Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

額賀氏の喚問を議決・参院委で野党

2007-11-28 | 政治
額賀問題 与野党攻防は「泥仕合の様相」
2007.11.27 19:52

 額賀福志郎財務相の守屋武昌前事務次官らとの宴席同席疑惑をめぐり、自民党は27日、宴席の夜の額賀氏のスケジュールや証拠写真の公開に踏み切った。自民党は「これで額賀氏の潔白が証明できた」(幹部)と反転攻勢をかける構えだが、民主党は守屋氏から情報提供があったことを暴露した上で、参院財政金融委員会で額賀、守屋両氏の証人喚問を決定。自民、民主両党の攻防は“泥仕合”の様相を帯びてきた。

 自民党国対幹部は27日朝、国会内の一室で、額賀氏が昨年12月4日に出席した防衛関係の勉強会のCD-ROMを顧問弁護士から受け取り、再生スイッチを押した。

 13分後…。「いま額賀先生がご到着されました…」「遅くなりました」。間違いなく額賀氏の声だった。国対幹部はニヤリと笑い、「これならいける」とつぶやいた。

 27日午後2時、国会内の自民党会見室に現れた大島理森国対委員長は自信たっぷりに事実関係を報告し、「額賀氏が宴席に列席したことはありえない」と断言。「国会法119条は各議院で無礼の言を用い、他人の私生活にわたる言論をしてはならないと定めている。民主党は偽メール事件の反省と教訓から検証チームが立派な報告書を作ったではないか」と、永田寿康元衆院議員(民主)を議員辞職に追い込んだ昨年の偽メール事件を皮肉った。

 自民党側は「これで国会の流れは変わった」「民主党はさぞ困っているだろう」と意気上がったが、喜びはつかの間だった。

 民主党は「アリバイに信憑(しんぴよう)性はない」(山岡賢次国対委員長)などと強気を崩さず、参院財政金融委員会は、自民、公明両党の反対を押し切って額賀、守屋両氏の証人喚問を強引に決めた。

 これには大島氏も「これだけ証拠を挙げて対応しているのに、あまりに理不尽ではないか。国会は法廷じゃないんだ!」と激高した。自民党からは報復として、額賀氏を追及した民主党の辻泰弘参院議員や小沢一郎代表らの衆院での証人喚問まで取りざたされている。

 額賀氏は27日夜、財務省で記者団に「私には客観的に証言してくれる人がたくさんいるので分かってくれると思う」と語った。


 勉強会のCD-ROMを持ち出したり、自民党も必死ですなあ。

 大島理森国対委員長は「民主党は偽メール事件の反省と教訓から検証チームが立派な報告書を作ったではないか」と、論じていたけど、永田メールの件はおかしな決着のつけ方でした。

 たとえ、永田メールがガセであっても、それで、武部の疑惑が晴れたわけでもないのに、何故か無罪放免。「永田メール=偽」であることは、「武部の疑惑=偽」であることの必要条件でしかないのに、なぜか十分条件になってしまった。

 自民党はこれに味をしめて、「永田メールの二の舞になるぞ」と脅していたけれど、それは甘かった。参議院では、たとえ与党が反対しようと野党だけで、証人喚問が決まるんです。↓

額賀氏の喚問を議決・参院委で野党
 参院財政金融委員会は27日、防衛専門商社「山田洋行」の元専務、宮崎元伸容疑者との宴席に同席したとされる問題で、額賀福志郎財務相と守屋武昌前防衛次官を12月3日に証人喚問することを自民、公明両党が欠席のまま民主、共産両党の賛成で決めた。証人喚問の決定は全会一致が慣例で、一部会派が欠席したままの議決は極めて異例だ。


 これに関して、ある自民党議員が「多数の横暴だ」と言ってたのはお笑いでした。

 従来、与党が「臭いものにふた」をしてきたせいで、政府あるいは政界の腐敗が目に余るほどになってきていますが、こんな風に与野党が対決姿勢でガチンコ勝負を続けていけば、あるいはこれが政界の浄化につながるかも知れません。

 野党が参院で多数派になったおかげで、政界の腐敗構造が明らかになるならば、「ねじれ国会」の効用ありということになります。



 

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