鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

61.富裕実現~「世の方法」と「天の方法」

2018年07月04日 | 安全なキリスト教の学び方

 

 

創造神の波動ワールドを構成する意識波動体、今回は ⑤「富裕」だ。

 
富裕とは、「この世で物的富が豊かに存在すること」である。
 
これをもたらすにも「世の方法」と「天の方法」がある。
 
 
 
 
<「経済学の父」アダムスミス>
 
「世の方法」は、自然物に働きかけて、もの(財貨)を生産する方法だ。
 
古代、中世を通して、人々の生産効率は低く、人類は貧しかった。
 
近世になって「経済学の父」アダム・スミスは、生産効率を急速に高める方法を見つけ出した。
 
社会に分業を行き渡らせる、というのがそれだった。
 
 
 
 
<分業は生産の機械化をもたらす>
 
分業とは、生産の作業を細かく要素(部分)に分けて、人々が割り当てられた作業に専念することだ。
 
分業が広がると、個々の生産作業は単純化する。
 
たとえば、釘を造るという活動には~、
 
「仕入れた針金を伸ばし」「短く切り」「一方の端をたたいて頭を造り」「他方の端をヤスリで削って先を造り」「火入れと水による冷却によってヤキを入れ」~などの作業が含まれる。
 
中世までは、この一連の作業を一人の職人がすべてやっていた。
 
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だが近世になると、人々を工場に集め、各々の作業を各人に専門的に担当させるという方式が現れた。
 
スミスはこの方式を社会に普及させることをすすめた。
 
この方式を採ると、生産効率は急上昇する。
 
個々人の作業は単純化し、それを繰り返すと熟練して技能が上がる。
 
さらに、単純化した作業部分は、機械に置き換えやすくなる。
 
それを水車などの動力につなぐと、生産は自動化し、生産量は飛躍する。
 
スミスはこの方式が社会に広がることが、富裕化の鍵だとみた。
 
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こういうことが、様々な生産分野で起きたのが、産業革命だ。
 
それが進展して今の人類は、かつてなかった富裕を享受している。
 
 
 
 
<創造神波動界の方法>
 
創造神波動ワールドの方法は別だ。
 
これは、イエスが「魚とパン」を次々に出現させた状況に見ることが出来る。
 
 
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「イエスは言われた『あの人たちに何か食べるものをあげなさい』
しかし弟子たちはイエスに言った『ここにはパンが五つと魚が二匹よりほかありません』
 
するとイエスは言われた『それをここに持ってきなさい』
そしてイエスは、群衆に命じて草の上に座らせ、五つのパンと二匹の魚をとり、天を見上げてそれらを祝福し、パンを裂いてそれを弟子たちに与えられたので、弟子たちは群衆に配った。
 
人々はみな、食べて満腹した。
そして、パン切れの余りを取り集めると、12のかごにいっぱいになった。
食べたものは、女と子どもを除いて、男五千人ほどであった」
      (マタイによる福音書、14章16-21節)
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この事態を、物理学的に理解させてくれるのが、量子物理学(量子力学、量子論、も同じ意味)だ。
 
量子論はすべての存在の元は波動であることを明かした。
 
その波動が凝集した部分が粒子となり、粒子は組み合わさって物質を形成する。
 
(魚にもパンにもなる)
 
イエスが行ったのはこれだった。
 
つまり、波動を物質に様態変えさせたのだ。
 
(『創世記』冒頭に期されていると同様な「創造」のわざをしたのだ)
 
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富裕実現の「天の方法」を現代流にいえば、財布の中に忽然と貨幣が出現する、といったような現象だ。
 
創造神の波動ワールドに住まい、意識波動が共鳴することによって、それはもたらされるのだ。
 
 
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アダム・スミス流の「世の方法」もいいが、こちらでは天然資源が細って行くにつれて、生産物も細っていく。
 
だが、創造神の意識波動を構成する意識波動体は「天の方法」を実施する波動体だ。
 
こちらでは資源は無限にある。
 
それは波動であって、創造神から全被造界に際限なく放射され続けているのだからね。
 
 
 
 
<「信じる」はオンゴーイングの状態>
 
日本の牧師さんに言うけど、「世の方法と天の方法と、あなたはどちらを採るか!」と二者択一を信徒に迫ったらいかんよ。
 
それは「天の方法を100%信じるか、全く信じないか(ゼロ%信じるか)」と迫ることで、「百ゼロ思考」だよ。
 
信じたらもう100%信じねばならないと誤解して、目をつむって突進する思考。
 
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聖書読みは、「信じる」というキーワードを正確に解する必要があるよ。
 
それは「創造神の波動ワールドに住まうこと」だ。
 
そして、成果が実現されるには、自分の意識波動がそれに共振・共鳴せねばならない。
 
「信じる」とはこの共鳴を期待し、共振に努めているという「進行中(ongoing)」の状態でもあるのだ。
 
 (その間は、「世の方法」も併用して肉体を食べさせていかねばならない)
 
 
だからね~
 
「信じたら(すぐに)実現されま~す。実現されないのはあなたの信仰が足りな~い。キィ~ッ」なんて講壇から叫んでたらいかんよ。
 
知的不全の教会員しか残らなくなるよ。
 
 
今回はここまでにしておこう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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