原孝至の法学徒然草

司法試験予備校講師(弁護士)のブログです。

大学等の法律サークルの皆様へ

大学等で、講演・定期試験対策講義・ゼミの講師をおこなっています。
講演依頼につきましては、辰已法律研究所(kika19@tatsumi.co.jp)までお問合せください。
※メール送信の際は「@」を半角にしてください。

■2016年度講演実績
・2016年04月20日 早稲田大学生協
・2016年05月08日 アジア法学生協会ジャパン学術交流会講演
・2016年10月18日 中央大学
・2016年11月11日 一橋大学
・2017年01月12日 慶應義塾大学

不合格者のパターン

2011-01-31 | 勉強法全般
今日から,検察修習です。…といっても,今日は開始式・あいさつ回り・オリエンテーション・講話などで,まだ全く何もしていないので,ここで紹介するネタはございません。おそらく,検察修習だけだと思うのですが,検察修習では「導入教育」なるものがあり,最初の一週間はほとんど講義です。刑事裁判修習では,最初からいきなり傍聴に行き,模擬裁判をやって,起案をして…。これはどっちがいいか難しいところかと。とりあえず実 . . . 本文を読む

文面審査~広島市暴走族追放条例事件を素材に

2011-01-30 | 憲法的内容
憲法について書きたい気分なので,今日は表題のテーマで。 過去の出題趣旨等に示されている通り,憲法論文(答案)の大きな体系(枠組み)は… 1.文面審査 2.実体的・内容的審査 (1)法令違憲 (2)適用違憲 今日は,「1.文面審査」の話です。結構,しっかり聞かれているんですよね,過去問を見ると。その中でも代表的な論点である「明確性の原則」「過度に広汎ゆえ無効の法理」,それから「合憲限定解 . . . 本文を読む

議論をすることの大切さ

2011-01-28 | 日記
家庭裁判所修習最終日,今日は「少年事件ケース研究」と題して,修習生同士のディスカッションがありました。実際の事件を素材として,いかなる処分が適当か,という点についての議論です。具体的には,少年の更生のためには少年院送致をすべきか,あるいは試験観察として社会の中で(在宅で)更生させるべきか,という点の議論です。修習素材になるくらいの事件ですから,非常に難しい,微妙なケース。修習生の間でも意見が分かれ . . . 本文を読む

家裁は世相を反映する

2011-01-27 | 日記
今日は2度寝せず,しっかりとベルトをして登庁し(笑),午前中は少年審判傍聴,午後は遺産分割調停傍聴と補導受託者の方による講演。補導委託とは,少年審判における試験観察(少年院送致や保護観察などの保護処分を直ちにすることが不適当な場合,終局処分を留保し,しばらく様子を見る趣旨でなされる中間処分)に付随してなされるもので,一定期間,地域の篤志家の指導を監督・指導を受けるものです。今日,お話してくださった . . . 本文を読む

少年事件手続について

2011-01-26 | 刑訴法的内容
今日は,何と2度寝(涙)9:30までに登庁にもかかわらず,8:45に起床。急いで支度をして家裁に向かい,何とか時間には間に合ったものの,ベルトを忘れて今日はベルトなしの1日(涙)午前中は,離婚調停と少年審判の傍聴。午後は,調査官事務に関する講義。その後,明日提出の起案(少年事件の処分起案)と確定申告のための領収書整理,夕飯食べて,つい先ほど帰宅。 さて,今日は表題の通り。刑事系の短答でちょろっと . . . 本文を読む

遺産分割と「相続させる」遺言について少し。

2011-01-25 | 民法的内容
先週で刑事裁判修習を終えて,昨日から家庭裁判所修習。現行の修習カリキュラムだと,家庭裁判所修習は5日のみ。家事・少年事件に興味のある人は,選択修習の中でさらに修習できるという仕組みになっています。5日間と短い期間なので,傍聴予定も少年2件,家事2~3件と少なめ。今日はさっそく,離婚調停を傍聴して参りました。訴訟とはずいぶん違う雰囲気です,調停。傍聴の時間以外は何をしているのかといえば,記録検討,そ . . . 本文を読む

「わかっているけどうまくできない」という段階

2011-01-23 | 勉強法全般
来週から家裁修習ということもあり,週末に親族・相続,少年法,家事審判法,人事訴訟法,非訟事件手続法をざっと素読(あくまでざっと)。親族・相続はまだしも,他はこれまでほとんど勉強しない法令なので,ぼやっとした体系が理解できたかな,という感想。もっとも,いずれも実務的には重要な法令でしょうから,これからしっかりと勉強しなくては…。一応,本も買ってみたものの,それは全く手を付けられず…(涙) さて,今 . . . 本文を読む

途上国の司法事情

2011-01-20 | 日記
今日は,「海外司法事情セミナー」(参加は任意)なるものに参加しました。ベトナム,カンボジアの法整備支援に関わった裁判官の方がお話をしてくれる,というものでした。 まさに「途上国の常識,日本の非常識」です。例えば,ベトナムでは「監督審制度」というものがあって,何と,確定した判決を3年間は職権で破棄できるのです。法的安定性がないにもほどがある,日本で法律を勉強しなたらば誰でもそう思うでしょう。その他 . . . 本文を読む

裁判所の中身?

2011-01-19 | 日記
gooブログ,昨日のアクセスランキング 3945 位 / 1522473ブログ ありがとうございます!上位0.25%なんて,司法試験では絶対に無理です(笑)ブログをはじめて7か月くらいのはずですが,私の予想よりも多くの方に読んでいただき,嬉しい限りです。 さて,先日,裁判所の「中身」をちょっと見せてもらったのでちょっとだけレポート。何を見たのかというと,被疑者・被告人エリアです。刑事手 . . . 本文を読む

刑事裁判修習もあと3日。

2011-01-18 | 日記
刑事裁判修習は今週で終わりなので,残すところあと3日(来週は家庭裁判所修習)。先週後半から,最終日までは裁判員裁判に付きっきり。8日にわたる期日が設定された殺人事件。金曜日までに争点についての検討をした起案を提出せねばならないのですが,非常に難しい事件で,頭を悩ませております。今日も終日,証拠調べだったのですが,それでも真実は見えず…。 そんな一日を終えて裁判所の近くにある,お好み焼き「みっちゃ . . . 本文を読む