原孝至の法学徒然草

司法試験予備校講師(弁護士)のブログです。

【平成26年司法試験】短答式合格発表

2014-06-05 | 新司法試験制度・情報など

出願者 9255人(昨年10315人)

受験予定者 9159人(昨年10178人)

欠席者 1144人(昨年2525人)

受験者 8015人(昨年7653人)

合格者 5080人(昨年5259人)

合格点 210点(昨年220点)

公法足切り 314人(昨年226人)

民事足切り 316人(昨年109人)

刑事足切り 720人(昨年398人)

合格者平均年齢 31.3歳(昨年31.0歳)

 

以上のような結果となりました。

 

まず、受け控えは、かなり減ったものの、1144人が受け控えました。鼻っから諦めてしまった人もいるもかもしれませんが、司法試験の実施の時点では例の法案が可決されていなかったので、情報を正しくキャッチできずに受け控えてしまった人もいるのかもしれません。辰已では、かなり早くから受け控えは意味がなくなるとアナウンスしていたのだが、直前になっても「本当に受けて大丈夫か」という問い合わせが多かったと聞きます。

 

合格者、合格点ともにダウン。問題は、例年と比べて難しかったとは言えないと思います(強いて言うなら、昨年よりも少しだけ難しかったかもしれませんんが、合格点を押し下げるほどではないと思っていました)。それゆえ、個人的には、210点ではないと思っていました。5000番ラインは、220点かなと思っていました。

 

短答合格者が昨年に比べて少し減っていることからすると、最終合格者も少し減るのかなと思います。

 

系統別足切りが激増しているのは、受け控えが意味を失った結果です。受け控えても意味がないので、実力不十分でも受験していたことが推察されます。

 

以上が今年の結果ですが、来年からは、新しいカタチになりますので、今年の短答の結果をあれこれ言っても、あまり意味をなさないのかな、と。来年新たに受験される方は、結果の分析もさることながら、まずは確たる実力を付けることに力を注ぐべきです。


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