[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

子どもに見せたい番組ランキング

2005-05-29 | 頭の栄養になるテレビ番組
この時期に毎年恒例となっているもので、日本PTA全国協議会によって調査される「子どもに見せたくない番組」「子どもに見せたい番組」のランキングが発表されたので紹介したいと思います。

[2005年 子どもに見せたくない番組ランキング]
1位 ロンドンハーツ(テレビ朝日系)
2位 水10!(フジテレビ系)
3位 クレヨンしんちゃん(テレビ朝日系)
4位 めちゃ×2イケてるッ!(フジテレビ系)
5位 志村けんのバカ殿様(フジテレビ系)
6位 キスだけじゃイヤッ!(日本テレビ系)
7位 サスペンス番組
8位 ぐるぐるナインティナイン(日本テレビ系)
9位 ボボボーボ・ボーボボ(テレビ朝日系)
9位 バラエティ番組

ちなみに、トップ3は昨年と同じ結果でした。敬遠されるランキングには、お笑い芸人が中心のバラエティ番組が多いという傾向がうかがえます。子どもには人気があっても、親からしたら、バカらしい番組を見て、ゲラゲラとバカ笑いしている我が子の姿は見たくないということなのでしょうか。「8時だよ!全員集合」や「俺たちひょうきん族」がこのような位置づけであった時代が懐かしいものです。

[2005年 子どもに見せたい番組ランキング]
1位 プロジェクトX(NHK)
2位 どうぶつ奇想天外!(TBS系)
3位 3年B組金八先生(TBS系)
4位 ニュース番組
5位 脳内エステ IQサプリ(フジテレビ系)
6位 週刊子どもニュース(NHK)
7位 その時歴史が動いた(NHK)
8位 伊東家の食卓(日本テレビ系)
9位 世界・ふしぎ発見!(TBS系)
10位 世界ウルルン滞在記(TBS系)

私も、1位6位7位8位9位の番組は頭の栄養になると思います。こちらのランキングは、我が子に託す親の期待というものがありありと表れていますね。やはり、教養番組が多いようですが、見聞を広めて豊かな知識を身に付けて欲しいという願いはみな共通するところなのでしょう。

児島惟謙と大津事件

2005-05-27 | 歴史カレンダー
1891年の今日<5月27日>、大津事件でロシア皇太子を斬りつけた津田三蔵に対して、大審院が政府の大逆罪適用の要求を退けて、一般人への謀殺未遂罪を適用し無期懲役判決としました。

これは中3社会科の公民で勉強する「司法権の独立」に関する最も代表的な事件です。

1891年(明治24年)5月11日、日本を訪問中のロシア皇太子ニコライに、滋賀県大津市で沿道警備中の巡査(警察官)である津田三蔵が突然サーベルを抜き、斬りかかったのでした。

津田巡査はすぐ取り押さえられ、皇太子は額に2ヶ所傷を負っただけで命に別状はありませんでしたが、あとの日程をキャンセルして数日後帰国しました。逮捕された津田三蔵巡査は、ロシアの強圧的な態度を不快に思っており、皇太子に一太刀を加えて、「彼ノ心ヲ寒カラシメントセリ」と動機を述べました。

当時日本はまだ国際舞台に登場してから30年の弱小国、相手は世界屈指の軍事力を擁するロシア帝国ということで政府は震え上がり、津田三蔵を死刑にしないとロシアと戦争になると恐れて裁判所に圧力を掛けました。

法的に見ると被害者が日本の皇族であれば死刑を宣告することが可能でしたが、相手は外国の皇族であり、法律上は一般人と同じ扱いになります。従って怪我を負わせただけなのに死刑を宣告することは法的には無理がありました。そして、大審院(現在の最高裁判所)院長の児島惟謙(これかた)は法治主義の立場から政府の圧力をはねつけ、法定刑内で「無期懲役」の判決を下しました。この事件により、児島が政府の圧力に屈せず、司法の独立を守った事件として語り継がれることになりました。

児島惟謙は、私の母校である関西大学(前身は関西法律学校)の創立者でもあり、私は大学時代、法学部の学舎へ通う道すがら、毎日彼の銅像を目にして大志を抱いていたものでした。

Jリーグ通算10000ゴール達成

2005-05-16 | サッカー最前線
93年にJリーグが開幕し、はや13年目。もう1万ゴールも決まったのかと思うと感慨深い限りです。メモリアルゴールとなる一発をゲットしたのはリーグ戦わずか5試合目のルーキー、ガンバ大阪のMF前田雅文(22)でした。ホームの万博記念競技場に名古屋を迎え、後半31分、FW大黒将志からのスルーパスを受け、通算1万ゴールとなるプロ初ゴールを決めました。前田選手は、強運の持ち主で、関西大学1年の初出場試合では、ファーストタッチで得点を決めたという。そして、そのゴールが関大を関西学生リーグ1部残留に導いたというからびっくりです。そして、J初得点が1万ゴール。こんな人っているんですねえ。

Jリーグで「1万ゴール目を決める選手を当てる」というプレゼント付のキャンペーンをやってました。私も応募しようかなと思ってましたが、結局せずじまいでした。まあ、まさかというような結果だったので当たりはしなかったでしょうが…

前田選手は日本サッカー史の金字塔を打ち立てましたが、1得点で人生が変わったということでは、2月のW杯アジア最終予選・北朝鮮戦の決勝ゴールで英雄となったチームメートの大黒将志もそうですね。強運男がそろうガンバ大阪の今後の活躍に期待したいです。

そういう私は、実は長年のガンバ大阪サポーターなのです。13年前、Jリーグ開幕時はガンバ大阪のファンクラブのメンバーとなり、足繁く万博記念競技場に通ったものです。今でも、ちょこちょこ長居にも万博にも出没しております。最近、長居スタジアムで塾生に出くわしたこともありました。

週間こどもニュース

2005-05-14 | 頭の栄養になるテレビ番組
NHKで毎週土曜日午後6時10分~42分放送しています。私が毎週欠かさず録画して見ている番組の一つです。番組開始から11年という長寿番組で、土曜夕方の放送では視聴率もトップのようです。

最近、出演者一家が総入れ替えし、リニューアルしました。
政治・国際・金融など全てのニュースを、子どもにに分かるような言葉で丁寧に解説し、世の中の不思議に思うこと、言葉は知ってはいても中身を知らないことを解き明かしてくれます。

しかも、単なる子供向けの番組だと侮ってはいけません。普段それほど注意を払わずに何気なく見ているようなニュースにしても、大人として本当に理解しているか、子どもに説明することができるかというと、わかったつもりになってるだけのことが結構多いのではないかと思います。私自身、この番組を見て、「へえ、そうだったのか…」と目から鱗が落ちるという思いも何度も経験しております。

ルビをふったり、わかりやすい言葉に言い換える配慮が非常に行き届いているので、小中学生にとって非常にためになると思います。また、中学の定期テストでは、社会科の問題に「時事問題」が出題されることが多くなってきているので、毎週見ていると、その対策はバッチリです。また、試験直前に番組サイトhttp://www.nhk.or.jp/kdns/の中の「世の中まとめて1週間」で復習することをお勧めします。

島田検定!!国民的潜在能力テスト

2005-05-11 | 頭の栄養になるテレビ番組
毎日テレビで土曜午後8時から放送している、島田紳介司会で今春スタートしたばかりの番組です。
ひらめきやトンチなどの柔軟な発想がテーマのクイズバラエティの番組としては、関西テレビ「脳内エステIQサプリ」や読売テレビ「サルヂエ」もありますが、こちらの方は、ちょっと高度な番組という感じがします。

出題された問題の一例を紹介すると、

Q1.麻薬密輸団検挙に署長が全員にボーナスを支給されたが、大活躍のエディーにはステーキだけ。なぜ?
Q2.満員電車で通勤する三浦さん。毎朝同じ女性が彼の前に立っているのはなぜ?
Q3.フリーマーケットで100ドルで人気の中古テレビを出していたところ、向かいの店では80ドルで出している。どうしたら、このピンチを切り抜けられる?


答えは、
A1.エディは、警察犬だった。
A2.三浦さんがある駅で自分より先に降りることを知っていて、その空いた席に自分が座るため。
A3.向かいの店から80ドルで買取り、自分の店で100ドルで2つとも売る。

どうでしょうか、難しいでしょうか? でも、冷静に問題の細部に注意して、考えてみると、ちゃんと手掛かりがあるものです。

まず、
Q1では、麻薬捜査というポイントです。麻薬の捜査といえば、連想するものは? さらにステーキとくれば、麻薬捜査犬という発想にたどりつくのではないでしょうか。
Q2のポイントは、満員電車で通勤という同じ時間、同じシチュエーションというところにあるでしょう。
Q3のポイントは、フリーマーケットです。フリマって基本的に1品しか扱わないものです。

番組は「人生に必要なのは、IQよりPQ」というコンセプトで、潜在能力(POTENTIALITY QUOTIENT)をテストする内容となっています。PQ(潜在能力指数)とは、成功法則とか哲学・マーケティング・心理学などをベースとしているもので、局面を打開する力やアイデアを生み出す力など、人生を生き抜いていくために必要な能力と考えられています。ゆとり教育との関連でもしばしば話題にのぼる“生きる力”を養うという側面も大いにあると思われます。
出題に対して、「なんや、そんだけのことかあ…しょうもな!」というとらえかたもできますが、「へえ、なるほどなあ、そういう考え方もできるのか」というとらえかたをすることが自分の考え方・発想の幅を広げることにつながるのではないかと思います。

江戸時代の「生類憐みの令」がイタリアで復活?

2005-05-07 | コラム
イタリアは、自国を動物愛護の国と認め、色々な動物愛護政策を行っています。動物を虐待したり放置したりすると、1年以下の懲役と1万ユーロ(140万円)の罰金刑を科されます。多くの市では、法律によって野良猫が保護されています。

そんなイタリアの北西部にあるトリノ市では、最も厳しい動物愛護の条例が制定されることになりました。
・1日に少なくとも3回飼い犬に散歩をさせないと罰金。違反者には、最高500ユーロ(約7万円)の罰金が科せられる。【誰が3回って数えんねん? 被害犬からバウリンガルで事情聴取するんかなあ?】
・犬の散歩時は飼い主は歩いて連れて行かなければならない。自転車に乗っての散歩はダメ。動物をあまり疲れさせるような散歩はダメ。【じゃあ、私の近所のスクーターで散歩してるオッちゃんなんか懲役かな?】
・ペットの毛を染めてはいけない。【日本でよく見かける、マダムの犬がド派手なセーター着せられてるのはアリ?】
・イベントの金魚すくいなどで金魚をビニール袋に入れて渡してはいけない。【マイ洗面器持参っていうのはアリ?】
 などなど、ツッコミどころの多い内容ですが、新しい動物愛護の法律のルールブックはなんと20ページもの厚さになるとのことです。まさに江戸時代の五代将軍、犬公方こと徳川綱吉の「生類憐みの令」の再来っていう感じですね。

私自身は動物を飼っていませんが、ペットを「オモチャ」にするご主人様や、我が子のようにペットを溺愛するために、かえってペットが迷惑しているような光景もよく目にします。ペットたちにとっては、トリノはまさに天国みたいなところですね。

イタリアのトリノ市といえば、2006年2月の冬季オリンピックの開催地で、イタリアサッカーセリエAで首位に立ち、優勝間近であるユベントスのホームタウンでもあります。今後も何かと話題を呼びそうですね…。

まだまだベッカムの時代

2005-05-03 | サッカー最前線
 フランスのサッカー専門誌が、恒例の世界のサッカー選手「長者番付」を発表しました。それによると、イングランド代表主将のデイビッド・ベッカム(レアル・マドリード)が1位となりました。年俸では最高額ではなかったが、CM出演、肖像権ビジネスなどで推定年収2500万ユーロ(約34億円)を稼ぎ出したとのこと。

 また、ベッカムは資産でもイングランドのサッカー界「長者番付」の選手部門1位でもあり、その資産は推定6500万ポンド(約130億円)に上るというからビックリ。
 イングランド・プレミアリーグのアーセナルに所属するオランダ人FWのベルカンプが、3700万ポンド(約74億円)で2位。イングランド代表のオーウェン(Rマドリード)が3000万ポンド(約60億円)で3位で、大きく差が開いています。
 オーナー部門では、ロシアの大富豪でチェルシーを保有するアブラモビッチ氏が断然トップでした。資産総額は75億ポンド(約1兆5000億円)と推定されています。

【いやあ…、さすがスーパースターのベッカム様という感じですね。 私、デイビッド・ベックムとしてもうれしい限りですなあ。】