福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

グリーンミュージックフェスティバル 集まれ中高生!

2010年05月08日 | 子育て子育ち

5月5日から11日は、児童福祉週間です。

http://www.city.chiba.jp/kodomomirai/kodomomirai/kikaku/jidouhukusisyuukann.html

           

P1020732 昨日は、朝から会議と学習会がありましたが、この二つの会合の合間の時間がぽっかり空いてしまったので、すぐ近くにある子ども交流館をのぞいてみました。

平日の昼過ぎとあって、さすがに子どもたちの姿はありませんが、青少年団体が体育館でスポーツをしていて、楽しそうな声が響いています。

子ども交流館が出来る時には、幼い子どもの施設というよりも、中高生が使えるような施設にしてほしいと希望しました。

結果的に、子どもたちのバンドが無料で練習できるスタジオ3室や、学習室、体育館など、中高生にも使える施設になったのではないか、千葉市民は頑張った!と思います。

    

さて、そのスタジオを利用しているグループの発表会がありますがご存知ですか?

「グリーンミュージックフェスティバル」

といい、定期的に開催されるようになりました。

実は明日、5月9日(日) 午後1時~午後7時 アリーナ特説ステージ

で開催されます。

P1020733 さて、準備状況はどうかな?と思って話を聞いてみますと、今回は、企画から当日の設営など子どもたちが自ら担う部分を多くし、子どもたちの自主的な運営を目指した、とのこと。

それは素晴らしい!

と、感想を伝えると、

「ただし、参加者はちょっと少ないのですよ。やはり、自分たちで準備や片付けまでとなると参加しにくいのでしょうか・・・」と、スタッフは、ちょっと悩んでいるようでした。

ナルホドなあ・・・と考えさせられました。

なぜなら、こういう現象は、大人社会でも同じだからです。

       

楽しいイベントに当日だけ参加するのはいいけれど、担い手となってまでは参加したくない・・・という意識が根強くあります。

担い手としての面白さは経験した者にしかわかりません

この担い手になる機会が、子どもの頃から少なすぎて、なんでもやってもらって大人になると、いわゆる無関心な市民に育っていくのかなあ・・・などと、思いました。

行政的な立場で考えると、「来場者は何人?」

というのが、数値目標でしょうが、実は真の価値は、そこでどんな体験を子どもたちにさせるか・・・なので、参加者数よりも、「担い手となった子どもの数」を問題にすべきだと考えます。

さて、担い手という意味では、千葉市の子ども交流館では子どもたちの運営委員会があります。メンバー募集もロビーにありました。

子どもたちが自らの思いを他者と協調しながら実現していくという、千葉市での公的な場でもあります。

子どもに関する部局は、こういった子どもたちの場を今後も広げて欲しいと思います。

そして、ここが大切なのですが、子どもの参画はそれをサポートする大人の存在が無くては為し得ないので、どんな大人がどんな関わり方をするの?ということ。

これが直近の大きな課題でしょうか。

子どもの参画は、あらゆる意味で、大人の市民意識の形成につながっているのです。