花粉症の詩

今年は、少ないって聞いていたのに………
私の春は、まだ遠い……

一番つらいのは、まだ夜も明けぬ午前5時。
鼻のあたりの不快感で目を冷ます。

一度起きたら、最悪狂想曲の幕が開ける。
ズルズルズルズル…
とめどなく流れてくる鼻水と戦いながら、
ティッシュでこさぎとられた、鼻の周りの皮膚を労りながら、
ひたすら孤独に戦い抜く……

どうにも絶えられず、
「降参降参」と薬に手を出せば、
今度は睡魔との戦い。
集中力は欠如し、まぶたはただれ、白目はゲル化。


「今年は、今は多いけど、すぐに終息に向うから」。
そういう医者の言葉を信じて、
「今日の花粉飛散は、少ない」。
そういう天気予報を信じて、

今日もまた、ただひたすら戦い続けるのみ。
私の春は、いつ訪れるの～