虚無交換日記

神戸大学将棋部の住人たちによるブログ

第二代表決定戦

2016-07-15 16:50:52 | kuma
 またまた主将の熊本です。
「ああいう風に締めるなら当然続き書くよねぇ?」といった先輩方からの圧力に胃が痛くなってきたのでそろそろ続きを書こうと思います。
 今回は一軍戦の同日中に行われた第二代表決定戦初戦と翌週に行われた決勝について振り返ります。
 軽く説明しておくと第二代表決定戦とは一軍戦A級2位、A級3位、B級1位、C級1位の大学が残る一つの富士通への切符を賭けて行われるトーナメント戦です。初戦はA級3位とB級1位、A級2位とC級1位の大学で行い、翌週に勝ち上がった大学同士で決勝を行います。ちなみに14人中7人が指す一軍戦とは違い、10人中5人が指すという形式なのも特徴といえるでしょう。

第二代表決定戦
初戦 同志社大学
名和−橋本 名和負け
池−横前  池勝ち
山根−勝本 山根勝ち
奥田−村上 奥田勝ち
橋本−森田 橋本勝ち
よって4−1で神戸大学の勝ち

 前の投稿でも書いた通り我々神戸大学将棋部は晴れて3位となったため初戦はB級1位の同志社大学と当たることとなりました。
 ここで当たる一ヶ月ほど前に同志社大学さんとは交流戦をして向こうのルーキー達の棋力の高さに戦慄していたばかりだったのと初戦に関してはお互いのオーダーもわからない状態だったのでフルオーダーで挑み、結果4−1と勝ちきることができました。
 ここでは勝つことができましたがどの対局も傍目から見るとかなり拮抗しており、秋の一軍戦で当たる時が楽しみだなんて大物っぽいことも言えず内心焦っていたりもします。

決勝 京都大学
熊本−轟  熊本負け
名和−柴田 名和勝ち
池−村上  池勝ち
山根−金谷 山根勝ち
奥田−林  奥田負け
よって3-2で神戸大学の勝ち

 我々が長年待ち望んだ舞台での対戦相手は一軍戦で3-4で敗北した京都大学です。
 その時は我らが大エースの一角であるО田さんが不在だったためやや戦力不足だった感が否めない状態でしたが今回はО田さんも揃いこちらの最大戦力で臨むことができたのは大きかったと感じています。
対局前の段階では京都大学のオーダーはわかっているためどんなオーダーを組むかが鍵であると考えていました。
 今回のオーダーでは5番手を出すか6番手を出すかでかなり迷い向こうが半分以上の確率で5番手を出すことを想定していると読み、6番手を出すことを決め、結果は3-2で京大戦を制することができました。
 …個人の対局はどうだったのかと聞かれると右腕とか色々な物が疼きそうなので黙秘させていただきます。

 以上で我々神戸大学将棋部は念願の富士通出場を叶えることができました。我々が勝つことができたのは京大将棋部さんのブログでも書かれていたことですが主力4人人が今年最後となるため部全体に気迫が有ったということが大きかったと実感します。さらに対阪大戦での課題でもあった【本番で実力以上の力を発揮する】ことを一人一人が実行できたことが今回の結果へと繋がったのではないか主将として自分はそう考えています。
 第二代表決定戦が終わったといってもこれから本番である富士通杯や秋の一軍戦もあるのでそうのんびりしている暇はないでしょう。
ですが部員達には今年一杯まではこの統率力が致命的に欠けている主将についてきてもらえることを切に願います。本当にお疲れ様でした!

書きたいことをひたすら書いていたら長くなりましたが一軍戦、第二代表決定戦についての総括は以上とさせていただきます。富士通でも全力でぶつかるつもりですので応援よろしくお願いします!