年金着服3億4300万円 記録紛失新たに180件
「社会保険庁と自治体の職員による年金保険料や給付金の着服が、昭和37年の社保庁発足以降、判明分だけで計99件、被害総額は約3億4300万円に上ることが3日、明らかになった。」
この記事の続報がこれ。↓
社保庁、年金横領の調査やり直し 刑事告発も
「社会保険庁は4日、「調査が不十分」とする舛添要一厚生労働相の指示を受け、平成9年度以前の懲戒処分や刑事告発の状況など調査のやり直しに着手した。」
舛添厚労相が社会保険庁の旧悪を暴こうとしています。この調子で、どんどん実態を究明してもらいたい。
しかし、それにつけても思うのは、今までの厚労相は一体何をやっていたのかということです。年金問題が明らかになってから、「社会保険庁はけしからん」とバッシングを始めた自民党。どうせ、官僚とつるんで、甘い汁を吸っていただろうに、いざとなったら「こいつらが悪いんだ」とすべてを官僚の責任にして逃げを図っているんではないの。
こういう調査をしても、自民党国会議員の悪事を暴くところまでいくのかどうか。所詮、身内同士のかばい合いになりそうな気がするけど。
社会保険庁と自治体の職員による年金保険料や給付金の着服が、昭和37年の社保庁発足以降、判明分だけで計99件、被害総額は約3億4300万円に上ることが3日、明らかになった。社保庁が総務省の年金記録問題検証委員会に提出した資料から分かったもので、99件のうち35件はこれまで公表されていなかった。社保庁は、年金記録は着服発覚後にすべて訂正され、年金給付額などへの影響はないとしている。 社保庁職員による着服は、社保庁発足以来計50件で、被害総額は約1億4197万円。内訳は▽年金保険料22件(被害額約3365万円)▽年金給付金13件(約8048万円)▽高額医療費などその他の給付金15件(約2784万円)。 最高額は半田社会保険事務所(愛知県)の年金給付係長が年金給付金約4400万円を着服したケース。処分内訳は免職が41人、停職3人。死亡、行方不明、退職の6人は処分できず、行方不明者などは着服分の弁償をしていない。 また、平成13年度まで国民年金保険料の収納事務を担当していた自治体職員による着服は、昭和36年の制度発足以降、23都道府県で49件、被害総額は約2億78万円。最高額は岡山県浅口市(旧寄島町)職員が昭和50~56年度に約6245万円着服したケース。栃木県日光市では3件の着服が起きた。 社保庁は着服事件について、これまで公表が義務付けられた平成7年以降の12年間に計26件、被害総額が約1億1300万円だったことしか公表していなかった。 一方、加入者本人が国民年金保険料の領収書などを保管していたにもかかわらず社保庁に記録が全く残っていなかった事例が、今年1~3月の相談分で、新たに180件あったことも公表された。こうした紛失はすでに55件発覚しており、昨年8月~今年3月の年金相談約215万件のうち、計235件あったことになる。 180件の紛失理由である程度特定できたのは、(1)納付期間を誤って未加入期間としたとみられる5件(2)保険料納付の証明書類が市町村から送付されなかったとみられる17件(3)納付書の年金番号が違っていたとみられる11件-だけだ。年金相談を行っていない加入者全員の詳細調査を行えば、紛失件数がさらに増加する可能性もある。 |
「社会保険庁と自治体の職員による年金保険料や給付金の着服が、昭和37年の社保庁発足以降、判明分だけで計99件、被害総額は約3億4300万円に上ることが3日、明らかになった。」
この記事の続報がこれ。↓
社保庁、年金横領の調査やり直し 刑事告発も
社会保険庁と自治体の職員が年金保険料など総額約3億4300万円横領していた問題について、社会保険庁は4日、「調査が不十分」とする舛添要一厚生労働相の指示を受け、平成9年度以前の懲戒処分や刑事告発の状況など調査のやり直しに着手した。どのような刑が確定したのかなどを明らかにし、司法処分がなされていないケースについては必要に応じて刑事告発を行う。自治体職員については、舛添氏が増田寛也総務相と近く会談し、市区町村に厳正処分を求める。 |
「社会保険庁は4日、「調査が不十分」とする舛添要一厚生労働相の指示を受け、平成9年度以前の懲戒処分や刑事告発の状況など調査のやり直しに着手した。」
舛添厚労相が社会保険庁の旧悪を暴こうとしています。この調子で、どんどん実態を究明してもらいたい。
しかし、それにつけても思うのは、今までの厚労相は一体何をやっていたのかということです。年金問題が明らかになってから、「社会保険庁はけしからん」とバッシングを始めた自民党。どうせ、官僚とつるんで、甘い汁を吸っていただろうに、いざとなったら「こいつらが悪いんだ」とすべてを官僚の責任にして逃げを図っているんではないの。
こういう調査をしても、自民党国会議員の悪事を暴くところまでいくのかどうか。所詮、身内同士のかばい合いになりそうな気がするけど。
三輪さんは良い方向にきているとおっしゃっていますが、私はまだ波乱があると思っています。しかし、いい加減彼にはクビを洗ってほしいものです。
>自民党が消えた年金の徹底追及を始めるとき・・・それは、基礎番号制度を開始したときの厚生大臣、小泉純一郎のパージが始まるときだと思います。
なるほど。
でも、自民党自身が「消えた年金の徹底追及」などできないでしょう。
私は、民主党が国政調査権を使って、自民党の悪事を暴いてほしいと思っています。
>三輪さんは良い方向にきているとおっしゃっていますが、私はまだ波乱があると思っています。しかし、いい加減彼にはクビを洗ってほしいものです。
改革に対する見直し機運が起こってきてるのはいいことだと思っています。
でも、改革が間違っていたことを、全国民に周知させるには、小泉純一郎を堕ちた偶像にしてしまわない限り無理かも知れませんね。