母と買い物に出かけた時のこと。
書店の店頭に並ぶ、流行の占い誌を手に取った母。
パラパラとページをめくり、何やら計算を始めた。
「あら!私、金星人だって!」
母は、いそいそと「金星人」というタイトルの小冊子を再び手に取り、
読み始めた。
「ほらほら、ここに性格が書いてあるよ。
『天真爛漫で社交的、人が常に集まってくる』だって!
すごい!当たってるよ!」
へえ~。よかったねえ~。と私。
(あまり、この占いに興味がなかったりするので…)
「あんたも見てあげる。どれどれ…あんたも金星人よ!」
え??ちょっと待って。確か私は『天王星人』のはず。
(興味がないと言いながら、しっかり自分の事は調査済み(^^;))
「お母さん、計算間違ってるし…あ、ほら、ここが違ってる。
お母さんは、火星人だよ!」
「え?そうなの?」
そう言うと、今度は「火星人」の小冊子に手を伸ばす母。
………しばらく読んでいたが………
『ポイ!』
と小冊子を置くと、
「あんまり興味ない。さあ、帰ろう」とスタスタスタ…
何が書いてあったのか知らないが、
どうやら、『火星人』がお気に召さなかった様子。
それ以来、その占いの話はビタとも話さなくなった母。
よっぽど、金星人になりたかったんだねえ。
書店の店頭に並ぶ、流行の占い誌を手に取った母。
パラパラとページをめくり、何やら計算を始めた。
「あら!私、金星人だって!」
母は、いそいそと「金星人」というタイトルの小冊子を再び手に取り、
読み始めた。
「ほらほら、ここに性格が書いてあるよ。
『天真爛漫で社交的、人が常に集まってくる』だって!
すごい!当たってるよ!」
へえ~。よかったねえ~。と私。
(あまり、この占いに興味がなかったりするので…)
「あんたも見てあげる。どれどれ…あんたも金星人よ!」
え??ちょっと待って。確か私は『天王星人』のはず。
(興味がないと言いながら、しっかり自分の事は調査済み(^^;))
「お母さん、計算間違ってるし…あ、ほら、ここが違ってる。
お母さんは、火星人だよ!」
「え?そうなの?」
そう言うと、今度は「火星人」の小冊子に手を伸ばす母。
………しばらく読んでいたが………
『ポイ!』
と小冊子を置くと、
「あんまり興味ない。さあ、帰ろう」とスタスタスタ…
何が書いてあったのか知らないが、
どうやら、『火星人』がお気に召さなかった様子。
それ以来、その占いの話はビタとも話さなくなった母。
よっぽど、金星人になりたかったんだねえ。