福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

家と人生のしまい方(再掲)

2017年12月16日 | 高齢社会


この記事は再掲ですが、写真は変えました。
11月下旬に掲載したときは黄色い紅葉でしたが、今回はイイギリです。
それも、葉はすべて落ち、真っ赤な実だけが残っています。
実はイイギリの実はあまり美味しくないそうで、鳥も最後まで手(クチバシ)をつけないので、実ばかりが残るのだと聞きました。
自然って面白いと思います。

人も生き物。
自然の摂理にあまり逆らわないで、何事も素直に受け入れることが出来れば、幸せに暮らせるのではないでしょうか。
そんなことも思いながら企画した講座です。

以下、再掲
・・・・・・・・・・・・

少々ドキッとするタイトルだと思います。
私も、つい1年ほど前はたいして真剣に考えたことはありませんでした。
というより、考えようとしませんでした。

ところが、このことの重要性を今はしみじみと感じています。
実家を処分して、実母が我が家に来てくれたことでいわゆる「終活」と向き合わざるを得なくなりました。
これは思っていたより大変な事なんだなあと。
愛着があった物と場所と人を一度に失うことの影響について、私には想像力が不足していました。

これまで私たちの社会は、発展する、広げる、大きくするという価値観に頼ってきました。
収束に向かう、小さくする、終わり方を考えるというノウハウがあまりにも無いことに愕然とします。

最近になって、空き家問題に向き合うように重い腰を上げましたが、「物として如何に処分するか」に重きが置かれていて、そこに関わってきた人々の内面の問題が置き去りにされているように感じます。

「断捨離」という言葉はすっかり定着しましたが、人生の終わりを迎えるにあたり、人としてどう構えるかについて、誰も踏み込むことの出来ない内面の課題に自ら向き合い、その後、具体的なアクション、整理整頓や家の処分について考え始めましょう!
という講座を企画しました。


この講座は、千葉県の平成29年度消費生活の安定及び向上に向けた県民提案事業として開催します。
場所は、千葉駅弁天口から徒歩10分の千葉市消費生活センター研修講義室です。

第1回目「地域をケアする僧侶が教えるマインドフルネス」は、12月18日の月曜日
第2回目「一人で悩まない身辺整理」は、2018年1月29日の月曜日
いずれも、午前10時から始まります。

寒い季節ですが、どうぞ足をお運びください。
大勢の方々と一緒に考えてみたいと思います。



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