[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

初めての中間テスト

2006-05-30 | ベスト学習会

今年度初めての中間テストを終え、その結果が出揃ってきた。

フレッシュな中学1年生にとっては、中学というフィールドでの『初陣』である。

今日、中1Sクラスの授業があった。


いつもにも増していい笑顔で登場したA君。彼はほとんどいつも塾に一番乗りでやってくる。

私の顔を見るや、「テスト、全部返ってきたでェ…」と元気な声で。

その口調は、「ええ点取ったでェ…」に聞こえた。


彼には、3つ年上の兄がいる。

兄の方も、小6から高校受験まで担当したが、

気丈で何事も器用にこなす、そんなお兄ちゃんだ。

そして、そのお兄ちゃんに
「あいつは大口はたたくねんけどなあ…。口だけで大したことない。何やってもどんくさいからなあ…」
と、いつも辛口で評された、弟のA君。
お兄ちゃんが弟を褒めるような言葉は、ついぞ聞いたことがない。

そんなA君の、定期テストデビューとなる中間テストは、
5科目のうち、100点が3つと90点台が2つという素晴らしいものだった。

いつも偉そうに言われていたお兄ちゃんの鼻をあかす結果となった。
「お兄ちゃんにも、結果伝えたか? どう言うてた?」と聞くと、

「お兄ちゃんなあ…、『俺んときより問題が簡単になってんねや』って、負け惜しみ言うとおったわ…」
と胸を張って答えた。

(そうだ、その意気だ、負けず嫌いのビッグマウスがホンモノになってきたぞ…。)


ジーコ・ジャパン W杯メンバー発表

2006-05-16 | サッカー最前線

W杯ドイツ大会(6月9日開幕)の日本代表メンバー23人が決定した。

深夜のテレビで、画面にかじりついて見た。
事前にだれにもメンバーを漏らすことなく、会見場でジーコ監督はゆっくりと1人ずつ名前を読み上げた。

最後に読み上げた「巻」の声には、報道陣の中から「うおーーっ」と声が挙がった。

落選した久保はとても気の毒だが、まあしょうがないかなあと思う。
1試合目で、激しいタックルを喰らって、『うがあああああ…、腰がァ…』ってなりそうな気がするもんなァ。

松井(フランス・ルマン)も、選ばれてほしかったけど、じゃあ、誰を外すっていうMFがいない。
まあ、まだ若いし、しょうがないから、2010年の南アフリカ共和国大会に期待するか…。

巻誠一郎の選出はなかなかナイスだと思う。長身を活かした前線での競り合い。ゴン中山ばりに献身的にファイトできる根性。
彼はきっと何かやってくれるだろう。

最後の10分で、何とか1点をもぎ取らねばっていう土壇場になったら、
奥の手として、大黒・巻をツートップにしたら面白いだろう。
どちらもワンダーボーイ的な要素を備えている。

選ばれたのは以下のメンバー。

選手名   生年月日 身長 体重  所属
GK
土肥 洋一 1973.7.25 184cm 84kg FC東京
川口 能活 1975.8.15 179cm 78kg 磐田
楢崎 正剛 1976.4.15 185cm 76kg 名古屋
DF
田中  誠 1975.8.8 178cm 74kg 磐田
宮本 恒靖 1977.2.7 176cm 72kg G大阪
三都主アレサンドロ 1977.7.20 178cm 69kg 浦和
中沢 佑二 1978.2.25 187cm 78kg 横浜M
中田 浩二 1979.7.9 182cm 74kg バーゼル
坪井 慶介 1979.9.16 179cm 67kg 浦和
加地  亮 1980.1.13 177cm 73kg G大阪
駒野 友一 1981.7.25 171cm 73kg 広島
FW
柳沢  敦 1977.5.27 177cm 75kg 鹿島
高原 直泰 1979.6.4 181cm 75kg ハンブルガーSV →フランクフルトに移籍予定
玉田 圭司 1980.4.11 173cm 63kg 名古屋
大黒 将志 1980.5.4 177cm 74kg グルノーブル
巻 誠一郎 1980.8.7 184cm 81kg 千葉
MF
福西 崇史 1976.9.1 181cm 77kg 磐田
中田 英寿 1977.1.22 175cm 72kg ボルトン
中村 俊輔 1978.6.24 178cm 73kg セルティック
小笠原満男 1979.4.5 173cm 72kg 鹿島
稲本 潤一 1979.9.18 181cm 75kg ウエストブロミッチ
小野 伸二 1979.9.27 175cm 74kg 浦和
遠藤 保仁 1980.1.28 178cm 75kg G大阪
デイビッド・ベックム? 1967.9.25 171cm 63kg レアル・マドギーワ

23人の『青きサムライ』たちよ。ドイツでの活躍を期待してるぞ!

フレーヾ( ̄0 ̄ゞ)( 尸ー ̄)尸_フレー


空想科学の世界に触れる

2006-05-07 | 日常の1コマ

以前から話題になっており、少々興味はあったのだが、中学生の塾生であるI君から「これオモロイでえ…、貸したげるわ…」と薦められ、じゃあ連休に読んでみるわと借りて帰った。

『 空想非科学大全 』 (柳田 理科雄 著)

かつて人気のあったアニメや漫画、特撮モノなどで描かれてきた、様々なヒーローや怪獣がおかれた空想世界の出来事を真面目に科学の観点から検証しようという内容。「ウルトラ兄弟の活動時間」「仮面ライダーの改造手術」「宇宙戦艦ヤマトのワープ航法」など、子供のころは何の疑いも抱くことなく素直に納得していたことを題材に、「それは科学的にあり得ないだろう」と思えるようなことを現実の物理法則によってシミュレーションし、鋭くメスを入れていく。

注釈の部分の「ちなみに…」のところでも、ばっかばかしくて笑えるところがたくさんあった。

特に、我々の世代は、自分の少年時代とダブらせて、「あれなあ…、そうやったよなあ…」とうなずきながらクスクス笑えるという、懐かしいうれしさもあった。

マニアうけすることはもちろんのことだが、マニアに限らず一般読者にも受け入れられてベストセラーとなり、シリーズ化され、関連本や批判本も出版されているというが、確かに、著者の個性あふれる楽しい本だ。

様々なメディアに登場する機会も多くなった、著者の柳田理科雄(やなぎたりかお)氏だが、
この「理科雄」という名前が本名だというから、これはオドロキ (*σ△σ*)マジ?
ガガーリンが月面着陸したときに生まれたらしく、父親が「これからは科学の時代になるはずだ」と信じ「理科雄」と命名したとのこと。

検証のための努力ということでは、例えば、『巨人の星』の大リーグボール養成ギプスの効果を検証するため、自身でバネを購入し実験をしたというから、その徹底ぶりにも感心する。

子どもの理系離れがよく話題になっているが、物理は特に拒否反応を示すという子どもも少なくない。子どもたちの興味のある漫画・アニメなどを題材にして、楽しく科学に触れるということができれば、それで勉強に直接つながるというような、短絡的なことではもちろんないが、拒否反応を払拭し、科学が少し身近なものになるんじゃないかなあとも思う。そういう意味では、この類の本が広く、中高生に読まれているというのは喜ばしいことだ。