八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

八浜 両児山 聖(日知り)物語

2013-11-30 04:32:40 | イケン!

 

八浜の町に、

ひょっこりひょうたん島のような

悩ましい 両児山 がある。 

Hachihama

 

子供の頃から、

この 両児山 に不思議な霊力を感じていた。 

古代の太陽祭祀の匂いがプンプンするのだ。

Img_3283

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ということで、

 

カシミール3Dというソフトで

両児山 から見える 夏至の日ノ出 を作図してみると・・・・

 

ドンピシャ、

金甲山 の頂上から太陽が昇る。

Aa

 

 

もっと詳しく作図すると・・・・

 

a) 夏至の日 の太陽は、

 

ドンピシャ 金甲山 山頂から昇り、(午前5時半頃)

A

 

早島 に沈む。 (19時13分頃)

F

 

 

b) 春分・秋分の日 の太陽は、

 

金甲山 と 大乗権山 の中間にかすかに見える

ドンピシャ 小豆島 嶮岨山 から昇り、(6時10分頃)

B

 

彦崎 に沈む。(18時7分頃)

E

 

 

c) 冬至の日 の太陽は、

 

ドンピシャ 大乗権山 から昇り、(7時39分頃)

C

 

ドンピシャ 常山 に沈む。(16時41分頃)

D_2

 

つまり、

両児山 の頂上で日ノ出日没を観測すれば、

1年間の暦が測れるわけだ。

 

特に、

夏至の日ノ出の 金甲山 と、

冬至の日没の 常山 の軸線は重要だ。

 

古代に、この事実を知っていれば、

こんな私も、聖(日知り)のシャーマンになれるだろう。

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実は、

この重要な軸線上に・・・・

児島半島の 瑜伽山 がある。

Img_2079

 

瑜伽山 から見える夏至の日の太陽は、

ドンピシャ 金甲山 から昇れば、

A_2

 

冬至の日の太陽は、

海の向こうの 北木島 八幡山 に沈む。

Photo

  

記紀の 国生み神話 では、

 

イザナギ と イザナミ が、

大八島国 を生み終えて

帰る途中に生んだ島の中に、

 

吉備児島(きびのこじま) と、

両児島(ふたごのしま) とあるが・・・・

 

もしかすると、

 

八浜の 両児山 のことだろうか?

 

この話、悩ましすぎて・・・・

今日も徹夜をしてしまった。

 

  


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