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原孝至の法学徒然草

司法試験予備校講師(弁護士)のブログです。

大学等の法律サークルの皆様へ

大学等で、講演・定期試験対策講義・ゼミの講師をおこなっています。
講演依頼につきましては、辰已法律研究所(kika19@tatsumi.co.jp)までお問合せください。
※メール送信の際は「@」を半角にしてください。

■2016年度講演実績
・2016年04月20日 早稲田大学生協
・2016年05月08日 アジア法学生協会ジャパン学術交流会講演
・2016年10月18日 中央大学
・2016年11月11日 一橋大学
・2017年01月12日 慶應義塾大学

<学習用>国籍確認請求事件(最判平成27年3月10日)

2016-02-24 | 憲法的内容
【判例紹介】最判平成27年3月10日(国籍確認請求事件)   *受験向けにコンパクトにまとめてみました。   <国籍法の内容の紹介> (12条) 出生により外国の国籍を取得した日本国民で「国外で」生まれた者は,戸籍法の定めるところにより日本国籍を留保する意思表示をしなければ,その出生の時にさかのぼって日本国籍を失う。 (17条) 12条の規定により日本国籍を失っ . . . 本文を読む

<学習用>夫婦同姓訴訟(最高裁平成27年12月16日大法廷判決)

2015-12-20 | 憲法的内容
夫婦同姓訴訟(最高裁平成27年12月16日大法廷判決)   本件は,婚姻の際に夫婦は夫又は妻の氏を称するとする規定(民法750)は憲法13,14Ⅰ及び24ⅠⅡに違反するにも関わらず,本件規定の改廃措置をとらなかった立法不作為を理由とする国賠訴訟である。最高裁は,本件規定は憲法13,14Ⅰ,24のいずれの規定にも反していないと判断した。以下,最高裁判決(法廷意見)を,学習用に私がまとめ . . . 本文を読む

<学習用>再婚禁止期間規定違憲事件(最高裁平成27年12月16日)

2015-12-20 | 憲法的内容
再婚禁止期間規定違憲事件(最高裁平成27年12月16日大法廷判決)   本件は,再婚禁止期間の規定(民法733Ⅰ)は憲法14Ⅰ及び24Ⅱに違反するにも関わらず,本件規定の改廃措置をとらなかった立法不作為を理由とする国賠訴訟である。最高裁は,再婚禁止期間の規定は再婚禁止期間の規定のうち,100日を超える部分は違憲であるが,立法不作為につき国賠法上の違法は認められないとして,上告を棄却し . . . 本文を読む

早稲田大学江沢民事件にみる憲法答案の書き方

2014-06-25 | 憲法的内容
不法行為事案で憲法答案をどう描くか、悩んでいる受験生が非常に多いです。ですので、今日は、早大江沢民事件でどう描くか、ワンポイントレッスンです。   <事案の概要>    1 平成10年、早稲田大学(以下、単に「大学」とする。)は、江沢民国家主席(当時)の講演会を企画した。  2 大学は、講演会の募集は先着順と決め、各学部事務所、国際教育センター、に据え置かれた名簿(以 . . . 本文を読む

【短答肢】平成26年司公3イ、予公2イ

2014-06-10 | 憲法的内容
「非嫡出子という身分は子が自らの意思や努力によって変えることのできないから、嫡出性の有無による法定相続分の区別の合理性については、立法目的自体の合理性及び当該目的との手段の実質的関連性についてより強い合理性の存否を検討すべきである。」   最大決平成25年9月4日についての出題です。答えは、×ですね。各種講座でお話しさせて頂いたように、平成25年違憲決定は、平成7年の合憲 . . . 本文を読む

【憲法】憲法の模範答案

2014-04-21 | 憲法的内容
悩んでいる受験生は多いのではないかと思います。さしあたり、法令違憲についての模範的な書き方の参考となる、いや、「これぞ模範答案」と言えるのは、   東京地判平成25年3月14日(成年被後見人の選挙権制限違憲事件)   大阪地判平成25年11月25日(遺族補償年金差別訴訟)   です。原告の主張と被告の主張ときちんと紹介して裁判所の判断を示す、第1審判決が模 . . . 本文を読む

法令違憲と処分違憲は常に論ずる?

2014-01-28 | 憲法的内容
基礎講座の受講生の方から、これに近い質問がありました。 答えを言うと、両方論ずるのが原則だが、常にというわけではない、ということになります。 例えば、泉佐野。一定の場合に使用不許可にできますよという規定があっても、これを違憲とするのはまず無理。だから、具体的な処分の違憲性を問題にするしか勝ち目はない。君が代も同じ。職務命令を出せますという規定を違憲だと主張するのは、まず無理。だから、具体的な職 . . . 本文を読む

話題の例の件について

2012-01-21 | 憲法的内容
久しぶりの更新になってしまい。申し訳ありません。体調を崩していたり,講義があったり,例の採点実感の分析等があったりと,立て込んでいました。まだ立て込みの最中で,コメントへの返信が遅くなっております点,ご容赦ください。 まず,お知らせです。 本日(21日)の「スタ短・第2クール・民事1」の解説講義を,私が担当させていただきます。有意義な120分にしますので,どうぞよろしくお願い致します。 また . . . 本文を読む

人権選択の視点

2011-11-14 | 憲法的内容
和光も終盤。今日で起案も全部帰ってきまして,これまでの起案成績からすると,「普通に」やれば問題ないだろうという手応えのようなものはあるのですが,この「普通に」ってのが嫌な感じではあるんですよね。「普通に」やれなかった経験(←平成20年・論文・民事。「普通にやれなかった」んじゃなくて,「異常だった」が正しいかも:笑)があるので。 ちょっと前に質問にあった,人権選択についてです。これは,完全に公式化 . . . 本文を読む

憲法判断の思考方法

2011-11-03 | 憲法的内容
最もテクニックに頼ってしまう,しかし,それがために苦手な人はなかなかうまくならない憲法。現在,多くの受験生が混乱しているというか,振り回されている憲法につき,若干の考察を。 まず,以下の点がどういうことを意味するかピンとこない場合,本試験で出題意図をはずしてしまう可能性があります。 <平成22年採点実感> 憲法上の問題を検討するにあたっては,判断枠組みの構築と当該事案における個別的・具体的な . . . 本文を読む