八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

八浜 『隠鶏庵』 のこと

2013-02-25 00:35:29 | イケン!

 

2010年、

福岡糸島半島から岡山八浜へ

木造和船 勝丸 に乗って、30年ぶりに帰ってきた。

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当時、日本の社会のことを、 

江戸末期の徳川幕府みたいで

形骸化したインチキ社会だと、憤っていた。

 

糸島半島に隣接する

佐賀県の玄海原子力発電所が

MOX燃料を燃やし始めた次の年だ。

 

<フランス風味のMOX食事会>

http://blog.goo.ne.jp/sholly/d/20090306

 

 

八浜に帰るとスグ 

実家の裏のゴミ置場と化した

旧ニワトリ小屋に仕事スペースを造ることにした。 

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とりあえず、

ゴミを出して、選別して・・・・

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ヒマコとふたり、

突貫工事で大工仕事に励んだ。

 

豊臣政権に抗した千利休が、

茶室 『待庵』 を造ったように・・・・

 

ニワトリ小屋に隠れ住むという意味で、

『隠鶏庵(インチキあん)』 と名付けた。

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インチキな社会で、

強く生き抜くために、小さなインチキをしつらえた。

 

日露戦争時の

大日本帝国陸軍 第三軍 二〇三式手榴弾??

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柱が貫通したテーブル

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下地窓に絡みつく藤蔦チックなコンセント。

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ナルト疾風伝の仏像。

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併設する作業場は、

インチキにふさわしく 『邪(ヨコシマ)』 と名付けた。

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翌年、

『隠鶏庵』 で密造したマッコリで

酔い酔いになって、ヨコシマな事を企んでいると・・・・

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東北大震災・・・・

そして、福島の原発事故が起きた。

 

連日連日、

インチキな報道が垂れ流され、 

吐きそうになり ・・・・ 何度も吐いた。

 

最近はさすがに、

原発のインチキさが、

一般大衆に理解されるようになったけれど、

 

その代償は、あまりにも大きく、

失ったものを取り返すことは不可能だ。

 

世の中、

まだまだ暴露されていない

重大なインチキが、たくさん眠っていることだろう。

 

社会のインチキを見抜くには、

自らインチキな空間に身を置き、

 

ペテン師よろしく、

ヨコシマに社会を眺めなければならない。

 

そういう私は、もうすぐ

54帖の中庭 というインチキな自邸を建てる。

0aaaga

 

 

みんなも、

インチキな社会に押しつぶされず、

ペテン師力を鍛えて、強く生きよう!

 

 

八浜 『隠鶏庵+邪』 メイキング

                 ※ 只今、八浜 『隠鶏庵』 は拝観停止中です? 

 

 


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