[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

塾生のつながり

2006-03-31 | ベスト学習会

昨日、ベストキッズのクラスで、私が担当する最年少の生徒との
今年度初顔合わせとなる初授業があった。
授業の前に自己紹介をし、その子のこともいろいろと尋ねてみると、
空手をやっているとのことだった。どんな人に教わっているのかと
いう話になったとき、I くんもいるということだった。

「えっ、そのI くんって、ここの塾に通っている中学生の?」と聞くと、
「そう!」と言う。

「へぇ~、I くんと一緒に習ってるのか…」
「違う、I くんに教えてもらってる。I くん、師範代やねん!」

「え~!すごいなあ。そっか~。I くんって、チビッ子に教える立場なんかあ…」
「そう、むっちゃツオイねんで~」
とのことだった。

ベスト会の塾生同士で、同じ空手道場において、指導する側と指導される側という関係。
おもしろいつながりがあるもんなんだなあ…。

勉強でも空手でも、しっかりと磨きをかけて先輩のように逞しくなってくれよ…

ガンバレ! (  ̄o ̄)ノ”☆(;´ー`)ゝ


今日は何の日 ~ アラスカが買収された日 ~

2006-03-30 | 歴史カレンダー

1867年のこの日、財政難のロシアからアメリカが720万ドルでアラスカを買収した。アラスカを譲渡する条約に調印したのが、日本では大政奉還が行われ、江戸から明治に変わった年のこの日だった。

「アラスカ」という州名は、イヌイット語で「広大な大地や半島」を意味する"Alakshak"に由来する。

ヨーロッパ人として初めてアラスカを探検したのはオランダのベーリングで、1741年、シベリアから海を渡ってアラスカに到達した。彼の名前から、シベリアとアラスカの間の海峡は「ベーリング海峡」と命名されている。

アラスカの面積は1,530,686平方km(日本の約4倍)でアメリカ合衆国の州の中では最も広い。
また、人口は60数万人で、枚方市の人口の1.5倍しか住んでいないのである。もったいないというか、何と言うか…。

かつて、ロシアの捕鯨従事者や毛皮商人がアラスカに定住し、アラスカは帝政ロシアの植民地となっていた。 しかし、クリミア戦争後の苦しい財政状況にあったロシアはアラスカを売り渡すことにした。アメリカのスワード国務長官は、720万ドルでアラスカを買い取った。1平方キロメートル当たり5ドルに相当。

720万ドルは、現在の価値に換算するとおよそ9000万ドルである。だいたいの目安で言えば、スポーツ選手で毎年年収ランキングで1、2を競っている、タイガーウッズの1年分の収入に相当する。また、別の例では、日本の芸能人長者番付1位のみのもんたと2位のSMAP中居正広の年収を足せば買えるのだ。さらに、ホリエモンが自家用ジェット機の購入に支払った金額があれば、アラスカを5つも買うことができる。そんな金額でアメリカはロシアから買い取ったのだ。

当時、毛皮資源は乱獲のため激減し、アラスカは利用価値のない、役立たずの土地と考えられていたため、多くのアメリカ人は、この交渉をまとめたスワード国務長官を揶揄して、アラスカのことを「スワードの氷冷蔵庫」と呼んだ。

1880年に金鉱が発見されたことから、「役立たず」だと思われていた土地に、多くの人々が一攫千金を目指し移住した。その後も各地で大規模な金鉱脈が発見され、ゴールドラッシュの時代を迎えた。

そして、現在のアラスカは、石油と天然ガスの一大生産基地となっている。アメリカ全土の原油生産のうち、なんと25%はアラスカである。

ロシアは、さぞ悔しがっていることだろう。

ちゃっちゃか♪ ちゃちゃ♪ ちゃちゃちゃちゃ ちゃ…………♪♪ ちゃっちゃか♪ ちゃちゃ♪ ちゃちゃちゃちゃちゃ…………♪♪

♪ ロシアが、ア~メリカにィ、大安売りしたアラスカは~、
宝の山~で~した~ ♪
ちっくしょーっっ!!!!by 小梅太夫


( o ̄▽)o < ※*:祝'゜。.お*:・め'゜:で'・:と*・う':*♪

2006-03-24 | ベスト学習会

公立の普通科、後期入試合格発表の日。朝からそわそわしていた。

10時半頃。高校に合格発表を見に行った帰りの塾生たちが続々と、結果を知らせにやって来た。

口から発する言葉よりも先に、歓喜する気持ちが表情に溢れいてる。
「先生!!!やったで、めっちゃうれしい!!!最高や!!!」

おめでとう。おめでとうと、一人ひとりに花と合格記念の本を手渡し、生徒たちとの喜びを共有する。

内申が十分でなく、学校からは反対されながらも果敢に難関校にチャレンジした塾生もみな、素晴らしい結果を残すことができた。

みな、大きく立派に見えた。胸を張って背筋を伸ばしているから、余計にそう感じる。

合格を勝ち取った、この輝かしい門出となる日を忘れずに、これからの新たなチャレンジへの道のり歩んでいってほしい。

これから始まる高校生活にも気を緩めることなく、次のハードルに向かってしっかりと勉学に励んでもらいたい。   

             『成功は、追い求めるものじゃない。   
                 それに向かってたゆまない努力を重ねるものだ。 
              そうすれば、成功は思いがけない時にやって来る。  
                それがわかっていない人が多いんだ。』 
Success isn`t something you chase. It`s something you have to put forth the effort for constantly. Then maybe it`ll come when you least expect it. Most people don`t understand that.        Michael Jordan       
                     ~マイケル・ジョーダン(1963~。米国NBAプレーヤー。
           年間最多得点のタイトルを10回取る等、斬新なプレー
         スタイルでNBAの歴史的スターとなった。)


歴史探訪 ~ 四天王寺again ~

2006-03-22 | あるある探検隊

爽やかな青空が広がるお彼岸の3月21日、四天王寺を訪れた。

以前から、「お大師さん」の日に行ってみたいと思っていたが、
これまでなかなかその機会がなかった。

「お大師さん」とは、空海(弘法大師)の命日の日、 毎月21日に、 境内に露店が並び、 たくさんの
参詣者が訪れるのだ。空海は延暦6年 (787) に 四天王寺に借住し、西門で西の海に沈む夕陽を拝して、西方の極楽浄土を観想する「日想観」と呼ばれる修行を行ったといい伝えられている。

そして、毎月21日は大師会(だいしえ)として、 特に江戸時代以降にお詣りが盛んになったようだ。

この日は、 中心伽藍が無料開放されている。金堂や講堂の内壁に描かれた壮麗な壁画には、足を止めてしばし見入った。

五重塔の正面に行ってみると、「五重塔最上階回廊特別開扉」と看板が立っていた。これはいい機会だと、志納100円を箱に入れ、スリッパに履き替え、階段を登っていった。内部は非常に狭い階段で、灯台のような感じだった。回廊となっている階段を数えてみると、89段であった。最上階のところが展望台という感じになっているのだが、ここも狭く、あっちこっちに「頭上注意」の張り紙があった。しかし、私は、4回頭をぶっつけた。なぜか、頭をぶつけて、「イテっ!」っと見上げたら、そこに「頭上注意」の張り紙が…っていう感じだった。

(五重塔の回廊を登りきった最上階の展望スペースより)



また、境内一円には、食べ物屋や日常品、 アンティーク(ガラクタ?)のお店などの露店で大賑わいだった。
そして、概ねここは物価が安いのだ。大丈夫かなあと思いながら、100円のお好み焼きも食べてみたが、なかなかの味だった。

今度は、京都の東寺で毎月21日に行われている「弘法さん」に行ってみたい…。


一皮剥けて逞しく…

2006-03-19 | ベスト学習会

18日に、今春新学年を迎えると受験生となる現中2の保護者を対象に、高校入試説明会を行った。

この日は、現中3生の「高校フレッシュ講座」もあった。

16日に後期入試を終えてホッと一息し、合格発表待ちの時期に高校への入門となる勉強のために訪れた生徒の表情は、つい数日前の入試の直前対策のときとは打って変わって、とても爽やかな表情だった。

一人ひとりがみな、心なしか背丈が大きく感じられ、どことなく堂々とした風格を漂わせていた。

発表を前に、もう高校生になっているような…。

「成し遂げた」という充実感が、逞しさとなって表れているのだろう。


いよいよ決戦の後期入試…

2006-03-15 | ベスト学習会

年が明けてから、ここまでの道のりは非常に早かったような気がする。
ついこの間、私立入試を終えたと思っていたら、あっという間の1ヶ月だった。
1日1日が慌しく過ぎ去っていった。

中学3年生は、昨日が卒業式だった。直前の不安を解消するための補習に
卒業式を終えて、すぐに駆けつけてきた生徒もいた。

そして、今日、中3の公立後期の直前対策授業の最終日を迎えた。

やり遂げたと感慨深く感じる。
その思いは、私自身の不安が払拭できたことに起因している。

確かに、数ヶ月前は、「志望校までの道のりがかなり険しいなあ…」という者、
「もっと焦らなあかんのにこっちが焦るばっかりで、本人はなかなかお尻に
火がつかないなあ…」という者、などなど、

不安材料を抱えた生徒も少なくなかった。

しかし、後半期、みなそれぞれの思いでよく頑張ってくれた。

私自身、生徒たちに与えたエネルギーよりも、もっと大きなエネルギーをもらったように思う。

今は、生徒たちへの感謝の気持ちと彼らを誇りに思う気持ちで一杯だ。

後期入試は、いよいよ明日なのだが、
私のクラスの生徒の中で、「この子はヤバイなあ…」というような子は
誰も頭に思い浮かばない。

かなり高い競争率の高校に望んでいる生徒も数名いるのだが、
そんなものに負ける気がしない。

そう望んでいるだけでなく、確信に近いような感覚でそう思う。

さあ、思う存分暴れ回ってきてくれ…
いざ、出陣!!


緊張をコントロールする

2006-03-13 | ベスト学習会

以前、「世界一受けたい授業」というテレビ番組に、ヤンキースの松井秀喜選手が講師として登場したことがあった。緊張のメカニズムという話だったが、印象深く覚えている。

誰でも、大事なとき・ここぞという勝負時に自分の力を100%出し切りたいと思う。そのためには、メンタルのバランスというものが非常に大切になるということだった。

スポーツ心理学の分野で言われる「逆U字曲線」という理論に基づいて話をしていた。

もとは、スポーツの競技場面における、望ましい心理状態を表したものである。通常、自分の心理状態がこの逆U字曲線の頂点に近い範囲にあると、「リラックスしているけれども集中している」状態で、競技場面で高い競技パフォーマンスが引き出されると言われている。自分の心理状態をこの望ましい範囲に入るように、コントロールすることによって、実力発揮レベルが最高のものとなる。

このように自分自身で心理的コンディションを整え、最高のパフォーマンスを発揮させられる状態をつくり出すという点において、アスリートが大切な大会に臨んだり、記録に挑んだりするときと同じく、受験生が入学試験に臨むときにも、同様のものが望まれる。

緊張50%、リラックス50%の状態のときにこそ、最高のパフォーマンスを発揮することができる。

過度な緊張により、コチコチになって意識が散漫になっているときは、心身をリラックスさせ望ましい方向へ集中力を向けさせなくてはならない。また、ストレスなどにより不安にかられ、心的エネルギーが低下していると思われるときは、心身を奮い立たせ、志気を高めて行かなくてはならない。

中学3年生たちは、いよいよ公立後期入試を迎えることになる。

生まれて初めての大きな緊張を強いられる場となるであろうが、肩の力を抜き、大きく深呼吸して、ほどよい緊張とリラックスのバランスをつくり、最高の心理的コンディションで、最高のパフォーマンスを発揮してもらいたい。

ファイトォォォ!!(*^∀^)乂(^∀^*)イッパァァァツ!!


世界一の金持ち ビル・ゲイツ

2006-03-10 | ちょっと気になる最近の話題

先日、アメリカの情報雑誌フォーブスで、10億ドル(約1180億円)以上の資産を所有する世界の長者番付(2006年版)が発表された。

 それによると、世界一の金持ちは、米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長。またか…、という感じだが、驚くことにその資産総額は500億ドル(約5兆9000億円)で、12年連続の1位ということ。

 日本人のトップは107位の武富士前会長・武井保雄氏(54億ドル)で、日本人は上位100位から姿を消すことになった。

 経済大国と言われる日本の1位でも、世界的には100位にも入れないとは…世界には、超大金持ちがたくさんいるんだと再認識させられる。

 それにしても、ビル・ゲイツ会長の資産総額は500億ドル(約5兆9000億円)って…、いったいどんな莫大な金額なのか…。

1万円札を重ねていくと、1億円は1mの高さになる。1兆円は、1億円の1万倍であるが、その高さは何と1万m、つまり、10kmにもなる。世界最高峰のエベレスト山(チョモランマ)より高い。つまり、ビル・ゲイツさんって、エベレスト6個分の一万円札を持っているっていう感じとなる。

このゲイツさんですが、稼ぐ額が半端でないばかりではなく、寄付の額も半端じゃない。貧しい子どもの予防接種のために、7億5000万ドル(約770億円)を寄付したり、インドでのエイズ撲滅に1億ドル寄付、スマトラ沖地震の津波被害に対しても300万ドルの義援金を提供している。まさに、「ポーン」という音が聞こえてきそうだ。

彼は、奥さんと一緒に創設した「ビル&メリンダゲイツ財団」を通じて、これまでに49億ドルを寄付している。日本円にすると、約5兆4000億円、東京都の一般会計の予算規模とほぼ同じ額となる。こうして、世界一寄付するおじさんとしても有名になり、エリザベス女王から名誉騎士号の称号をも贈られた。


心温まる話題 ~ホセ・リオス~

2006-03-07 | 心温まる話題

去る3月5日、第61回びわ湖毎日マラソンが琵琶湖畔で行われた。スペインのホセ・リオス選手が2時間9分15秒で優勝した。リオス選手は大の日本ファンで、びわ湖毎日マラソンに3年連続出場。一昨年は2時間7分台の好タイムで優勝。昨年はトップとわずか3秒差で2位。この1年間は、「大会での雪辱」を胸に、走り込みを重ねたとのこと。

表彰式の後、初マラソンの時から応援してもらっている車椅子の少女を見つけると、笑顔で駆け寄り、首にかけていた大会優勝の金メダルをプレゼントした。

この少女は中学2年生。脳性マヒで下半身が不自由で、車椅子生活を続けている。父親が市民ランナーだったこともあり、「びわ湖」には数年前から毎年、親子で応援に駆けつけている。一昨年、マラソン初挑戦だったリオス選手に沿道から声をかけ、手を振ったところ、リオス選手も小さく手を上げて応え、2時間7分42秒の好タイムで優勝した。

リオス選手を応援して3年。思いも寄らぬプレゼントに少女は「びっくりした。すごくうれしい」と大喜び。リオス選手は「沿道で僕を応援してくれているのはよく知っていた。ハンディがありながらそれを乗り越えて生きている彼女を今度は僕が応援したかった」という言葉を残して、6日に関西国際空港から帰国の途についた。
(゜ー^*)d  Good job♪

心の温かい人、いい人だァ。優勝メダルはリオス選手にとって、一生の思い出となる大切なものだが、それを惜し気もなく笑顔でプレゼントする。まさにジェントルマンの中のジェントルマンだ。

マラソンといえば、私も、大学生の時に、「一生に一度やっておかないと…」との思いで、42.195キロのフルマラソンを走ったことがある。「どうせやるなら、派手にイコウ」との思いもあり、ハワイまで行って、ホノルルマラソンに出場した。

走り終えた後には、『二度とこんなしんどい思いはしたくない』という気分もあったが、同時にその何倍もの『生まれて初めてのすがすがしい爽快感』があったことを今でも鮮明に覚えている。

リオス選手のこの行いは、後者の「爽快感」がもたらしたものであろうと思う。


決断!

2006-03-04 | ベスト学習会

公立後期の入試が近づいてきた。
中3の塾生たちにとって、「いよいよ」という最後の追い込みの時期となった。

総仕上げの勉強に、生徒たちの眼差しは真剣そのもの…。
授業中の、ペンを握る手にも力がみなぎっている。


3学期の最終の内申が確定する時期から、受験校決定の最終調整
について、担当するクラスの生徒たちとの間で、話を詰めてきた。

偏差値の推移、内申点と入試得点の比重の高校ごとの違い、
ボーダーゾーンの高校ごとの扱いの違い、過去の数年の競争率の動き
などなど、募集人員の増減などなど、個人個人の意思と様々な
データを総合的に判断してアドバイスする。

入試選抜の制度は年々複雑になり、高校による差異化の広がりにより、
その分選択も難しくなる。

もっとじっくり悩む時間を持つことができたらなあと思うケースも
多いが、時の流れというものは残酷なもので、そんな悠長には考え
させてくれない。

中でも、副教科の内申が足枷となり、ギリギリの選択を余儀なくされる数人
の生徒たちは、悩み、考え、なかなか簡単にはこれという1つの結論には
達しない。

希望と不安のバランス、リスクと妥協との狭間で彼らの気持ちは
揺れ動く…。

楽観的に考えることができるデータと、慎重にならざるをえない
データ、様々な材料をもとに、最良の選択を探るための話をしてきた。

数日後には出願が迫っている。

最終的にどのような選択になろうとも、
後悔することのない決断をと願う。