親和会だより5月号
1.会長挨拶
新緑の眩い季節となりました.総会も過ぎ各サークルそれぞれの企画で活発に活
動いただいていることと存じます。会員数も若干の退会者が出ましたが、新規加入もありこれからの活動を期待されます。
2.報告事項
5月6日のサロンは歌舞伎の名優であった中村勘三郎がニューヨークでの自主公演のを模様を実録した『法界坊』を
DVDにより鑑賞をいたしました。当日は参加者が少なく中島副会長の司会により、2時間半の映写との説明にもかかわらず
最後まで観るとのことで、予定通り放映いたしました。途中で退席する方もおらず、最後まで鑑賞されました
歌舞伎のニューヨーク公演ということでどんなアレンジをするのか興味がありましたが、導入部分の英語による説明と
法界坊役の主演勘九郎の英語によるいくつかのアドリブを除けば、舞台装置、音楽、演技ともほぼ日本での講演と同レベルで
見せており海外公演のレベルの高さに感心しました。
3.例会報告
5月20日午前10時より中島副会長が休まれたことにより、小井沼会長の司会
に予定されてた『母の思い出』をテーマに開始。参加者は23名。
このテーマを企画された成住さんに進行を願い、初めに母について記載された5つの原稿をプロジェクターを用いて映し出し、
また前もって用意されたプリントの原稿を読みながら、母の思いでを語り合った。
それぞれの記事は涙なしでは語れない実の母親について実際に起こった事を綴った話、また詩に託されたものです。
『おかあさん』長崎の原爆で家の下敷きになった子が、大の大人が4~5人掛かって除くことができなかった梁を
原爆の被害で大やけどした母親が渾身の力でもって吾が子を助け出した後、亡くなられた話、
また『ごめんなさいね、おかあさん』は重度の身障者が母に大変な負担をかけてごめんなさいと、命をかけて作った詩のあと
15歳にて亡くなれた話。『お母さんから命のバトンタッチ』で胃がんに罹った余命3か月と言われた母親が、娘の卒業式まで
何とか生きたいと願っていたが、なんと二人の娘(高校3年と高校2年)の卒業まで生き永らえることができ、下の娘の卒業後1月後に
亡くなられたとのこと。 手紙 ~親愛なる子供たち~ 年老いた私が,老化によって、今までのわたくしと違う姿に理解を示して
ほしいと親より子供たちへの願いを、子供たちへの愛情と感謝を表した詩、など朗読され、大変な感動を受けた素晴らしい企画でした。
その後、参加者がそれぞれの母についての思い出、感謝の言葉を語られ、井上さんが、母に因んだ俳句を披露して下さりました.
その中の数句を下記に披露いたします。
母の日の 手のひらの味 塩むすび 鷹羽 狩行
母の日も 子の残したる もの食べて 福永 鳴風
母の日や 母恋うことに 終りなし 山崎 康世
5月14日の母の日に因んでのテーマであったが、今さらながら母の偉大さを実感出来ました。
来月のサロンは6月3日・午後1時より抹茶を賞味する会を開きます。昨年に引き続き,民生委員の方々をお招きしますので多くの会員の参加くだされますよう願いいたします。なお参加者は抹茶々碗をお持ちの方はご持参ください。
その他の行事として,別紙スケジュール表をご覧ください。
音楽美術鑑賞クラブとして
6月21日(水) 水墨と風 長谷川等伯と雪舟 展 出光美術館
当日9:30 新検見川駅集合
6月25日(日) 千葉マスターズ・オーケストラ演奏会 市川文化会館
当日 1:00 新検見川駅集合
8月以降のサロンにてご希望の催し、またお知り合いの音楽サークルなどありましたならご紹介をお願い致します。
小井沼記