Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

日経「富田メモ」特報に新聞協会賞

2006-09-09 | マスコミ・マスコミ人
 富田メモに記されている発言は昭和天皇の発言ではないというような異論がある中、日経新聞「昭和天皇発言・富田メモ」の特報に新聞協会賞です。

 『社外の有識者を交えて残る部分も含め再点検するため「富田メモ研究委員会」を月内に設置します。歴史研究者らに参加をお願いし、来春までに見解をまとめ、日本経済新聞の紙上で報告書を公表する予定です。』・・・。

 点検にあと半年だって。今まで、何を調べておったのかと・・・。それにしても、いつまで資料を日経が抱え込んでいるつもりなんだろう。疚しいところがないなら、早く公開しろよ。


日経新聞「昭和天皇発言・富田メモ」の特報に新聞協会賞

 日本新聞協会は6日、2006年度の新聞協会賞を発表した。編集部門のニュース分野で日本経済新聞社の「昭和天皇、A級戦犯靖国合祀(ごうし)に不快感」を記した富田朝彦元宮内庁長官の日記・手帳(富田メモ)に関する特報(7月20日付朝刊、受賞者は東京編集局社会部の井上亮記者)が選ばれた。授賞式は10月17日に岡山市で開く新聞大会で行われる。

 本社受賞の報道は、昭和天皇が1988年、靖国神社へのA級戦犯合祀(78年)に強い不快感を示し「だから私はあれ以来参拝していない。それが私の心だ」と、宮内庁の富田朝彦元長官に語っていたことを特報。元長官が残した日記・手帳から判明した昭和天皇の発言を詳細に伝えた。



 日本経済新聞社は富田メモについて既に公共性の高い重要個所の大半を報道してきました。さらに社外の有識者を交えて残る部分も含め再点検するため「富田メモ研究委員会」を月内に設置します。歴史研究者らに参加をお願いし、来春までに見解をまとめ、日本経済新聞の紙上で報告書を公表する予定です。 (07:00)





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虎の威を借りて威張っていた狐や狸

2006-09-09 | 自民党
 小泉首相が、「政治生命を終わらせてやる」とばかりに、反対派議員を公認せず、別の議員を立てたのが、郵政選挙であるというふうに考えれば、山本一太君は、反対派議員の政治生命を奪う事(=抹殺計画)に積極的に加担したという事になります。

 現在の「反対派議員を、安易に許すな」と言う主張は、「今後も、反対派議員の抹殺計画を継続すべきだ」と言っているのと同じ。抹殺されようとしていた反対派議員から「抹殺するぞ」と言われて当然の事を自分がしている事に気づいていない。

 いくら、『最後まで郵政民営化に反対を貫いた「信念のある政治家」には(立場は違っても)「尊敬の念」さえ抱いている。』といった見え透いたお世辞を言ったところで、反対派議員の怒りは収まらないでしょう。

 小泉首相の虎の威を借りて威張っていた狐や狸が、今後後ろ盾を失って、追い落とされる姿を是非見てみたいと思うこのごろです。

(参考)お前、抹殺するぞ!! 
9月6日:

 午後11時50分。東京の部屋でキーボードを動かしている。夕方から某テレビ番組(最終回スペシャル版)の収録に参加。ゲストの1人としてやってきた某大物政治家が近づいてきて(怒りの表情を露にしながら)こう言った。「おい、お前、オレの復党の件について反対だとか何だとか言ってるらしいじゃないか...あんまり調子に乗るなよ。お前、『抹殺するぞ!!』」
 
 断っておくが、自分は郵政法案に反対して党を離れた方々には何の恨みもない。最後まで郵政民営化に反対を貫いた「信念のある政治家」には(立場は違っても)「尊敬の念」さえ抱いている。個人的な名前をあげて、「この人は戻すべきだとか、あの人は戻すべきではない」などと発言したことはない。参議院選挙対策というだけの理由で「郵政反対組の復党」を安易に許すようなことをしたら、昨年の総選挙で自民党に投票した多くの国民(無党派層)の支持を失うと主張しているだけだ。
 
 政治は常に変化する。未来永劫「復党を認めるべきではない」などと言うつもりはない。(*だいいち、自民党だってどこまで続くか分からない。)「党の公認」をもらったからといって、選挙で勝ち残れる保証はない。政治家は結局、自らの力で道を切り開くしかない。ただし、ひとつ忘れてはいけないことがある。それは、昨年の「郵政解散」で有権者が小泉自民党にあれだけの支持を与えた理由は、小泉総理が「反対派現職の選挙区に賛成派の新人候補を擁立する」ということまでやって、自らの「公約」を実現しようとしたことに心を動かされたからだったという事実だ。国民は「郵政民営化」という政策を掲げて、捨て身の勝負をしかけた「小泉首相の覚悟」に反応した。多くの自民党議員が、そのことを忘れているんじゃないだろうか。
 
 少なくとも「次の選挙が行われる」前に(何の説明もなく)復党を認めることは、あの選挙に参加した国民の方々に「理屈」がつかない。もしそんなことをやったら、「昨年の選挙は一体何だったのか」ということになる。自民党は「原理・原則」がない政党だと言われてしまう。前回の衆院選挙で与党に投票した有権者は「裏切られた」と感じるにちがいない。「ああ、やっぱり自民党は改革政党なんかになっていない」と思うに決まっている。「有権者の怒り」は、来年の参院選挙前に「手のつけられない」自民党への逆風(台風)に成長しているだろう。
 
 なるほど、有力な郵政反対議員がいる幾つかの選挙区(特に1人区)では、彼らの「復党」は自民党候補者にとってプラスに働くかもしれない。が、全国的に見ればメリットよりデメリットのほうが格段に大きい。自民党は手痛い(もしかすると壊滅的な)ダメージを被るだろう。そう思うから「安易に復党を認める」ことはよくないと言っているのだ。安倍総理の下で(何としても)「参院選挙を勝ち抜かねばならない」と考えているからこそ、異論を唱えているのではないか。
 
 「お前、抹殺するぞ!!」と言われて、「いえ、そんなことは(特定の誰かを復党させるななどということは)言ってませんよ!」と即座に(かつ冷静に)答えた。数秒後、少し離れた場所から(続けて)「あんまり跳ね上がるんじゃないぞ!」というセリフが飛んで来た。「跳ね上がってなんかいませんよ!!」と(少し強い調子で)反論した。横にいた同僚議員が、右手を押さえて「これ以上はやめろ!」というサインを送ってきた。続けて口から溢れそうになった「激しい言葉」をぐっと飲み込んだ。
 
 「お前、抹殺してやるぞ!!」これはまさしく「恫喝」だ。これ以上、何かを言ったら「政治生命を終わらせてやる」という意味だろうか。(それとも???)「偉い人々」から罵倒されたり、激しく叱責されたりしたことは何度もある。が、ここまで言われたことはない。どんな状況であろうと、政治家が政治家に対して使うべき言葉ではない。これが「お前はけしからん!」とか、「2度とそんな発言をするな!」という表現だったら、(ぺこりと頭を下げて)「ご迷惑をかけてすみません。が、私の意見ですから!」と応じたかもしれないが...。とにかく、このセリフには本当に「がっかり」した。サムライの精神を持った「品格のある政治家」だと思っていた。ある意味で、尊敬の念を抱いていた先輩議員だったからだ。
 
 「お前、抹殺してやるぞ!!」この言葉を心に刻んでおくことにしよう。永田町に真剣にこう思っている実力者がいる。ある日、議員バッジを失う(=政治生命を断たれる)かもしれないという「覚悟」を忘れないために。山本一太も、いよいよ「風前の灯火」だ。(笑・笑)




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虎の威を借りて威張っていた狐や狸が、狩られていくのが見てみたい