原孝至の法学徒然草

司法試験予備校講師(弁護士)のブログです。

平成24年予備試験(論文)合格発表

2012-10-11 | 新司法試験制度・情報など

タイトルの通りなのですが、今年の予備(論文)の発表がありました。昨年の予備と比較してみます。「昨年の予備」→「今年の予備」というふうに比較します。

 

出願者:8971人→9118人

 

受験者:6477人→7183人

 

論文受験者:1301人→1643人

 

論文合格者:123人→233人

 

論文平均点:195点→190点

 

論文合格点:245点→230点

 

改めて言うまでもないですが、合格者が大幅に増えています。110人増(昨年比189%)です。合格点が245点から230点に低下したことからも、予備試験の間口が(昨年よりは)広がったと言えます。

 

各種ガイダンス等で何度も言ってきましたが、法曹を目指す方は、今後ますます「主位的に予備、予備的にLS」となっていくでしょう。「戦略的には」、それでいいと思います。

 

とにもかくにも、法曹を目指すならば、1日でも早く勉強を始めることが肝要です。これも、各種ガイダンスでお話していますが、

 

法曹になるために必要な勉強の絶対量が100がとして、

 

70~80勉強して予備経由で司法試験を受けるか

 

50~60勉強してLS既修に入学し、さらに2年で40~50勉強して司法試験を受けるか

 

0~10勉強してLS未修に入学し、さらに3年で90~100勉強して司法試験を受けるか

 

いずれにせよ、100勉強しなくてはいけないのです。ならば、迷うことなく、今から1、2、3と積み上げていくことが必要です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿