八浜の町に、
ひょっこりひょうたん島のような
悩ましい 両児山 がある。
子供の頃から、
この 両児山 に不思議な霊力を感じていた。
古代の太陽祭祀の匂いがプンプンするのだ。
ということで、
カシミール3Dというソフトで
両児山 から見える 夏至の日ノ出 を作図してみると・・・・
ドンピシャ、
金甲山 の頂上から太陽が昇る。
もっと詳しく作図すると・・・・
a) 夏至の日 の太陽は、
ドンピシャ 金甲山 山頂から昇り、(午前5時半頃)
早島 に沈む。 (19時13分頃)
b) 春分・秋分の日 の太陽は、
金甲山 と 大乗権山 の中間にかすかに見える
ドンピシャ 小豆島 嶮岨山 から昇り、(6時10分頃)
彦崎 に沈む。(18時7分頃)
c) 冬至の日 の太陽は、
ドンピシャ 大乗権山 から昇り、(7時39分頃)
ドンピシャ 常山 に沈む。(16時41分頃)
つまり、
両児山 の頂上で日ノ出日没を観測すれば、
1年間の暦が測れるわけだ。
特に、
夏至の日ノ出の 金甲山 と、
冬至の日没の 常山 の軸線は重要だ。
古代に、この事実を知っていれば、
こんな私も、聖(日知り)のシャーマンになれるだろう。
実は、
この重要な軸線上に・・・・
児島半島の 瑜伽山 がある。
瑜伽山 から見える夏至の日の太陽は、
ドンピシャ 金甲山 から昇れば、
冬至の日の太陽は、
海の向こうの 北木島 八幡山 に沈む。
記紀の 国生み神話 では、
イザナギ と イザナミ が、
大八島国 を生み終えて
帰る途中に生んだ島の中に、
吉備児島(きびのこじま) と、
両児島(ふたごのしま) とあるが・・・・
もしかすると、
八浜の 両児山 のことだろうか?
この話、悩ましすぎて・・・・
今日も徹夜をしてしまった。