鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

「エホバとイエス」再論

2012年07月22日 | “エホバ”の奥義

 

                    

 もうだいぶ前(2007年頃?)ですが、「”エホバ”の奥義」というカテゴリーで、
「エホバとは何か」、「その名はイエスという名と、どういう関係にあるか」を考えました。

そのとき鹿嶋の見解は、「エホバは創造主の役割をする天使の名」であり、
「イエスは創造主そのものの名」だったように記憶しています。

でも、当時の気持ちには、なにかすっきりしないものも残りました。
それがず~と続いていたのですが、今回、新しい見解にたどり着きました。

                    

結論から言うとそれは~

「エホバも創造神の名であるが、その名は、創造神の役割をする天使が用いることもある」というものです。

言い換えると~

「エホバは創造神を指す場合もあり、創造神の役割をする天使を指す場合もある創造神の名」

~ということになるでしょうか。

(すると、エホバという語が出てきたときにはいつも、それが創造神を指しているのか
あるいは、創造神として振る舞う天使を指しているのかを、識別する必要がある、
ことになります)

他方、イエスはどうかというとこれは~

「父なる創造神、子なるイエス、聖霊の三つを指す名」

~となります。

                    

 これでいきますと、新約聖書にエホバの名が全く現れなくなっている
理由も次のように考えられます。

すなわち一つには、新約時代には創造主の御子イエスが地上に人の姿で来て、
人の言葉でもって直接(比喩によって出なく)真理を明かしていく。
こういう時代には、もう天使が創造主の役割を演じる必要がない。
だからエホバの名も不必要になって、現れないのだ、と。

もう一つこういう理由も挙げられます。
すなわち、エホバもイエスも創造神の名であるけれども、
エホバは広い概念の言葉ということができます。

創造神という創造霊と、天使という造霊との両方に適用できる言葉ですから。

他方、イエスは創造霊(父・子・聖霊)だけに適用できる言葉です。
その意味で、「より限定的な」概念の言葉、ということができます。

そこでこうもいえそうです。すなわち~
「旧約聖書では創造神を言い表すのにエホバという広い意味の言葉を使っていたが、
新約聖書ではイエスという「より限定的な言葉」が登場した。

「より限定的」というのは、「より明確」という意味であり、
「より明確な言葉」が現れたら、以前の「広く漠然とした言葉」は要らなくなる。
それが新約ではエホバの語が全く現れていないもう一つの理由である、と。

                    

この見解で行くと、聖書解読が、エホバ、イエスという名のところで
引っかかってうまく進まない、ということがもうなくなるような気がしています。

もちろん、また、新しい見解が出てくるかも知れません。
聖句は限りなく深い吟味余地をもっていますから。

それだからまた、聖句吟味の種は尽きない、ということになるでしょう。
だが、当面の所、上記のような理解で鹿嶋自身はやっとすっきりしたように
感じています。



                    


 

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