以前、「世界一受けたい授業」というテレビ番組に、ヤンキースの松井秀喜選手が講師として登場したことがあった。緊張のメカニズムという話だったが、印象深く覚えている。
誰でも、大事なとき・ここぞという勝負時に自分の力を100%出し切りたいと思う。そのためには、メンタルのバランスというものが非常に大切になるということだった。
スポーツ心理学の分野で言われる「逆U字曲線」という理論に基づいて話をしていた。
もとは、スポーツの競技場面における、望ましい心理状態を表したものである。通常、自分の心理状態がこの逆U字曲線の頂点に近い範囲にあると、「リラックスしているけれども集中している」状態で、競技場面で高い競技パフォーマンスが引き出されると言われている。自分の心理状態をこの望ましい範囲に入るように、コントロールすることによって、実力発揮レベルが最高のものとなる。
このように自分自身で心理的コンディションを整え、最高のパフォーマンスを発揮させられる状態をつくり出すという点において、アスリートが大切な大会に臨んだり、記録に挑んだりするときと同じく、受験生が入学試験に臨むときにも、同様のものが望まれる。
緊張50%、リラックス50%の状態のときにこそ、最高のパフォーマンスを発揮することができる。
過度な緊張により、コチコチになって意識が散漫になっているときは、心身をリラックスさせ望ましい方向へ集中力を向けさせなくてはならない。また、ストレスなどにより不安にかられ、心的エネルギーが低下していると思われるときは、心身を奮い立たせ、志気を高めて行かなくてはならない。
中学3年生たちは、いよいよ公立後期入試を迎えることになる。
生まれて初めての大きな緊張を強いられる場となるであろうが、肩の力を抜き、大きく深呼吸して、ほどよい緊張とリラックスのバランスをつくり、最高の心理的コンディションで、最高のパフォーマンスを発揮してもらいたい。
ファイトォォォ!!(*^∀^)乂(^∀^*)イッパァァァツ!!
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