[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

冬至

2006-12-22 | ちょっと気になる最近の話題

今日12月22日は【冬至】。
この日、北半球では太陽の高さが一年中で最も低くなる。
そのため昼が一年中で最も短く、夜が長くなる。

私自身はあんまり気にしていないのだが、世間ではこの日に冬至かぼちゃを食べて金運を祈り、冬至風呂(柚子湯)に入って無病息災を祈るとう風習が古くからある。

ゆず湯に入ると肌がスベスベになり、冷え性やリュウマチにも効き、体が温まってカゼをひかないとも言われている。

でも、何故、冬至に風呂なのだろうか。それは、「とうじ」という言葉にある。
冬至の読みは「とうじ」。湯につかって病を治す「湯治(とうじ)」にかけている。
更に「柚(ゆず)」も「融通が利きますように」という願いが込められているのだそうだ。

ついでに、5月5日に「菖蒲(しょうぶ)湯」に入るのも、「(我が子が)勝負強くなりますように」という、ゆず湯と同じ「願かけ」なのである。

かぼちゃに関しても一つ。
現在は季節に関係なくいつでもいろんな野菜が手に入るが、かつて冬に取れる野菜は少なかった江戸時代、かぼちゃは保存がきき、保存中の栄養素の損失が他の野菜に比べて少ない。そのため、冬の貴重な栄養源であった。

かぼちゃは、16世紀中頃ポルトガル船によってカンボジアからもたらされ、「かぼちゃ」の名は、このときの伝来先に由来している。
カンボジア→かんぼじあ→かんぼじゃ→かぼじゃ→かぼちゃ!  うわあぁい…

「じゃがいも」も同じような感じ。関ヶ原の合戦前後の頃、オランダ人が東洋貿易の根拠地としていたジャワ島のジャカトラ港から長崎に伝えられたため、ジャカトラがなまって「じゃがたらいも」、後に「じゃがいも」になったといわれている。


外国の冬至はどうかというと、世界最北の首都、アイスランドのレイキャビクでは、今日の日の出は午前11時23分、日の入りは午後3時30分だそうだ。もう一日のほとんどが夜、という感じだ。

アイスランドといえば、今ごろの季節、空いっぱいにカーテンのように、赤や緑の幻想的な光を放つオーロラを見ることができるが、こんなに日照時間が短いと困ったもんだ。特に子どもたちは寂しいだろうなと思う。

オカン「日ィ暮れたら帰っといでや~!」
子「うん」
    やがて…
子「ただ~いま…」
オカン「元気無いなあ…、どないしたんや?」
子「うん、みんなで集まって野球しとってんけど、僕に打順回ってくる前に、日ィ暮れてもうたわ…」

というような悲しいこともあるのかなあ…。


ミニツリー

2006-12-20 | ベスト学習会

もうすぐクリスマス…。

塾生のお母様から、手作りのミニ・クリスマスツリーをいただきました。

可愛らしい飾りがカラフルに彩っていて、

殺風景な事務所が華やかになりました。

感謝、感激です。

お心遣い、ありがとうございます。


雑草がスター軍団に打ち勝つ!

2006-12-18 | サッカー最前線

サッカーの6大陸のクラブ王者が日本に集結したトヨタ・クラブワールドカップの決勝が行われた。

南米代表のインテルナシオナルが、1-0で欧州代表のバルセロナに勝ち、優勝した。

大方の予想ではバルセロナ勝利は当然という雰囲気だった。
私もそう思った。
しかし、試合を見て、インテルナシオナルの勝利は、幸運だったとか偶然だったとは思わない。
バルセロナが本調子ではなかったなどという見方もされているが、やはりインテルナシオナルが強かった。それに尽きる。自分たちが南米代表なんだというプライドはしっかり持っているし、スター軍団の相手に臆することなく、非常にしたたかに戦った。勝つために。改めて素晴らしいチームだという印象をもった。


聞くところによると、日本サッカー協会ではサッカーを通じた子どもの健全育成を目的とする「こころのプロジェクト」を来春から本格的にスタートさせる。そして、その一環として、現在世界最高の選手と言われるロナウジーニョ選手にメッセージを依頼したとのこと。

そして、ロナウジーニョは、いじめ問題などで悩む日本の子供たちを励ますメッセージを3枚の色紙にしたためた。

「生きろ、生きろ、生きろ。強くあれ。自殺なんかするな。」
「絶対に夢をあきらめるな。君の人生を精いっぱい生きろ。」
「人生は美しい。心にたくさんの喜びと愛を持って生きよう。」

とポルトガル語で記してある。

彼は、「試合に勝つこと、観客を魅了する素晴らしい試合をすることも大切だが、もっと大切なことは、試合を楽しむことだ。」といつも口癖のように言っている。

そして、どの選手よりもフィールドで笑顔を見せる。ロナウジーニョと言えば、あの愛嬌のある笑顔という代名詞にもなるほどだ。

これからも、もっともっと子供たちに夢を与え、憧れの存在であり続ける偉大なプレーヤーとしての活躍をしてほしいものだ。


ツワモノ

2006-12-14 | ベスト学習会

中3の塾生M君は数学と理科が好きだ。

入塾したときは、正直言ってそれほど大した?(スミマセン…) ではなかったが、
ベストをとても気に入ってくれていて、全くといっていい程、欠席もない。

特に受験生になってからのこれまでの道のりでとても逞しく成長した。

100点を取る快感も覚えた。

2学期の学校の期末テストでは数学100点を取った。

先日、併願受験を予定している私立高校のプレテストでもまたまた数学で100点を取った。

前回の五ツ木の模擬テストでは惜しくも96点だった。とても悔しそうだった…。

彼は最終回の五ツ木の模擬テストも受けたいと言っているが、
その理由は、
偏差値を上げるため…
志望校の判定を上げるため…

それもあるが、最大の目標は「100点の足跡を残すため」だと言う。

大した奴だ…。


今年のノーベル平和賞の授賞式

2006-12-10 | ちょっと気になる最近の話題

今年のノーベル平和賞の授賞式が10日、ノルウェーのオスロで行われた。マイクロクレジット(無担保小口融資)と呼ばれる手法で貧困救済に努めたバングラデシュの経済学者ムハマド・ユヌス氏と、同氏が創設したグラミン(村落)銀行に、メダルと賞金1000万クローナ(約1億7000万円)が贈られた。

ムハマド・ユヌス氏は、一人当たりのGDPが日本の100分の1で、世界最貧国の1つに数えられるバングラデシュで生まれ、アメリカで経済学の博士号を取得した経済学者。マイクロクレジットと呼ばれる貧困層を対象とした事業を考え出し、グラミン銀行を創設し、現在も総裁を務めている。

ノーベル平和賞を受賞するほどのマイクロクレジットって、どんなものなのかというと、工芸や畜産、農産物の加工、小売業などの小さな事業を興すために必要な数ドル、数十ドルという少額の資金を、資産や土地などの担保を持たない人に貸し付けるという少額無担保融資の事業だ。

普通、銀行というものは、預貯金という形で募ったお金を必要としている人へ、担保という信用を保証に融資をするで、担保を持たない人は、信用力がないと見なされ、お金は貸してもらえない。

かつてのバングラデシュは、銀行からお金を借りることができない貧困層は、高利貸しからお金を借りるのが唯一の方法だった。稼いだお金も返済と高い利子にあてると底をつき、またお金を借りるという悪循環に陥り、貧しければ、貧しいほど貧困から抜け出せなくなる。富める者ほど大きな担保で多額のお金を借り、それを元にますます富む。融資を受けられない貧しい者は永遠に貧しいままという悪循環は、不平等である。それを裁ち切りたいという思いから、担保がない貧困層でも、借り手は同性が5人一組となってグループを編成し、連帯責任を負うことを条件にお金を借り、それを元に自立を目指すシステムを生み出した。

グラミン銀行がお金を貸すのは、土地を全く持っていないか、0.5エーカー(約二反:600坪)未満の耕作地しか持っていないことが条件とされている。つまり、お金を貸してくれるのは貧しい人だけ。資産を持っている人にしかお金を貸さない既存の銀行と全く逆の発想だ。ここに“貧者のための銀行”と呼ばれる所以(ゆえん)がある。

マイクロクレジットは、既存の経済学の論理をくつがえす革命的な事業と評される。ユヌス氏は「世界の貧困人口を2015年までに半減させる」ことを人生の最終目標に掲げている。

新しい発想で貧しい人たちに融資をし、一方的な援助ではなく、自立を促す事業を展開し、「貧困の撲滅」を目指す取り組みが世界に広がっていくことを期待している。