原孝至の法学徒然草

司法試験予備校講師(弁護士)のブログです。

大学等の法律サークルの皆様へ

大学等で、講演・定期試験対策講義・ゼミの講師をおこなっています。
講演依頼につきましては、辰已法律研究所(kika19@tatsumi.co.jp)までお問合せください。
※メール送信の際は「@」を半角にしてください。

■2016年度講演実績
・2016年04月20日 早稲田大学生協
・2016年05月08日 アジア法学生協会ジャパン学術交流会講演
・2016年10月18日 中央大学
・2016年11月11日 一橋大学
・2017年01月12日 慶應義塾大学

元同僚の書籍の紹介

2011-05-31 | 日記
弁護修習2日目,今日は弁護士会の副会長の講話の後,法律相談の立会(離婚とそれに付随する問題),免責審尋の傍聴(破産事件),それから昨日に引き続き売買代金請求事件の訴状の起案。明日は,市民法律相談のために市役所に行くのだそうな。弁護士は,ホント「あっちへこっちへ」で,時の流れが早く感じます。 さて,タイトルの通り。歴史の本を2冊。 まず,写真の伊藤賀一「世界一面白い日本史の授業」(中経文庫)。伊 . . . 本文を読む

合格を得るために必要なこと

2011-05-30 | 勉強法全般
弁護修習初日,今日は弁護士会館で開始式があって,その後は配属先の事務所で修習。 さっそく,広島東警察警察署へ国選事件の接見へ行って,売買代金請求事件の訴状の起案をして,法律相談に立ち会って,次の法律相談は立会NGだったので近くのモスバーガーに行って1時間ほど自習,夜は八丁堀→流川(繁華街)へ。ついさっきまで,美味しい食事と美味しいお酒を頂きました。すでに事務所忘年会でもお世話になっているのですが . . . 本文を読む

民裁修習が終わっての感想

2011-05-29 | 日記
金曜で民裁修習が終わり,明日から弁護修習。感想はというと, …世の中色々なトラブルがあるもんだなぁ,と。 それはそれは,ホントにたくさんの紛争があります。そして,世の中うまく回していくには,法律家の役割って大事だなと。当事者同士は,得てして感情的な対立があるので,その二者だけでトラブルを丸く収めるというのは,多くの場合,無理な話です。そこに弁護士が入ると,当事者も冷静になる。同じことを相手方当 . . . 本文を読む

受け控えた方へ…その2

2011-05-26 | 勉強法全般
昨日の続きです。受け控えて,来年の合格を得るにはどうすべきか,という点について,昨日は精神論でしたが,今日は勉強の話を。 まず,厳しいことから言ってしまうと,受け控えたことは,「受験回数は減らない不合格」だと捉えなくてはならないと思います。「不合格」だったという前提に立ってこの先の方向性を考えなくてはいけません。不合格=失敗には,原因があります。その原因を除去しなくては,合格はありえません。まず . . . 本文を読む

受け控えた方へ…その1

2011-05-25 | 勉強法全般
司法試験が終わって10日,受験した方は再現答案を書いたり,バイトしたり,旅行をしたり,趣味を楽しんだり,あるいは修習に向けて勉強を開始したり,という時期でしょうか。合格発表後は何かと忙しいので,やりたいことは夏までにやっておいてください。あ,受験票はちゃんと保管しておいてください。合格証書の交付の時に必要になりますし,そもそも合格発表は受験番号で掲示されますから(名前では掲示されない)。 さて, . . . 本文を読む

証明度について

2011-05-24 | 民訴法的内容
今日の午後は法務局にて修習。登記・供託実務などについて講義があり,その後,実務の現場をちらっと拝見。その後,訟務検事との座談会。LS生や受験生の皆さんでもご存知ない方も多いいのではないかと思いますが,訟務検事とは,国が当事者になる事件の代理人をする人のことを言います。誰が訟務検事になるのかと言えば,裁判官や検察官です。法務省に出向というかたちで,訟務検事として執務をするそうです。いきなり訟務検事に . . . 本文を読む

民事裁判修習はこんな感じです

2011-05-23 | 日記
3月29日から始まった民事裁判修習も今週が最終週。GWを挟んだためか,えらい短く感じます。 さて,タイトルの話です。司法試験の民事系論文では… 裁判官J「K君,○○についてはどう考えますか?」 修習生K「それについては,△△という考え方と□□という考え方があります」 裁判官J「では,両方の立場の根拠を紹介したうえで,それぞれの立場に立った場合,本件ではどうなるか検討してください。判例がこう . . . 本文を読む

被災者の相続放棄の問題と法教育

2011-05-22 | 日記
このブログをご覧の皆さんならば,どういう話か察しが付くと思いますが,あと3週間くらいで震災から3か月となります。3か月といえば,相続放棄の申述の期間です(民法915Ⅰ本文)。ただ,やはりこの申述がなされていない。この点についての記事を見つけました。詳しくは,こちら。 まず,法律の勉強をしている方のために少し。申述は「家庭裁判所」にする(民法938)という点はよいでしょう。そして,この申述期間であ . . . 本文を読む

論文憲法の日頃のトレーニング

2011-05-19 | 憲法的内容
今日の話は,司法試験合格を目指す全ての人に向けて,結構広い対象を持つ話です(どういった方を対象にするか,結構難しいんです:笑)。 さて,数日前のコメントでも相談されましたが,司法試験(論文)においては,おそらく憲法が最も対策しにくいというか,わかりにくい・やりにくい科目かと思います(次は,民訴?)。論証パターン的なものだけでは太刀打ちできないのは他の科目も同じですが,少なくとも他の科目は基本書を . . . 本文を読む

【書評】「弁護士専門研修講座」シリーズ(ぎょうせい)

2011-05-18 | 書評
本試験が終わって3日目,受験した方の心と身体の傷もそろそろ癒える頃かな,と。そして,次第に時間を持て余すようになる頃かとも思います。司法試験は,法曹になるための最大のハードルではあれど,あくまでも通過点。当然,それが目的ではないので,「何かしないと」「何かしたい」と思う方も多いと思います。 答案の再現は,やっぱり速やかにやるべきです。万が一,不合格だった場合にはリベンジに向けての好個の資料となり . . . 本文を読む