LOHASな日々@湘南

日々の暮らしの中にあるLOHASのヒントやちょっと素敵なことを徒然なるままに綴っていきます

虫捕る子だけ・・・と母の覚悟

2010-08-05 10:10:25 | 本・映画


いや~、前々からうすうす感じてはいたけれど、直視したくなかった現実。自然の中で走り回る子はゼッタイ将来楽しみ!な~んてブログで何度もい公言しつつ、実は尻込みしてたもの・・・それは・・・虫。ああ、ワタクシ虫が苦手なのぉ~。我が家やんちゃな男の子二人なので、いつたくさんの虫を家に持ち込まれるのかとひやひやしてたんです
でもね、母、覚悟を決めました。私も一緒に楽しむなり~。っていうのもこの本読んじゃったから↓↓↓

『虫捕る子だけが生き残る ~「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか』
(小学館 新書)

この本、面白い!!!これ読んだら私も虫に興味がムクムク~
養老孟司(解剖学者)・池田清彦(生物学者)・奥本大三郎(仏文学者&日本昆虫協会会長)の対談集。虫おたくの大きな子供三名がイキイキと対談している様子が目に浮かんで、なんだか微笑ましい。仲良しだからなのか、言いたい放題のお三方
題名は大袈裟だけれど、これを読むと、虫捕ることがいかに人生において大切なことを育むかが分かるし、楽しいし、子供はこう育てたい、と思う

虫捕りがなぜ大事なのかというと、相手が自然物で、人間のコントロールの範囲外だから。虫捕りには、創造性、忍耐力、反骨精神などを養う、全ての要素が詰まっているんです。今の子は、「ムシキング」みたいにバーチャルなものには夢中になるけれど、本物の感覚を知らないから、虫も殺さぬ子が人を殺す、って
いやね、ゲームが悪いわけじゃない。この本には書かれてないけれど、養老孟司さんって、実は大のテレビゲーム好きなのよね~。だって、日本ゲーム大賞の選考委員長よ(笑)?好奇心旺盛な方なんだと思う。要はバランスであって、ゲームが悪いわけじゃない。本物を知らずに、外部からの情報を受け取るだけで、自分から能動的に調べたり、行動したりがないことが問題なんだな~。

この本のまえがきにね、

もし、あなたが、あなたのお子さんの人生を楽しく、有意義なものにしたいと願っているのなら、是非、「昆虫採集」と「昆虫収集」を薦めたらよいと思う(あなたではもう遅い)。金持ちになるかどうかは保証の限りではないが、幸せになることだけは約束しようではないか。

とあったのだけれど、この括弧書きの(あなたではもう遅い)が、なんかくやしくてね~。なめないでおくんなまし~。覚悟を決めた女は強いのよっ。で、チビと一緒に虫を観察しはじめたら、これが結構面白いでないの。いままでだったら、ただただ、「きゃ~、ぎゃ~」と言ってたのが、まじまじ見るように(笑)。そもそも、冷静に考えてみたら、なぜ虫がいて騒がなきゃいけないんだ?それが女性らしい反応だから(笑)?いやね、苦手なヤツも相変わらずいますヨ。ゴキとダンゴ虫は論外。だけど、おかげさまでいま毎日が楽しいっす~。鎌倉にはいろんな虫がいっぱいいるので、チビと毎日
「こんな虫見たことな~い♪」
と網持ってワクワク。んふふ、こうやって、センスオブワンダー全開で、お金かけずに毎日遊べる幸せよ
頭良くなるかな~?養老孟司さんも、鎌倉出身だし♪後に続いちゃう~!?!?
チビの好奇心を摘まないように母も一緒に楽しもうっと

最後に、あとがきにこんなことが書かれていた。有名昆虫の飼育は、バーチャルな虫ゲームよりはずっといいけれど、生き物をペット化することは、異国の王子をガラスの城に幽閉しているようなものだ、って。虫に対する愛着は生まれるかもしれないが、生命に対する畏敬の念をはぐくむことにはならない、って。
う~む、虫捕り、こんなに奥が深いとは。遅まきながら、母も夢中になってみたいものです


読んでみよう、けど、やっぱりゴキは苦手~、と思っちゃったそこの同士、ポチっとお願いしま~す↓↓↓

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