[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

冬期講習

2007-12-28 | ベスト学習会

冬期講習に突入して数日が経ち、気が付けば今年もあと4日。

ポカポカ日和でスタートしたが、冷たい雨にも見舞われた。



さすがに中3の受験生は安定感を増してきた。

宿題のシートを毎日回収してチェックしているが、

答え合わせに気持ちをしっかり込めている形跡がうかがえ、

間違えた箇所を肝に銘じておこうという姿勢が表れている。

 

学校が冬休みであるこの冬期講習の期間は、期間こそ短いが、

夏に比べても、一日一日の充実感は大きいものだ。

これまでの経験により個々の学習におけるスキルは高まっているものの、

不安感や切迫感もピークとなっている。


私も、体調の方はちょっとバテ気味であるが、
毎日栄養ドリンクを飲んで、己を奮い立たせている…。

 


実りあるいい経験

2007-12-16 | コラム

先日、サッカーのクラブ世界一決定戦、トヨタFIFAクラブワールドカップの
準決勝の試合が行われ、アジア代表の浦和レッズが、欧州代表のACミラン(イタリア)に
0―1で敗れた。

日本のクラブが国際サッカー連盟の公式大会で、欧州王者と対戦するのは初めてで、
クラブ世界一3度、欧州制覇7度を誇る王者ACミランのボールの保持率が高かったが、
浦和レッズも善戦はした。

試合後のインタビューで、浦和レッズの中で私が一番好きな選手であるMF阿部勇樹は
こう話していた。
「ミランとの対戦は楽しみにしていたが、楽しむだけではしょうがない。
ミランとガチンコでやれたので、結果は勝てなかったが、実りあるいい経験ができた。」

この試合を観戦して思うことがあった。

いまどきのちびっ子たちは、
勝負を敬遠したがることが多い。

ちょっとしたゲームでも何でも、
自分に不利な状況での勝負事を好まない。

「負けるとわかってることを何でせなあかんねん。
どうせ勝ち目ないねんから。」と言う。

でも、大切なことを忘れちゃいないだろうか。

例えば、
勝つ確率が10分の1しかないのなら、
負ければそれで当然で、「いい経験ができた」で済む。
勝ったら、相手の勝利の喜びよりも10倍も喜べるってことだ。

敵の方はというと、
勝って当然なのだから、勝利の喜びなんて微々たるもの。
もしも負けるようなことがあれば、どれだけブーイングを浴び、
悲嘆に暮れるかわかったもんじゃない。

この論理でいうなら、勝って当然の勝負をするより、
負けるとわかって戦うことの方が得だよね。

この試合を見てつくづく思った。

世のちびっ子たちよ、
勇気を出して、
勝ち目のない戦い、
無駄だと思うチャレンジを
どんどんやれ!

「実りある経験」 「多大なる喜び」
どちらかが待っているぞ!


塾の懇談

2007-12-14 | ベスト学習会

現在、塾生の保護者懇談会の期間中で、
個々に保護者の方と話をさせていただいている。

今日は、ある中3の男の子の懇談を行った。

お父さんが来てくださるとのことで、
夜の時間を希望された。

そして、本人も同席して志望校に関する話をした。

通常、保護者と2者で懇談を行っているのだが、
彼の場合は、進路に関する保護者懇談には
本人が希望し、同席するようになっている。

彼は毎回の授業でのこちらが要求した課題にしっかり応え、
質問もたっぷりしてくれる。
そして、成績もグイグイ上昇。

しかし、本人はいまひとつ自信を持てないのか、
自分の成績に遠慮がちなのかという感じで、
学校の懇談では、公立高校の地域ナンバー2の学校でも
ギリギリの線だと言われ、それに従う形での話しになったとのことだった。

しかし、この懇談の場で、
トップ校を目指す資格(学力)は十分あるぞ。
まだまだ、可能性も時間もあるから上を向いて頑張れ、
ということを中心に、データを示してじっくり話をした。

そして、本人にも勇気が湧いてきて、
早速、明日にでも学校の先生に志望校の訂正を申し出て、
「やっぱりトップ校を目指して頑張る」と言いに行くとの
結論に達した。

彼の一番の持ち味は、ベストに通うことを、宿題をすることを
しんどい、面倒くさいとちっとも思わないことだ。

他の中3生の誰よりも、ベストを好きでいてくれるし、
何より、受験勉強を楽しんでやっている。

いまどき珍しいと言えば、確かに稀有な存在かもしれないが、
そんな彼だからこそ、頼りになる。

公立高校の入試まで、残り3ヶ月だが、まだまだ『伸び代』がある
と確信が持てる。

しっかり後押ししていきます。

きっと大丈夫だ! オレが不安じゃないから!


帰り際、塾の玄関で見送っていると、
彼は、父親に向かってボソボソとつぶやいていた。
「なっ! 学校のとは違って、懇談に味があるやろ!」と。

ありがとよ。



宝塚ガーデンフィールズ

2007-12-10 | 日常の1コマ

少しポカポカする日曜日。

宝塚ガーデンフィールズに行った。

宝塚歌劇の近くに位置する施設で、

もともとはかつて宝塚ファミリーランドがあった場所だ。

四季折々に多彩な表情を見せてくれるという

英国風ナチュラル庭園「シーズンズ」では、
様々な植物を見ることができたが、

でも、
「やっぱ、でも、この季節じゃないよなあ…」
と少々物足りなさを感じた。

春から夏が一番よさそうだ。

紅葉の方も中途半端だった。

けれども、
庭園内屋外ステージでガーデンコンサートがあり、
3組のアーティストの演奏を楽しむことができた。

こちらは、ジャストタイミングで、入場した時間が
ちょうどよかった。

少し冷え込んだものの、緑に包まれた自然の中で
爽やかな音楽を満喫することができた。


パールハーバー記念日

2007-12-08 | 歴史カレンダー

1941(昭和16)年12月8日(現地ハワイでは7日)、
日本軍がハワイ・オアフ島・真珠湾のアメリカ軍基地を攻撃し、
3年6ヶ月に及ぶ太平洋戦争が勃発した日。

アメリカ人たちにとっては、この日はリメンバーパールハーバーといって、
全米の生き残った兵隊さんがパールハーバーを訪れて式典を行っている。

今から10数年前の、パールハーバー50周年となる節目の1991年のこの日に、
私はハワイに滞在していた。

そして、パールハーバーの海上に建設されたアリゾナ記念館を訪れた。
海上にある白亜の慰霊塔に立つとすぐ足の下の海の中に、巨大な戦艦アリゾナが
水没しているのをハッキリと見てとることができた。

この記念館から見える真珠湾の景色は、ここで約50年前に惨劇が起こったことなど
信じられないほど穏やかで美しいものだった。

ハワイを訪れたのはホノルルマラソンに出場するためだった。
ホノルルマラソンは毎年12月第2日曜日に開かれている。

当時、大学生だった私は、一度、42.195kmのフルマラソンに挑戦してみたい
と思っていた。そして、どうせやるなら、景色を楽しみ、気持ちよく走りたいと考えた。

しかし、マラソン自体は、ものすごく過酷な暑さの中、楽しむなどという
余裕などなかった。

途中でリタイアせず、何とか完走したというものだった。
タイムなんて、恥ずかしくて恥ずかしくて…

でも、ホノルルで走ってよかったと思うのは、沿道の人たちが
とても温かく声援してくれることだった。

エイドステーションでは、ボランティアの人が飲み物を提供してくれ、
通り過ぎるランナーたちが少しでも暑さをしのげるようにと、
霧状にして水をかけてくれたりなどなど…。

地元の人々が土台を支える、素晴らしい雰囲気の大会であった。