行きなさい!!!!」


それから、
息子から無事に書類をゲットしたと電話があるまで、
いても立ってもいられない…
もちろん、仕事も家事も手に付かず。
かと言って座ってもいられず、
ただただ、無意味に床を拭いてみたり、
便器を磨いてみたり…

そして、1時間後。

「書類、無事にもらったよ。これから入力する」

その言葉を聞いた途端、へなへなへな…
腰から砕ける、とは、まさにこの状態なのでしょう。

私は、便器を磨くたわしを持ったまま、
「入力終了」の連絡があるまでトイレに座りこんでしまいました。
これで間違いがなければ、来年も奨学金継続されるはず…。
やれやれ。

しかし、
まったく困ったものです。
ハガキには、
「掲示板やポータルサイトで案内している」と記載されていたのですが、
アホ息子ときたら、
「キャンパスが広すぎて、掲示板の前を通らない」とか
「就活のエントリーシートを提出するのに追われて、
大学のポータルサイトを見てなかった」
などなど、言い訳のオンパレード。

もちろん、ここでも私の雷。

だいたい、
今春から娘も東京の大学に通うのだよ。
奨学金頼りの我が家の経済状況、わかってるよね?
何のためにiphoneを買ったの?
大学のポータルサイト、毎日、絶対にチェックすること!


一応、約束はさせました。

が、アホ息子のこと。
また、きっと何か大きなポカをするに違いない。

「母親が手を出し過ぎる」と周囲からは、
結局、私が叱られてしまうのですが、
家計に係わることと、生死に関することは、
やはり、放ってはおけない…

しかし、これがいけないんだな…


これからは、
家計に係わることと、生死にかかわること以外は
もう、すべて放っておこうと心に決めたのであります。

まずは、
来月の引っ越し手続き。
うずうずする手をグッと我慢して、
すべて息子に任せることに。

どうか、トラブルなく、
家計に係わることなく、
無事にすみますように~。

母は祈るばかりであります。


にほんブログ村 その他生活ブログ 井戸端会議へ
にほんブログ村








最新の画像もっと見る

コメントを投稿