人生夕暮れ時のつ・ぶ・や・き

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黄葉の北欧旅行 ⑦ ヘルシンキ

2008-01-18 | 旅行
9月30日(日)

いよいよ北欧旅行も今日が最後の観光です。
午前ストックホルムからヘルシンキに向けて出発 、おおよそ一時間で到着しました。
飛行機がヘルシンキの空港に近づくと「森と湖の国」にふさわしく、濃い緑の島々の美しい眺めが眼下に広がっていました。
いかにもメルヘンチックな世界で童話の主人公がひょいと出てきそうな雰囲気で、「ムーミン」の国というのが、ぴったりだと思いました。

ヘルシンキの人口は56万人、通貨はユーロで北欧4ケ国の中で、唯一ユーロを使うことが出来ました。
フィンランドはスウェーデンに650年間、ロシアに100年もの間支配され、ようやく1917年に独立したという歴史があります。
フインランドの歴史としてはまだ浅く、ヘルシンキはロシアの名残とモダンな建築があり、「バルト海の乙女」といわれているように美しい街並が続いています。

また第二次世界大戦ではドイツに味方し、日本と同じように敗戦国となり、短期間に復興をなしとげたということです。
戦後似たような歩みをたどった両国ゆえに日本には親近感も持っているようですネ

また子供たちの学力は世界一で、世界から注目され、日本の教育関係者もフィンランドに殺到しているとのことでした。
学力の基礎は国語ということで、国語に力を入れているという・・
又北欧は大部分の方がバイリンガル・・・つまり2ケ国語を話し、英語はほとんどの人が話せるようです。
フィンランドの三大有名人は、サンタクロース、作曲家シベリウス、ムーミンだとの紹介がありました。
そう・・・サンタクロースもフィンランドで生まれたんでしたよネ

最初に向かったのがルーテル派の本山であるヘルシンキ大聖堂です。
30年の月日を費やして1852年に完成したとのことで、白とグリーンコントラストがきれいな優美な建物です。
その前には「元老院広場」といわれる大きな広場があり、市民の憩いの場になっていて、多くの人がくつろいでいました。

        
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マウスオンしてネ
シベリウス公園
フインランドの代表的作曲家 「シベリウス」を記念した公園です。
園内のほぼ中央に大きなステンレスパイプのモニュメントと
シベリウスの肖像のオブジェがありました。

宙をにらみつけるようなシベリウスのマスク
いかにも陰気な感じがしますネ
今まで曲にも馴染みもなく、でも家にはCDがありましたので、
聞いてみましたが、あまり好きにはなれませんでしたネ


テンペリアウキオ教会
別名「ロックチャーチ」と呼ばれている通り、岩の中にすっぽり隠れており、
入口からは中にこんなに大きい教会があるようには見えません。
でも中に入ってみて、岩をくりぬいた中にこんなに大きい教会があるとは思いませんでしたネ
岩を自然な形に保とうという主旨で建てられたというこの教会・・・
天井の周囲を円形に切り取ったガラス窓から光が差し込み、粗い岩肌が照らしだされていて、自然の懐に抱かれたようなゆったりとした気持ちになりました。
結婚式にも良く利用され、音響効果が良いので小さなコンサートなども開かれるという・・・・
こんなところで結婚式・・・自然な雰囲気でとってもいいなー

        


オリンピック競技場

1952年に開催されたヘルシンキ・オリンピック開催されたスタジアムです。
戦後復興から、立ち上がった日本が3大会ぶりに参加したのが、ヘルシンキオリンピックでした。
私はまだ小学生の頃だったでしょうか、うっすらと覚えています。
55年も前のことだったと思うと・・・なんとなく感慨深いものがありました。


マーケット広場

        
そして最後の観光となったのが「マーケット広場」でした。
果物や野菜、食料品から民芸品までなんでもあり・・・
露天のテントのカラフルな色彩を目にするだけでも心楽しくなりました。
フィンランドの工芸品や手編みのセーターなども並んでいました。
カラフルな毛糸も並べられており、手織にするのにちょうどいいと思って、欲しくなってしまいました。
でももう・・・ユーロは使い果たしてしまってお金がないのです。
でも大丈夫 ・・・・こんな露天でもクレジットカードが使えるとのこと
さすがぁ~ 北欧はカード社会でした。

今回の旅行では、コペンハーゲンから、オスロまでは客船でしたが、それ以外の国から国の移動はすべて飛行機でした。
ツアー代金が今までの旅行の中で一番高かったのも、納得です。

8日間で4ケ国の観光、ノルウエーは3日間だったものの、他は一日だけ・・・チヨット足跡を残してきたという感じの忙しい旅行でした。

ヨーロッパの中でも、北欧はちょいと違う雰囲気がありました。
治安も良く、安全な国・・・気候は厳しいが、充実した社会保障制度
人々はあくせくすることなく、ノンビリと生活を楽しんでいるように見受けられました。

でも私たちには見えない、矛盾や悩みを抱えているのかもしれません。
これからの高齢化社会を思うにつけ、北欧はどういう方向に進んでいくのかがとっても気になる所です。

これでようやく北欧旅行記が終わりになります。
途中かなりの中断があり、記憶もおぼつかなく、だんだんと尻すぼみの状態になってしまい、申し訳ありませんでした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

これからはやっと・・・季節らしい旬の話題のブログに戻れそう・・・