Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

安倍さんを支持するなら、「同志」復党を認めるべき

2006-09-24 | 自民党
 産経新聞記者の阿比留瑠比さんが、自身のブログで、『安倍新総裁は、「同志」復党をためらわない方がいい』という論陣を張っています。

 小泉さんは、自分に逆らう者を容赦なく排除していきましたが、それは安倍さんの本意ではなく、むしろ安倍さんにとっては、手足をもがれたようなものでした。

 郵政選挙後、阿比留さんは、産経新聞で、「教科書・拉致・靖国…メンバー相次ぐ落選 自民『保守派』思わぬピンチ」という見出しの記事を書いています。(これを目にしたとき、小泉さんを礼賛している産経らしくない記事だなと思いました)

 内容は、今回の衆院選は結果的に「安倍シンパの分断選挙になった」というものです。その記事が出た日に、安倍さん自身が「今朝の産経の記事、あれは本当だからね」と話しかけてきたといいますから、安倍氏自身も同じ思いだったのでしょう。

 以下、小泉さんによって排除された、安倍さんの主な同志

 1.「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」
    (人権擁護法案に真っ向から反対した仲間)

   古屋圭司会長・・・無所属
   衛藤せい一幹事長・・・落選


 2.「平和を願い、真の国益を考え、靖国参拝を支持する若手国会議員の会」

   松下忠洋会長・・・落選
   古川禎久事務局長・・・無所属


 3.「拉致議連」

   平沼赳夫会長・・・無所属


 4. 「国家基本政策協議会」
     (竹島切手発行運動などを行う)

   森岡正宏会長・・・落選


 最近のアンケートによると、反対派議員の復党を容認する声が30%で、否定する声が50%程度あるそうです。今のところは、拒否反応が強いようですね。

 でも、安倍さんは今月11日の3候補公開討論で、次のように語っています↓。

 「今後、新しい国造りをすることについて、私とほとんど同じ考えを持っている人が野党(無所属)にいることの方が国民にとって分かりにくい」

 もし安倍さんを支持しているのであれば、安倍さんの同志を復党させて、彼が活動しやすい環境作りに手を貸してあげたらどうなんでしょう。

 どうしようもない人物もなかには居るでしょうが、反対派議員ということで、十把一からげに全否定するのは、いかがなものでしょうか。

 反対派議員のなかには、現在、自民党に居る怪しげな面々、河野さんや古賀さん山拓さん平沢さん加藤さん二階さん・・・などより、よほど日本の国のためになる人物が居ると思うんですがね。



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(参考)

安倍新総裁は、「同志」復党をためらわない方がいい-国を憂い、われとわが身を甘やかすの記:イザ!



安倍新総裁は、「同志」復党をためらわない方がいい



 昨年9月の郵政民営化の是非を争点とした衆院選は、小泉首相の基盤を万全にした反面、当時、幹事長代理を務めていた安倍晋三氏にとっては、実はとてもつらいものでした。安倍氏の思想的・政治的同志といえる保守系議員たちが多く、自民党の外にはじき出され、または落選の憂き目を見たからです。



 私は、昨年9月14日付の産経新聞で、「教科書・拉致・靖国…メンバー相次ぐ落選 自民『保守派』思わぬピンチ」という見出しの記事(無署名)を書きました。内容は、今回の衆院選は結果的に「安倍シンパの分断選挙になった」というものです。実際、あれで活況をていしていた保守系の議員連盟の活動はずたずたになりました。



 その記事が出た日、たまたま国会議員会館の廊下で安倍氏とすれ違ったところ、彼は「今朝の産経の記事、あれは本当だからね」と話しかけてきましたから、安倍氏自身も同じ思いだったのでしょう。




 安倍氏の肝いりで設立された「平和を願い、真の国益を考え、靖国参拝を支持する若手国会議員の会」は、松下忠洋会長が落選し、古川禎久事務局長は無所属に。古川氏は、落選した城内実氏とともに、若手保守系議員の中で、最も期待された一人でした。



 そうそう、大物では拉致議連の平沼赳夫会長も無所属になりましたね。もともと拉致問題にそれほど知識のなかった平沼氏をくどいて会長にしたのが、安倍氏と中川昭一農水相でした。古屋氏は、拉致議連の事務局長も務めていました。



 また、安倍氏が顧問を務め、竹島切手発行運動などに取り組んできた「国家基本政策協議会」の森岡正宏会長も落選しています。



 こうしてざっと見ただけでも、あの選挙が安倍氏にとって痛手だったことは分かると思います。逆に、多くの仲間を失って、それでも総裁に就任できたのだからたいしたものだとも言えますが。



 そこで、異論も多いこととは思いますが、私は安倍氏は無所属となった彼らを一刻も早く復党させた方がいいと愚行しています。造反組の復党というと、どうしても参院選対策だとみられるし、事実、そういう側面もあるでしょう。



 でも、それ以上に、今後、安倍氏がさまざまな政策を推進していくうえで、党内で応援の論陣を張ってくれる同志の協力は欠かせないと思うのです。実際、彼らはかつて陰に日向にそうしてきた人たちです。



 昨日、新総裁就任のあいさつに来た安倍氏に対し、中曽根康弘元首相は「特にあなたに申し上げたいのは、例の出ていった皆さんをできるだけ早期に復帰させて、参院選で総力体制をつくることがまず、第一じゃないかね」と述べたそうです。



 ですが、こういう損得論より、安倍氏自身が今月11日の3候補公開討論で語った次のような言い方の方がいいと感じます。



 「今後、新しい国造りをすることについて、私とほとんど同じ考えを持っている人が野党(無所属)にいることの方が国民にとって分かりにくい」



 小泉首相にたった1年前に弓を引いた議員たちを復党させることには、「自民党は古い体質に戻るのか」といった批判もあるでしょうし、安倍政権のイメージ低下につながる恐れもあります。実際、安倍に近い議員からも「そんなことを言うのは、去年の選挙になぜ自民党が勝てたのかを忘れている」などと慎重論はたくさん出ています。

 

 私は、それでも復党させるべきだと思うのですが、当ブログの読者諸兄はいかがお考えでしょうか。